何という一日、移動日

2010/06/16, 23:18 | 固定リンク

6月16日 水曜日 晴れ 

 あまりの慌ただしさに、何をやっているのか、自分が何処に居るのか、今日、何をしなきゃいかんのか、訳が分からなくなってきた。ま、でも笑いながら乗り切るぜ。音楽に忙殺されてんのなら、そりゃ幸福ってもんだ。 
 「お客様、チェックアウトの時間が過ぎておりますが」とフロントからの電話で起こされた。ところで、ここは何処のホテルだ?ああ、近江八幡か。いかん、早く帰らねば。やっぱり昨夜のうちに帰っておくべきだったか。いや、そりゃいくら何でも無理だ。どりゃー、帰るぜ、と450キロの道のりを走り出したら、車のクーラーが壊れた。暑い。地獄だ。こんな日に限って、真夏日。33度だと。窓を全開にして走ってるせいで、道中、明日のリハーサルの曲を覚えるはずがそれもままならず。おまけに東名はトラックの火災で通行止め。何てこった。でも、それもまた人生。こんなこと「ヘ」でもないわい。激しく迂回して、どうにか東京にたどり着く。
 ん。走るなら今だ。楽器を家に投げ込んで、そのままマラソンコースに行く。あちこち走ったけど、やっぱりここが最高だ。あまりの暑さに上半身裸になって走っていたら、マラソンの師匠、ゲンちゃんとすれ違った。でもストレスは全部地球に吸い取ってもらった。復活だ。
 留守にしている間に、庭の紫陽花が咲いていた。鑑賞する時間もなく、ツアーの雑務を整理し、メールや原稿の返事を書きまくり、飯を喰う暇もなく既に23時。明日は久しぶりにエレクトリック・ギターを弾くので、整備し、クソ重いアンプを積み込み、エトセトラ。さて、曲を覚えよう。うー、ビール飲みたい。何の実りもない文章でごめんね。でも、本当にそんな一日だったのよ。まだ終ってないけど。

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by 山口 洋