月別アーカイブ: 10月 2013

愛しのキヨシ、北海道札幌市にて

10月19日 土曜日 曇り 無駄に長く生きていると不思議な関係ってものがあって、どうやって会ったのか定かではないけれど、人生に不可欠な間柄ってものに勝手になってたりしてね。松竹谷清って人は僕にとってはそんな人なのです。ある時は素晴らしいミュージシャン、またある時はススキノの名店、バーBAHIAのマスターとして。 今日は彼のお店の18周年記念。それを祝うためにやってきたのです。だから、今日がどうだったかってことは生で観た人の愉しみにしていおきます。オレ?ちょー愉しかったよ。だって、愛するキヨシのために演奏するんだもん。 ところで、今日は嬉しい再会がひとつ。某ミュージシャンのマネージャー(女性)が地元に帰って「おにぎり屋」を始めました。今日、久しぶりに会って、そのおにぎり食べてみたんだけど、美味かった。奴の決意と努力と愛の味がしたとです。てな訳で、頼まれてもいないのに、函館にすっげー美味い塩を創る友達がいるからよー、いろいろ。余計なおせっかいをしています。だって、嬉しかったんだもん。自分のLIFEを一生懸命生きてる奴にもう一回会えたことが。札幌近辺にお住まいのみなさん。気になったら、是非食べてみてください。 追伸 一昨日ライヴをやらせてもらった円山夜想の店長、本間くんが今日会場にやってきて、円山夜想で集められたお金をプロジェクトに託してくれました。ありがとう!!!!!

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変化

11月18日 金曜日 晴れ そろそろ疲れが溜まってくる頃。そんなときに、アルファロメオがあの独特の音を響かせて、ホテルまで迎えに来てくれた。途中で運転させてもらったけど、僕はもはやパドルシフトに完全にスポイルされていて、かつての華麗なマニュアルのギアさばきが、てんで下手くそになっていた。サードに入れようとすると、必ずギアボックスにはじかれる。落ち込むなぁ。古いクルマを走らせるにはオレが古過ぎるってか。 大倉山に行きたかったのだよ。小学生のとき、トワエモアの歌と共に空に舞った笠谷選手が飛んだ場所に行ってみたかったのだよ。そこはね、大通り公園に向かってジャンプする、すごい場所だった。で、一番上まで登ったなら、どれだけ恐怖を感じるのか知りたかった。ところがどっこい。僕が毎年経験している崖の方が角度としては全然恐ろしい。ジャンプ台の最大斜度は37度。崖が47度。うん、こりゃ一年くれれば飛べる。とか、バカなことを考える。どうやったら飛ばせてくれるんだろ?ジャンプ少年団ってのは聞いたことあるけど、中年団ってのは聞かないなぁ。 いろんなことがあって、自分がものすごい勢いで変化しているのが分かる。面白い。友人の記述に「白か黒かはっきりさせなきゃ気が済まなかったけれど、グレーでも少し許せるようになった」と。僕はゼロかゲロしかなかったけど、100に到達するためなら23でも許せるようにはなった。でも、中途半端なのはやっぱり嫌いだ。それを見抜けなかった自分にも腹が立ってくる。まだまだってことです。

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円山で夜を想う。北海道札幌市にて

11月17日 木曜日 曇り 昼前に苫小牧で目覚め、ツルさんが淹れてくれたコーヒーを飲んで、支笏湖を通って、札幌に行く。 変わらないものと、変化したものを届けにいく。そして宇宙を描く。それが僕の仕事。本気でやれなくなったら、この舞台からは降りる。 変わらずに支えてくれる人たちが居るから、旅を続けることができる。いちいち書かないけど、あなたのことです。ほんとうにありがとう。円山夜想。ここは文化を発信する基地になっていくと思う。どうしてって、来れば分かるさ。大切にしなければならないものを、彼らは知っている。 多謝再見。 追伸以下の方々からプロジェクトに愛(お金)が託されました。忘れずに居てくれて、ほんとうにありがとうございます。帰ったら、必ず届けます。 坂本佳隆さん、浜田哲也さん、高橋豊美さん、千田俊治さん、浜田友美さん、浜田祐歌さん(10ヶ月)、原田宗典さん、原田みどりさん、東将友さん、福田大輔さん、福田梢さん、藤井暢人さん、本宮愛子さん、渡辺裕さん そして、敬愛する山本智志さん、弘子さん

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祝! 魔界復活、北海道苫小牧市にて

10月16日 水曜日 暴風雨 キムンカムイ(山の神様、ヒグマ)、ウェンカムイ(悪の神様、人を襲うヒグマ。)、レプンカムイ(沖の神様、シャチ)。 僕の大好きな苫小牧の魔界「アミダ様」。いろいろあったけれど、移転して復活。ビバ、魔界。街にはこんな場所が必要。前回訪れたときは、街の有志総出で引っ越しの最中。とてもじゃないけど、ゆっくり話す時間もなかった。でも、まるであの店を少しだけ新しくしたかのように復活。涙。ツルさん(オーナー)良かったね。おめでとう。俺も嬉しいよ。名物、ツルサンド(ツルさんのサンドイッチ)もあるし、スピーカーも昔のままだし。 よりによってこんな日に限って台風直撃。どんなことでもポジティヴに捉える(アホとも云うけど)オレでも、さすがにこの歓迎の嵐の前では誰も来ないんじゃないかと思った。おまけに外気は2.5度。地元の人は耐えきれずに暖房とこたつを入れたらしいし。 思い出を創るために生きてるんじゃないけど、人生の中ではそんな日の方が記憶に刻まれるのかもね。そんな一日。暴風雨の中、来てくれてありがとう。アミダ様が街のアウトローのためにちゃんとファンクションしていること、たくさんの人たちに伝えておきます。 多謝再見。

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TOKOSHIE / 細海魚

10月15日 火曜日 天候不明、船上の人 明日、北海道に(しかも初めて関東圏からフェリーで)渡るというときに細海魚から新作が届いた。玄関先に僕の好きな銘柄のビールと一緒に置いてあった。ほんとだよ。何とも魚らしい。遠いところに住んでるんだからピンポンくらい鳴らせばいいのにね。 知ってる人も居るだろうけど、彼は北海道中標津町の出身。素晴らしいところだよ。自然は美しく、そして厳しい。彼の生徒手帳に「流氷に乗って遊ばないこと」って書いてあったって話は僕が誇張したんじゃない。友達の家に遊びに行って、吹雪になって二日間帰れない、とかね。たとえば摩周湖や知床半島には神が棲んでる、とか。行けば分かるよ。そんな環境が人格形成に影響を与えないはずがなく。そして表現はどうかと思いつつ、辺境の地で音楽に夢中になるってことは、たぶん人が云うほど簡単なことじゃなかったはずで、故郷への愛情と同じだけ、疎外感と焦燥を併せもっていたんだろうと、勝手に想像する。 僕に玄界灘のスピリットが流れているように、彼には知床やオホーツクの何かが流れている。それが知りたくて、随分前に彼と気の合うともだちと3人で彼の地を旅して以来、僕はそこの虜になった。素晴らしいことも、そうではないことも含めて。 たとえば。あの白樺並木は、大西洋の前で忽然と消える、あの国の不思議な農道と同じくらい静かな磁力を持っている。時空がねじれ、僕は何かと出会う。実質的に、そして空想の中で。だから何度も通う。僕はしつこいからね。 たとえば。中標津と八重山諸島は同じ国だとは思えない。でも、ほぼ同じ言語で会話が成立するところに、この小国の多様性という素晴らしさがある。僕は多いに異なる南北のミュージシャンが音で会話する現場に立ち会ったことがあるんだけれど、奇蹟のように二人は響き合っていた。ねじれた時空が織りなす美しい光景だったさ。 で、僕はこの文章をフェリーの中で書いている。もはや乗船してから1時間が経過したのに、未だ出航しない。出航したとしても19時間の旅。時間は腐るほどある。だから、たぶん、文章は長くなるけど、堪忍な。 僕も魚も自分の終焉の日ってものが確実に視界に入ってきた。もともとそれは明日かもしれなかったんだけれど。最期のときに感じるであろうことをたぶん、互いに大事にしたいんだと思う。そんな意味で、最近の魚の表現意欲は目を見張るものがある。追い込まれたのではなく、もうぼーっと生きている時間はあまりないことが、2年半前に「明日はもうないのかもしれない」と感じたことが、彼を表現に駆り立てるんだろう。それは僕も同じ。50を前にして、フェリーにクルマとギターを積んで、独りで北海道を目指す、みたいなバカなことはそうでもなきゃやらない。そんでもって、魚の新作が僕の日々に、旅の中で鳴り響いていることが素敵。僕らは互いに今を生きている。彼の音楽は静かに僕を鼓舞する。考えてみれば、彼の音楽は僕にとってずっとそんな存在だった。 「音楽がなかったら僕らはどうなっていたんだろう?」。それがいつもの魚と僕のブルーの見解。考えるだけでぞっとする。焦燥と疎外感の中で、世界と僕らを繋いでくれたのは音楽だけだった。「TOKOSHIE」はその音楽への愛に満ちた返礼だと思う。子孫が居ない僕らの子のようでもあり、あの辺境の自然と未来と都会と親ときょうだいと故郷と美しさと醜さを繋ぐ敬意の音楽。これ以上の記述は野暮だよ、たぶん。聞けば分かるさ。そして聞いても分からない。それが音楽。僕が一番ぐっと来たのは9~10曲目に流れる、美しくささくれだった「悪」の瞬間。それは船窓が一瞬、止まって見えるほどの静かな力だった。心と実際の時空がずれた。その隙間に未来への扉がある。 終焉が見えたと云っても、僕らはまだこれからの人でもある。そう思わなきゃやってられない。だから、僕の意見も伝えておかなきゃ。彼の声もまた優れた楽器。そんな意味で云えば、新居昭乃さんの歌があることで、彼のプライベート感という宇宙が、僕の脳内で小さくなる結果をもたらしている。彼女のパフォーマンスの問題ではなく、それが良すぎて楽器のひとつとして割りきるには個性がありすぎるってこと。それからこのアルバムはギターの響きが占める割合が多いのだけれど、音が出きれていない。それがいい時もあるし、もったいないと思うこともある。もう少し、小さなギターを使えばいいのに、とか。でも、ある曲のガットギターはトンコリみたいに聞こえたけど、とか。最後にミックスが(意図的だろうけど)もう少し立体的な方が僕は好み、かな。何故って日々はレイヤーだと思うから。 中標津に行ったら、あちこちで観ることができる魚の父上の版画によるジャケットが秀逸。あまりに秀逸。こういう共同作業、僕もやってみたかった。羨望。ちなみに父上の名はヒロシ。バックカバーも言及しないけど、素晴らしい。魚、作ってくれてありがとう。僕も今、南の「TOKOSHIE」について考えているところ。いにしえ、しれとこ、とこしえ、いにしえーしょん。僕が今乗っている船はだいせつ。悪くない。カムイ。悪くないんだってば。イランカラプテ。 ————————————– 『とこしえ』 細海 魚 2013年11月6日発売 APHL-0002 ¥2,500(税込) 収録曲: 01 行先 02 alone@woods II 03 Cloudy November 04 Light Lungs Float 05 にじます 06 辺境の庭 07 ホームシック 08 North Marine Drive … 続きを読む

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北へ

10月14日 月曜日 晴れ 今夜から船(新しい!!)に乗って北海道に向かいます。楽器と車を積み込んで。道中の友は読みかけの本数冊と、細海魚の新譜「TOKOSHIE」。船の中でじっくり聞きます。 船内はネットが使えないんだそうで。18時間かかるってことで(国際線か!)更新もちょっくら遅れます。もう二度と乗りたくないと泣きが入るのか、楽だから今後もそうするっつーのか、不安半分、愉しみ半分。じゃ、行ってきます。北の大地のみなさん、どうぞよろしく。 このシリーズのスケジュールを簡単に。詳細は右の「LIVES」から飛んでちょ。 10月16日(水) 苫小牧・アミダ様 オープニングアクト=杉本千恵 10月17日(木) 札幌・円山夜想 ———————————- 以下の2本は僕が世界で一番好きなバー、「BAR BAHIA」の18周年記念イベントです。 10月19日 (土) 札幌・BESSIE HALL 出演=松竹谷清/ピアニカ前田/山口洋/珈琲豆 10月20日 (日) 函館・喫茶「想苑」 出演=松竹谷清/ピアニカ前田/山口洋 ———————————– そして津軽海峡を渡り、 10月23日(水) 弘前・Robbin’s Nest オープニングアクト=鳴海徹郎 10月24日(木) 秋田・BARE FOOT 10月26日(土) いわき市・burrows オープニングアクト=アベマンセイ となってます。気軽に来てねー。 追伸 てなわけで、港に停車したクルマの中で乗船を待っているのだが、船でかっ。そして、乗る前からた、い、く、つ、だ。退屈は敵だーっ。

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ともだちとして

10月13日 日曜日 晴れ 古くからのともだちで、一緒に福島にも行ってくれたリアムが賞をもらったんだって。きっと彼は賞なんて、何の興味もないと思うけど。リアムは生き方なんだ。いつも大切なことを教えてくれる。おめでとう。 リンク先のページに動画もあるから、是非観てちょ。  

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続・相馬盆歌

10月12日 土曜日 晴れ 土佐が生んだまったくユルくないキャラ、「カツオ人間」がツボに入っている山口洋です。 狭いステージで火を吹いているロッカーの、ツアー中の夢なんてちっちゃなもので、自分のふかふかのベッド、通称「おふとんの国」で寝ることだけです。ちなみにまだみなさんの前で歌ったことはありませんが、「おふとんの国」には国歌があります。作曲したのはもちろん国王であるわたくすであります。 ツアーから帰ると、国歌を歌いながら、ふかふかの国土に足を入れます。恥ずかしいけど、国王はアロマ、特にユーカリが好きです。ときどきプラネタリウムを天井に映したまま寝ます。もちろん流れ星スイッチはオンです。 —————————— はてさて。チャボせんぱいとの「新・相馬盆歌」。たくさんの人が観てくれているそうで嬉しいです。音楽がどのようにして受け継がれていくのか、今日は国王が少しだけお伝えします。 この曲は云うまでもなく福島県相馬地方の民謡です。それを僕が生まれる前にヒットさせたのが三橋美智也さん。何つーか、もう、圧倒的な歌唱です。ごいすー。間奏のフレーズなんかはこのヴァージョンを参考にしました。   僕が初めてこの曲を知ったのは2011年6月。相馬市の「はまなす館」で行ったじじばばに向けた僕らのプロジェクトによる「美空ひばり・フイルムコンサート」でのことでした。僕のわるーいともだちである加藤和也くんが相馬の人々のために、膨大な母上のフイルムライブラリーの中から、「相馬盆歌」をツイストで、しかもブラジルで歌っているものを探し出してきてくれたのです。何つーか、もう、圧倒的すぎて、言葉をなくしました。なぜ、ツイスト、ナゼ、ブラジルーーーーーーーっ。すごすぎるーー。 リンク先から観てくださいまし。   そしてミチロウせんぱいは桃を手に決死のダイブ。ちがう意味でごいすー。僕は詩人としてのミチロウさんも大好きなのです。そのあたりも是非。僕はミチロウさんならブズーキだろーーと思いました。   そしてチャボさんとのバージョンに至るのです。せんぱいのアコギと僕のブズーキは三味線や琵琶のように聞こえることがあります。弾いている本人がそう思うのです。たぶん、何かが、血の中にあるのです。 てな訳で次のアクションを愉しみにしていてください。 ——————————– 国王、次の旅は北海道です。

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橋に飽きる、うどん県高松市にて

10月10日 木曜日 晴れ 旅程に関しては、マネージャー様に丸投げ。彼は距離感覚や地理に関して、しっかりしているから。 でも、今回、頭の中にでっかい?が。オ、オレはいったい幾つの橋を渡ってるんだ?四国に居たのに本州に渡って、また四国に戻るってのは、ちょっと変わった旅程じゃないか?じっさい、カメラに残っていた写真は橋ばっかりだったし。 まぁ、とにかく。先月からずーーーーーーーーーーっと旅をしているような気分なのである。忙しいと書くのは好きじゃないが、宿にたどり着くと、うんざりするくらいのメールが待ち構えていて、空いた時間にはラジオに出演したりする。体調を崩してからは運動も出来なかったので、ストレスも溜まる。だから、うどん県をうりゃーっと走る。 そして、うどん県が誇るライヴ・バー、ラフハウスで、店が壊れるようなライヴをやる。うーん、マンダム。いいライヴだったぜ。みんな楽しんでくれたかい? ほんとうはライヴを終えた後、うどん県 → 東京700キロという、末恐ろしい移動をしなければ仕事が追いつかない状態だったのだが、もう嫌だ。少し寝る。寝させてくれ。オレは既成事実を作るために、ラフハウスの主にギネスを注いでもらった。ぐびぐび。さぁ飲んだぜ。今日はもう帰れん。

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新・相馬盆歌、映像公開!!!

10月9日 水曜日 晴れ 広島県福山市のファミリーレストランでこれを書いています。独りのご飯はさびしーぞ。 今日は敬愛する仲井戸”CHABO”麗市せんぱいの63回目の誕生日。アニキ、生まれてきてくれてありがとう。さっき香川のともだちに聞いたけど、ジョン・レノンの誕生日も今日なんだと。すごい日なんだね。10月9日。 そんな日に彼と情熱を込めて演奏した「新・相馬盆歌」の映像を公開できることを嬉しく思っています。先月行われた「MY LIFE IS MY MESSAGE TOUR 2013」。アニキと僕は言葉ではなく、全力の音楽で伝えることを目指したので、みなさんの想像力の邪魔をしない程度に経緯だけをお伝えしておこうと。 「相馬盆歌」についてアイデアが僕にもたらされたのは今年の3月11日、福島県いわき市にて。遠藤ミチロウさんからでした。いわく、相馬盆歌は福島県の浜通り、中通りでは広く盆の歌として浸透している。未だ家に帰れない仮設暮らしの方々もこの歌を聞くとぐっと、いろんな感情がこみ上げてくる。この歌で福島を繋ぎたいから手伝って欲しいとのことでした。何と云っても、僕の本分である音楽で貢献することができる。それが嬉しかったのです。とはいえ、いろいろな困難があったのですが(ものすごく中略)、夏にはミチロウさんと相馬で鎮魂の「相馬盆歌」を演奏することができました。 僕は来年の盆に向けて、次の旅に出ることにしました。CHABOさんも僕も日本の民謡を演奏することは「ほぼ」ありません。でも初めてこの曲を二人で演奏したとき、互いの血の中に何かがあるのを発見したのです。ブルースなのか、祈りなのか。具体的に言語化はできないけれど、二人にとってそれは新鮮な驚きでした。その音楽の中に込めた想いは語りません。見てくれた人の数だけ受け止め方はあると思うからです。ただ、もし何かが伝わったなら、誰かに伝えてくれませんか?拡散に協力してくれませんか?僕はミチロウさんの想いを、そしてこの曲を世界に広めたいと思っています。そのための行動も(具体的には決まったらお伝えします)していくつもりです。福島が忘却の彼方に霞んでいく今、「NO」と云って中指を立てるのではなく、世界からスポットをあてるひとつの方法だと思うからです。どうぞ、よろしくお願いします。 それじゃぁ、愉しんでください。監督は林ワタルさん。映像チームの情熱と仕事をするのはとっても楽しかったです。この場を借りて感謝MAX。 —————— 追伸 昨日、オープニングをつとめてくれた広島のバンド、THE KAZEASHIからブ厚い手紙をもらいました。いわく「ラヴ・レターなんで読んでください」。男たちが書いたブ厚いラヴ・レター。このファミレスで開けてみてびっくり。そこにはラヴ・レターと共に、彼らが音楽活動で稼いできた(たぶんすべての)お金が入っていました。まったくよう、朝からオジさんを泣かせるんじゃないよ。このバカ野郎。まったくよう。でも、オレも男だ。分かった。受けとります。東京に帰ったらプロジェクトに必ず渡します。ほんとうにありがとう。今度会ったら全員、延髄斬りだー。バカ野郎。

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