企む

4月24日 木曜日 曇り

静岡にハマってしまいました。隣の県なのに、何度も行ったことがあるのに、こんなに何も知らなかったなんてね。

すべてはバイクのおかげです。見えていなかったものが全方位的に見えてくる。どうりで芭蕉や一茶は句が書けるはずだと。とはいえ、まったく深堀りする時間がないので、暇を見つけては地図をガン見しています。

家の屋上から見える伊豆半島を下道で一周するだけで17時間!てことは下田あたりで泊まらないと無理だな、とか。伊東とか、伊豆スカイラインから先に行ったことがないのです。これは相当面白そうだな。レコーディングに煮詰まった日に、ひょいとインスピレーションをもらいにでかけるのがいいか、と思っています。

なににハマったって、富士山を中心とする山と海との成り立ちっすね。バイクで下道を走っていて突如現れる富士山の存在感たるや、毎日見ているにも関わらず、「いったいどういうこと?」って思います。阿蘇もそうなんだけど、いったいどんな噴火が過去にあったんだろう?と。それなのに、人はとってもピースフルで、自己主張する人が少ない。でも、魔界は毎回わたすに刺客を送り込んでくるんだけど、猛烈な才能を持った社会不適格者(←褒めてます)がいる。これは気にならないわけがない。

いつだって直感的興味の先にはなにかがあるんです。それを探しにいきたい。

閑話休題。

僕のギターリペアマンが素晴らしくて、使えなくなっていた古い楽器たちを見事なまでに復活させてくれています。本命はもう長いこと預けてるグレッチなんだけどね。彼はたぶん楽器と話ができるんだと思うんです。わたすが育てている植物は数えたら39鉢。そのすべてが元気良すぎて、家がジャングル化して困っています。それもこれも、あるときから植物の声が聞こえるようになったからです。

一度として、両方が使えたためしがなかった70年代のGUILDのD35。ついに2本並んでいます。これがね、絶妙に個性が違うんです。彼と話してたら、「昔のギターってスピリットが違うよね」って。なんだか職人の魂を感じるわけです。これから残りの人生、こういう本物のギターを使って、シンプルなライヴをやる方がいいんじゃないか、と考え始めています。

激しく壊れていたバンジョーも、命を失いかけていたマンドリンも、捨てられる寸前だったおかんの彫刻入りストラトも、弾かれることのなかったベースはフレットレスに、エトセトラ、エトセトラ。
未だ4〜5本入院していて、帰ってくるのが楽しみです。

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企む への2件のコメント

  1. 放射線1号 より:

    我が家のオリヅルランも元気が良すぎて、改めて植物の生命力に驚かされます。

  2. よしあき より:

    若い頃何度か友達と釣りや夜ドライブに行ってた頃は伊豆にそんなに魅せられなかったのが
    5年前20年以上ぶりにリターンライダーで原付で行ったら海に感動しました。
    神奈川に無い魅力を伊豆半島に感じます。

    高台から見える大海原の海、高原、清流、温泉、海や山の幸。
    高校3年の夏、横浜から友達と自転車で箱根の山を5時間掛けて上がって修善寺まで行ったのは良い思い出です。

    そして数年前伊豆半島が2000万年前の海底火山群が硫黄島の緯度から移動して出来た事を知り驚きでした。
    https://izugeopark.org/about-izugeo/intro/

    冬は雪の降る山間部あり地元民は冬タイヤ履いてたり、最近では100年前に絶滅したと言われたツキノワグマが生息してるのを目撃されました。

    熱海~沼津まで国道135号~136号を走るのに平日空いてる時で実走6時間掛からないと思います。

    偶然見つけ興味を持った稲取の細野高原に行った時は上りが結構きつくて(標高800mはあります)自分では海が見える良いロケーション見つけられなかったのですがバイクで行く人も居ます。

    富士山は地下からの豊富なミネラルウォーターがある事や大昔から全国で山を神として崇拝する山岳信仰があったように、富士信仰があって修験者の修行の山だった事を知りました。
    麓周辺には富士山の噴火を鎮めるために富士山を神として祀った浅間神社があり、
    浅間の語源は諸説あって阿蘇山を意味してる説もあります。

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