あたたかい夜、長野にて。

2008/11/07, 02:04 | 固定リンク

11月7日 金曜日 木枯らし 

 長野の街に木枯らしが吹いていた。もう冬だね。この街の人々は一般的に云って、とてもシャイだと。でも、その理由も何となく分かる気がするし、それでいいじゃん、とも思う。昨夜は友人T君にすっかりもてなしてもらって、調子こいて飲み過ぎた。肌寒い夜に焼酎のお湯割りは最高だもんね。長野は今日「コタツ開き」なんだって。コタツに練炭を入れる日。俺は一度それに入ると、二度と出てこなくて堕落してしまうので、自分じゃ持っていないけれど、憧れるよなぁ、その風景。
 これまた寒い新潟の街からクマガイ某がやってきたので、一緒に演奏することにした。ネオンホールは前にも増して、いい音になっていた。今や失われし、ヒューマンタッチのあたたかい音。ここのスピーカーは古いアルテックなんだよ。T君夫妻とその仲間たち、そしてオーディエンスのおかげで、俺にしてはあたたかいライヴになったと思う。それはこの街と君たちが俺にもたらしてくれたものだよ。心からありがとう。昨日のレコード屋さんが来てくれたのも、嬉しかったなぁ。打ち上げには、T君の母上と、仲間達が美味しいものを作ってくれた。染みたよ。
 どうか、元気に寒い冬を乗り越えてください。あたたかくなったら、また会おう。それまでどうかお元気で。多謝&再見。

追伸
 筑紫哲也さん、あなたは僕らにとって指針というか、父親のような方でした。心より感謝します。ありがとうございました。R.I.P。

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by 山口 洋