ビバ!35周年、京都にて

2008/02/28, 23:17 | 固定リンク

2月28日 木曜日 拾得、

 拾得の2階にある楽屋で開演前に書いてます。35周年すよ。素晴らしい。池畑さんはルースターズ時代に来たことがあるそうです。会場入りして、ちょっと音を出しただけで、積み重ねてきたその歴史を感じます。

 本番、終えました。このバンド、拾得に負けないくらいの年月やってきたけど、今日は本当に最初から最後まで、メンバーのダイナミクスを感じながら演奏することが出来ました。オーディエンスにとってのそれと、演奏者にとってのそれは必ずしも一致しないものだけれど、俺はステージに居る間じゅう、音楽と戯れているのが愉しかったのです。ありがとう、この店を35年守ってくれたテリーさん、スタッフ、手伝ってくれた友人たち、そして足を運んでくれたお客さん。トリオ・ツアー、前進中です。魚と一緒に来たいなぁ、ここ。でもステージにあの機材乗らないだろうなぁ。残念。明日は岡山に移動します。そのハコは歴史は浅いし、機材もまだ揃っていないけれど、スタッフがとてもいい感じだったのです。一緒に歴史を作ろうじゃないの。是非、来て下さい。今日、終演後、拾得のオーナー、テリーさんがずっとJBをかけてくれていたのだけど、素晴らしい「力みのない」グルーヴでした。このツアー、本当に「生音」なのです。今や、もうほぼあり得ない状況で、敢えて演奏してるのです。耳に優しいのです。待ってるよ。観た人は是非、それを伝えて欲しいとです。やっと、俺たちはそれを出来る技量を手に入れたとですから。ながーい道のりだったけれど、結局のところ、原点に帰ってきたとです。演奏している人間たちがイケていれば、過剰な加工は一切必要としないのです。ま、たまにずっこけるけどね。

img08020026_1img08020026_2img08020026_3
by 山口 洋