月別アーカイブ: 7月 2014

レコーディング航海日誌#017

7月31日 木曜日 晴れ ひっさしぶりぶりの二日酔い。でも、昨日はたくさん笑ったなぁ。だいじ、だいじ。   「ヒロシは気を使いすぎる」と良く云われるのだけれど、それはもう性みたいなもので、そんなつもりはないのです。ただ、状況は見たくなくても見えてしまうのです。良くも悪くも。 小さい頃、家族揃って晩ご飯を食べた記憶がないのです。僕としては、自分がありもしない「いい子」でいることで何とか仲良い家族にできるんじゃないかと、スーパー無理をしていたわけです。小学校に上がる前から。朝起きて、家族の機嫌をうかがって、その日の自分のとるべき態度について考える。今思うと、ほんとうに自分が不憫に思えてくるくらい気をつかって生きてたんすね。     ま、もちろん僕は音楽に出会って、その鬱積していたものを噴火させて、今があります。性格を変えようと随分努力もしました。ただ、状況を一瞬で観察してしまうことと、ここでどう振る舞えば、全体のヴァイブが良くなるのか。それを無意識にやってしまうのは治らないんでしょうね。人に気を使ってるように思われなくする振る舞いができるニンゲンになりたいと思います。 なので、愛を知らない(僕も知ってるとは云えないけど)若い子を見ると、放っておけないのです。胸の奥にあるものがズキズキと痛みます。小さい頃、望んでいたのは親に無条件で「ぎゅーーーーーーーっ」と抱きしめられたかっただけなのです。それはおっさんになっても払拭できません。まぁ、この想いが音楽を書かせるパワーの一部だけど。   昔、ガール・フレンドの家族がアンビリーバブルに仲が良くて、中華料理屋で円卓を囲んで仲良くわいわいとご飯を食べていたとき。背中には大汗、そしてテーブルの下で僕の足は恐怖で震えてました。目の前にある幸福がとんでもなく怖かった。どう振る舞っていいのか、まったく分からなかった。イノセントと云う残酷は確かにあるんです。決して、誰も悪くないけど。 ショーン・ペンが初めて監督をつとめた作品「インディアン・ランナー」を見たとき。僕はこの作品に救われたのです。世界の中で、オレは一人だけど、決して独りじゃないんだと。あの恐怖の感覚を分かってくれる人が世界に存在すること。僕もそれを音楽で表現したい、そうすれば、おこがましいけれど、誰かが受け取ってくれ、前向きに暮らそうと思ってくれるかもしれない、と。 前述のガール・フレンドは「インディアン・ランナー」を観て、主人公の生き方がいかに間違っているか、長々と感想文をくれました。あのね。間違ってることなんて、最初から分かってるのよ。自分が正しいなんて思ったことは一度もない。でも、そう生きざるを得ない、どうにも、抗えない、どうしようもない血が自分に流れてるのを感じるんだよ。何だかなぁ。 ——————————- blog上地獄アワー。今夜0時くらいには更新するよー。お愉しみに。  

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レコーディング航海日誌#016

7月30日  水曜日 晴れ   さいきんラジオからウォーレン・ジヴォンが良く流れてくる。いい兆候だ。  引き続き、バイブルから。 ——————–  「自分の声(ボイス)を手に入れる」という表現がある。これはミュージシャンが自分独自のサウンドを見つけたときに使われる。このような発見は一度ならず起こることがある。私が長年一緒に仕事をしてきた人々に、これが起こるのを見たことがある。人生において困難を経験することで、それが起こるのだ。(中略)そして私は彼が新しい自由のオーラを身につけていると感じた。 ——————–  元気になって、ひっさしぶりぶりに海と街に繰り出して、美味しいものを頂いて、飲んだ。そして飲みすぎた。歯が痛い。歯だけは病院行くよ。  周囲がどんな状況であれ、自分は自分でしかないのだし、いいヴァイブスを循環させることだけ考えて、やるべきことをやるだけ。そんな道が目の前に見えるのはニンゲンとしてまっすぐに生きてる先輩が居てくれるからだと思うよ。ちょーリスペクト。  あ、それから真面目すぎて真面目に悩みすぎてる若い音楽家の君におじさんからのメッセージ。君はとっても才気に溢れてるけど、唯一欠けてるのがギャグ。ギャグは暗闇を照らすヘッドライトだよ。オレのは自分で「失笑芸」って呼んでるんだけど、スベッても諦めない、ネバー・ギブアップ芸。諦めちゃだめだ。笑。

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レコーディング航海日誌#015

7月29日  火曜日 晴れ アドレナリンを調節するために、夜な夜な繰り返し読んでいる本の中から、イーノの発言を抜粋。 ———————————————- ウォークマンは音楽を持ち運ぶことができるが、孤独をもたらした。もちろん独立した個人であることは素晴らしい。しかしこの耳栓は「邪魔しないでくれ」というメッセージを発している。25年経過して、全ての顔はコンピュータの中に埋もれている。(同意。全ての顔はスマートフォンの中に埋もれている – 筆者加筆) 全ての耳はイヤフォンで栓をされている。挨拶の習慣が失われつつある。仕事で企画書を仕上げているのでもない限り、そんなことはやめるべきだ。明るく楽しそうな感じで誰かの目を見つめることは、決して時代遅れになってはいけない。 ——————————————— 今日はマネージャー様と打ち合わせ。いくつかの重要な決断。そして渡辺圭一からメール。「何かやることある?」。ありがとう。音を聞かせられる状態になったら、送るからヴィジュアルのイメージを考えておいて欲しい、と。それでこそ、バンドだね。ふぅ。 ——————————————– 私たちに起こる最悪なことは、死ななければならないということだけだという。そして、それは私たちの避けられない運命だからこそ、私たちは自由なのだという。すべてをなくした者は、恐れるものなど何もないのだ。(若い頃のバイブル – 筆者注) by カルロス・カスタネダ – – 意識への回帰 ——————————————— アナスタシアが空へと旅だって5年。とっても暑い日だったね。某徹子さんがたったひとりでやってきて、こころから祈っていた姿が忘れられない。あんな魂に僕はなりたい。ひょっとして、僕の人生でいちばん美しい瞬間だったかもしれぬ。 ——————————————– 若さという無反省はとんでもなくタチが悪い。隠しても君の目にはぜんぶ書いてある。狡猾さと打算が目の奥で光っている。それは輝きではなく、若さという腐敗だよ。テキトーなことを僕に云うんじゃない、下心で生きるんじゃない。こころで汗をかいてみるといい。 僕は63歳の少年に会ったことがある。君は20歳そこそこの老人のようだ。気高くあれ。たくさんの辛い経験を乗り越え、それでも気高くあろうとしたものだけが獲得できる若さがある。その魂は多くの魂を結果的に救うことになるんだよ。 と書いたところで、ラジオから「悪魔を憐れむ歌/ミック・テイラー加入直後のライヴヴァージョン」が流れてきた。タイムリーすぎる。

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レコーディング航海日誌#014、ウィ マドモアゼル !

7月28日 月曜日 晴れ   レコーディングの日々ってのは実に地味。自分で祭事を作らなければ、地味すぎて頭がおかしくなります。さいきんのヒットは朝の「ジュース祭」(恥ずかしくてスムージーとは云いとうございません)。ゴキゲンな音楽を赤いスピーカーから流しつつ、踊りながらジュースを作ります。祭ですから。  さて。早朝4時に22歳からメール。(22歳はともだち一家の娘で、3週間の期間限定で東京でアルバイトをしておりました。本日、九州に帰ります)いわく、  「ヒロシ、キッチン借りてもいい?」  わたしは夢想しました。娘、一人で暮らしている東京のお父さんに、大好きな卵焼きを焼いてあげたい。きっと、そうだ、そうに違いない。ううっ、なんて優しい娘。  「もちろん、いいよー」。  果たして昼前に娘はやって参りました。そして、彼女が僕のキッチンで作り始めたのは卵焼きではなく、「クッキー」。それはバイト先のみなさんへの感謝の贈り物で、決してわたしが食べるものではありませんでした。泣。  わたくし、料理の道具にはこだわりがあります。でも、お菓子は作らないので、材料も道具もありません。役立たず。(ロック・ミュージシャンでクッキーを作ることが許され、しかも美味しいのは細海魚さんだけです。ここだけの話だけど、ほんとです)  次第に彼女の飛行機の時間がヤバくなってきました。わたしはここで22歳のパティシエのアシスタントになることを決意します。  「ヒロシ、オーブンは160度の余熱で」  「ウィ、マドモアゼル !」  22歳、マドモアゼル。焼き上がった美味しそうなクッキーをおされにラッピングしていきます。バイト先のみなさんひとりひとりにこころのこもった手紙つきです。けれど、アシスタントのわたしに「食べてよし」とは云ってくれません。悔しかったので、床に落ちたクッキーをすかさず許可なく口に入れて、心の中で「メルシー・ボクゥ」とつぶやきました。おわり。  東京、楽しかったかー? 大きくなるんだぞう。 ——————– ついしん 「彼氏が出来たらな、ちゃんとオレに報告するんだぞ。で、未来のそいつに伝言があるんだけど」 「なに?」 「オレを倒してから行け」 ダメだ、オレ。

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レコーディング航海日誌#013

7月27日 日曜日 晴れ レコーディングのちょー孤独な道のりは続く。それにしても、超絶にひとり、、、超絶に。 時おり、ほんとうにこのやり方でたどり着くのか、不安が頭をかすめる。そんな時は、夜だろうが何だろうが、ガシガシ海沿いを走って払拭。自分を信じられなくなったら終わりだもんね。真っ暗闇を走っていると、次第に順応して目が冴えてくる。これでいいんだ、たぶん。 チャレンジャーなんだから、到着する場所が分かっているのなら出発すべきではない。たとえ、とんでもない場所で停滞しなきゃならなくても、それを愉しむくらいのタフさがなきゃ。と云いつつ、胃が痛い。 保有しているバンドの音源は殆どがレコーディング・スタジオで録られたものではない。それゆえ、音質的な悪条件を上回るだけのニンゲン「たち」独自のフィールが必要になる。この「たち」がクセモノでね。必要がもたらした状況とはいえ、いつだって異端であることは胃が痛くて、面倒くさくて、そしてときどき心地よい。 ————————————————— 読者のみなさんに報告デス。 来月1日の「地獄ラジオ」の特集は「街」にしようと思います。暗闇を走っていて、とつぜんそう思いました。で、第一回は「福岡」ではなく「トーキョー」でもなく「ドニゴール」でもなく「ニューヨーク」。これをやっとかないと、といつもの直感が申しております。 フジロックではガーランド・ジェフリーズも好演だったそうで。観たかったなぁ。ルー亡き今、数少ない、心ある現役だもんなぁ。僕は80年代からずっと大好き。ボブ・マーリーに「本当にレゲエを歌える唯一のアメリカ人」と呼ばれた男。 モヤモヤ・マヤ歴。 昨日、マヤ歴の新年だと云われて、妙なモヤモヤが晴れず。ハタと気づいたら、親父の誕生日でした。父ちゃんゴメン。完全に忘れてた。申し訳なかったので、生きてたらいくつになるのか調べてみました。81歳。ふーん、そうなんだ。DIRTY OLD MAN。

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レコーディング航海日誌#012

7月26日 土曜日 晴れ 今日はマヤ歴で新年なんだって。そして、フジロック特派員から連絡あり。 THE WATERBOYS。1曲目が「The Whole of the Moon」、最後の曲が「Fisherman’s Blues」だったと。あっはっは、そりゃー観たかったなぁ。でも、オレは自分の仕事をまっとうするぜー。今日も地味にレコーディング。オレ、バンドやってるはずなのに、何でいつも一人でこんなに頑張ってんだ、とは思う。でも、きっとマイク・スコットも同じこと1000000000000000回くらい思ったんだろうなって。それが元気の素。金でも名誉でも何でもないのよ。信じることなんだよ。いや、まじで。 信じるって決めたら、バカみたいに信じるんだよ。そしたら、それは道になるときがある。(自分で自分を励ましてる)笑。バカだと思うなら笑ってくれ。オレは虹を思い描くんだ。その曲を聴いたときから、変わったけど、何も変わらないよ。30年経ったからって、そんなことで変わるものなら、それは覚悟とは呼ばないよ。何が難しいって、続けることなんだ。続けるしかないんだよ。誰に何を云われようとも、続けるんだよ。 そういう力を僕は彼からもらってる。 モノを云わない物体を(コップでも何でもいいんだけど)反対側まで観たことある?オレはあるよ。絵を描いてたときにね、それを学んだ。それは自分の言葉で「見切る」って云うんだけど、見つめてるとね、反対側まで見えてくるんだ。そしてコップは語るんだ。ほんとだよ。諦めちゃ、だめだ。 そういうことが大事なんだとオレは思う。あまりにも軽薄なんだ。思いやりがないんだ。自分のことばっかりなんだ、、、、、、、、、、。           今年のワイト島での演奏。マイク・スコット、さすがに老けたけど、実に味のある演奏。これがトシを重ねることの意味かなぁ。深みが増してる。         2012年の演奏。みんな歌ってる。素晴らしい。もう、「みんなの歌」になったんだね。      

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レコーディング航海日誌#011

7月25日 金曜日 晴れ この先の道程を考えるより、まずはレコーディングの現場に戻ってこれたことを喜ぼう。ようやく10キロ走れるまで体力も回復。でも、油断は禁物。身体の芯にはまだ何か、嫌なものが残っているから。 ともだちが送ってくれたモロヘイヤをしげしげと観察したら、タダモノではなかったので、一人ネバネバ祭りを開催。葉っぱはおひたしにして、オクラと納豆を混ぜて、冷たい蕎麦で食べた。野菜の王様、すごいぜ、悶絶。 茎の佇まいも尋常じゃなかったので、ミキサーを急遽買った。桃とキーウィとパインとバナナとブルーベリーでスムージーにしてみた。悶絶、アゲイン。これ、ほんとにすごい。 夢中になっていたから、写真を撮るのを忘れた。ごめん。っていうか、モロヘイヤの何かがぐっと来た。誰が何と云おうと、この感覚が大事。調べたら、実は猛毒なんだと。そうだろうね。内包してるエネルギーが半端ない。 ともあれ、WILDのモロヘイヤは「自分の感覚を信じろ」と云ってるようだった。うん、もちろんそうするし、それだけは信じてる。オレは動物なんだ。 ————– ふつうの人間にしてみれば、呪術など、バカげているか、手の届かないところにある不吉な謎でしかないだろう。by カルロス・カスタネダ オレは天気を変えられる人を知ってるよ。オレには出来ないけど、そんなに驚くことでもないよ。どんな力かって?愛だよ。ほんとだよ。  

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Material World (物質的世界), そしてBEAUTIFUL LIE (美しい嘘)

7月24日 木曜日 晴れ レコーディングは実質3週間遅れてしまった。以前ならやっきになって、この遅れを取り戻そうとしただろう。でも、今回の、(僕にしては) 結構な体調不良の日々、考える時間だけはたっぷりあった。 まずは自分が健康でなければ、何もできない。誰かの役に立つこともできやしない。僕らが暮らしているMaterial World (物質的世界)、イズムだけは周囲に振り回されることなく、自分でクリエイトしなければ。主張でも努力でもなく、ただそこに在るものとして。 SNS。まったく向いていないのは分かっているので、積極的に参加しない。ってか出来ない。ただ、一人だけの例外。たまたま見かけた僕の悪友のfacebookページ。見かけは極悪な、彼の、小さな街への、音楽への、日々への、世界への愛が垣間みれて、何とも云えない類いの元気をもらう。 余計なお世話だと思いつつ、彼にその旨メールした。「お互い残り少ないからねー、記録だよ」、と。彼は「もう明日はないのかもしれない」と思った「あの時の気持ち」をまったく忘れてないんだと、勝手にじーんとする。これはBEAUTIFUL LIE (美しい嘘)。僕にとっては。美しくない嘘は嫌いだ。昨日もさんざん聞かされたよ。その若さで魂はもう腐り始めてる。アーメン。 今、「A SKY FULL OF STARS」というCOLDPLAYの新曲がアメリカのラジオから流れている。自分の心象と相まってぐっと来たので、ぽちっと買った。ラジオがなければ、COLDPLAYのCDを買うことはなかったと思う。こういうのがMaterial World (物質的世界)に居て良かったと思うとき。     違う友達。彼は神主だった(はず)なのに。ある日再会したら、農家になっていた。とつぜん野菜が届いた。彼が奥さんと作ったケールとかツルムラサキとかモロヘイヤとか。「早くよくなるといいね」、と。 じーんとしたから、お礼のメールを送ったら「相手に伝えられるのは愛だけだにゃー。病み上がりでメールしとらんと早よ寝るんだにゃー(笑)」と返信。そして、この写真つき。かなり気持ちが上がったので、彼の許諾を得た上でお裾分け。何匹飼ってんだよーーーーー。いろいろ居るなぁ。愛だよなぁ。じーん。 —————————————— 「精神がいかなる解答も結論も求めず、抵抗も回避もせずに静止した時、その時にのみ新生が起こりうるのです。なぜならその時、精神は真理であるものを知ることが出来るからです。そしてあなたを解放するのはこの真理であって、自由になろうとするあなたの努力ではないのです。」by クリシュナムルティー 熱にうなされながら、考えていたことをここまで言語化されると、もう何も云えなくなる。素晴らしい。  

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ブサ可愛い

7月23日 水曜日 晴れ おまえ、一回転して、ちょー魅力的。  

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クララさんごめんなさい

7月22日 火曜日 晴れ 各方面に心配をお掛けした反動として、昨日のblogの記述に対して「クララに謝れ ! 」とあちこちから非難の声が飛んできました。クララさん、ごめんなさい。   いつもの私であれば、今日から即、職場復帰、並びに原人走り開始となるところですが、さすがに学びました。新しいアルバムの制作は日程的にギリギリなのですが、体調が万全でなければ、長い創作のトンネルをくぐれるはずもなく。少しは大人になったようです。     22歳が遠路はるばる見舞いに来てくれたので、海へのわずか500メートルをクルマに乗って、久しぶりにちょっとだけ外出。おーーーーっ、世界はもう夏だったのね。いいエネルギーを浴びました。ありがとね。     おーし。食べるぞー。この2週間でひと回り小さくなってしまったのです。食べることは生きることだー。大きくなるぞー。 3種類のトマトに函館の極上ドライトマト、湘南ズッキーニにクレソンとルッコラ、三浦のバジルに青森のニンニク、地元のしらすに帯広のモッツァレラ。夏の定番、カッペリーニ。うまっ。うまいって感じることは元気になってるってことだ。ラジオから流れてくるエルモア・ジェイムス聴きながら喰ったんだけど、ブルースにカッペリーニ、ぜんぜん悪くなーい。     うーん。身体にエネルギーがみなぎってきたぞう。高回転設計の6.3リッターDOHC V8エンジン (507馬力)と直列6気筒パラレル・ツインターボ3リッター(431馬力)はどちらが魅力的なのか、海を超えてケンケンガクガク。どーでもいい人にはどーでもいいんだろうけど、オレはぜんぜんどーでも良くない。自然吸気の完成度の高いバカみたいなエンジンに乗れるのはもう最後かもしれんしね。そうそう、ちょっと前のだけど、V10の自然吸気、最大トルク53.0kg-m (507馬力)ってのもあるんです。素敵。こんなアホなことを考えられるようになったのも元気な証拠だね。 ダニエル・ラノアも山口洋も使っているマレッコ・アナログディレイファンのみなさん。新製品が出ました。その名もEkko 616 Dark 。「Dark」って名前に惹かれて、名前買い。実戦で使ってみないと何とも云えないけど、Ekko 616より更にアナログ感増してるよー。 この会社、万人向けのものではなく、はっきりと振り切ったキャラクターの製品を作るところが好きです。今回も宣伝文(要約)にかなり持っていかれたす。 ————- クリーンサウンドのバックに広がる、甘く、ダークな残響は、非常にリッチなディレイサウンドと重厚な倍音を際立たせます。Mlekko Heavy Industry EKKO 616 Darkは、その暗闇の中の反響を完璧に表現します。その音色には、かつてMalekkoで制作していたECHO 600 Darkが息づいています。 EKKO 616 Darkが作られるきっかけとなったのは、MalekkoのビルダーであるJoshが自転車で(ポートランドのどこかを)移動中、ECHO 600 Darkの生産完了から5年も経っていることにふと気づいたことです。 なぜMalekkoは、ダークなディレイペダルを作ってこなかったのか。今のMalekkoは、筐体へのスクリーンプリントとパウダーコートまで全てを自社生産できるじゃないか。と考え、Joshはラボへと入っていったのです。 … 続きを読む

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