into the wild

2008/08/22, 23:45 | 固定リンク

8月22日 金曜日 曇り 

 普段、ここで紹介する映画や本は、実際に自分の目で見たものに限られる。でも、今回は違う。俺が世界一好きな「映画監督」ショーン・ペンがこの作品を手がけているのを知ってから、ずっとずっと心待ちにしていたから。彼が作った3本の映画は一貫して「魂の救済」をテーマにしてきた。最初の映画「インディアン・ランナー」を早稲田松竹で観て、号泣してから、もはや他人だとは思えなくなった。未だに何の個人的接点もないんだけれど。
 新作「into the wild」はジョン・クラカワーによる同名の原作を随分前に読んで、深い感銘を受けていた。裕福な家庭に育った青年が、全てを捨てて、何故荒野に入って行ったのか?あるいは行かねばならなかったのか?それはある種の青年にとって、避けがたい命題でもある。それをショーンが10年をかけて映画化した。9/6からロードショー。まだ観ていないから、何とも云えないけれど、こんなに映画館に足を運ぶのが嬉しいのは、本当に久しぶりなのだ。できれば、好きな映画館で観たいなぁ。3回くらい観たいなぁ。広島の横川シネマ、とか。ちなみに沖縄の桜坂劇場ではこの秋、公開だと。

 でも、ショーン。いつか音楽やらせて欲しい。あんたの映画のためなら、何だってやるぜ。

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by 山口 洋