海辺の芋煮

2009/09/27, 12:53 | 固定リンク

9月27日 日曜日 晴れ 

 多くのミュージシャンから姉、あるいは祖母(失礼)と慕われているTさんが「ヒロスに芋煮、喰わしてやっからよ」とバリバリの山形なまりでやってきた。かくいうオレもツアーで死にかけてるとき、彼女の納豆汁で生き返ったことがある。駅まで迎えに行ったら、昔、ローカル線で良くみかけた行商のおばさん(失礼、再び)みたいに、とてつもない量の食材を抱えてた。ちなみに彼女のメールアドレスは「kounenki」で始まる。まったくもう。作ってくれるのは芋煮だけだろうとタカをくくっていたら、とんでもない。あけびの炒め物(喰ったことある?東北のゴーヤと呼ばれてるらしい)、バルサミコ入りのれんこんのキンピラ、切り干し大根、北海道の絶品シャケ、菊とじゅんさいのおひたし、栗ごはん、エトセトラ、エトセトラ。うちの台所を、あっと云う間に居酒屋に変えてしまった。とても一人じゃ喰いきれないので、近所の友人達と食卓を囲んでバカ話に熱中。美味かった。美味すぎた。しかし、食い物とか東北人のばあちゃんの知恵とか、すごいなぁ。人を元気にするなぁ。今度は母の味に飢えてる連中、ずらりと揃えておくんで、また作りに来てね。御礼は肩もみしかできないけど。ありがと、姉ちゃん。

追伸
来週、人生初のマラソンに参戦します。つっても10キロだけど。初心者ゆえ、怪我しないように完走を目指します。

by 山口 洋