確かなるland of music、その名をくう。北海道札幌市にて。
2008/12/03, 03:16 | 固定リンク
12月3日 水曜日 曇り
どうにか、こうにか札幌にたどり着いた。俺の残存体力がどれだけあるのかも不明だった。でも、今日は名門ジャズクラブ
「くう」。オーナーは同輩だ。とにかく心を込めよう。決してアリーナは満席とは云えなかった。でも、ハコが育んだ歴史、オーディエンスがくれるエナジー。それをまとめて、静かに宇宙に行くだけさ。もとより美声ではない。でも、それを越えてまでも、音楽には可能性があるはずさ。今日、このステージに立てる喜びを感じよう。
終演後、老人介護の職に就く友人の話を聞く。その話はあまりにも「no future」だった。だから、調べてみよう、と思う。老人を大切にしない国、そのような仕事に従事する人々に、まっとうなサラリーを払おうとしない国。そんな国に未来はないと、俺は思う。昨日会った高校生が希望を持つことが難しいのは、老人達が楢山節考みたいに捨てられる社会に生きているからだ。そして、それはいつかは我が身だ。大人たちが「lifeは愉しいもんだぜ」っちゅー日々を送ろう。ヒドい病でも決してメゲないあのマサルのように。俺は奴が何故偉大なのか、旅をしていて気がついた。奴は決して、どのような人物であろうとも、人を恨まないのだ。人を信じないマサルを俺は見たことがない。そんな事を思いながら、たくさんの曲を演奏した。「ひかりは必ず窓の向こうから溢れている」。俺はいつだってそう思う。ありがとう。札幌。多謝&再見。


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