高知県高知市にて

2010/06/12, 01:47 | 固定リンク

6月12日 土曜日 快晴 

 昨夜は高知の海が育んだ幸を頂いた。僕が今まで喰っていた「カツオのたたき」は偽物だったってことが良く分かった。頂いたものは、まったく違う食い物だった。唖然。「ウツボ」ってこんな味がするんだ、とかエトセトラ。

 おそらく、梅雨入り前の最後の快晴。南国の太陽を身体いっぱいに浴びて、ネガティヴな感情は地球に吸い取ってもらおう。汗をかきかき、海まで走った。
 旅を続けていて一番嬉しいのは、一年に一度しか会えない人たちが、元気で居てくれること。僕のライヴのために奔走してくれている主催者夫妻がとてもいい顔をしていたから、「どしたの?」と聞いたなら、走ってるんだと。そうかい、そうかい。最近そのような人たちがとみに増えて、とても嬉しい。彼らが腐心の果てに、選んだのはロッキンな会場だった。高松に続いて、ロッキン。でも、何の問題もない。音楽には力がある。高知のオーディエンスは静かに、そして熱かった。僕は何も考えず、彼らが発するエネルギーに乗っかって、運ばれていっただけのこと。音楽がもっと彼らの日々に、当たり前に根付いていくのも、そんなに遠くはないだろう。そのような希望をもらった一日だった。来てくれて、本当にありがとう。高松に続いて、バンドで上陸できること、本気で考えてるからね。それから、今回、スケジュールの都合で行くことが出来なかった四国の街の人々。本当にごめん。三豊も、松山も、徳島も。必ず再訪します。
 どうか、来年まで元気でね。また会おう。多謝&再見。

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by 山口 洋