走り回る日々

2010/11/10, 17:02 | 固定リンク

11月10日 水曜日 晴れ 

 文字通り、「走り回る日々」。

 我が家にやってきたターコイズ・ブルーのチャリンコ。近所のチャリンコ乗りのヨシくんが「そのスタンド格好悪いから外しなよ」とか、「もう少しサドル上げなよ」とか、いろいろ。確かにそうかもね。ヨシくんはしきりに僕をツーリングに誘うのですが、面白いのは間違いなんだろうけど、あのヘルメットをかぶること、とか、これ以上音楽以外のことに時間を割けないと云うか。多分、ヨシくんのスーパー格好いいチャリンコに乗ってしまった日には、「欲しくなる - のめり込む - 走るし、泳ぐし、後はチャリンコだけじゃんと、トライアスロンの道に迷い込む」というスパイラルに陥るのが自分でも分かっているので、チャリンコはあくまでも近所の移動手段に留めておきます。でも、ヨシくん。スタンド外したけど、買い物に行っても駐輪できないよー。サドルを上げたら、ただでさえケツに肉がないから、割れそうで痛いよー。でもね、生まれて初めて親に買ってもらった「ブリジストンバンビ号」思い出します。6歳だったっけ、嬉しくて、眠れなくて、夜中に物置に行って、キコキコ漕いでたもんな。そんな感じ。
 さて、チャリでの雑務の合間に海辺をガシガシ走ります。週の真ん中はキツい練習です。んがーと3分台で駆け抜けます。今日みたいな向かい風だと死ぬほどキツいです。でもドロドロした想いは全部忘れます。んがー。
 帰ってきたら、片っ端から雑務を片付けます。負けねーぞ。でも忙しいとは云いたくない。そんな日々です。

 はてさて。昨日、書いたように今日から松本康男さん撮影の写真、ヒロシセレクトをお届けします。今日は僕のギターを観てください。僕じゃないです。ギターです。こいつを手に入れたのは18歳のとき。もう28年の付き合いになります。未だにこのフォルムを観ただけで惚れ惚れします。あんたサイコーだよ。おととしかな、亡くなった川村カオリちゃんがブライアン・セッツアーのグレッチをリペアしている職人を教えてくれて、初めてのリペアを施すまで、一度も修理することなく、大事に使ってきました。でもそのリペアマン氏「これはグレッチのコレクターには殆ど価値ありませんね」。いーんです。僕はコレクターではないので。楽器は弾いてなんぼです。飾るものではありません。どんなにお金を積まれても手放しません。誰も僕の音は出せません。その後、何本も同じものを手に入れたけど、結局のところ、僕にとっては彼女が一番なのです。僕が死んだら、棺桶に入れてください。松本さん、格好よく撮ってくれて、ありがとう。僕じゃないですよ、彼女のことです。

http://d.hatena.ne.jp/hw_live_docu/

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by 山口 洋