月別アーカイブ: 2月 2018

僕がblogを書く理由

2月28日 水曜日 曇り ファンの方が教えてくれたんだけれど、僕がblog(そんな言葉なかったけど)を書きだして、今日で20年なんだと。まじかよ、みたいな。我ながら、ひとたびことを始めたら、諦めないんだけど、20年とはね。 書こうと思った理由はいくつかあって。ダイレクトに自分の想いを伝えられること。メデイアに出ないからね。そして筆圧のようなものをキープしたかったから。一生に一冊だけ本を書こうと思っていて、そのときのためにね。で、ものごとはなんでもそうだけど、続けることがいちばん難しい。 SNS的なものとの違いは、ここにくる人たちは自らの意思で来てくれてるってこと。拡がりは少ないのかもしれないけれど、僕にとってはたいせつなこと。これからもSNSをやる気はないです。向いてない。笑。 たいせつな場所ゆえ、荒らされるのはとっても困る。僕自身とスタッフが管理しています。悪意にまみれた言葉はガシガシ消します。当たり前じゃん、相手は匿名、こちらは実名。責任の所在が違うのです。てかね、20年スタッフもずーっと一緒なんだよ。感謝しなきゃね。この場を借りてほんとうにありがとう! 音楽だけじゃなくて、いろんな人の気づきの場所になってたり、いろんなアイデアが行き交う場所になったてたりすると、嬉しいです。てな訳で、これからもよろしくね。 今日は旧知の音楽評論家、松山晋也さんのインタビュー。彼はスタジオヴォイスの元編集長。20年以上前の「ケルト特集」の際、写真家の斎藤亮一さんと一緒にアイルランドに行ったんす。だから、いろんな意味で感慨深い。 松山さん「Your Songs」を聞いて、一本の道をずっと歩いてきた男の歌だって。嬉しかったっす。  

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動画もろもろ

2月27日 火曜日 晴れ 矢のように過ぎていった2月。引き続き、家族ってものを深く考察せざるを得ない日々。 ギターについて語る、いや語らされる動画。   TOKYO1351 LIVE & TALKの動画。佐々木くんは素晴らしい才能とスピリットの持ち主だったな。    

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虹と雪のバラード

2月26日 月曜日 曇り ラジオを聞いていたら、同じ年齢の方がこの曲をリクエストした。8歳だったころの風景が目の前に拡がってじーんとした。笠谷選手の着地を見ていた家族の団らんとか。音楽ってすごいなぁ。映像よりはるかに喚起させるだけの力がある。昭和に育ったのは幸福だったのかもしれんと、この頃思う。   今年初めてのライヴ、国立での2days。両日ともSOLD OUTになったそうです。ありがとう。

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days

2月25日 日曜日 曇り 遠回りしながら近づいていくんだろうなぁ。って、居酒屋のトイレに貼ってある誰かの言葉みたいで違和感。笑。                      

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夢の中の音楽

2月24日 土曜日 晴れ   ベッドの中で。夢と現と行き来しながら。  ずっと音楽が遠くで鳴っていた。自分から湧いてきたものなのか、誰かのメロディーなのかわからないけど。夢と現を繰り返すたびに、それは形になっていった。今朝は部屋がキンキンに冷えてたけれど、これは起きだしてギターをもって、形にしなきゃ、と思った。  そうやって1曲できた。不思議な体験。  このところずっと考えていることがあって。何がどうでもよくて、何をたいせつにしなければならないのか。  ある人物は自分の頑なさのせいで、たいせつな友人を失おうとしている。無駄な自信過剰が哀れ、自身を孤立無縁にする。気づくかどうかはいつだって自分次第なのに。  周囲ではあちこちで親のジェネレーションの介護の問題が噴出。この国はいよいよそういう局面に突入したことがよくわかる。俺になにができるかって、いい音楽で貢献したいと思ってるけど。ともだちのケア・マネージャーが僕のともだちに送ってくれたアセスメントを読んで、現実の生々しさに愕然とする。そうだよなぁ。介護するって、こういうことだよなぁ。高度成長、核家族化によって、この国のよかったところは滅びていったんだろうなぁ。子供のころ、同居していた祖父が家で死んでいったのは、今考えると素晴らしい体験だったと思うもんなぁ。  家族っていったい何なんだろう?近くて遠い。未だによくわかんない。”山口洋、家族を歌う”ってコンセプトもう一回取り組んでみようかってくらいに、家族ってなんなんだろうなぁと思うこと多々。ぜんぶなくしてしまった俺の方がよっぽど幸福じゃんって思うこと、たくさんある。  そんなもろもろのことが僕に曲を書かせるのだと思う。でも、美しいメロディーなんだよ。笑。

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お知らせもろもろ

2月23日 金曜日 曇り スペースシャワーTV「V.I.P. ―BRAHMAN―」にゲスト出演します! 初回放送:2/25(日)21:00~22:00 リピート放送:3/6(火)21:00~、3/11(日)20:00~ 出演:BRAHMAN、細美武士(the HIATUS / MONOEYES)、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)、山口洋(HEATWAVE) わたくす、どうやったらスペースシャワーTVを視聴できるのか知りませんが、心優しき若者(でもないか、笑)との会話は愉しかったです。 もうひとつ、今年初めてのライヴ、山口洋 LIVE@国立「Seize the day/今を生きる」番外編トーク&ライブが SOLD OUT間近です。来られる方はお早めに。 文化的な街、国立ならではの食べ物も街のみなさんによって用意してもらえるそうです。ちなみにわたくし、いただいたことあるのですが、驚愕の美味しさでしたワン。詳細は当日の愉しみの方がいいかなと思うので内緒ね。

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Niseko, Hokkaido, JPN

2月22日 木曜日 雨                     たくさんのありがとうを山とともだちに。  

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再び比羅夫にて

2月20日 火曜日 雪   ただしんしんと雪は降り積もる。捉え方によっては恐怖に近い。屋根に積もった巨大なミルフィーユが突然落ちる場所に居合わせたけど、軒下に居たら死だね。間違いなく。怖い。  某国で身につけたスキルはここではほとんど役に立たず、ガイドとしてもおそらくじゅうぶんやっていけるであろう、元プロスキーヤーのともだちとはぐれるとプチ遭難の様相を呈する。あんまり笑いことじゃなかった。こりゃ、意外と簡単に死ぬな、と。谷のはずれにようやく抜け出し、スノーボードを抱えてとぼとぼ歩いていたら、同じ失敗をした連中がたくさん居て笑ってしまった。  なによりもスキル、そして知識と装備。谷でパウダーに埋まってしまった自分を掘り返すための道具とかね。なにせ5メートルの雪。謙虚じゃなけりゃ。単独行は危険。迷ったときに誰かがつけたトラックについていくと余計危険なのだと。こういうとき、人間の本性が現れる。強風でとつぜん吹雪いて、ホワイトアウト。上下左右の感覚も分からなくなる。屈強な外国人が助けを求める。俺に聞くなよ、ここじゃ素人同然だよ。付和雷同。誰かが居ると、長きに巻かれる。こうやって人は遭難していくんだろうなぁ。  とにかく54歳。FUNで怪我することはバカげてる。無事に帰るまでが雪山。たくさん学んだなぁ。ミッション?もちろんやったよ。うまくいったかどうかはともかく。  毎日、ともだち夫妻と寝食をともにして、よく飲んで、よく笑って、よく食べて、よく滑って、ミッションを果たして、大人の修学旅行みたいだった。毎日川の字になって、秒殺で寝て、早朝の除雪車に起こされた。でっかかったよ、北海道。ありがとう!  このラジオ、みんながいい一日を始められるように俺が選曲したんだぜー。聞いてね。

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再び留寿都にて

2月19日 月曜日 雪   留寿都にて。アゲイン。  気づきの機会は実のところ、誰にも均等に与えられているのだと粉雪の中で気づく不思議。こんな豪雪の中に居るのだから、空いた時間はもちろん滑っているのだけれど、スキーにしろスノーボードにしろ、自分からやろうとしたのではなく、向こうからこちらに近づいてきて、10年かかって一周して、オレはもう一度スキーに戻るのかっつー不思議な感覚。なんにせよ、両方やる人ってのは数少なくて、その機会を与えられたってことはモーレツな気づきの世界に居るってことに朝の雪見風呂で思うのだった。うっきー。  もうひとつ。某国の雪山は晴れが多い。そこで育った俺は視覚で雪を捉えてたってことがよーく分かった。なにせ、こちらの豪雪地帯は常に降ってるからして、雪面の状況を視覚で捉えるのは難しい。その場合、足から伝わってくる感触が目の代わりってこと。ぜーんぜんできまっしぇん。それがおもろいでござるよ。急激な状況の変化に足でショックをアブソーブして対応するんでござる。明日のためのその1。状況は人を育てる。  すべては音楽に繋がっているでござる。

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比羅夫にて

2月18日 日曜日 雪   マイナス10度の早朝雪見露天風呂。長野のスノーモンキーの気持ちがよくわかる。結局のところ、自分を癒してくれるのは自分の血流でしかないのだった。笑。入り方にもよるけれど、温泉はかなりの部分、痛みを軽減してくれる。これは外国じゃ味わえないなぁ。ほんとうに。  いままで修行みたいに単身でガリガリ削ってきたけれど、今さら平野選手みたいになれるわけでもなく、骨でも折った日にゃ、リカバリーにものすごい時間を費やすことになる。これまでの自分について考えさせられる日々。  周囲ではあちこちで家族に関する問題が頻発していて、いちばん近い他人に悩んでいる人間がたくさんいる。時勢としてこうなのか、昔からこうなのか。わからないけど。似たような血が流れているはずなのに、いちばん近い他人。経験したこと、、、、、あるよ。雪見風呂で、家族ってなんだろう、とか考える。  ものごとは、どの角度から捉えるかによってぜんぜん違ってくる。試練だって、角度を変えれば進化へのメッセージだったりもする。僕に云えるのは、わかったふりとか、自分の正しさに固執するんじゃなくて、角度を変えて、もう少しだけ遠くを見たらどうかなぁ、とか。  にしても、加齢による考えの硬化だけは避けなきゃと、スノーモンキーは思う。身体が硬いのはしゃーないけど、頭硬いのはロクなことがない。正論ってのはたいていの場合誰かを苦しめてる。そんなものは胸にしまっておくべきだと思うなぁ。   ところでさ。地元の人に聞いたんだけど、この豪雪の屋根の雪下ろしっていくらか知ってる?一軒12万だって!

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