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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
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月別アーカイブ: 8月 2024
ミューズとのつきあい方
8月31日 土曜日 晴れ しつこかった台風はようやく九州を離れた模様。大地の保水力ギリギリ、いつ崩落してもおかしくない状況ではありました。 子供の頃から悪天候フェチで、どちらかというと喜んでこのような状況を受け止めるガキでした。九州育ちゆえ、ものすごい台風も経験したけれど、今回のような性質、動きのものは初めてです。ともだちが言ってたけど、関東でグルクンが獲れるとか、気温の上昇によって我々が生きている間だけでも、環境が激変しつつあるのを感じています。 引き続き、雨に気をつけてください。まじで、しつこいので。 こちらは台風一過とは呼べないけれど、急に秋っぽくなりました。半袖では寒いくらいです。 この夏はどんな夏でしたか? 創作と冒険と労働のワンダフルな夏を目指して、バイクで旅に出て、山で家族と合流しました。基本、労働は僕の担当、ご飯を作ってもらう感じです。毎年その余裕がなくて、山での食生活は貧しかったので、それだけでも嬉しかったです。 え!バイクで2ケツですか?って。違います。笑。わたすのバイクは1200ccもあるのに1人しか乗れません。これは必要な人もいるかと思い、伝えておきますが、長期(1ヶ月とか)借りるととてもリーズナブルに提供してくれるレンタカー会社があるんです。その代わり、店舗もないし、クルマも新型じゃない。でも、まったく問題ないす。ひとつき4〜5万くらいで借りることができます。なので、日産マーチがここにあるのですが、ビビりました。国産コンパクトカーはほんとによくできてる!ガソリン減らないし。レギュラーだし。小回りきくし。で、昨日BMWに煽られました。笑。いろいろ学ぶことあります。ここのガレージに農道のポルシェと呼ばれている、スバル・サンバー(軽トラ)を中古で買って置いておけるといいなぁ、と夢想しています。 閑話休題。 この夏の達成度は70%くらいかな。もうちょっとエッジの効いた感じにしたいです。なにより、まだ山に登れてないし。そんな時間もタイミングもなかったんだけれど。 歌を書くことに関しては順調です。これは完全に友部さんの影響なんだけれど、書くときに考えることをやめました。こう書いたら、あの人はどう思うだろう、とか。もっといい歌を書いてやろう、とか。そういう邪念が歌を殺してしまう。トシを重ねるとなぜ歌を書くのが難しくなるのか、友部さんを見ていて、背中で教えられました。 彼は空中にあるものを捕まえてる。つまりミューズ(詩神)とともだち。 考えたらダメなんです。グッと掴んでパッと投げる。その奥義がやっとわかってきた気がしています。だから、その作業が愉しい。もうアルバムを作るだけの曲数だけは充分に揃ったけれど、もっと書き続けます。曲数じゃなくて、内容が整わないとね。 イメージだけは確実にあって、昔でいうところの46分のカセットに収まる感じです。にゃんとか同時にアナログもリリースしたい。なことを考えております。 あと一人で書き続けるとどうしてもシンガーソングライター的な曲が多くなる。バンドでのグルーヴを伝えるには、やっぱりバンドで音を出す機会を増やさないと、と痛感しています。そういう曲ってジャムってるときにふとできたりするものなので。
台風day#3
8月30日 金曜日 雨 一晩中、暴風域にいたはずなんだけど。(今もか) 覚悟して臨んだけれど、台風と呼ぶには程遠く、しとしとと梅雨のような雨が延々と降り注ぐだけ。朝になって天気図を確認したら、台風らしきものは消滅してるように見える。 なんだかな、、、、。 ここにはテレビがないし、わずかに入ってくるネットの情報だけでこうなのだから、情報過多な人はどう思うんだろう。あれだけ大騒ぎしたのはなんだったんだろう。 確かに雨という意味では異常なまでにねちっこくしつこかった。かつて経験したことがないレベルの。台風といえば、過ぎてしまえば、スカっとするくらいに空を一掃してくれるはずなんだけど、そういう爽快さが一ミリもないタイプ。昔のことを根にもってネチネチしてる台風。笑。 ほんとうに、恐怖を煽るってどうなんだろうね。警報級の、とか、過去最大級のとか。そういう形容。 天気予報すら、これからは天気図で自分で判断って世界に住んでることを教えられた3日間でした。でも、まだしつこく降ってます。もう雨はいいかな。 でも農作物にはよかったんだと気持ちを切り替えることにします。
台風day#2
8月29日 木曜日 嵐 すでにもう充分だろってくらい降っていますが、これからが本番です。こりゃなかなかな台風ですね。家にじっとしている以外、できることはなにもないので、モーレツな風景を眺めながら曲を書いています。 にしても。この状況を野生動物がどうやって耐え忍んでいるのか。それがとても気になります。オレが鹿だったら、どうするだろうって。彼らとときどき目が合うんだけど、だからあんな目をしてるんだなって、よくわかりました。すごい! ここはテレビもないので、いちおうネットで台風情報をかろうじて拾うのですが、恐怖を煽るものばかりで、なんだかうんざりします。不具合や不都合をまた人生の一部だと思えるように過ごしてみたいと思います。 昨日も書いたと思うけど、ここは道が簡単に寸断されます。これだけの雨と風なら、おそらくなにかが起きると思いますが、こちら、肝は座っているのでご安心を。 なにはともあれ、停電したら携帯も冷蔵庫も、コンピュータも、地下水を汲み上げるポンプも、トイレもなにも使えなくなる。 人間がどうにもできないこと。その理不尽さを浴びるのも、言葉はどうかと思うけど、いい経験か、と。無力なんです。オレたちは。 でも、ギターは弾ける。笑。 ついしん プレイリスト、いろんなシチュエーションで聴いてますけど、我ながらいいっすよ。こんな時だからこそ、音楽が力をくれます。ぜひ。
台風
8月28日 水曜日 大雨 久しぶりにやっかいな台風の直撃を受けそうです。遅いし、でかいし、こりゃやっかいだ。苦笑。 このエリア、ものすごい雨が降るとのり面が崩落したり、強風で木が倒れたり、道がえぐれたりして、すぐに孤立します。なので、人様に迷惑をかけないよう食料を蓄えたりしておかなきゃですね。 なんと言っても山なので、恐ろしいくらいの風が吹きます。250キロのバイクなんてひとたまりもないです。まずは、昨日のうちにガレージに格納して、固定しておきました。 とはいえ、家に幽閉される時間を楽しもうと思っています。焚き火部は薪ストー部に切り替えて、シチューを作ってみるとか、ランニングは室内の筋トレに切り替えるとか、労働しなくていいぶんだけ、作曲の時間に充てるとか。 これから日本を縦断する意味不明の動きをしそうです。てか、最近は台風の動きもおかしいよね?みなさんもどうか気をつけて。
星からのメッセージ
8月27日 火曜日 晴れ 星がとってもきれいな夜でした。ここでも、空は明るくなって狭くなったし、見える星の数は年々減っています。 星から受け取ったメッセージは。 星も老化します。あの星はもう存在しないのかもしれない。そういうところが好きです。でも、時空を超えて僕らにひかりを届けてくれる。 つまり。 精神の老化と肉体の老化は別だってこと。 精神の老化は肉体の老化を言い訳にした瞬間に始まります。そもそも人間は100%死ぬんだから、誰だって肉体は老化します。でも、情熱に動かされて生きていれば、スピリットは研ぎ澄まされて、「老けたな」と思う暇はないんです。 誤解のないように書けば、たとえばこういうことです。 車を運転していて、なぜ赤信号で止まるのか。無論、社会を無秩序にしたくないので、止まります。でも、なぜ止まらなければならないのかって疑問を持たなくなったら、ただシステムを無意識に受け入れて、飼われてるのと同じになってしまう。そこまで気にしていたら、生きていくのが面倒くさいって、その通りだけど。人間社会って狡猾に本能をスポイルしようとするから(群れて同調圧力に屈してくれた方が管理が楽だから)、そこのところをギラギラに研いでいれば、精神は老けないと思います。 人に勧めるかどうかは別にして。行動するなら、本能に従いたい。 みんなもネットニュースを見ると思うんだけど、何度でも書いてきたけど、取材には金がかかるんです。でも、弱体化してきて、それがない。ユーザーが「情報はタダだ」と思っている、あるいは思わされているのも、この社会を作っているレッキとした一因です。「いいもの」を作るのには金がかかるんです。農作物でも、映画でも、道路でも。 それゆえ、名の通った人のSNSから抜いてきただけの「足を使った取材」をしない「記事」とも呼べないものが拡散されるのです。ほんとにヒドいので、もうそれを見ることもありません。 すべての情報は誰かの「視点」なんです。 無料のSNSって、こちらが嗜好という企業が欲しがる情報を無料で提供している側面があって、「タダほど怖いものはない」という気持ちはいつも持っています。 それゆえ、ダイレクトなコミュニケーションである、小さなライヴをたいせつにしたいんです。嘘ついたら、バレますからね。虚構は通用しない。なによりも責任を100%取れるってことです。 焚き火をしながら、星を見ていると、そういうことに想い至る。すごいな、と思います。
良きものを直して使うこと
8月26日 月曜日 晴れ 「労働」と「運動」は決定的に違うって、ファーマーが言ってたけど、ほんとうにその通りで。一年間放置された力仕事が溜まりに溜まっていて、昨日は残りの草刈り、木を伐採して道を拓き、すべての窓ガラスをきれいにし、屋根の修復をしました。書けば、これだけだけど。笑。 総合的な人としてのスキルがなければ、山の生活は難しい。自分がアクションを起こさなければ、なにひとつ前に進まないから。気にすべきは天気の動向、次に食料状況。それらを鑑みて、まだ太陽が昇らないうちから、天気を逆算しながらら、本日のやるべき作業をフレキシブルに。 合間に作曲、運動をして、さすがにおじさん力尽きます。それでも、家が息を吹き返していくのは嬉しいです。 母親が使っていた出刃と柳刃を見つけたんす。使っていたのは覚えてるけど、死んで20年経っているからして、半端じゃないサビ具合。捨てるのは簡単だけど、鋼入りの包丁は一生モノ。彼女は彫刻をやってたので、刃物屋さんと取引があって、いい包丁を使ってたんです。 なので、再生を決意。とはいえ、やったことがないので、麓でヤスリと砥石を吟味して買ってきて、少しづつ前に進む。ほんとうはグラインダーがあると速いんだろうけど。最初に激しく削りすぎるっつー失敗はしたけど、日に日に包丁らしくなってきたところ。笑。 そうそう。ちゃんとした彫刻用の彫刻刀もたくさんあるんです。たぶん、ぜんぶ研がなきゃダメだけど、おそらく使えます。わたすが彫刻家になることはないので、使ってもらえる方に差し上げたいのですが、そもそもニーズあるのかな? いつものアドレスにメールをもらえれば済む話なんだけど、あいにくノートPCにそのアドレスを入れずに山に来たので、とりあえずコメント欄にご所望の方はご意見をば。 もうひとつ。この家、熊本地震でぶっ壊れる前はものすごくちゃんとした建具で出来てたんす。いまどき、びっくりするくらいの建具です。サッシではなく、職人さんが手作りしたやつです。サイズもでかいし、二重ガラスだし、寒冷地仕様。同じサイズの障子もフルセットあります。雨戸はだいぶヤレてるので、使えないかもだけど。 でも地震で家自体が傾き、使えなくなって、安物のサッシに入れ替えるしかなくなったんす。(元に戻すにはアンビリーバブルな金額がかかったのです) それゆえ、建具はほぼ全部キープしてあります。捨てるに捨てられず。これから変わった家を新築する人とか、古民家再生などにはとってもいいと思うんす。 これも意味のあることに使ってもらえるなら、差し上げたいと思っています。これも、とりあえずコメント欄に。
ファーマー
8月25日 日曜日 晴れ 縁あって、南阿蘇の有機農家を訪ねました。 一目見ただけで、彼がどんな風に生きてきたのか。表情に刻まれています。福岡の某進学校を出て、僕が今住んでいる街にある某ちゃんとした大学を出て、たぶん沢木さんの「深夜特急」あたりを文庫で読んで、東南アジアあたりで人生の迷子になって、ファーマーを志すことになる。 なんと言っても、目もだけど、その肉体がね。大地に生きる人の身体です。 受け取るもの。学ぶことはたくさんあります。昨日も書いたけど、意志は強く、謙虚なんだよね。ミュージシャンにこういうタイプの人は皆無だから。自分も含め、どこか思い上がってる。まぁ、そうじゃなきゃやってらんないんだけど、だんだん苦手。 一次産業の人に会ってると、とても平穏な気持ちになる。でも、機会があって、手伝わせてもらったりしたなら、とんでもない仕事なんだろうってことは畑を見てるだけで思う。 湧水でコーヒーのための水を汲んで、家に帰ろうとしたら笑っちゃうくらいの豪雨。降るときは冗談みたいに降る。すべてを洗い流してくれる。今年は雨が少なくて、里芋が不作だっておっしゃってたから、恵みの雨になるといいな。 空はかなり読めるつもりだったけれど、せっかくの洗濯物はズブ濡れ。もう一度やり直して、麓に降りて乾燥機。笑。それもまた人生。 今朝は朝の5時からランニング。昨日、降ったから見事な雲海。独り占めにするのはもったいないから、家人に車で来るように連絡。見てもらえてよかった。 峰は有名な観光地。おまけに日曜日の雲海。マナーが悪い輩もたくさんいます。オレもバイカーだから、言いたくないけど、ヒドイのがたくさんいる。そんなに飛ばすならサーキットに行けよって。実際、オートポリスってちゃんとしたサーキット、近くにあるし。 なんだかなぁ、と思うから、人には近づきません。 山は獣が増えた気がします。昨日はイノシシがうちに来たし。九州にはクマは居ないんだけど、獣についてるマダニの恐ろしさをファーマーに教えてもらいました。これから草刈りは完全防備じゃないと危ないな。 なんでも、慣れてきたときが危ない。そんな山便りです。スタジオにお返しします。 作曲活動は順調に進んでます。とりあえず、なにも考えず、出てきたものを書き留める。そんな日々です。
自主的楢山節考
8月24日 土曜日 晴れ ボーボアールによると、あるイヌイットにはかつてこのような慣習があった、と。 自分の老いが共同体によって、重荷だと感じたなら、仲間に懺悔をしたあと、カヌーに乗って二度と戻らぬ旅に出る。カヌーにも乗れない老人は海に投げ込んでくれと、子供に頼む。彼らを育んだ海の藻屑になることが他界に渡る最短の道だから。 あるとき、子供たちはそれを実行したが、衣服の浮力で浮かんでしまった。そのとき、父を愛していた娘がこう言った。 「お父さん、頭を水に突っ込むの。そしたら道がもっと近くなるから」、と。 自主的な楢山節考。感動的。近代社会に老人の居場所は少ない。自然死以外に老人が死ぬことは許されない。 でも、どうなんだろう。自然に近い環境で暮らしていると身近に宇宙と自身の矮小さも感じる。何度も書くけど、内包する宇宙と本物の宇宙の境がわからなくなることがある。それは他界なんだけど、たぶん同じ。 その感覚をいつも忘れずにいたいから、こんな生活をしてるんだと思う。 広島からともだち夫婦がやってきた。農業を生業にしている。そんな日に函館から旧知の浜ちゃんのすんごい野菜が届いた。蒸して、そして生でいただいた。団体に属せず、一次産業に生きる人たちはマジ、リスペクト。意志は強いけれど、どこかに謙虚さがある。自然には抗いようがないから。 食にまつわる円環。それもまた宇宙。僕らはいつだって、食べたものでできている。
職業、オレ
8月23日 金曜日 晴れ このエリアには無数の温泉場があります。活火山ゆえの大変さはあるけど、地球の恵みだもんね。湧水も含めて(うちも湧水です)多種多様な泉質を誇ります。肌にはいいけど、これで髪の毛を洗っちゃいけない、とかね。 今までで一番衝撃的だったのは川沿い(というか殆ど川の中にある)の無料の温泉にはおばあさんが何の躊躇もなく入ってる姿。外から丸見え。でも、それは文化だと思うんだよなぁ。だって、きっと子供の頃からそうだったんだもん。お風呂のあと、川で大根洗ってたなぁ。かっこよかった。 山あいにブルーの温泉があると聞いて行ってきました。噴出量が半端ないです。お湯も良かったけど、地獄蒸し(たいてい無料です)が素晴らしかったので、温野菜などをいただいています。これは何というんだろう、素材の旨味が凝縮される感じですね。とても美味しいです。 ランニングも含めて、地球の良いエネルギーを体内にいただきつつ、作曲しております。 優雅な生活でいいねって。いやいや。 僕ら自由業は仕事のやり方は自分で決められます。夏は山、冬は雪山(外国含む)というのは僕のたいせつなルーティン。でも、その間、定期的な収入なんてありません。当たり前です。でも、創作の時間がなければ、次の駅には進めないのです。 さすがにこういう生き方にも慣れましたが、あまり人には勧められないっす。多少の覚悟と度胸は必要です。でも、それゆえ、自分のやるべきことにフォーカスできてる気はするんですけどね。 自由って、ある種の幻想なんです。「すごい!」ってこころ動かされることをガソリンに人間全体として生きるんです。なので、職業が「音楽家」というより「オレ」になってきます。職業欄にはほんとに「オレ」って書きたくなります。 山口洋として生きること。全力で愉しんでいます。いつだって可能性は無限大です。
焚き火
8月22日 木曜日 晴れ ともだちが焚き火台を置いていってくれたのです。 2000年になる前。飼ってた犬とよくキャンプに行ってたけど、あの頃のギアともはやぜんぜん違う。なにもかも。 薪もあるし、なんとなく焚き火をしてみたのです。これが、どえらく愉しい。愉しいって言葉は違うな。なんだろう、スピリットの中に確実にある、太古の、原始の部分に問いかけてくる感じです。 穏やかなんだけど、静かになにかを掻き立てられる。生きている炎と煙をずっと見てるだけなんだけど。薪ストーブの炎とはまた違うんです。野趣に溢れてる。 こんなのも、都会じゃ、子供たち、体験できないよなぁ。この場所も秋には野焼きをするので、基本的には燃やすのは禁止なんだけどね(ときどきヘリで監視されてる)。でもまぁ、このくらいなら大丈夫でしょう。 帰る頃には焚き火マスターになってると思う。笑。思わずmy焚き火台を買いそうになったけど、ぐっと我慢しました。笑。 楽器も届いたし、家人もはるばるやってきました。いよいよ作曲活動開始です。