月別アーカイブ: 4月 2025

気持ちのいい季節に想うこと

4月30日 水曜日 晴れ 風が気持ちいいね。ふらっと旅に出たくなるね。叶わないけれど。笑。 とあるライヴ会場で。 求められてサインをしていた。なんとなく「8月にイベントやるから、よかったら来てね」と伝えたら、一瞬相手の顔が曇った。そのわけを聞いたら、ずっと一人で母上の介護をしていて、今日は入院しているからライヴに来ることができたのだけれど、夏には退院しているだろうから、おそらく無理なのだと。 そんな人物がこころが晴れる一瞬のために、ライヴに来てくれているのだとしたらね、、、。思うことはたくさんある。自分の経験から言っても。もちろん愛を込めて全力で取り組んだけれど、若さゆえの全力。自分が壊れそうなことは多々あった。もう一回やれと言われたら、無理、だな。。。 そんな人が少なからずいるに違いない。移動中ずっと考えていた。なにかいい方法はないものか、と。 そういえば、コの頃にやってたインスタライヴ。どうしてもライヴに来ることができない人たちからリクエストをもらって、やればいいんじゃないか、と。気軽にね。仕事になってない時点でプロとして失格って側面もあるけど、んなもん、また来ることができるようになったら、ライヴに来てくれればいいじゃん、と思う。 あ、もちろん誰でも見ることができるんだけど、リクエストはライヴに来ることができない人を優先しますってことです。 そういうニーズがどのくらいあるのか、知ってみたくて書いた次第です。ご意見は遠慮なくどうぞ。

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日々、雑感

4月29日 火曜日 晴れ 今日は昭和の日なんだってね。 能登に後ろ髪を引かれながら、GW真っ最中のヴァイブスの中、早朝6時台の新幹線で家に帰る。 ホテルから駅まで歩いていたなら、外国人が金沢の街にタバコをポイ捨ている姿が我慢できず、「悪いけど、消して、拾って、しかるべき場所に捨ててくれないかな?」って。こういうときに英語を勉強している効果が出る。笑。諍いになることなく、円満に解決できる。言わなきゃいけないことは、言うべきだよ。 僕らの音楽を必要としてくれているかなり多くの人たちが、年齢的にも親の介護という場面に向き合っていることを知る。そりゃ、そうだよね、、、。あれは確かに人生に於いてなかなかの経験だった。40歳そこそこだったから、東京と福岡の往復をやりき れたんだと思う。 振り返ってみると、高度成長による大家族の崩壊から、実はJAPANそのものの弱体化が始まった気がしてる。それは経済の話ではなく、精神的な芳醇さのこと。 3歳のとき、可愛がってくれていた祖父の死に同居していた家で立ち会った。死の意味はよくわからなかったけれど、なんだかとんでもないことが起きているのはわかる。それは自分の祖先が与えてくれる最後のgiftだと、今となっては思えてくる。核家族化によって、先人の智慧が受け継がれることが減った。昔のJAPANは一族が力を合わせなければ生き抜けなかったのかもしれないけれど、それはそれで良さがあったんじゃないかって。この頃思う。 さて。今度は我らが老人になる番。同級生は着々と引退したり、「第二の人生」ってやつを歩んでいるらしい。それぞれの人生、幸あれと願う。 ところで、こちらは「第二の人生」なんてあろうはずもなく、卑しさゆえ、自分のポテンシャルをできるだけ使い果たして、行けるところまで行こうと企んでいる。歌?表現力はまだ伸びている。演奏全般も同じ。まだ行ける。最近、たまによろけるから、筋トレとストレッチの強度は上げた。持久力を落とさないようランニングも欠かさない。 自分の名誉のために伝えておくなら。ポテンシャルを使い切るって、とってもセルフィッシュに伝わるけど、その目的は善きものを宇宙空間に放出するためです。笑。ほんとうに。 今日はよく晴れていて、風が気持ちいい。冬の間じゅうお世話になったアラジンのストーブをできるだけ綺麗にして倉庫にしまった。こういう「暮らし」みたいなことそのものが実はとても幸福な行為のひとつだって、この頃は思う。

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#040、金沢にて

4月28日 月曜日 晴れ   朝イチでともだちの訃報。しかもネットで知ったと。まったく、、、、、。人の一生はそんなに軽いものじゃない。SNSでR.I.Pみたいな気持ちになるわけもなく。てめー、勝手に死んでんじゃねーよって。そう思いながら新幹線に乗る。  まったく、、、。  金沢に通うようになって、もう片手では足りなくなるくらいのともだちが空に昇っていった。いつも変わらずサポートしてくれた彼は病気でくることができない、と。そして親の介護を抱えているのが我らの世代。  この時代に新しい曲を書くのが自分の役目だと思うけれど、そういう人たちにひとときの安息の場所を作るのも同じくらいたいせつな役目だと思う。  弔うこと、励ますこと、寄り添うこと、チャレンジャーのトップランナーであること。  そんな想いが去来していたから、ずっと音の粒子まで感じることができるライヴだったよ。オレは死ぬまでこの街に通い続けるから、元気になったら、またあの魔界で会おう。待ってるよ。  星が綺麗な夜だった。  来てくれて、ありがとう。

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#039、長野市にて

4月27日 日曜日 晴れ   はてさて。  大好きな長野にやってきた。上田のあたりで、一気にヴァイブレーションが好きなものに変わる。  今日も存分に新しい歌を歌わせてもらった。歌は人の前で歌われないと磨かれない。繰り返すうちにダメなものは死んでしまうし、放たれた瞬間に自分のものではなくなる。身体に染み込んだものは録音するに値すると思う。  終演後、サインなどをしていると、オーディエンスの多くが親の介護をしていることを知る。そういう人たちが息抜きにライヴに来ることができるような方法を考えてみたいと思う。自分の経験から振り返っても、「いつ終わるのかわからない」ってことがかなり辛かったから。  新しいアルバムができたら、また戻ってきます。それまで元気でね。来てくれてありがとう。リクエストに応えることで、新しいものとその街ならではのライヴが両立すると思っています。なので、遠慮なくどうぞ。ライヴがちょっと長すぎると反省しているので、もう少しコンパクトになるように気をつけます。

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長野へ、Recording day#018

4月26日 土曜日 曇り 今のところ、予定通りに新作の制作は進行しています。同時に新曲も書き上げながら、ツアーで育てながら。 インプットとアウトプットのバランスなので、放出した分だけ吸収する必要があるんだけど、やっぱり自然が一番かな。 庭の木々の葉が生き生きして風に揺れているだけで思うことがたくさんあります。彼らには作為がない。ただ、まっすぐにいろんなことを受け入れて、生きようとしているだけで。そういう音楽になればいいな、と思っています。 今日は長野に行きます。街中から山が見えるなんて、それだけで財産だと思います。長野のみなさんからそれぞれの長野自慢を聞きたいと思っています。いや、マジで。   それから今日の正午からLIVE 1995のオフィシャル先行が始まります。両日とも両席は早めにどうぞ。よろしくね!!!       HEATWAVE LIVE 1995-2025 オフィシャル先行 4/26(土)正午~5/11(日)23:59 Day-1 Bring the HEAT ~情熱と感謝の日~ ・日時:2025年8月21日 木曜日 / 18:15開場 19:00開演 ・出演:山口洋(HEATWAVE) / TOKIE / 渡辺圭一 / and Special Guest Day-2 Make the WAVE ~未来へ波を起こす日~ … 続きを読む

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伝書鳩飛ばすぞ!、Recording day#017

4月25日 金曜日 曇り 忙しいという言葉は「こころを亡くす」と書くので、努めて使わないようにしているのですが、朝10時からの大切なアポイントメントを完全にすっ飛ばすに至って、限界に達しているのかもしれん、と思い知った次第です。 こういうの、ちょっと落ち込みます。わたくし、人との約束を守らないのが、もっとも耐えられないからです。生まれてこのかた、待ち合わせに遅れたこともありません。その時間、絶賛レコーディングをしておりました。このところ、レコーディングに割くことができる時間が少なくて、焦り気味だったのですね。 ひっきりなしにやってくる連絡って考えもので、特にLINE。とある方から「写真を送るのに便利だから」という理由で半ば強制的にインストールさせられたのですが、簡便さゆえ、その多さに閉口します。その度に思考が停止するし、、、。 連絡手段を整理するか、受け取る時間を限定するか、、。現代人だなぁ、、、。なにをそんなに連絡する必要があるんだろう。PCのメールひとつだけで連絡できれば、それでいいじゃん。的な発想に本気でシフトしようかな、と思案します。正直、疲れました。気分としては伝書鳩飛ばしたいです。笑。そのくらいの必然性がないなら、連絡しなくていいじゃん、と思います。 とはいえ、明日は長野、明後日は金沢です。ライヴはね、生きてる感じがして、とっても好きなんです。リクエストに応えつつ、新しい歌をたくさん演奏するので、ぜひ気軽にきてください。二つの大好きな街でみなさんに会えるのを楽しみにしています。 ソロツアーですが、2年に渡って61箇所を回るというコンセプトで、明日が#039なのですが、今年はアルバム制作を優先させることに決めました。現在#050まで決まっていますが、それ以降は少しぺースを落として制作に集中。2年のところを3年に伸ばそうと思います。年明けから全力で走ってきましたが、息切れしたら何の意味もないので。 きっと、みんなもこの時代いろんなことがあるんだと思います。でもね、どんな時代だって、魂の荒野にニンゲンは対峙してきたはずで、それが形を変えてるだけなんだと思います。先日、静岡にバイクで行ったのはとってもよかった。確実にインスピレーションで自分を取り戻した。けれど、時間は費やしてしまう。その皺寄せは確実に来る。そこのところの帳尻の合わせ方、身体との向き合い方が問われているんだと思います。歳を重ねるとやらなきゃいけないことは確実に増え続けるわけで。 「今を生きる歓び」を胸にね。

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企む

4月24日 木曜日 曇り 静岡にハマってしまいました。隣の県なのに、何度も行ったことがあるのに、こんなに何も知らなかったなんてね。 すべてはバイクのおかげです。見えていなかったものが全方位的に見えてくる。どうりで芭蕉や一茶は句が書けるはずだと。とはいえ、まったく深堀りする時間がないので、暇を見つけては地図をガン見しています。 家の屋上から見える伊豆半島を下道で一周するだけで17時間!てことは下田あたりで泊まらないと無理だな、とか。伊東とか、伊豆スカイラインから先に行ったことがないのです。これは相当面白そうだな。レコーディングに煮詰まった日に、ひょいとインスピレーションをもらいにでかけるのがいいか、と思っています。 なににハマったって、富士山を中心とする山と海との成り立ちっすね。バイクで下道を走っていて突如現れる富士山の存在感たるや、毎日見ているにも関わらず、「いったいどういうこと?」って思います。阿蘇もそうなんだけど、いったいどんな噴火が過去にあったんだろう?と。それなのに、人はとってもピースフルで、自己主張する人が少ない。でも、魔界は毎回わたすに刺客を送り込んでくるんだけど、猛烈な才能を持った社会不適格者(←褒めてます)がいる。これは気にならないわけがない。 いつだって直感的興味の先にはなにかがあるんです。それを探しにいきたい。 閑話休題。 僕のギターリペアマンが素晴らしくて、使えなくなっていた古い楽器たちを見事なまでに復活させてくれています。本命はもう長いこと預けてるグレッチなんだけどね。彼はたぶん楽器と話ができるんだと思うんです。わたすが育てている植物は数えたら39鉢。そのすべてが元気良すぎて、家がジャングル化して困っています。それもこれも、あるときから植物の声が聞こえるようになったからです。 一度として、両方が使えたためしがなかった70年代のGUILDのD35。ついに2本並んでいます。これがね、絶妙に個性が違うんです。彼と話してたら、「昔のギターってスピリットが違うよね」って。なんだか職人の魂を感じるわけです。これから残りの人生、こういう本物のギターを使って、シンプルなライヴをやる方がいいんじゃないか、と考え始めています。 激しく壊れていたバンジョーも、命を失いかけていたマンドリンも、捨てられる寸前だったおかんの彫刻入りストラトも、弾かれることのなかったベースはフレットレスに、エトセトラ、エトセトラ。 未だ4〜5本入院していて、帰ってくるのが楽しみです。

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マスタリングday

4月23日 水曜日 雨 今日は1日マスタリングdayでした。 あなたはいつからマスタリングエンジニアになったんすか?って、わたすがやるしかないのです。笑。 北と南でほぼ同時に音源が発掘され、今後どのように発表するかはこれから考えるとして、きちんと体裁を整えると、途端に作品が「発表してくれ!」と輝き出すことをわたすは知っているからです。 両方とも故人が関わっているゆえ、知らなかったとは言いたくない。 北の長谷川博一さんの作品も、南のノダフルタくんたちの作品も、どういう形でか不明だけれど、みんなの耳に届くところまで。 みんなさ。ニールヤングのこの溢れる情熱を見習おう。笑。いろんなことをトシのせいにするのは卑怯だよ。笑。関係ないって。        

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静岡を巡る旅

4月22日 火曜日 晴れ ソロツアー、以前はほとんど自分のクルマで行ってたんだけど、よりいい演奏をするためにはと、近年は新幹線や飛行機移動が中心。楽器運搬は日本が誇る宅急便。 確かに演奏に集中はできる。でも、なんだか違う。もはや、それは旅ではない、と本能が申すのです。暴力的なんです。すべてをかっさらっていく感じがする。 行程を考えることも含めて、プロセスそのものが旅なんです。そして、できるだけ自分の力を使って。そうしたなら、町の歴史や成り立ちが見えてくる。究極は徒歩。笑。いや、マジで。松尾芭蕉方式。 豊橋はもはや弾丸という言葉が等しく、移動中はPCを使って全面的に事務仕事。仕方がないけど、なんだか、とっても悲しくなったのです。 だから、静岡はバイクで行くことにしました。なんだろう、それだけで旅が楽しくなる。笑。アホなのか。前日にバイクを整備してもらい、装備を考えて、ライヴ当日は高速で。いいっすね。その町で歌う理由が明確に見えてくる。ちょっと疲れるけどね。温泉つきの宿に泊まって、会場入りの前に温泉でリフレッシュ。 ノダフルタくんとライヴをやって(後述)。さて、どうやって帰ろう。昼過ぎに羽田に行かなきゃなんだけど、高速はもういい。新東名は120キロだし早すぎて楽しくない。できるだけ国道1号で帰りたい。 行ったことのない三保の松原(時間足りないな、、)とか、海沿い楽しそう。沼津で高速を降りて、三島を通って、箱根に抜けて、そこから小田原。西湘バイパスを通って家に帰りました。もちろんナビなしで。それが楽しい。 沼津は行ったことあるけど、三島は初めて。とってもいい町。このまま伊豆半島を下田まで行きたい衝動を押さえて帰ってきたけど、静岡、なんというかとてもピースフルなんです。デカいし。隣の県なのに知らないことばかり。興味津々。 楽しかったなぁ。 とはいえ、羽田に行って帰ってきたら、体力が限界。夕方にはベッドに直行して12時間くらい寝てました。さぁ、今週もがんばろう。 ノダフルタくんから音源を手渡されました。素晴らしかった。これはどうにかして、みんなに聴いてもらいたい。ポピュラリティーを獲得するかどうかが問題なのではなく、ごく少数だったとしてもこの歌たちに励まされる人がいるのがわかるから。僕も含めて。    

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#038、静岡市にて

4月21日 月曜日 晴れ   新しい曲が好きだと言われるのがいちばん嬉しい。  一年ぶりの静岡。ノダフルタくんの歌は今年も素晴らしかった。「気が触れても彼女と歩いてた」。彼のライヴのタイトル。どうかしてるよ。(←褒めてます)彼の歌に救われる人は少なからずいると思う。僕も含めて。  なんとかしようと思う。  楽しんでくれたかな?85%は新しい歌だったけれど、受け入れてくれて、ありがとう。実はあの倍はあるんだ。笑。サンディニスタみたいに3枚組にはしないけれど、2年続けてリリースはできるかもしれない。  いつかリクエストだけで静岡のライヴを実現させなきゃね。みんなに再会できて嬉しかったよ。バイクで来てよかった。静岡はとてもピースフルだったから。  来てくれて、ほんとうにありがとう。

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