月別アーカイブ: 4月 2012

ARABAKI 2012 day2

4月29日 日曜日 晴れ 今年のARABAKIの最後を飾るステージで、ハウスバンドを努めるって役目です。去年あのような事が起きなければ、このオファーを引き受けていなかったと思います。そのくらいには僕らは自分勝手な人間です。でも、あれから様々な活動をする中で、僕らの本業である音楽を通じて東北に何かを伝えられるのであれば、断る理由はどこにも見つかりませんでした。 正直な話、この役目は楽なものではありません。でも、ゲストで歌ってくれるシンガーの皆さんの方が大変であることは間違いないのです。なので、僕らはひとつだけ方向性を定めました。全てのエゴを捨てて、どんな状況であれ、シンガーが歌に集中できる場所を創ること。それさえ創ることが出来れば、結果はおのずとついてくるだろう、と。 それぞれのシンガーにコメントするなんて野暮なことはしません。それぞれが独自の存在で、本当に素晴らしかった。 アンコールにたどり着いたとき、自分も1曲歌うことを思い出しました。「満月の夕」を中川某と書いてから、いったい何度その曲を歌ってきたのか分からないけれど、ただの一度も「歌えた」と思ったことはありませんでした。でも、その時僕は自分のエゴから完全に解放されていました。自分でもびっくりするくらい、フラットな気持ちで声が勝手に出ていく。それを受け継いで歌ってくれた奥田民生氏の姿を真横で観ているうちに、不思議な感動を覚えていました。これだけのゲストに囲まれながら、自分の事しか書けないのが情けなくもあるけれど、初めて「歌えた」と思ったのです。エゴを捨てることによって。いやはや、何とも。音楽って素晴らしい。 ミュージシャンの殆どが朝まで残って飲みました。そこで放たれた、とある芸術家の言葉を僕は一生忘れないと思います。芸術家である前に、崇高なニンゲンの魂からの言葉でした。 足を運んでくれたたくさんのみなさん、ほんとうにありがとう。この巨大なステージを作り上げているのは、たくさんのスタッフの情熱の集合体です。ほんとうにありがとう。ARABAKI、最高だぜ。

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ARABAKI2012 day1

4月28日 土曜日 快晴 今年のARABAKIは「MY LIFE IS MY MESSAGE」ステージを用意してくれました。僕は出演していたので、写真で伝えられないのが残念だけれど、多くのオーディエンスが足を運んでくれ、用意していたプロジェクトのパンフレット、かえる新聞はすべてなくなったそうです。 矢井田瞳ちゃん、おおはた雄一くん、それぞれの立場で全力を尽くしてくれたことに感謝しています。ほんとうにありがとう。 毎年書いてるけれど、東北の人たちによる、東北に根ざしたこのfes、理念も運営方法も、オーディエンスがこの祭りを誇りに思っていることも、素晴らしい!!!!!  

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リハーサル最終日

4月27日 金曜日 雨 春の空気と云うより、少しだけ「梅雨」の匂いがします。 明日から開催される「ARABAKI ROCK FES 2012」のためのリハーサル最終日。本日スタジオに来てくれたゲストは、真心ブラザースのみなさん、奥田民生さん、元ちとせさん、堂島孝平さん、岡村美央さん。 このプロジェクトを通じて受け取ったものは、音楽は人が奏でるものだってことを、あらためて。その人物の考え方、重ねてきたLifeそのもの、年輪、エトセトラ。すべてが表れてました。それぞれの個性と響き合うことは、とてもやりがいがあります。是非、来てね。

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小さな夢

4月26日 木曜日 雨   この時代に音楽やプロジェクトのことで忙殺されるってのは、とっても幸福なことだと思ってます。  ただ、食事が単に「生命を維持するための餌」になってしまうのはどうかと思います。ツアーであれ、リハーサルであれ、移動中に自分に餌を与えるしかなくなってくる。右手にハンドル、左手にドライヴスルーで買ったジャンクフードとかね。どうにかならんもんですかね。ニンゲンは喰ったもので出来てますからね。  今日は思い切ってリハーサルを休みにしました。今日の夢は、夜までに全部の仕事を終えて、自分のために美味しいご飯を作ることです。

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リハーサル2日目

4月25日 水曜日 雨 本日、一緒に音を奏でたミュージシャンの方々。 矢井田瞳さん、おおはた雄一さん、岡村美央さん、浅井健一さん、TOSHI-LOWさん、山田将司さん、仲井戸麗一さん、池畑潤二さん、細海魚さん、渡辺圭一さん。 何つーか、その。誰ひとりこの世に代打が存在しない、ワン・アンド・オンリーのミュージシャンと演奏するのは歓びです。心地良い疲れと耳鳴りが同居しています。たくさんのスタッフも含めて、全員で作り上げていくのは愉しいものです。感謝。

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リハーサル初日

4月24日 火曜日 雨 都内某スタジオにてARABAKIのためのリハーサルを開始しました。「おっす!」とスタジオに足を踏み入れると、居るわ居るわ、大勢のスタッフ。最後に来たテレビクルーまで含めたら、30人くらいは居た気がする。 二つのステージのリハーサルをゲストの皆さんのスケジュールに合わせて同時進行しているからして、頭が混乱するのですが、これも経験ってことで。オカピーのギターは相変わらず超絶だし、ユウちゃんには俺たちが若干失ったパンクのビートがあるし、曽我部くんの歌には彼の生き方そのものが表れていて、それぞれに素晴らしかったっす。うーん、ひっさしぶりの強力な耳鳴りだ。

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東京に戻る

4月23日 月曜日 雨   いやはや、何とも。実り多くも、体力的には険しい旅でございました。身体がまだ揺れております。マネージャー様に「お願いだから、一日に400キロ以上は移動しとうない」と懇願した甲斐があって、完走することができました。来てくれた人たち、本当にありがとう。  さぁ、明日からは怒濤のリハーサルでございます。岡山から東京までの道中、曲を身体に入れて、頭を切り替えるぜ、とふとナビを観たなら、そこには700キロと書いてありました。とほほ。 追伸 昨日は放射線の専門家に会い、おとといは原発の定期点検に従事する人物に会った。彼らの意見は得難いものだった。いろんな意味で。世界と自分がどう繋がっているのか、そこをリアルな道筋にするものは経験でしかない。

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岡山県岡山市にて

4月22日 日曜日 かなり嵐 このクール最終日、最後の一滴まで絞りました。もう何も残っていません。見てくれたことが全てです。来てくれて、ありがとう。 追伸 ニッショク・フットサル.プレイヤーズのみなさんからフットサルを通じての義援金を託されました。このクール6本での寄付金、義援金、CDや本の売り上げからプロジェクトに送金される総額は¥136,516になりました。確実にプロジェクトに届けます。ほんとうにありがとう。 Messages for Soma City 120423 岡山県岡山市 Yさん 46歳 山口さんたちを通じて、相馬をしりました。その縁を大事にしていきます。いっしょに歩いていきます。 Fさん 41歳 岡山県倉敷市 被災地の現状を聞いて、言葉もありません。ただ、今人類は学ぶべき最後のチャンスえお与えられているはずです。明日の、10年先の、30年先のみなさんが健康でありますように願っています。 Kさん 43歳 兵庫県 日本を一緒によくしていきましょう。 名前なしさん 自分の感じた事や想いを伝えるのはすごくムズカシイ。だけど今日のライヴで感じた事を1人でも多くの誰かに伝えてみたい。相馬市の現実を。 Mさん 38歳 岡山県 みんなひとりだけれど、独りじゃない。毎日のために靴をみがきます。 Aさん 45歳 岡山県 何とことばをつづればいいのか、わからない。ただ、被災地の状況を考えると胸が痛みます。そして、日本のことも考えます。希望はどこにあるのかと思いながら、何ができるのだろうと思っています。無力さも希望があると考えたい。 Iさん 37歳 岡山県津山市 自分にできる事を探して協力していこうと思います。がんばってください。 Kさん 39歳 岡山県倉敷市 どこか根拠のない安心感を間違って持っていたことに改めて気づきました。有難う。また相馬に行くよ。一緒に飲もう。 Iさん 39歳、2歳 岡山県津山市 今がある。ただそれだけで幸せなんだと毎日感謝できるようになりました。皆さんの笑顔が見られるまでずっと一緒に歩いていきます。未来ある子どもの為にも!! ずっと一緒だよ!! Uさん 42歳 岡山県津山市 津山市にも来てみて下さい。何もないかもしれませんが、何かあるかもしれません。 Sさん 39歳 岡山市 テレビで見るたびにこちらでぬくぬくと暮らしているのが申し訳なく思ってます。僕達ができることは義援金くらいしかないですが、、、がんばって下さい!! Wさん 41歳 広島県福山市 何とか頑張ろうと思える、その足場がある自分は幸せなのだろう。矛盾を抱えたまま、生きることか、矛盾を戦うことか。自分知ろうとして感じて考えて、自分にできることをする。一日一回は相馬市のことを考えます。 Nさん 43歳 岡山県岡山 音楽の力と愛が少しでもあなたに届いていると信じてます。そして今、俺はやれることをたんたんとやるだけ。家族のため、友人のため、、、。 名前なしさん 相馬(相合い傘の絵)岡山 Cさん 40代 岡山県岡山市 … 続きを読む

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命の力、島根県松江市東出雲町

4月21日 土曜日 雨   松江に来たのは12年前。その時に20代だったKちゃんは12年後に妊婦として(8ヶ月)僕を迎えることになる。東出雲町にあるカフェ、NoVIは開店後、初めてのライヴなのだと。  でもね、彼女の膨らんだお腹を見て、僕は命の力を感じた。その彼女を見守るお母さん、旦那さんに愛を感じた。正直、僕は疲れていた。でも、そこからエネルギーをもらって、循環させ、素晴らしいPAを経由して、ライヴを続けているうち、小さな子供から、おじいさん、おばあさんまで、エネルギーは循環して、僕は元気になっていった。不思議な体験だった。「命の力」としか云いようがなかった。それもこれも、相馬に関わることがなければ、こんな気持ちにはなれなかったと思う。素晴らしかったよ。ありがとう。文字にすると陳腐だね。もし、このライヴを体験した人がいたら、補足してくれ。 Messages for Soma City 120421 島根県松江市東出雲町 Iさん 60歳 島根県松江市東出雲町 夢にも思わなかった事、言葉がありません。元気で笑える日が来ます。きっと!頑張って下さいネ。応援出来る事、今日を大切に、、、。 Mさん 39歳 島根県出雲市 言いたい事がありすぎて何も言えません。でもいつも想っています。共に生きよう!! Mさん 40歳 島根県出雲市 祈りは届くものだと思います。けれど今日は山口さんのLIVEを観て、祈るだけじゃなく、何かちょこっとでも行動にうつしていくコト大事だと思いました。 Fさん 62歳 島根県松江市東出雲町 私の子供も東北宮城へ嫁ぎ、今は盛岡に住んでいます。人ごととは思えません。心はいつも東北にあります。何もできなくてごめんなさい。 Fさん 62歳 島根県松江市東出雲町 会津若松から嫁いで来ている友人がいます。とてもつらいです。ふるさとはありがたいとつくづく思います。 Nさん 57歳 安来市 安来の街よりお祈りしてます。 Iさん 42歳 島根県出雲市 何も出来てない自分を責めてる時もあります。何も出来てなくてごめんなさい。でも自分のまわりから出来ることはしてるつもりです。届くのに時間がかかるかもしれないけれど。きっと届くように頑張ります。とにかく僕も頑張ります。そのうち行きます。 Nさん 40歳 島根県出雲市 忘れずいつも想ってます。 Iさん 39歳 島根県出雲市 今までのあなたへありがとう! 10年後のためにときはなちましょう〜 Hさん 39歳 島根県出雲市 只今、島根原発2号機の定検(定期点検)に従事しています。イマジンすることを止めず、陽はまた昇るのだから。 Oさん 34歳 島根県松江市 あれから一年以上たち、報道でしか見ていませんが、変わらない現状におどろきます。若い子達は土地を離れる人が多いのでしょうか、、、。何が出来るか迷いますが、できるかぎり応援します。 名前なしさん ツナがる、つながる、ツナがる、見えないケド、つながる。 Mさん 38歳 島根県松江市 楽しいから笑うんじゃない。笑うから楽しいんだ。私はここ松江でがんばるけんねー。 Kさん 30歳 島根県出雲市 歌は心と心をつなげれると思います。山口さんの音楽でそう感じました。 Mさん 38歳 島根県松江市 皆様に幸せがありますようお祈りします。 … 続きを読む

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日々、激烈。

4月20日 金曜日 曇り   どんなに身体を鍛えていても、このツアーは仕事量が半端なく、疲労が蓄積してきたところに、広島のアホな友人たちの思いやりは心に染みましたとも。決して、派手に何かをしてくれるのではなく、雨の中、黙って楽器を運び、事務的なことを手伝ってくれ、最後は見事にアホになる。人を傷つけるのもニンゲン、助けてくれるのもニンゲン。ほんとうにありがとう。あんた達は俺の財産。  昨日も残存エネルギーがゼロになるまで使い果たし、ゾンビのような状態で目を覚ましたところに、敬愛するリヴォン・ヘルムの訃報。覚悟はしていたけれど、悲しかった。the Bandは僕にとっては究極のバンドだった。歌も演奏もヴィジョンも何もかも。広島から松江への移動中に一番好きな「Acadian driftwood」を聞いた。この曲を歌っている3人の素晴らしいシンガーが全員この世に居ないんだと思うと、涙ちょちょぎれたぜ。でも、life goes on。感謝を込めて、自分の残りのlifeは全力を注ごう、と思わせてくれる素晴らしい音楽だった。  多分、92年。NYの小さなクラブ。リヴォンの50cm前で彼の演奏を聞いたことがある。あの歌とグルーヴを間近で感じることが出来たのは僕のかけがえのない財産。もちろん歌も素晴らしかったのだけれど、ドラムがグルーヴィーに歌ってた。嗚呼。  どうにか松江にたどり着いて、一本の電話がかかってきた。プロジェクトのサイトを自主的に分かりやすいものにリニューアルしてくれている人物が居て、そこに「放射能」に関する質問コーナーを作る、と。ネットを通じて、返答してくれるのは、まだ名前は明かせないけれど、僕らが心から信頼している専門家。そのアイデアにも感嘆したし、忙しいだろうに、そこに返答してくれる専門家の心意気に打たれました。感激。元気出たぜ。ありがとう!!!!! Messsages for Soma City 120419 広島県広島市 Hさん 40歳 広島県広島市 ヒロシマの昔もフクシマの今も想像することしかできないけれど、忘れないので、、、忘れないので。 Mさん 47歳 広島県広島市 発信して、伝えてくれる何かがなければ本当に何も知らない自分に気づきました。今日、洋さんからいろいろお話をきいて、ちょっとだけ知れてよかったと思っています。忘れちゃいけない。 Fさん 42歳 山口県 ガンバリすぎないでね。 Aさん 40歳 広島県広島市 一緒に未来をつくりましょう。 Nさん 40歳 神奈川県 誰だって想像はできる。祈ることもできる。気がついて欲しい!! そしてあとは根性。 Sさん 26歳 広島県広島市 今のこの状況の中でこそ見つけられる喜びもあると思います。体に気をつけて。 Kさん 40歳 広島県広島市 どうか、どうか相馬の人たちに、ふつうの笑顔がもどりますように。そしてポジティヴなエネルギーの連鎖が実現しますように。(この街では放射能に対する差別的発言はありません。きっと。ヒバク2世の自分もそういった差別を受けることなく育つことができました。ヒロシさん、ずっと応援しています!!) Yさん 34歳 広島県広島市 人は何度でも、やり直せる!! 光を信じて!! 言葉にするのは簡単だけど、大変な事だと思います。おうえんしています!! Yさん 46歳 広島県呉市 目に見えないものと対峙するのはしんどいです。応援してます。でも無理しないでください。山口さんをとおして出会えてよかったです。感謝です。 Kさん 44歳 広島県広島市 先日、ソウルセットの渡辺俊美さんが広島で福島の歌を歌ってくれました。言葉につまる事なく、涙を流して歌ってました。その想いが全てなんだと感じました。乗り切りたい。乗り切りましょう。 Tさん 34歳 広島県広島市 ヒバク都市広島で生まれ育った者として、ずっと何かできないか悩んでました。今日からできること始めます。 … 続きを読む

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