いよいよ

2008/01/31, 17:55 | 固定リンク

1月31日 木曜日 晴れ 

 おす。エヴリワン。「Land of music / the Rising」、いよいよ明日から発売開始です。待たせたね。関わった者ども一同、みなさんの手に届くのを心待ちにしていました。何度も書きますが、「魂」入ってますんで。存分に愉しんで下さい。以下のサイトから手に入れることが出来ます。

http://www.five-d.co.jp/heatwave/disco/071101the_rising/index.html

 ハンク・ウイリアムスやジョン・レンボーンを聞きながら、部屋を片付けました。でもって、曲を書くための楽器を選定して、ケースから出しました。ここでどの楽器を選ぶかってのは、出来てくる曲に影響したりするのです。今回選ばれたのは、たまたまここに戻ってきていたマーチンのD-35とヤイリ病院から帰ってきたばかりのブズーキ。今夜は「ロニー」のDVDを観て、脳味噌のリハビリから始めようと思っています。

追伸
 ジャック・ジョンソン。俺は彼の音楽が好きでも嫌いでもないんだけど、レコード屋で彼の新譜を手に取っていたら、このアルバムは全て「ソーラーパワー」で作られ、「1% for the planet」ちゅーロゴも入っていて、心意気にぐっと来て買いました。普段、電気がなければ音楽をやることが出来ない俺たちにとって、真面目に取り組まなきゃいけない問題だと思っています。ガソリンの20数円がどうにも政治の道具になっているような気がして仕方ないのです。大事なことは、もっと未来を見据えることだと、彼が教えてくれた気がしています。

by 山口 洋  

祭りの後

2008/01/29, 23:10 | 固定リンク

1月29日 火曜日 曇り 

 おっす。みんな元気かい?ツアー、楽しんでくれたかい?俺は無性に乾杯したくてウズウズしてるから、もうすぐ復活するんで、どうぞ心配なく。

 さて、ライヴに足を運んでくれ、the Risingをゲットしてくれた友人から感想が届きました。いろんな意味でとても励まされたので、転載します。通販サイトでも沢山の予約をしてくれて、本当にありがとう。27日までに予約してくれた人には発売日の2/1に届くそうです。スタッフが頑張ってます。2/1にはいよいよ通販サイトで発売開始っす。嬉しいねぇ。もうすぐ特設サイトに感想フォームのようが新設されます。関わった多くのクリエイター達に感想をどしどし送って下さい。では、どうぞ。

 ライヴ、楽しませてもらいました。
 
”The Rising”をリリースして、作品としての”land of music”のコンセプトに一段の完結を見た後という事で、そこから一歩抜けて一旦フラットな面に立って自在な振り幅を見せるバンドの音を聴かせてくれた気がします。特に”land of music”収録曲がアルバム・コンセプトを離れ、また違ったベクトルを持って響いてきたのが印象に残りました。全体の選曲にしてもソロ・ツアーで感じた聴き手との関係が凄く影響していたように思いました。そして何より山口さんがすごく楽しんでいるのが見ていて分かりました。私も燃えましたよ。叫びましたよ。
 
“The Rising”じっくり味わっております。
 
ドキュメントは純粋に撮影している越智君のカメラを通した視点も楽しめる以外に、あまりにも大胆な圭一さんの編集センスが強烈に印象に残ります。ほんとどこからあの発想が生まれてくるのか全く驚号です。レコーディングの映像では「音楽を共に作るメンバーという信頼の間にしか生まれない純粋な音楽対する意思が存在している」のが見えてきます。
 
ライヴの場において「最良の映像は直接自分の目に写る目の前の演者の映像」という頭ですので、正直実際のライヴでは映像とのコラボレーションに関してはそれほど印象に残っていなかったのですが、ライヴとは違う映像作品としての今回のDVDはヒートウェイヴのライヴ映像(とライヴ音源)と映像チームとのコラボレーションとして非常に興味深い作品でした(個人的に「カット割が多すぎる」とかの好みとかまあありますが)。特にライヴでも使われた映像素材がライヴ映像とシンクロしていく編集はよりイマジネーションを広げていく素晴らしい瞬間でした。
 
かなり大胆なコラボレーション作品としてのDVD作品に対して、音源は同じでもライヴCDは純粋にヒートウェイヴの作品として音が圧倒的に迫ってきました。最終的にこのセットに追加されたのも納得ですし、ここに生まれた音楽がこのボックスセットの核になっているのが分かります。音がものすごくいいのも、その上でグルーヴがしっかりと刻まれているのもびっくりです。何度もリピートしています。
 
ドキュメントとライヴ映像、そしてライヴCDと製作者の三者三様の意思が詰まった3つの別の作品として完成されていて、副読書としてのダイアリー本を含めて、それが”land of music”のコンセプトの元、一つの”The Rising”というこの形に集要されたことが凄く必然であると共に素晴らしく感じます。"land of music"の一つの到達点として結果的に多方面からの視点で見ることの出来る素晴らしい作品です。膨大な情報量の作品ですので(笑)またのんびりと時間のある際にじっくり楽しんで行きたいと思っています。
 
今年は新たに生まれるであろう歌も勿論楽しみですが、そうした歌も聴けるであろうソロでのライヴもまた楽しみにしております。
 
P.S.ドキュメントにあった”land of music”の当初の収録曲リストにあった「月を見ていた」と「Prayer on the Hill」の別テイク(すんませんねぇ細かいところに目が行く全く困った面倒くさいファンでして、、、笑)。次期ストライクス・バック・シリーズのカップリングなんかで是非日の目を見せて欲しいですねぇ。「月を見ていた」はライヴでの演奏が凄く印象的でしたもので。

by 山口 洋  

Land of music / in our soul、東京にて

2008/01/27, 22:40 | 固定リンク

1月27日 日曜日 曇り 

 この2~3年に渡って、心血を注いできた「Land of music」にまつわるもろもろ。まだトリオのツアーを残しているけれど、とりあえずは今日で区切りを迎える。
 嗚呼、それなのに。朝、目覚めた瞬間から他人の身体のようだった。節々が痛く、歩くと息切れと目眩がした。恐ろしくて熱は計れなかった。どんなに厳しいツアーでも、その間はどうにかやり切れるものなのだが、トシを取ったのか、単純にオーバーワークだったのか、理由はともあれ、とりあえず、残された体力と精神力の中からすべてを出し切るしかなかった。
 しかし、バンドとスタッフは素晴らしかった。俺がパフォーマンスし易い状況を作ることに全力を尽くしてくれた。沢山の人々が、映像だったり、写真だったり、物販だったり、ほぼ自主的に働いてくれていた。俺は楽屋で覚悟を決めた。内容は秘密だけど。

 ステージに上がった。想いのこもった照明を浴びて、考えられないくらいの汗が吹き出してくる。つまり熱は下がっていった。観客も、それぞれにいい顔をしていた。本当に人の数だけ、いろんな表情があった。エネルギーを吐き出して、受け取った人がいて、俺たちはまたそれを受け取る。それが循環し始めた。フロウが出来たら、後はそれに運ばれていくだけだ。「Land of music」。今更だけれど、それは一人でなし得ることではない。沢山の人間の想いが幾重にも重なり合って、それは「場所」になる。この寒い日に足を運んでくれて、本当にありがとう。何かを受け取ってくれたかい?俺はこのツアーで沢山の「gift」を受け取ったよ。少し休んだら、次の「場所」を目指して歩き始めます。ありがとう、東京。多謝&再見。

img08010019_1
by 山口 洋  

soul of どんと

2008/01/26, 23:25 | 固定リンク

1月26日 土曜日 晴れ 

 「soul of どんと」。出演するミュージシャンたちがまったくエゴを出さず、どんと氏の魂を真ん中に据えて、音楽を奏でていたのが素晴らしかった。楽屋の雰囲気も良かったし。ステージ脇にはどんと氏の遺影。jrたちは確実に彼のDNAを受け継いでたし。感慨深し。

 明日はツアー最終日す。みんな待っとるよ。

img08010018_1img08010018_2img08010018_3
by 山口 洋  

ツアー3日目、福岡にて

2008/01/23, 17:28 | 固定リンク

1月23日 木曜日 曇り 

 福岡、愉しんでくれたかい?客席の表情が次第に幸福そうなものに変わっていくのが、とても嬉しかったとです。足を運んでくれて、本当にありがとう。大声で歌ってくれて、ありがとう。ステージまで、君たちの声は届いてたよ。
 オーディエンスにはまったく関係ないんだけど、ハコの機材のトラブルで、リハーサルが殆どできなかったのです。本番になっても、その状況は変わらず、ある地点で、バンドは「力技」のライヴに切り替えました。今のヒートウェイヴは繊細から豪放まで、音のダイナミクスと、音楽の幅広さと、可能性を楽しんで欲しいとです。そんな意味で、繊細な演奏をするのが難しかったことを申し訳なく思ってます。その分、ロックンロールバンドとして、ブチかますことに全力を尽くしたので、今日しかあり得ない空間になっていたとは思うんだけど。
 気付いてみれば、結成から29年、デビューしてから18年が経過しました。楽屋には当時から俺たちを応援してくれている人たちが、それぞれの厳しい日々の中、やって来てくれます。真面目に嬉しいです。たとえば、今日、一緒に映ってる人物は九州じゃ「会長」と呼ばれていて、超コワモテだけど、超素晴らしい人物。愛があるっちゅーか、何ちゅーか。俺たちゃ、このような真っすぐに生きてる人たちに支えられて活動を続けているとです。本当にありがとう。
 ちと飲み過ぎました。今度はトリオで佐賀に行くよ。今日とはまた違ったものになるから、頭を空っぽにして遊びにこんですか?そうそう、the Rising、沢山の人が手にしてくれて、ありがとう。濃密な作品やから、ゆっくり時間をかけて楽しんでください。

img08010017_1img08010017_2
by 山口 洋  

遠くに或りて、想うもの

2008/01/22, 17:08 | 固定リンク

1月22日 火曜日 曇り 移動日 

 移動日です。メンバー、スタッフ共々ツアーバスで我が故郷に向かったのですが、遅刻をしないのが特技の俺様が、見事に起きれませんでした。うちの枕はとある人物から頂いた、そりゃーもう「おふとんの国」で最高級の寝心地を約束してくれるスグレモノなのです。若かりし頃、世界中の安宿を渡り歩いていた俺は、乗り物で眠れない代わりに、どんな不潔なベッドでも眠れるっちゅー、旅人として当たり前の技量を誇っていたのですが、例の枕の出現以来、ホテルのそれでは眠れなくなってしまったとです。情けな。かといって、某歌手みたに「マイ・枕」を持ち歩くのはかったるいし、「あの寝心地」を今更捨てることも出来ず、to be or not to beです。 

 な、訳で、一人寂しく、新幹線移動の刑です。イアン・ギランみたいに歌えなければ、テノール歌手でもないのですが、車内の乾燥具合は大敵です。渡辺圭一は某曲でコーラスっちゅーか、雄叫びを上げただけで、声が日に日に枯れています。新幹線にグラサン・マスク男。我ながら、異様な光景だったので、一枚撮影しました。

 車窓は見慣れた景色に変わっていきます。「想えば遠くに来たものだ」と故郷が近づくにつれ、思います。明日は都合をつけて、みんな来んですか?最近、俺には妙な予知能力があるとです。音楽とは「未知の未来へと想像力を飛ばしながら、向かうこと」なので、そういう能力が自然に身に付いたのかもしれません。現実が厳しかったとしても、実りある未来をイマジンしてみる。そうすると、ほぼそれに近い状況が生まれるのです。大事なことは、それが実現した時に、「ありがとう」と云う気持ちを忘れないことだ、と俺は思います。

 はてさて。the Rising。楽しんでくれてますか?内容に関する感想があったら、スタッフにも聞かせてやりたいので、是非。じゃあ、九州のみんな。明日会おうね。俺は今夜、魚を誘って、「九州の魚」を喰うべきか、「もつ鍋」を喰うべきか、考えています。

img08010016_1
by 山口 洋  

ベリー二日目、名古屋にて

2008/01/22, 04:09 | 固定リンク

1月21日 月曜日 曇り 

 そもそも、音楽に正解なんてないのです。その振幅が好きなのです。ある一本のライヴに関して、観客全員が揃って、最高のものだったと応えるのなら、僕はその音楽を好きになれないかもしれない。そんな意味で、ツアー中に、その日のライヴに関して、僕の感想を記すことは難しいのです。できれば、それぞれの人々が違う瞬間でもいいから、「ここに来て良かった」と思える空間であって欲しい。そう思って、僕らは活動を続けています。
 例えて云うなら、ベリー二日目。こなれてきて、退屈になってしまったものもあれば、「おー、そうだったのか」と気付かされる曲もあり。人生と同じように、思うに任せないんだけれど、その日にしかあり得ない「瞬間」を「観客」と共にクリエイトしようとしている時間が僕は好きです。ライヴはバンドだけが作るものではありません。気候とか、オーディエンスの反応とか、その他もろもろ。だから、自由に自分を表現してみて下さい。自らの責任の範囲の中で。ハートランド。読んで字のままに。地下のその空気は少しだけ海水みたいな味がしたとです。ありがとう。これからの会場にも是非、足を運んでみて下さい。誰もが、不自由の中で自由なれると思うとです。ありがとう。

img08010015_1img08010015_2img08010015_3
by 山口 洋  

ザ・ベリー初日、大阪にて

2008/01/20, 02:36 | 固定リンク

1月20日 日曜日 冷たい雨 

 「the Rising」ツアー初日。大阪にて。
 冷たい雨が降りしきる中、足を運んでくれて、ありがとう。そして、多くの人々が「the Rising」を手にしてくれて、ありがとう。そもそもこの作品がこんな巨大なものになるきっかけを作った映像マンO(詳しくは特設サイトのインタビューを参照してね)が開演前に楽屋にやって来て、号泣。つーか、お前、ここ、泣くとこじゃないやろ、みたいな。すべてはこれからやろ、みたいな。奴も自分が心血注いだ作品が世に出ていく事に感極まったんでしょう、多分。

 さて、ライヴ。まだツアーは続くことだし、詳細を記す野暮は止めておきます。一言で書くなら、ザ・ベリー初日。バナナホールのスタッフが観に来てくれたり、西勝酒造から新酒が差し入れされたり、開演前に全員どら焼を喰っていたり、素晴らしいカメラマンが自発的に写真を撮ってくれたり、居残りのスタッフ東京組からエールが送られたり、エトセトラ。みんないい顔してたよ。ありがとう、大阪。風邪ひくなよ。「the Rising」、ライヴ中も云ったけど、ゆっくりご賞味あれ。一度に喰うと、濃すぎて、食あたりするからね。

 はてさて。我々は飯を喰う暇もなく、ツアーバスで名古屋に移動。「雨は夜明けすぎに、本物の雪に変わってしまった」。しかし、さすがはプロのドライバー。機材と人間10人を満載しているにも関わらず、ド・ノーマルのタイヤで何事もなかったかのように、
深夜2時、名古屋に到着。我らがリズム隊は車中もお飲みになっておられたが、到着するや否や、夜の闇に消えて行った。先輩方、明日ライヴですからねーーーーーーーーーー。早く帰ってきて下さい。

 じゃ、名古屋のみなさん。明日会えるのを愉しみにしとるよ。

img08010014_1img08010014_2img08010014_3
by 山口 洋  

ツアー前日

2008/01/19, 15:21 | 固定リンク

1月19日 土曜日 曇り 

 何故か某コーヒー・ショップに売っていたジョニ・ミッチェルの新譜を聞きながら、自宅で英気を養っている山口洋です。

 さて、我々は明日からツアーに出ます。入魂の作品「the Rising」を携えて。もちろん会場で手にしてもらうことが出来ます。購入に際して、カードが使えるようになっていたり、会場に来れない人たちのために、通販サイトでの予約も明日の夜から始まるそうです。1/27日までに予約すると、通販発売開始日の2/1に届くとのことです。特設サイトでは、この作品の製作に関わった連中のインタビューが続々更新されています。多角的にこの作品を理解してもらえると思います。スタッフも全力を尽くしています。詳細は以下の特設サイトを観て下さい。明日の夜にかけて、更新されるそうです。

http://www.five-d.co.jp/heatwave/disco/071101the_rising/index.html

 そんじゃ、旅先で会えるのを愉しみにしています。ここ数年の集大成にするつもりです。是非。

img08010013_1
by 山口 洋  

リハーサル最終日

2008/01/17, 23:44 | 固定リンク

1月17日 木曜日 曇り 

 都内、某スタジオ。リハーサル完了。後は野となれ、山となれ。じゃ、会えるのを愉しみにしとります。

img08010012_1
by 山口 洋  

リハーサル2日目

2008/01/16, 22:20 | 固定リンク

1月16日 水曜日 曇り 

 都内、某スタジオにて。リハーサル2日目です。
 結局、俺が頭の中で考えていたことなんて、何の「たたき台」にさえならず、バンドはいろんなエネルギーが相まって、次の地平に向かっているところです。既に、昨日とは違うバンドみたいでした。あはは。愉しみにしていて下さい。
 俺はソロツアーが長かったので、機材はシンプルになるばかり。今日の写真は、いわば俺の「分身」みたいなものです。あまりに長い間、エレクトリック・ギターを弾かなかったので、あちこちにガタが来ていました。手に入れた10代の頃は、そんなに古いものではなかったのに、バンドの歴史と共に、「old guitar」になりつつあります。一生、これ一本で行くつもりなので、大切にしようと思っています。アンプのつまみでさえ、この20年間、おなじセッティングのままです。いじるとガリが出ます。がはは。
 普段、観ることのできない魚さんの足もとのごく「一部」と、彼の鍵盤の上に乗っかっている謎の機械たちの「一部」も載せておきます。まー、良くもこれだけ複雑なものを足や手を使ってコントロールしてるなぁ、といつもながらに感嘆します。そんな事も合わせて、いろんなパーソナリティーが揃っているバンドのライヴ、楽しんでくれると、嬉しいです。ワン。

img08010011_1img08010011_2img08010011_3
by 山口 洋  

リハーサル初日

2008/01/15, 21:23 | 固定リンク

1月15日 火曜日 曇り 

 バンドの皆さん、お年賀です。あけおめです。ツアーのリハーサルが始まりました。
 別に不仲な訳じゃないんですが、随分と大人になってくると、メンバーと普段、会うなんてことがなくなります。なので、空白の時間を埋めるのは音楽そのものの「会話」だったりするのです。有り余るほどリハーサルをする訳じゃないので、あらかじめ俺があらすじのようなもの(これをこんな感じでやると、「今」になるな、みたいな)を考えておくのですが、見事なまでに空振り。多分、俺が想像していたよりも、皆さんもっと違う宇宙に行ってらしたんだろう、ってことを受け取ったリハーサル。なので、明日、頭を真っ白にして、新しい会話を始めます。それが2008年に演奏してることの意味だと、俺は思うのです。ま、ご心配なく。愉しみにしていて下さい。

by 山口 洋  

one for the road

2008/01/13, 21:26 | 固定リンク

1月13日 日曜日 曇り 

 このところ、我が家にはロニー・レインがエンドレスで流れています。どんな暖房よりも、心が温まるヨカ音楽です。何が好きって、彼の人柄が全面的に音楽に滲み出てるとこが。

img08010009_1
by 山口 洋  

starting over

2008/01/12, 17:26 | 固定リンク

1月12日 土曜日 曇り 

 下北沢にて、花田裕之さん、朝本浩文君と一緒にザ・ルースターズの曲をやるっちゅー、トリビュート・イベント。このメンツでリハーサルなどあろうはずもなく、楽屋で花田さんが1曲目を決めてくれたのが奇蹟に近いシチュエーション。しかし、何の問題もなく。幼い頃に彼等の曲は刷り込まれてるからして、「確か、こんなフレーズだよな?」みたいな、まるでルースターズに加入したような気分で喜々としてギターを弾いたら、あっと云う間にライヴは終っていた。あー、愉しかった。take oneの魅力だね。福岡県人会。呼んでくれて、ありがとう。

img08010008_1
by 山口 洋  

ありがとう、羊さん

2008/01/10, 21:38 | 固定リンク

1月10日 木曜日 晴れ 

 何故かツルゲーネフを読みながら、東京に戻りました。昨年、日本を自分の足で廻ったためか、上空から見えるいろんな風景のあちこちに思い入れを感じるとです。みんな、元気かなぁ、とか。写真は駿河湾と富士山、そして大島の噴火口です。

 さて。東京の寒さは骨身に染みるとです。山のそれは「闘い」に近い寒さで、こちらにも気合いが必要になので、耐えられるとです。東京のそれは、ロンドンとか、パリの寒さに似てると思います。さして、温度は低くないけど、どうにも耐えられない、みたいな。そこで、はた、と思い出したとです。今日、福岡空港で打ち合わせをしたとですけど、その相手がアランセーターを着とったとです。うちにも沢山あるやん、アイルランドのセーター。そう云えば「この冬、はじめてのセーターを着る」ちゅー歌詞を書いたの、俺やん、みたいな。着てみたとです。うーん、暖かい。ひつじさん、ありがとう、みたいな。小学生か、俺。

img08010007_1img08010007_2img08010007_3
by 山口 洋  

upper,そして次のアルバムへの第一歩

2008/01/09, 16:45 | 固定リンク

1月9日 水曜日 晴れ 

 山の中で、来たるツアーの内容を考えていました。いつも全ての曲目のリストを持っとるとです。その中から今、ピンと来るものを抜き出していきます。もちろん最終的にはスタジオでメンバーと決めるのだけれど。
 おそらくアッパーなライヴになると思います。いくつもの時期を抜けて、多分、今はそんな気分なのです。Land of musicはたくさん、たくさんこの国にもあったとです。その事が俺を励ましたんだと思います。ありがとう。前にも書いたと思うけど、ツアーを終えたら、創作活動に入ります。ある程度、曲が溜まるまで、バンドの活動は考えていません。なので、是非足を運んで欲しいと思っています。入魂の作品「the Rising」に関するもろもろ、これからスタッフによって、随時アナウンスされていくと思います。お楽しみに。

 ところで。ようやく俺の頭に「曲の断片」のようなものが降りてきたとです。嬉しかったなぁ。小さな結晶のような曲でした。まだ歌詞も何もないけれど。寒いけれど、暖かい。次のアルバムへの第一歩。随分遠いけれど、歩いていこうと思っています。

img08010006_1
by 山口 洋  

不良中年の悪だくみ

2008/01/08, 16:31 | 固定リンク

1月8日 火曜日 晴れ 

 山に居ます。寒いので、麓で宇宙服のようなつなぎを買いました。間近に迫ったツアーのことを考えつつ、不良中年が集まって、悪だくみをしています。山師、陶工、建築士、エトセトラ。同じ時代に生きて、ガリガリと魂を削って生きている連中です。職種は違えど、観ている場所は同じです。なので、笑いや学ばなさと共に、沢山のヒントが飛び交います。

 ところで、阿蘇に居る俺を取材したいと、熊本のテレビクルーがはるばるやって来てくれました。明日か、明後日。熊本テレビ(RKK)の夕方のニュース「夕方いちばんNEWS」でオンエアされるそうです。

img08010005_1
by 山口 洋  

我が師の恩

2008/01/05, 17:25 | 固定リンク

1月5日 土曜日 晴れ 

 てな訳で、福岡にて、今年は始動したとです。俺がガキの時分からさんざんお世話になっている故郷が誇るジュークレコードの30周年記念ライヴです。ライヴ中も話したけれど、このレコード店がなかったら、俺はミュージシャンになっていなかったか、もしくはやっていたとしても、随分違ったタイプの音楽をやっていたことでしょう。この街から、あれだけの数のミュージシャンが巣立っていくこともなかったでしょう。ルーツミュージックを正しく伝えてくれる先達が居るってことが、後にどれだけの財産になるか、今となっては心から感謝するのみです。当時はね、無愛想で本当に怖かったけれど。オーナーの松本さんは、ずっとずっと、俺と濃密に関わることがなかったことを気にしてくれてたみたいで(そんなことないのに)、ようやく俺にとっても師に恩を返す時が来たって訳です。ヒートウェイヴ29年、ジュークレコード30周年です。うーん、感慨深い。
 今日のライヴは松本さんに日頃お世話になっている人たちの気持ちが創った空間です。ありがとう。師匠がぐっと来てんの観てたら、俺もやばかったす。その分、地元で頑張ってる、オープニングを努めてくれたシマゼン君に、俺の知ってることは全部伝えてきましたから。終演後、師匠の膨大なレコードコレクションから「下げ目」のDJをやらせてもらうっつー、至福の時間も過ごさせてもらいました。いやはや、本当に音楽は素晴らしい。その気持ちは昔より、ずっと深くなっています。師匠。またやりましょうね。
 我がJUKE RECORDにも「made in Aso」置いてありますから。是非。

追伸
 「the Rising」特設サイトに細海魚先生のインタビューがアップされてます。口数の少ない魚さんの言葉、貴重かつ、的確です。読んでね。

img08010004_1
by 山口 洋  

Life goes on

2008/01/04, 22:05 | 固定リンク

1月4日 金曜日 晴れ 

 大切な誰かに挨拶をするとか、誰かと誰かを繋ぐとか。うまく立ち回ることは出来ないけれど、自分に出来ることをやる。そんな一日。昼過ぎの樽酒は効いたけど、これにて俺の正月は終了。明日は九州に飛びます。チケットまだあるのかどうか不明だけれど、気軽に遊びに来て下さい。今年は故郷から音楽を始めます。Life goes on。

by 山口 洋  

break on through to the other side

2008/01/03, 23:10 | 固定リンク

1月3日 木曜日 晴れ 

 飲んで、喰って、寝るっちゅー生活は、わずか2日で飽きました。何かしないとアホになりそうだったので、近所の中学校の校庭を走ってみました。気持ち良かったっす。それから随分とパスパスになった脳味噌を満たすために、沢山のアルバムと本を買い込んで、むさぼり読んでみたとです。
 飛び込んできた言葉。

 「今の自分のすべては、自分のこれまでの思考の結果である」。by 仏陀
 「想像力がすべてだ。それは人生でこれから引き寄せるものの予告編なのだ」。 by アインシュタイン

 そうだよなぁ。「dream」する力だよなぁ、とひとりごちていたら、素晴らしいニュースが飛び込んできた。夢想していると、それが現実になることがある。でも、それは決して偶然ではないと、思う今日この頃。

by 山口 洋  

謹賀新年

2008/01/01, 23:12 | 固定リンク

1月1日 火曜日 晴れ 

 あけましておめでとう。
 何も考えず、喰って、飲んで、初詣に行って、寝るっちゅー、由緒正しき正月を過ごしています。素晴らしい。どうぞ、今年もよろしく。

img08010001_1img08010001_2img08010001_3
by 山口 洋  
- end -