月別アーカイブ: 12月 2018

新しく生まれる

12月31日 月曜日 曇り 正月とか、大晦日、とか。どうでもよかったのに。笑。 家族がいる、いないに関係なく。加齢とともに、なんだかきちんとしておきたくなる。誰のために?うーん、わからないけど。自分のため?いや、世界のため?わかんないや。 大掃除をすべて済ませ、せめて蕎麦と雑煮くらいは作る。クルマもヴェス美もピカピカ。もちろんガソリンは満タン。楽器?いうまでもなく整備済み。 丁寧に生きたいんだろうなぁ。きっと。 新しい命が生まれたって、報告がふたつ。命は未来そのものだからなぁ。あんまりぐっときたから勝手に転載。だって、お母さんの写真載せなきゃ誰だかわかんないじゃん。世界の、みんなの、オレの宝。君が生きていくのに値する世界を作れるよう、おじさんも頑張るよ。生まれてきてくれて、ありがとう! 今年やり残したこと?ないっす!と胸を張って言える日々を過ごさせてくれて、ありがとう!みんなも良いお年をね!  

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流れ者の遍歴

12月30日 日曜日 晴れ ジャパネットたかたのテレビCMをツアー先のホテルで見ながら(うちではテレビ観ないので)、いったい誰が買うんだろうと思っていたが、ケルヒャーの高圧洗浄機を実際に自分が買ってしまったときは驚いた。笑。続いてスチームクリーナーも買っちゃったよ。 高圧洗浄機の単純作業、大好き。大掃除で階段や屋上、ベランダなんかを無になって洗浄してると、ふとメロディーが湧いてきたりする。今日はベランダのしつこい汚れを洗浄していたら、関東に出てきてからの自分の流れ者遍歴がふと湧いてきて、振り返ってた。えーっと、次どこだっけみたいな。こんな感じで。 26歳 千葉市検見川町 事務所の社長に君は千葉が向いていると言われて。千葉と彼をdisるわけじゃないけど、ぜんぜん向いていなかった。新宿で飲んで最終電車で帰ったりすると死にたくなった。 27歳 杉並区永福町 ともだちに永福町は「フォーエヴァー・ハッピータウン」と言われ、即決。一日じゅう陽のあたらない部屋で、「明日のために靴を磨こう」なんかを書いた。部屋を出たら、目の前に高校生だった後藤久美子さんが立っていたことがある。 29歳 渋谷区代々木上原 初めて音楽をするためだけの部屋を持てた。「ロックンロールは人生に敗れた者のゲームじゃない」と名訳を深夜に思いついて熱唱していたら、階下の住人から苦情が出て、いつかぜったい一軒家に住んでやると決意。 31歳 港区南青山 会社が入るための40畳のスペース。仕切りがなくて、気持ちよかった。バンドのリハーサルもやったことがある。いかんせん、この町は野菜を買うのにも苦労するほど都会だった。 34歳 杉並区浜田山 念願の一軒家。天井が5メートルあって、犬も居た。リビングを本が埋め尽くしていて、夜中に本棚が重さで崩壊。ようやく自分の仕事場(スタジオ)が持てるようになった。まだアナログの機材だったゆえ、夏の暑さは半端なかった。 37歳 渋谷区神泉町 地下にスタジオを作った。採光部をちゃんと取っていたが、その上に自分のクルマがあるという致命的な設計ミス。俺が仕事をしているときは真っ暗で、居なければ明るい。アホみたいな本当の話。渋谷から歩けるので、スタジオには来客が絶えなかった。 42歳 今住んでいる海沿いの町#1 渋谷の家を出ることになって、あてもなかったとき。故どんと氏がこの町がいいって言ってたのを思い出して、不動産屋に飛び込んだ。スウェーデンハウスだったのはいいけど、目の前が中学校で、吹奏楽部の演奏があまりにグルーヴがなかった。見てみると、顧問の教師にまるでグルーヴがない。何度乱入して、指揮棒を奪って、オレにやらせろと思ったことか。自治会長(おじいさん)がきて「あなた、なんですか?」と言われたので、職業を説明した。それ以来、近所の人が好意的になった。笑。 46歳 今住んでいる海沿いの町#2 謎の4階建の家。漆喰でセンスのいい家だったけれど、壁に亀のレリーフがくっついてるのが苦痛だったなぁ。海抜2.8メートル。海岸から500メートル。関東大震災級の地震が来たら、津波到達まで7分。健脚でも飲んでたら、間に合わないじゃん。俺は周囲にまったく素性がバレていないと思って暮らしていたが、引越しの際挨拶に行ったなら、完璧にバレていた。ネットは怖い。 51歳 今住んでいる海沿いの町#3 この町で3回めの引越し。しばらく引っ越したくないから、真剣に探した。ガレージに2台車が入ること。重たい楽器はガレージに収納できること。爆音を出してミキシングと演奏ができること。屋上があること。ヴァイブスがいいこと。高台にあって、見に来たとき、リビングの真ん中から冗談みたいに富士山が見えて、ここに決めた。すべての部屋に光が入る設計が素晴らしい。     流れ者遍歴。どこまで流れるんだかね。9回も引越してるよ。 てなこと思い返しながら、高圧洗浄をしてたわけです。笑。きれいにするのはいいね。気持ちがキりっとする。インスタでほぼ同級生のコータローくんに「大掃除はいいよー」ってメッセージを送ったら、もう終わってた。さすが早撃ちのコーちゃん、モノが違うぜ。笑。        

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忘却と別れ

12月29日 土曜日 晴れ いろんな意味で忘れがたい日。でも、歳月とともに彼方に霞んでいく。確かに時間だけは人を癒してくれる。LIFEに限りがあるのなら、過去ではなく、今、この一瞬に何ができるのかを考えたい。 まぁ、いつもLIFEは思い通りにはならないのだけれど。それでも、自分が信じたように生きるしかない。自分に反駁しながら。それしかできないよ。 好き嫌いは置いといて、ブルース・スプリングスティーンが暑苦しいと呼ばれること、結構本人は傷ついてたと思う。そりゃ傷つくよ。だってあの人、ナイーヴだもん。かように人は簡単に誰かを傷つける。そして、オレもそれをやってると思う。まぁ、それが人間のある意味本質なんだろうけど、自分がされて嫌なことは誰かにしないってことだけは貫きたい。んー、でもほんとうにできてるかなぁ。 首に枕が大敵で。ツアー先のホテルの枕はたいてい合わないから。ずっとタオルを巻いたものを試してたんだけど。もちろん高価な低反発のものもね。でも、昨夜タオルを紐で縛ってみたら、朝起きてびっくり。これ、治るかもと。期待が持てた。何ヶ月も苦しんでたのに、紐かい、みたいな。縛ると形が崩れにくいって、それだけのことなんだけど、嬉しかったなぁ。痛みの少ない朝。 葬儀で歌うはずの歌。約束を果たせなかった、恩人の随筆集が届いた。もうなんと言っていいのか。来年墓前で約束を果たせてくださいと、送り主のお会いしたことのない旦那さまに速達で返事を書いた。年内に届くかなぁ。 誰かと会って、それが今生の別れかもしれないと思って、常に人に接している人物を知ってる。とつぜんのあんまりの別れをたくさん経験してきたからだと思う。でも、それは彼に限ったことじゃないんだよね。彼に出会わせてもらって、オレも変わったよ。無駄なことなんて、なにひとつなくなった。  

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曲はどこからやってくるのか

12月28日 金曜日 晴れ 原稿を書くため、わざわざ非日常を選ぶのはまごうことなきアホだと思うけれど、そこに身を置いてでも描きたい気持ちはたいせつにしたかった。 満足に食事もせず、いろんな災いが頻発する中、どうしてかそんな時に限って曲が湧いてくるのだった。2曲半、モノにした。ほんとうに不思議だ。 いったい曲はどこから湧いてくるのか?もはや、ゼロから創っているような思い上がりはない。生きていたら、いろんなことがアンテナにひっかかる。いいことも、そうじゃないことも。それらが溜まってくると、なにかを触媒として、ポンと出てくる。フレーズをサンプリングしているのではなく、その時代のスピリットをサンプリングしている、というか。言葉だって、オレがゼロから発明したら、言葉として通じないわけで、いろんなことに影響されてるんだと思う。つまりオレは時代を編集しているだけなんじゃないかなぁ。 でも霊的な側面もあって、湧いてきたものを表現しないと自分が成り立たないというか、それが生きている使命のような気もするんだよなぁ。  

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今年最後のミッション

12月27日 木曜日 曇り 誕生日にたくさんのメッセージをありがとう。ぼかぁ、幸せだなぁ、と若大将のように思いました。そのたくさんの想いに恥じない生き方をしたいです。 今年最後のミッションを終えました。ひとつの原稿を書くために、遠い場所までやってきたけれど、さっき書き終えて、充足感とともに居ます。2018年、やり残したこと、何ひとつないな。かなりの首痛とともに。笑。 来年はまずはこのボロい身体とどう向き合っていくか、考えなきゃと思っています。僕らの高齢化とともに、ファンの高齢化も止まらないわけで、高齢化のトップランナーとして、その向き合い方を希望をもって、ここでお伝えしていきたいと思っています。トシ取ることは悪くないぜって、証明したい。

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55歳になる

12月26日 水曜日 曇り おかげさまで55歳になりました。バンドを始めた16歳のとき、死ぬまでやるんだってホザいてたのはオレだけだったけど、まさかここまでやれるとは思ってなかったす。 それもこれも支持してくれたファン、支えてくれたスタッフ、メンバーのおかげなんだけどね。わがままに生きさせてくれて、ほんとうにありがとう。 来年は40年目に突入します。祭はやりません。でも、根性入れて新しい音楽創って、ツアーをして、みんなに音楽の奇蹟と感謝を届けにいきます。同じこと、続けてた方がオレたちらしいなぁと思ってさ。 ほんとうにありがとう、アゲイン!生きてるうちが夢だよなぁ。

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来年の話

2月25日 火曜日 晴れ さぁ、あとひとつ原稿を書き上げたら今年のミッションはすべて終わり。 気が早いけど、来年の話。いつものことだけれど、春になるまでライヴはほとんどやりません。来年末にリリースしたいと思っている40年目のアルバムのために、曲を書くことに集中したいからです。ほんとうに単細胞で、同時にふたつのことができないのです。曲を書くときは自分の中にある深い井戸に入って行きたいのです。 それゆえ、今年は外国の雪山にも逃亡しません。なんだか、今年はとんでもない大ケガをしそうな予感があるのです。そういうときは行っちゃいけない。オレ、音楽やりたいし、ケガしてる場合じゃない。 で、いくつものオファーを断ってすいません。残された時間、納得できる生き方をしたいのです。 で、新年一本目は。親愛なるゴトウイズミのオファーを受けました。彼女が広島の文化のためにどれだけ身体を張っているかってところはこれを読んでくださいまし。 そんなイズミが「兄さん、祝ってください」。そりゃ行かなきゃ在日九州人の名がすたるよね?。ただし、周年は2月らしいんだけど、ごめん2月は作曲に集中させて!そんな訳で「山口洋~遅れてきたお祝い~Home Town~」が開催されます。詳細はこちら。 ◆2019年3月30日(土) 音楽喫茶ヲルガン座11周年企画 「山口洋~遅れてきたお祝い~Home Town~」 OPEN 18:00 START 19:00 予約¥4000(+1ORDER) 当日¥4500(+1ORDER) *ご予約は、1月4日16:00より、お電話【082-295-1553】か、メール【mailto:organzainfo@gmail.com】にてお願いします。その際、お名前と人数、お電話番号をおねがいします。 お一人様あたりのご予約は最大3名様まで。 出演:山口洋 予約開始日 1月4日(金)16:00  

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今年一年の感謝を込めて

12月24日 月曜日 曇り 今年一年の声援、ありがとう。 たった3本のライヴを終えて、ほとんどクズみたいになってます。でも、やりたいことを思う存分やれるのってほんとうに幸福だなぁ、と。あらためて、支えてくれたファンのみなさん、スタッフたちに感謝しています。こころから、ありがとう! ライヴでも伝えたけれど、今回のセットリストはすべて池畑さんによるものです。ほんと、素晴らしかった。おかげでバンドは新しい地平に立てたと思ってます。 HEATWAVE TOUR 2018 “Heavenly” 1. 愛と希望と忍耐 2. WILD IN THE STREET 3. フリージア 4. BLIND PILOT 5. コンプライアンス(新曲) 6. 焦燥のブルー 7. TOWER OF SILENCE 8. OPEN(新曲) 9. HEAVENLY(新曲) 10. GIRLFRIEND 11. ガーディアンエンジェル 12. NOTHING OR EMPTY(新曲) … 続きを読む

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ツアー最終日、東京にて

12月22日 土曜日 雨 伝えたかったことはすべて音楽に込めた。何かを受けとってくれたら、嬉しい。 来てくれて、ありがとう。スタッフたちと乾杯する前にとりあえず、みんなに感謝を伝えたくて。バンド、続けてきてよかったよ。 来年また元気で会おう。俺たちも行けるとこまで行くよ。    

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ツアー2日目、福岡にて

12月20日 木曜日 曇り ツアー2日目。故郷の福岡にて。 師走の慌ただしい日々の中、来てくれてほんとうにありがとう。バンドを続けるにあたって、みんなのサポートに感謝していることはライヴの中で伝えた通り。繰り返すけど、ほんとうにありがとう。 その上で残念なことを伝えなければ。 ライヴのほぼ冒頭から、酔客が居た。類推に過ぎないのだけれど、悪酔いしているわけではなかった。たぶん。ただし、声が大きすぎたし、いくらなんでも話しすぎだ。いったい何が起きているんだろう?そう考えることによって、残念ながら音楽への集中力はそがれてしまう。たぶん、客席も同じ気持ちだっただろう。 今となっては思う。あれを止められるのは僕しかいなかった。「悪いけど、静かにしてくれないか?できないのであれば、帰ってくれないか?」。僕にはそれを云えるだけの根拠がなかった。何が彼をそうさせているのか、僕は状況を把握できていなかった。忙しい日々の中、働いたお金を使って来てくれた人に申し訳ない。 ライヴは僕らやスタッフの力だけではなく、来てくれた人々のバイブスによって、循環されるエネルギーで完成される。だから、みんなのエネルギーもライヴをクリエイトするひとつの重要なファクターであることを覚えておいて欲しい。椅子も用意する。飲むのも自由。でも、どうか節度を持って愉しんで欲しい。 終演後、スタッフと話し合った。彼らもまた同じ船に乗っているクルー。今後、僕が把握できないことは彼らがプロフェショナルの判断として、遂行することになると思う。 なにはともあれ。40年目に向けての僕らのチャレンジが伝わっていたら、嬉しい。引き続き、椅子席への意見を求む。 来てくれて、ほんとうにありがとう!

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