月別アーカイブ: 2月 2024

引っ越したい病、再燃

2月29日 水曜日 曇り 今、暮らしてる家はとっても素晴らしいんす。今やオーナーとも知り合いだし、直接やりとりできるし、なんと言ってもいつだって富士山が見える。これは精神衛生上とってもいい。周囲の環境がとっても静かだ(った)し、リスだって遊びにくる。 ところが。 例のコによって状況は急変。空き地はまだしも、裏山であれ、なんであれ、カネになる場所にはすべてニンゲンの手が入り始めた。うちで行き止まりだったのに、そこに重機が入り、開発が始まる。すべて、コゆえもっと静かなところへと、都内からの需要が高まったのが原因。 現在、建築中の家などだけで周囲7軒。毎日、工事の車がくる。重機はくる。電線は張られ、地面はひっくり返される。もうね、うんざりなんです。道がとっても狭いので、数珠繋ぎに違法駐車されるとこっちはでかけることさえ不可能になる。その状態が3年くらい続いている感じ。 如実に業者の質ってもんがあって、こちらの事情を伝えたところで、周囲に気を配って仕事をする人たちが15%くらい。あとはタオルなんかもって挨拶に来るんだけど、自分の仕事の事情しか考えてない。 限界かな、、、。 考えてみれば、自分が住んでる家ですら、こうやって建築されたわけだしね、、、。でも、この強欲にまみれて暮らしてるのがほんとうに辛くなったきたんす。 先日、北陸で職人さんたちが仕事をしている倉庫を見て、閃いた。こりゃぁ、いい。住むのにはちょっと難があるけど、瞬時に閃いたのは、ここでドラムが録れるってこと。いまどき、新作を創れないのはサブスクによって、かかった経費をあまりにも回収できないから。スタジオなんか使ってたら、とうてい新作は創れない。 もともとオレはスタジオが嫌いで、デビュー盤「柱」はともだちが倉庫に作ったスタジオで録られてるんです。未だにあのアルバムの音がいちばん好き。どうしてかって、あれはすべて生の残響なんです。デジタルリバーブを一切使っていない。 つまりどこか静かな場所にそんな物件があれば、いつだって録音が可能なわけです。出したいときに出せるしね。 昨日、人生の先輩に学んだばかりなんだけど、こういうネガティヴな理由で引っ越すんじゃなくて、もう少しポジティヴなオーラを日々出してると、そっちに事態は移行していく気がするんです。つまり、その環境をdreamするってこと。 なので、昨日ベッドの中で夢見てたんだけど、完全にアリだな。笑。クルマで倉庫にinしてる自分の姿が見える。 もうひとつ。みんなに質問。 今年もOFFICIAL BOOTLEGは出します。来月には去年の渋谷duoでのライヴ盤をリリースできる予定です。すべての制作は完了して、今プレス工場からの納品待ちです。 同時に、昨年の磔磔の映像をハイクオリティーな形で録っておいたのです。これがね、磔磔スタッフによるあのハコならではの空気が絶妙に切り取られていて、ぜひにハイクオリティーなままリリースしたかったのです。もちろんミックスは僕が担当していて、その仕事も完了しています。 これはDVDじゃないな、と。ご存じの方もいると思うけど、ブルーレイだとほぼこのクオリティーのままリリースできます。で、blogでみんなに聞いてみた。時代もあると思うけど、圧倒的にブルーレイでという声の方が多かった。 で、初めてのブルーレイ。問い合わせみると、専門的な話になるけど、オーサリングという工程があって、これがDVDと比較にならないくらい高い。ちょっとエゲつない、、、。それは価格に転嫁されるので、2時間のライヴを収録したものが7000円以下では売れなくなる。 今は8年かけた本がようやくリリースにたどり着いたところで、それは本気で手にしてほしい(2度と作れないから)し、OFFICIAL BOOTLEGもあるし、バンドを支えてくれた人たちに、これ以上の出費を強いるのはどうなんだろうと思っておるのです。 スタッフと話しあって、ダウンロード販売であれば、おそらく半額とまでは行かないまでも、ジャケットもないし、かなり安価でリリースできると思うのです。この作品もぜひ、見てもらいたいしね、、、。なんてったって、磔磔が50周年、HWは45周年なのでね、、。 な、わけでご意見お聞かせくださいまし!   これはアーティスト本人が創った映像。これもまたdreamする力。      

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人生のピークはこれから

2月28日 水曜日 晴れ みんなの元気の素になればいいな。 それが誰かって、類推はなしでね。ぜったいわからないように書くから。それが問題なんじゃない。 音楽界の重鎮が自宅に招いてくれた。手作りの料理とご機嫌な音楽とともに。昔から知ってる人だけど、いろんな場所でばったり会うってことが多くて、一度も待ち合わせして会ったことないから、どんな暮らしを送ってるのかなんて知るよしもなかった。 彼の人生はオレみたいに命からがら切り拓いたみたいなタイプじゃなくて、なぜか望まないのに、そうなった、みたいな、体験したことのないタイプの人生なんだけど、そりゃあもう、得難い経験の数々を経て長まで上り詰めた感じ。でも、一切の上昇志向がないところが好き。 でも好きなことにはとことん行くってところがあって、その人生を映画化したいって話がある人が、ゴジラが好きすぎて、夫婦でエキストラに参加する、とかね。そういうところがとっても素晴らしい。 家具屋で気に入ったベッドを買う方法とか、墓仕舞いをする方法とか、お金をかけずにいい音がするオーディオを選ぶ方法とか、オレには目から鱗の連続。そう言われてみれば、オレの人生はかなりのパワープレイでなんとか得点をとってやってきたんだなぁ、と。プロセスと言っておきながら、それを愉しんでない。 かの「we are the world」を爆音でアナログで聴かせてくれた。僕らは映像で知ったような気になってるけど、こんなに奇跡的なプロジェクトだったのかってことは音で聴いた方がよくわかる。← これはほんとうにオススメ。映像なしで、伝わってくる情報量がものすごくて、オレはライオネル某がどうしても好きになれなくて、昔から興味なかったんだけど、アメリカのエンタテイメントが一夜限りで本気を出すと、こんなにとんでもないのかってことがよくわかるし、その発端はLIVE AIDを見たハリー・ベラフォンテにあるって話もまた面白い。 つーか、ニンゲンの本気がとんでもないから、できるだけいい環境で(アナログ推奨)でっかい音で聴いてみて。 そんな彼が「トノバン」加藤和彦さんのドキュメンタリーを激賞してたんで、これは観てみようと思うし、故郷がオレと近いんで、もちろんアクの強さはあるんだけど、言いたいことを言い切って、それでも敵を作らないことにも感嘆する。 で、みんなに何を伝えたかったかというと、「これからのヴィジョンはなんですか?」ってオレの質問に70前の彼はこう応えたんよね。 「オレは役者になる」って。 嘘でしょ?って。一度も人生を切り拓いたことないから、これからは切り拓くって。一切のコネなしに、オーディションで既に役を獲得していて、これから撮影なんだってさ。で、奥さんが教えてくれたんだけど、こう言ってたって。 「人生のピークはこれからだ」って。 痺れたね。「人生のピークはこれから!」。もちろん帰り道の第三京浜で反芻して身体に入れました、とも。    

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せとかとデコポンと文旦

2月27日 火曜日 晴れ 昨日の朝。宅急便来る。 故郷の同級生、りっちゃんが毎年送ってくれるデコポンと文旦。故郷の裏山で採れたやつ。僕らが育った福岡市東部には立花山と三日月山ってのがあって、その山に育まれたんよね、オレたち。嫌なことがあると、ひょいと登って自分たちが暮らす町を見下ろしてみる。なんだか、悩みなんてとっても小さなことのように思えてくる。だから、海もとっても大事だけど、山も大事。その山でそだったデコポンと文旦だから、100%故郷の味がする。ほんとうに嬉しい。 昼過ぎ。宅急便アゲイン。 四国のみかん農家、カジから今年のせとかが送られてくる。もうね、なんというか、悶絶。なんだ?このみかんは。この凄まじいみかんをあいつがたった一人で育てたんだって思うと、泣けてくる。マジ、リスペクトだよ。 だから、今日は家にデコポンと文旦とせとかがあるんだ。 ほんとうは食卓に並べたいんだけど、そうするとすぐ痛んじゃうんだって。なので、カジの説明書にある通りに保存して、この美味さを共有したい人のところへハーレーでgo! いまごろ、みんな悶絶してるんだろうな。 りっちゃん、カジ。ほんとうにありがとう。ものすごく元気でたよ。とっても励まされたよ。   このバンド、好きなんだ。みんな長靴履いてるとことかね。        

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出来の悪い後輩

2月26日 月曜日 晴れ   甚だ出来の悪い後輩がやってくる。  遠くからはるばるやってくるってことは、なにかがあるってことはもうわかってる。  んなもん、トラブルのうちに入らんわい!芸の肥やしだって。辛いことが起きたら、「お!これで1曲書けるぜ!」くらいの強さを持て。  人に教えるなんてことは不遜極まりなくて、教えられることなんて、実はなにひとつないんだけど、オレと違って、この不埒な音楽稼業で子供を育ててるわけだから、うまく行ってもらわないと困る。  しかし、出来が悪い。笑。  音楽は「ぐっと掴んで、ぱっと投げるんだ」ってことをメインに合計15時間くらい2日かけて、実演と話で伝えたんだけど、果たしてどれだけ伝わってんだか。苦笑。  でも、人に伝えるってことは自分の頭の中をもう一度整理するってことでもあるので、それはよかったかな。  お前、見た目だけはほんとうに中南米の人みたいで、ものすごい演奏しそうなんだけどなぁ。

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旅慣れる

2月25日 日曜日 雨 とつぜんですが、シャワーを浴びて、身体を拭くときにでっかいバスタオル使いますか? いろんな旅を続けていると、たとえホテルの宿泊だったとしても、無駄な洗濯物を増やしたくないという潜在意識が働いて、バスタオルを使わず小さいタオルですべてを済ませてしまいます。 なので、躊躇なくでっかいバスタオルを使ってる人がとっても羨ましい。洗濯して、バスタオルを干すって行為がいちばん面倒くさくないすか?   旅人にもいろんな人がいてね。たった一泊なのに、ホテルの引き出しに自分の道具や洋服をわざわざしまうミュージシャンを知っています。そうしないと落ち着かないんだって。かと思えば、入室5分後に訪ねてみたら、すでに汚部屋にしてしまう脅威の才能を誇るミュージシャンもいます。そうしないと落ち着かないんだって。笑。 僕は限りなく労力を使わず明日のチェックアウトを簡単にすることを常に考えています。なので、必要最低限のものしか出しません。モノを出すとそれだけ忘れ物の確率が上がるしね。 今年のソロツアーはいろんな行程があるので、新幹線、飛行機、自車、バイク、いろんな手段を駆使してみようと思っています。常に身軽な旅人を目指してるんだけど、加齢とともに否応無しに増える荷物とも闘っております。 この国の美しい風景、記録しておこうと思うのですよ。山田洋次さんじゃないけど、あまりにも次々に失われていくから。     この国のいろんな風景も描きました。 山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」 ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中! よろしくね!!

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教育はなんのためにあるのか?

2月24日 土曜日 晴れ いつか書こうと思ってたこと。 自分の経験で言えば、学校ではなにも学べないことを学んだ。成績は下降する一方で、ありがちなドロップアウトの道として、芸術系の大学で絵を描いていたけど、教授が大学に腰掛けて、展覧会をやってるのを見て、んなもん芸術じゃねーと、18歳のオレは思った。 なんにせよ、落ちこぼれたら未来はない、みたいな教育がほんとうに酷かった。通ってた高校が中途半端な進学校ってところがタチの悪さに輪をかけた。ほとんど恐怖政治と言ってもいいと思う。 でも、オレには音楽があったから、それにしがみついた。ここから手を離したら終わりだ。運良く、ギターを教えてくれる場所なんかなかったから、自分で身につけた。Youtubeもメソッドもない時代。結果的にそれがよかった。回り道をしたとしても、そのプロセスそのものが「個性」を身につけるにはもっとも必要なことだったから。 中途半端な誰かに教えられると、その人物のコピーが量産される。趣味なら、それで何の問題もない。でも、その道で生きていこうとするなら、それじゃダメだ。優れた指導者は導きながら、個性を伸ばしてくれるはずだけど、そんな人物には出会わなかった。 それゆえ、すべて我流。ギターはもちろん、歌を書くことも、歌うことも、エンジニアをやることも。なので音楽家の共通言語である譜面はからっきし弱い。コード譜くらい追えないことはないけど、あれを追ってると、「追ってる」ことがすべてで、縛られて、インスピレーションが湧いてこない。 難しいポイントだけ自分の記号で書いて、あとは脳みそを空っぽにする。曲が体に入って、曲のコアとつながった感覚さえあれば、川が流れるように、ともに流れていけばいいだけ。だから、初見は無理だけど、一回聴けばだいたいのことは理解できる。もっといえば、知らない曲を演奏しているときが一番愉しい。 譜面は記録するメディアがなかった時代に、人に伝えるための手段がそれしかなかったってことなんであって。 クラシックの教育を激しく受けてしまった人に多いのは、それだけ読めて、弾けるんだったら、自分で曲を書きなさいよと勧めても、もう脳がそういう風に働かなくなってしまっていること。そりゃ、本人の問題でもあるけど、教育ってなんだろう?って。どうしてこんなに頭を硬化させてしまうのか? あなたは譜面通りに演奏するためのマシンではない。間違えてなにが悪いのかオレにはわからない。そもそも音楽に良し悪しなんてなくて、好きか嫌いかしかないのに。採点なんて不可能な芸術なはずなのに。 音楽は自由であるべきだと思う。応えは机の上にはない。神と呼ばれるものは音楽の中にいるよ。確実に。それと響き合うのに必要なのは、生き抜くためのプロセス。それを磨いていけば、稀にそこに到達できるようになる。楽器に向き合ってるだけじゃ、到底辿り着けない。ジミヘンが26にしてこう言ってた。「魂を国家に支配されるな」ってさ。そういうスピリットがないと! なんというか、楽な道なんてない。もう一度書くけど、いちばんたいせつなのは目的地ではなくプロセス。プロセスが適したもので、なおかつオリジナルであるなら、あなたは目的地に行けると思う。   最後に父親の話を書いておきたい。彼は数学者だった。オレに勉強しろと言ったことは一度もない。言われたことはただひとつ「勉強しなくていい。好きに生きろ。ただし、その責任は自分で取れ」。高校生の時、数3ってやつがほんとに1ミリもわからなくて、0点を取ったら、彼は「さすがオレの息子だ」って喜んでた。 彼が教えてくれたのは。「数学ってのは美しいんだ」と。みんなは公式を覚えて、それに当てはめて問題を解くのが数学だと思ってるけど、そうじゃない。公式を毎回自らが「定理」として導き出して、「真理」に到達できるところが美しいんだよ、と。だから彼は一切の公式を知らなかったらしい。 これだけ時間が経過してみると、親子がやってることはそんなに遠くないんだと思う。彼が自分の道を責任とともに歩けと言ってくれたこと。それこそが教育のほんとうの意味だったと今となっては思う。 この頃ね。親父が遺してくれたギターで苦手な和音に取り組んでる。あ、昨日も書いたか。とってもやりがいを感じてるよ。 光は音に変換できる。ほんとだよ。 なことも含め、全身で描きました。 山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」 ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中! よろしくね!!    

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ネコの日

2月23日 金曜日 雨 ネコの日だったんだってね。 犬もネコも大好きです。インスタのおすすめに上がってくる写真はネコかバイク。笑。決して楽器じゃない。僕らの仕事は飼えないからね、、。旅に出たら、ネコが可哀想じゃん。 ブラフマンのコーキんとこのネコたちと、最近ともだちになった山田くんとのネコたちはもはや他人(他ネコ?)とは思えないというか。毎日見てるから。実際にあったら、ドキドキすると思うよ。 うちは離散家族だったので、大学生の頃から実家にほぼ一人で住んでたんだけど、飼ってたネコの世話はそのままわたすがやっていたので、ネコ2匹と暮らしてました。 2匹とも野良ネコの成り上がりで、どーしても家に入れてくれって感じでぐいぐい来たので、気づいたら飼ってた、みたいな。昔は野良ネコもたくさんいて、2匹以外に外でも餌だけを食べにくるネコが3匹くらい入れ替わり立ち替わりいたな。 高校生のある日、近所の空き家の物置に段ボールに入った子猫が5匹捨てられててね。にゃーにゃー鳴いてて、素通りできなくて。おかんに頼み込んだけど、うちに2匹いるからぜったいダメだと。仕方ないから、学校の行き帰りに牛乳持っていって飲ませてたんだけど、毎日1匹づつ死んでいく。たまらなくて、それを親友に相談したら、「お前が殺してるんだ」って言われて、頭に血が昇って、奴を追いかけて、お寺の境内でボコボコにして1年くらい口きかなかった。子猫に牛乳やっちゃダメだって知らなかったオレが悪いんだけどね。 でも、あれはどうしたらよかったんだろう。って、今でも思う。自分の手に余ること、確かにやっちゃいけないけど、あのままじゃ死を待つしかないもんね、、、。「子猫もらってください」って張り紙して、あちこちもらってくれる人探したんだけど、間に合わなかった。 なこともあって、オレのところにはネコが現れないのかもね。てか、あんな存在を捨てられるやつの気持ちがわからん。 今でも動物は向こうからやってくるだろうと思って暮らしてる。っていうか、ペットショップでお金を払ってってことは性格上できないんで、いつかやってくるだろって、思ってるうちに、今飼ったらオレの方が先に死ぬんじゃねーか、みたいな年齢になってしまったというか。うちはペット禁止なんだけど、そんな事態になったら、大家さんに泣きつく覚悟だけはとっくにできてんだけどね。 前述の2匹とも、オレの腕の中で死にました。2匹とも20年生きたから立派なネコ。もう他人の手に渡ってしまった実家の庭に埋めました。その事実を知ってるのはオレだけだけど。キャットフードなんて充実してない時代だから、毎日魚屋で安い魚を買って食べさせてたのがよかったのかも。でもやつらにチュールは舐めさせてやりたかったな。   さて。 年始から全力で走ってきて、ようやく曲を書く時間を持てるところまで辿り着きました。ほんとうは一番最初にやりたいことなんだけど、それが最後になってしまうのは、現代を生きるミュージシャンとしては仕方がないことなんだよね、、。 親父が遺してくれたガットギターでずっと避けてきた難しい和音に取り組んでます。今更だけど、ガットギターでいい音出すのがいちばん難しいっす。まだまだある伸びしろ。はて、どこまで行けるかな。 山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」 ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中! よろしくね!!    

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MLIMMよりご報告

2月22日 木曜日 雨 みなさんの気持ちをうけて、わたくす北陸に行ってまいりました。自分の目で見ないとわからないこと、腑に落ちないこと、たくさんあるので。 その時の模様は2/18のダイアリーに記しているので、ぜひ読んでくださいまし。 MY LIFE IS MY MESSAGEは志だけで運営されている小さなプロジェクトです。でもひとつだけ利点があって、小ささゆえ、即行動に移すことができます。みなさんから寄せられた気持ちをできるだけ早く、意味のあることに還流させることはできます。 2/18のダイアリーでみなさんに使い道について打診したところ、おおむね了承されたと受け取り、以下のような行動を昨日付けで(2/21)起こしました。 事態は刻々と変化していくので、可能な限り求められたことに迅速に対応したいと思っています。今後ともMLIMMをどうぞ、よろしくお願いします! ときどき突っ込まれるので、書きたくないけど、お伝えしておきます。僕の行動の一切にまつわる関する経費は自費で行っています。ご理解くださいまし。 以下、オフィシャルサイトにもアップした文章、ご一読ください。 ありがとう!!   ご報告。 金沢までクルマで行って、状況を確認してきました。 能登半島は未だ、一般人が入ることが躊躇される状況(自治体からも立ち入らないよう要請がでています)です。 何度か重点的にサポートさせてもらっている、僕がいつもソロで演奏しているハコ メロメロポッチを訪ねて、状況を聞きました。 オーナーの熊野くんは金沢市議でもあり、ボランティアNPO(かなざわ志縁隊)の代表でもあり、能登方面への炊き出しを継続的に行っています。店の中は支援物資が積まれていて、草の根の物資流通の拠点になっていました。 能登半島では未だ水が開通していないところがたくさんあって、二次避難をせず、避難所で暮らしている人たちも まだたくさんいるそうです。 そのような避難所での食事は水が使えないため、あたたかい食事はとても喜ばれるので、各避難所からの要請で随時炊き出しをチームを組んで行っています。 一回の炊き出しにかかるすべての経費が100人ぶんで5万円くらいなんだそうです。3月末までには水は開通する予定なので それまではこの活動を続けたいということです。 そこでMLIMMから6回分30万円のサポートをさせてもらうことにしました。 引き続き、状況を見守って、求められるサポートを迅速にやっていきたいと思います。 今後ともどうぞ、よろしくお願いします。 2024年2月21日 山口洋(HEATWAVE) ついしん 僕が気にしている輪島の職人さん(残念ながら今回は会えず)はメロメロポッチの店主、クマちゃんの親戚が師匠なんだそうです。世界は狭いね。てか、繋がっていくね。笑。

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虹の橋

2月21日 水曜日 曇り ドイツ在住のお母さん(日本の方です)から感謝のメールをいただきました。(オレはなにもしてないけど) いわく。 ドイツで生まれ育った17歳の息子ちゃんは日本が大好きで、彼の国の学校での必須科目である2週間のインターンシップを日本でやりたいと考えていたけれど、なかなか受け入れてくれるところが見つからなかった、と。 ところが山形県長井市での「甦る」ツアーの参加者が友人で、かの「鈴木酒造」の話を伝えたところ、町のいろんな人々が骨を折ってくれて、鈴木酒造での2週間のインターンシップが実現。 話はそこにとどまらず、町ぐるみで彼を受け入れてくれたそうです。その一例。 いろんな方面から話は聞いていました。でも、なんというかそれこそがMY LIFE IS MY MESSAGEというか、利益が目的ではなく、こんな時代に未来のために尽力してくれる大人たちがたくさんいてくれるのがとっても嬉しい。その前に少年の志が嬉しい。それもこれも、震災があって、受け入れ、受け入れられ、皆で未来を見つめ、力を合わせてやってきてくれたからだと思います。 とっても嬉しい! 少年がいつか虹の架け橋になってくれたら、おじさんおばさんたちは涙を流して喜ぶことでしょう。ドイツはいくつから酒、飲めるのかな?僕らは世界で一番好きな飲み屋、長井が誇るスナック「夜汽車」で一緒に「甦る」を飲める日を楽しみにしています。 少年、よくやってきてくれた!でもって、長井のみなさん、ありがとう!!      

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一年で一番憂鬱な日

2月20日 火曜日 雨 午前3時に日本海側を出て、通勤ラッシュが始まる前に帰ってきました。我ながらナイスな選択。 このまま眠ることなく、フツーに1日を過ごして、夜眠れば、熟睡かつ時差ボケもなく、1日をフルに有効に使えるのです。体力のない人にはおすすめできないけど。 わたくす、旅慣れているので、後片付けはマッハです。でもって、思いきり酷使したクルマを洗って旅のルーティンは終わるのですが、あいにくの雨。生煮え、、、。 こんな日は、頭も働かないし、一年で一番憂鬱な、でも逃げられない作業に充てることにしました。嫌なことから先に片付ける。これ、人生の鉄則。とっととやるに限る。 わたくし、この作業について一度もblogに記したことがないと思います。ほんとに記したくないくらいに憂鬱な作業なんです。 そうです。個人事業主を苦しめる、年貢にまつわる作業です。これ以上、具体的な表現をしたくないので察してください。首相がぬかりなくやるように!と言ってわたすらの怒りを買った、国に年貢を納めるための作業です。正確には下準備っすね。 有象無象の領収書を項目別に分け(分けてはあるけど)、ひたすら電卓を叩き、その道のプロにお任せする道筋を作るまで。ほんとに苦痛。こんなことやりたくないし、年貢係にはもっと会いたくないので、最後の行程はプロに丸投げです。でも、ひたすら作業しても、確実に1日は潰れます。 ほんとに経理を生業にしてる人を尊敬します。10分やっただけで、蕁麻疹が出そうです。でも、音楽事務所から独立してからはずっとこのやり方を続けてきたので、ひな形があるんです。計算したら、そこに数字を入れていけば、この一年、どんな生き方をしたかってことが如実に浮かび上がってきます。 そんな意味じゃ、数字は美しい。見事に生き方が立ち上ってきます。 物価が上がって、消費税がじわじわと民の暮らしを圧迫してるのも見事に数字に表れてます。 そういえば、この前モーガンの家で、彼はイギリス人なので、紅茶とクッキーを出してくれたんすね。クッキーを見たのが久しぶりだったのです。小さい!オレが知ってるクッキーはこんなに小さくない。それから目を凝らしてみると、いろんなものが小さくなったり量が少なくなってる。 なんだかなぁ。 夜にはすべての作業を終えて、分厚い書類をプロに送りました。 会社に勤めてる人も、個人事業主のオレたちも年貢の使い方はちゃんと見届けないとね。ほんとにロクな使われ方してないからね。奴らは年貢を預かって、国民の信託をもって、意味のあることに行使する立場にいるだけで、それは奴らの特権じゃないし、いうまでもなく奴らの金じゃないからね、、、。 まずはなによりも、原発と武器に使われてほしくないのです。万博もだな。子供っぽい言い方だけど、それは死んでも嫌なのです。今、困っている人のために使われてほしいのです。今すぐにね。 1日を費やして、より強くそう思うのです。 年貢のことは書いてないけど、山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」 ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!   よろしくね!!

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