月別アーカイブ: 9月 2013

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9月28日　月曜日　晴れ 9月28日。福島県相馬市にて、ツアーを無事終了させることができました。 足を運んでくれたみなさん。「全力」という言葉の意味を今一度教えてくれたスタッフのみなさん、何よりも一人のニンゲンとして、男として、プロフェッショナル・バンドマンとして、明日の道を照らし続けてくれたチャボさん。ほんとうにありがとうございました。 関わったそれぞれの人たちが、今さら確認しなくても、「ひとつの目的」に向かって、暗中模索を繰り返し、笑顔とくだらないギャグを絶やすことなく、昨日より今日を、何よりこの瞬間をいいものにしようと、目の前の道を全力ですり減らしていました。おそらく、それこそが未来を切り拓く唯一の方法だと、誰もが知っていたのだと思います。険しく、そして美しいニンゲンたちの旅でした。 足を運んでくれたみなさんが何かを受け取ってくれたなら、それがすべてです。その想いがあなたの心の中で、もしも、育っていって押さえきれなくなったなら、誰かに伝えてください。 何だか1500メートルを全力で走ったような気持ちです。心拍がまだ元に戻っていません。みんなで巻き上げた砂煙が舞っています。もう少ししたら、良かったことも、そうでなかったことも、クリアに見えてくるのだと思います。 個人的なことで云えば、いくつになっても伸びしろはあることを、チャボさんの音に込められた情熱から受け取りました。それは僕にとってものすごいGIFTでした。 同時に、どんなに力を尽くしたところで、福島を取り巻く状況を変えることができたとか、何かを達成したという実感はまるでありません。悪化していくいろんなこと（いちばん悩むのは、人の心の移ろいについてなのですが）に効果的に作用しているかどうかも残念ながら不明です。 ただ。音楽の持つ、そこはかとない力を、人が本来もっているはずの愛の力を、これまでも、今日も、明日も、これからも信じます。そして、僕らは微力だけれど、無力ではありません。バカみたいに大口を開けて笑うことも忘れません。 心からありがとうございました。また元気に、何処かの空の下で会いましょう。 多謝&再見。　山口洋(49) ——————————————————————- そしてここからは我らが松本康男さんの写真です。

9月27日　金曜日　曇り 「many rivers to cross」その言葉のほんとうの意味を全身全霊で伝えてくれたのはアニキでした。大泣。 美しいね。

9月26日　木曜日　晴れ 顔にはすべてが書いてあるんだよねぇ。恐ろしいくらいに。ほんとうに恐ろしいくらいに。 そういうこと、読み取れるようになったのがいいことなのかどうか、オレには分からないんだけど。残念なことに、そこから読み取ったものは、これまた恐ろしいくらいにその通りになるのです。 でも、間違いなく同じ論理が自分にも当てはまる訳で、こうやって映像の中の自分を観て、感じることがいろいろとあるのですよ。 生きている間に何が出来て、何処まで行くことができるのか、不明だけれど、自分でそれを諦めない限り、可能性は無限大だと思っています。先輩と過ごす日々の中で受け取っているのは、このようなことです。 あの日、明日はもうないのだ、と思ったこと。 忘れることが、人間が治癒していくための能力だったとしても、忘れようにも忘れられないことがあります。身体に刻まれてしまったとでも云うのか。ある種の度を越した疵は癒えることがなく、それと共に生きていくしかありません。それがニンゲンの性だと思うし、それとどのように向き合っていくかってことが、その人の「顔」を作るのだと思っています。 恥ずかしさをこらえて、今日は伝えます。僕は誠実でありたい。美しくありたい。 今日を精一杯生きること。未来を作るための方法は唯一、それだけだとあらためて。さぁ、明日は仙台、明後日は相馬。みんなで相馬に風を送ってください。

9月25日　水曜日　雨 MY LIFE IS MY MESSAGE TOUR 2013、福岡公演の模様が映像作家の林さん、マッハの情熱で完成しました。愉しんでください。 ここのページから、動画一覧に訪れてもらうと、全国のエネルギーを風にして集め、最終公演地、福島県相馬市に届けにいく目的がグラフィカルに伝わるか、と思いまっくす。    

林さん。感謝MAX! こっちからもアクセスしてみてね。福島県相馬市に繋いでいくイメージっす。

9月22日　日曜日　晴れ 佐藤タイジとその仲間が提唱する、ソーラーシステムの発電だけでロック・フェスをやってしまおうという、すんばらしい音楽の祭。あの岐阜県中津川市にて。 モジャモジャ君（タイジ）は昔から太陽のような奴だなぁ、と思ってはいたが、彼の情熱はとてつもないものだった。廻りの人間が情熱に巻き込まれるのも当然だ。何よりもオレがノックアウトされるのは、何かや誰かに「NO」と中指を立てることではなく、新しい方法を心の底からの「YES!!!!」という形で提示し、実現させたところにある。誰も傷つけずに、ね。それがすごい。タイジ、それから君をバックアップしてくれたたくさんの人たち。まじ、リスペクト。オレも自分の現場で頑張る。ありがとね。 生まれて初めて太陽のエネルギーでギターを弾いたよ。あったかくて、優しい音だったよ。

9月20日　土曜日　晴れ 東京3days。終了しました。 最後の曲をCHABOさんと演奏してから、20時間くらい経過しています。去来するものが多すぎて、まったく言葉になりません。こういうときは自分の心に忠実で居ようと思います。何かを書くと云っておきながら、申し訳ないです。 来てくれて、ありがとう。たくさんの愛。

9月19日　木曜日　晴れ 今日はですね。心の深ーいところから音が出ていた。そんな気がします。理由は分かりません。ライヴとはそういうものです。CHABO先輩の心のふかーいところから音が出てくると、心が震えます。don’t think。考えてはいけません。後は勝手に身体が反応します。かつて経験したことのないタイプの感動を家に帰って、今頃味わっています。 あとは来てくれた人たちが自由に受け取ってくれれば、と先輩と僕は願っています。かえる新聞とともにね。 ———————————————– ライヴを終えて、プロジェクトのスタッフと青山の街を歩いてまいした。彼には娘がいるので聞いてみたとです。「首相が世界に向かってウソをつくようなことを小さな娘に何て伝えればいいの？」。彼はこう応えました。「総理大臣はこう云ったけど、パパはそう思わないよ」と伝える、と。 僕は今年50歳になりますが、先輩の生き方からものすごい量のことを毎日学んでいます。ほんとうはもらってばかりじゃダメなんだけど。感謝です。僕ばかりもらっていてはと思うので、明日東京3daysが終わったら、ひとつだけ書きます。 ———————————————– アニキ（NY在住）から連絡があって、「日本に行ったら、オマエに渡したいものがあるから空港まで来て」。ライヴの後、ぶっ飛ばしましたよ、空港まで。渡されたのは写真のブツ。わーーーお。アメリカじゅう探したんだそうです。ちょー嬉しい。愛だなぁ、何だかなぁ。そんな訳で、一日じゅう、先達の愛情に包まれておったのです。アニキ祭。明日もガンバル!!!!!