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HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
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月別アーカイブ: 7月 2012
オレがタコ親善大使だ
7月31日 火曜日 晴れ 東京に戻って、今年のヴィジョンを皆に伝え始めようと思ったのが、相馬から送られてきた写真があまりに素晴らしかったので、今日はこれで。
野馬追と珍獣、福島県相馬市にて
7月29日 日曜日 晴れ しかし。相馬は絶妙に遠いのです。原発の事故後、常磐道は原発付近で通行止めになり、ただでさえ広い福島県がまた一段と遠く、そして広くなった。東北道で福島市まで行き、一車線の道で霊山という山を越える。長距離の運転に慣れている僕ですら、その道程にメゲそうになるときがあります。いつものように、線量を自分の目で確かめながら進むのですが、大きな推移はもうなくなった、というか、この地区はこれくらいだよな、と自分の身体に刻まれている数値が現実として機械に表示されるのです。もはや、事故は収束した、とか、街は復興を果たした、とか。そのような情報を鵜呑みにしている人が居るとするなら、それはまったくのデマであって、今だからこそ、同じ国に住む人間として、未来をどう描くのか、深く考えるときなのだ、と僕は感じています。 果たして、愛する相馬は復興へと進んでいるのか?こんなこと、書きたくないのですが、「YES!」と太文字で書けるような状態ではありません。人口は着々と減り続けています。放射能と云う共生できない未知の敵を前にしては、それはある意味で、当たり前のことなのですが、じっさいに街を歩いて、人々と話して、自分の五感で感じてみると、胸が痛い現実が目の前に山積しています。オリンピックで浮かれている列島とのコントラストが、いっそうくっきりと浮かんできて、苦しくもあります。何よりも、誰かの無策をののしる前に、自分たちがやっていることが、自己満足にならないよう、効果的に未来に対して機能するよう、細心の注意を払う必要があります。 話は変わりますが、街に不可欠なものがいくつかあります。アイルランドのパブのような人々の「止まり木」となる場所。そして、ローカル・ヒーロー。それはサッカー選手でも、オリンピックの代表でも、ミュージシャンでも何でもいいのだけれど。 相馬が生んだ珍獣、シンガーの堀下さゆりは希有な才能を持っています。震災後書かれた歌の中で、彼女の「この街に咲く花のように」という歌がいちばん、僕の心を撃ち抜きました。そこには願いと、現実と、当たり前だったはずの日々の暮らしを求める人間として当然の欲求が描かれています。それすら当たり前でなくなった状況で聞いていると、ひどく心を動かされるのです。 彼女は昨年、「SMILE」と云うアルバムをリリースしました。相馬市に残っていたほぼすべての子供たち、約1300人が参加したアルバムです。これを貫徹することは並大抵のことではありません。そして、視点を変えるなら、街中の子供たちはほぼ、堀下を知っていることになります。 彼女が定期的にこの街でライヴを行い、そこに人が集まってくることにはひどく意味があると思いました。会場も普段ライヴが行われている場所ではなく、今回は地元が誇るお菓子屋さん「船橋屋製菓」が街の人々が集える場所を目指して、このライヴの日のために突貫工事で完成させたスペースで行われるのです。 このblogでおいおい書いていこうと思っていますが、僕らは今年、堀下や街の仲間たちと組んで、大きなイベントを開くことを目標にしています。その第一歩として、今日のライヴに僕は参加したのです。 おりしも、今日は相馬が誇る野馬追の日でした。満員のオーディエンスと一緒に一時ライヴを中断して、祭りを観に行く。そこに夕立が降りそそぐ。通常のライヴではあり得ない、相馬ならではの美しい光景でした。 何日かかけて、今年の僕らの活動を書いていこうと思います。彼の地でたくさん、たくさん意見を交わして帰ってきました。是非、読んでください。今日はこのくらいで。
幽閉
7月27日 金曜日 晴れ ソロ・ツアーが終わってから、自分のスタジオに閉じこもり、うりゃーっと走る以外は、延々とミキシング作業を続けております。出すのか、出さないのか、果たしてこの作業に意味はあるのか?自問自答を繰り返しつつ、演奏するようなミキシングを心がけています。もはやフェーダーをいじることに飽きた、と云うか。 「永遠というのは時間を超えた瞬間なのだ」。その素晴らしい言葉が身にしみます。
道を削る
7月26日 木曜日 晴れ 亡父、誕生日。 死んで30年も経つと、彼の誕生日を覚えているのも、何となくでも祝ってやれるのも、地球上でオレだけか、と。特に何をする訳でもないが、好きだったタバコと酒くらいはくれてやる。 で、いつものように上半身裸で海沿いを走る。炎天下はこたえる。走るときには秘密の儀式みたいなもの(あくまでも自分にとっての)があるのだが、今日は特別に父親も加える。そして、今日もオレは道を削る。 彼が49で死んだとき、オレは18だった。今年の冬には彼の死んだ年齢に並ぶことになる。彼が居なくなって、ずっと考えていたことは、少なくとも彼が死んだ年齢までは生きようってことと、彼が果たせなかったことは、オレがやってやるってことだった。 生まれてこのかた、彼より頭がキレる人間は観たことがない。ほんとうに、信じ難いほどの頭脳と、ガラスのように壊れやすい繊細さを合わせもっていた。でも、すべて未来が予見できるってことは、絶望しかもたらさないこともある。詳しくは書かないけど、戦争と、時代と、安保や体制と、高潔な自分自身の精神の狭間に立たされて、もがいて、アル中になって、車二台に轢かれて死んだ。 死んだ後は、轢いた車のどっちが致命傷を負わせたかという醜い争いになった。オレはそんなことはどうでも良かった。ただし、果たせなかった彼の想いはオレの胸の中にあって、永遠に消えることはない。 オレは彼の血を半分引いているわけだが、運悪く、頭の中身だけは似なかったし、妙に繊細なところだけは似てしまった。しゃあない。オレが彼を超えることが出来るとするなら、ガッツ、つまり情熱、そして人間としての強さだけだった。彼は弱かった。だから、たぶん、そこだけは意識して、自ら火の中に飛び込んできた。そして、そこだけは彼よりもタフになった。 これだけの年月が経っても。オレは彼の存在をしょっちゅう感じてる。だからこそ、闘っていられるってのもある。オレは道を削る。そして永遠の冒険をする。あんたが居るから、オレは寂しくない。でも、ほんとうのことを云えば、あんたと一杯やりたかった。こんな世の中で、あんたならどうするって聞いてみたかった。さ、今日はあんたの魂に乾杯しよう。
闘うための言葉
7月25日 水曜日 晴れ 過日、どこかの空港で偶然、岡本太郎の本を見つけ、機内で読んで以来、彼の言葉がグルングルンに身体じゅうを駆け巡っている。このお方は失礼ながら、他人だとは思えない。ニンゲンとして至極まっとうなことしか云っていないのだが、ひどくエネルギーが湧いてくる。一人だけれど、独りじゃない。ほんとうに。いわく、 「信念のためには、たとえ敗れるとわかっていても、おのれを貫く。そういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞとぼくはいいたいんだ」。 「僕は口が裂けてもアキラメロなどとは言わない」。 「よく、あなたは才能があるから、岡本太郎だからやれるので、凡人にはむずかしいという人がいる。そんなことはウソだ。やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ」。 痺れるね。
大切なお知らせ
7月24日 火曜日 晴れ 突然ですが、僕らのプロジェクトには今年のクリスマスあたりに、相馬市でどうしても実現したい夢があります。大人たちが未来に対して何が出来るのか? それを熟考した末の夢です。実現にはそれなりの困難が伴います。ただし、諦めません。今週末、彼の地で打ち合わせをしてきます。それを終えたら、内容について皆さんにお伝えできるのでは、と考えています。 2012年。まずは僕が一人で全国34カ所を廻り、相馬の現状を伝えました。ようやく動かないはずの岩が、少しだけ動き始めたと感じています。そして、9月にようやくHEATWAVE、ならびに共鳴してくれたミュージシャンたちと、全国3カ所を廻ります。堅苦しい内容にするつもりはまったくありませんが、云うまでもなく、被災地の現状を伝え、オーディエンスにも参加してもらって、音楽を通じ、未来を考えるライヴにしたいと思っています。すべては12月の夢を実現することに繋がっていきます。 このプロジェクトは有志の集まりです。第一義的に、お金を得るためにやっているのではありません。ただし、この夢、と云うかヴィジョンを実現するためには多額のお金が必要です。今までサポートしてくれたクロエ社に続いて、僕の故郷、福岡市に本社を置く、新日本製薬がプロジェクトのヴィジョンに理解を示してくれ、9月のツアーから続いていく12月の夢の実現にサポートしてくれることになりました。心から感謝しています。新日本製薬がどのように未来を創ることに関わって頂いているか、については追って皆さんにお伝えします。 ———————————– まずは9月のツアーの詳細(追加ゲストの発表はしばらく待っててね)です。みんな、来てね。 新日本製薬presents MY LIFE IS MY MESSAGE TOUR2012 出演=HEATWAVE and more… 近日発表! ゲストミュージシャン:岡村美央(Vl) ※東京、大阪公演のみ 9月14日(金) 大阪・umeda AKASO http://www.akaso.jp/ 開場/開演=18時30分/19時30分 チケット料金=5,000円(税込/ドリンク代別途500円) チケット販売=8月4日(土)より、チケットぴあ/ローソンチケット/e+/CNプレイガイドにて発売 問=ソーゴー大阪 (Tel_06-6344-3326) 9月15日(土) 福岡・DRUM Be-1 http://www.live-drum.com/ 開場/開演=18時/19時 チケット料金=5,000円(税込/ドリンク代別途500円) チケット販売=8月4日(土)より、チケットぴあ(Pコード:177-331)/ローソンチケット(Lコード:89202)/ サンクス・サークルK/ファミリーマート/e+にて発売 問=TSUKUSU (Tel_092-771-9009) 9月17日(月・祝) 東京・duo MUSIC EXCHANGE http://www.duomusicexchange.com/ … 続きを読む
チケット、差し上げます
7月23日 月曜日 晴れ 自分のblogにこんなことを書くのはどうか、とも思ったのですが。 アメリカの友人カップルから「フジロックに行きたいからチケットを手配してくれ」と頼まれたので、その筋の友人に骨を折ってもらって、3日間通し券、2枚を手に入れてもらいました。ところがどっこい、本日連絡があって、急用にて渡航できなくなった、と。おいおい。もったいねー。 てな訳で、差し上げます。できれば被災した方にペアで。もちろん相馬の誰かに差し上げようと、連絡したのですが、見事なまでに相馬最大のお祭り「相馬野馬追」とかぶっていて、誰も行けないのです。その使い道に(あ、もちろん僕がお金を払っているので、転売なんかしないでね)関してはとやかく云いません。一日しか見れなくても、無駄にするよりいいと思います。素晴らしい音楽を聞いて、気分転換して下さい。 申し込みはこちらのメールフォームからどうぞ。欲しい理由と、郵送するから住所も書いてね。 http://no-regrets.jp/heatwave/mail/index.php
ソロ・ツアー完走、石川県金沢市にて。
7月21日 土曜日 曇り ほぼ、独りで、今年の3月から4ヶ月に渡って全国34カ所を廻ってきた「MY LIFE IS MY MESSAGE – SOLO 2012」。本日、石川県金沢市の魔界「メロメロポッチ」で最終日です。 何でこんなことを考えたかって、僕は少々無茶な状況の中で、この問題を「肉体的に」捉えたかったのです。放射能のことなんて、頭で考えても分からないことが多すぎる。敢えて多少過酷な責務を自分に課すことで、見えてくるものがあるだろうと思ったのです。決してマゾじゃないけど。 エンターテイメントの場で、重たい話もしなきゃならない。何から何まで自分でやらなきゃいけない。じゃなきゃ、相馬市の置かれた状況は伝わらない。このハードルはヒドく僕を鍛えました。断定的に物事を伝えるのではなく、あくまでも僕は事実を「投げかける」だけ。そして、音楽で理想と希望と現実の狭間を描き、後はオーディエンスに持ち帰ってもらう。 メゲずに続けているうちに、動かないはずの岩がじわじわと動き始めたのを感じました。「諦めない限り、不可能はない」と、かつて自分が放った言葉を実感する日々でした。同時に草の根でやることの限界も感じました。自分が生きている間に何処までたどり着けるのか、何が出来るのか。その限界も見えてきました。少し休んで、頭を整理します。ちょっとだけ時間をください。しばらく、ギターとクルマは見たくないっちゅーのが本音です。でも、身体の中には長い旅の間に受け取った。たくさんの愛が充満しています。ほんとうに、各地で力を尽くしてくれて、ありがとう。忙しい中、足を運んでくれてありがとう。 ———————————————————————— 魔界、メロメロポッチはいつもと変わらず、そこにありました。金沢市民の台所、近江町がどんなに再開発でオシャレになっても、魔界は魔界然として、そこにありました。素晴らしかった。ほんとうにありがとう。 本日もメッセージ回収箱には¥24,626が。隣の県である富山県高岡市(僕がいつもライヴをやらせて頂いてるお店です)のカフェ・ポローニャからはお店で集めて頂いたお金¥3,430をわざわざ金沢まで持ってきてくれました。泣かすなよ!!! ありがとう。 ———————————————————————– 4ヶ月の旅を通じて、僕は相馬や南相馬の人たちに胸を張って伝えたいことがたった一つだけあります。「あなた達は一人じゃない。たくさんの人たちがあなた達のことを思っています」。そして、この世は生きるに値する場所で、人は未だ、信じるに値する生き物です。 ———————————————————————– みんなが寄せてくれたメッセージの総数はおそらく1000を超えていると思います。必ず相馬市に届けます。 僕は寄付してください、と一言もステージで云ったことはありません。にも関わらず、オーディエンスはほぼ全ての公演で、メッセージ回収箱に、そっとお金を入れてくれ続けました。何と云うか、ほんとうに信じられません。34公演に於けるその総額は、 ¥1,049,183 になりました。全て、プロジェクトに届けました。心からありがとう。それから、僕のグッズの売り上げからプロジェクトに送金される総額は ¥206,500 になります。重ねて、ほんとうにありがとう。 少しだけ休んだら、今年のプロジェクトの最大の目標を発表します。その前に9月のツアー、是非きてね。 ————————————————————————- Messages for Soma City 120721 Nさん 43歳 石川県金沢市 つながる! Mさん 37歳 石川県金沢市 金沢から微力ながら力になりたい。 名前なしさん 48歳 福井県 原発銀座の福井から参加しました。不安と痛みは、相馬と少しだけ共有します。子供たち、将来の為に、一緒にがんばりたいです。 Kさん 40歳 大阪府岸和田市 ツアー最終日に立ち会えて良かった。また次に向かって、ともに生きて行きましょう!! … 続きを読む