午前3時のアロハ・オエ

2005/10/21, 23:07 | 固定リンク

10月21日 金曜日 曇り 

 俺はこのところ水泳に復帰していた。泳いでいると、躯と精神のバランスがとてもよろしい。丸。
 夕刻、スタッフ2名が我が家にやってきて、来るべきニューアルバムをどうやって制作するかについて話をした。いろいろと大変な事はあるとは思うが、ようやくそんな時期になったことを嬉しく思う。丸。
 腹が減ったとうちのチビ(27)が云うので、近所に飲みに(奴は喰いに)繰り出した。そこに渡辺某が合流した。奴は「さっき喰ったんよねー」と云う割には思いきり飲んで、喰った。奴が密かに曲を書き溜めていることを知っていたので、デモテープを持ってくるように伝えてあったんのだが、やっぱり手ぶらでやってきた。微妙な丸。
 さらに俺の携帯が鳴って、もうすぐ楽天に買収されるかもしれないTBSの酒癖の悪いTが合流することになった。渡辺某とT、それに俺。うーん、微妙なメンツだ。これにユダのマネージャーHが加わって、昨年、とんでもない飲みになったことがある。それがどんなにヒドかったかについてはみんな家庭があることだし、言及は控える。バツ。
 一行は近所のバーに河岸を変えた。くだらん話に終始していた。わっはっは、平和じゃ平和。世は安泰じゃ。微妙に丸。
 さ、もうええやろ。充分に飲んで喰って、話したし。我々はバーをを出て、家路に着こうとした。その時、誰かが云った。「おっ、焼き肉喰おうぜ」。ま、まじすか。午前2時に焼き肉すか?想像しただけで、俺は気持ち悪くなったのだが、場の勢いを止めることが出来ず、我々は焼き肉屋に突入した。かなりバツ。
 奴らは「カルビ!」だの「ロース!」だのを喰い続けた。俺は元からあんまり焼き肉が好きではない。午前2時の焼き肉はほぼ拷問に近かった。しかし、場をシラけさすのも好かん。なので、俺は「焼き人」に徹することにした。しかし、もうもうと立ちのぼる煙に巻かれているうちに、本当に気持ち悪くなってきた。す、すまん。卑怯者と呼ばれようと、俺は帰る。気持ち悪い。ゴゼン3時に焼き肉、午前3時に焼き肉かよー。泣きながら家に着くと、自分から焼き肉の臭いがした。俺から焦げたウシさんの臭いがするぅ。そのまま倒れ込んで、目覚め、鏡を見ると、顔じゅうにブツブツが出来ていた。これは、焼き肉アレルギーに他ならないのであった。完全にバツ。

閑話休題。

 exピールアウトの揚げ物好きロッカー、コンちゃんからメールが来た。いわく、ラジオを聴いていたら「ん?」と思う曲が流れたので、誰の曲か気にしていたら、それは明星のニューシングルだった。一日中、頭の中にぐるぐるしてたので、近所のツタヤでそれを手に入れた。いい曲だった。でもって、何となく俺のwebを見たら、明星の事が書いてあった。偶然ってすごいですねぇ、と。 まる。
 それを明星にメールで伝えたら、返信が来た。嬉しいっすねぇ。その曲、明日のライヴでやってみることにしますぅ。ミュージシャンがこんな風に有機的に関わってんのはとっても素晴らしい。少なくとも、午前3時に焼き肉を喰うことよりは。アロハ・オエ!。

by 山口 洋