アンディーからの手紙

2010/09/23, 16:05 | 固定リンク

9月23日 木曜日 雨 

 急に寒くなったねぇ。今日はトレーニングスーツに着替えて走ることにします。明日、ライヴに来てくれる人は風邪ひかないようにね。

 さて。僕が心から敬愛しているアンディー・アーヴァインが10年振りのソロアルバムを送ってくれました。ツアー中の上がった気分を穏やかにしてくれる、それはそれは素晴らしい音楽でした。永遠のトラベリン・マン、アンディーじゃなけりゃ、こんな音は奏でられないし、盟友ドーナルの仕事も素晴らしい。旅と共に奏でられた音楽。ふーっ。いつだったか、彼は吹雪の中、僕の山の家に来てくれたことがあって、さんざん飲んだくれて、僕が爆死していた朝、彼がぽろんぽろんとつま弾くブズーキの音で目を覚ましました。至福と云うか、何と云うか。こうやって彼はずっと旅をしてきたんだ、と。ところで、そのアルバムが入った封筒に貼られた切手にはプランクシティーのアンディーが描かれていました。おーっ、アンディー切手だよ。とにかく、ありがとう。とっても嬉しかった。今年こそ、会いに行くかんね。

 はてさて。明日でツアーも最終日です。寒かろうが、雨が降ろうが、来てください。最後の一滴まで絞ります。それぞれに「光」を持って帰ってください。みなさんに会えるのを愉しみにしています。

img10090023_1img10090023_2
by 山口 洋