月別アーカイブ: 2月 2015

BOWLに行く

2月26日 木曜日 曇り ボウルは僕の夢。ほぼ4000メートルです。頂上にある巨大なすり鉢のようなものがボウル。スキーでは何度も行ったことがあるけれど、スノーボードでは初めて。今日だろ! お前ならできる。といつもの直感がね。おっしゃるのです。スノーボードはまだ2年目。骨折して、無理かと思ったけれど、どうしても行きたかった。ボウルは今年の目標だったから。我ながら、諦めない。しつこい。笑。そのために修練を積んできました。人に云ったら止められるから、云わない。笑。 ボウルへは強風が吹きつけてくる峰の稜線を自分の足で登らねばなりません。空気は薄いし、稜線の幅は狭いところでは1メートルありません。落ちたら、って考えたことないけど、落ちたら、、、、、終わりです、たぶん。ランニングで鍛えた僕の心肺をもってしても、まじ、しんどい。頂上まで登ったなら、自然のままの急斜面を滑り降りてきます。これがまた、どえりゃー凄い風景。言葉にすると陳腐だなぁ。 危険をおかして、体力と金と時間使って、一体何がやりたいんだろう?って正直、自分でも分からないっす。でもね、何ものにも代え難い。精神力、体力、滑る技術、判断力、エトセトラ。自分の持っているものすべてを動員して、不可能を可能な方へと引き寄せていく。それがたまらないのかなぁ。生きてるぜーーーーーーーーーーーー、生きてるって素晴らしい。年齢?ぜんぜん、関係ないすね。一体何人に云われたことか?不可能だって、自分で決めたら、いつだって不可能す。それは自分で決めます。これは自分のLIFEですから。

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人生は素晴らしい

2月25日 水曜日 曇り 僕のいいところは、自分でも呆れるくらい努力し続けられるところ、かな。明けても暮れても、はじかれても、飛ばされても、諦めず、ずっと自然のままの地形で練習をくり返す。亀が歩むように伸びているのは分かってたし。そして何だか、別人になった。ひどくタフにもね。 スキーで5年かかったところに、明日から行く。崖とか、エクストリーム。2年で到達した、はず。これからは攻める。もちろん謙虚さは忘れずにね。人生は素晴らしい。胸が震えるよ。

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続・POWDER DAYS

2月24日 火曜日 晴れ 身体の深〜いところから癒されております。言葉になりません。ここ、棲みたい。 ついしん —————- 先日、某NHKで放送された「満月の夕」ですが、再放送が決まったそうです。 NHK総合テレビ、3月8日深夜(正確には9日)午前1時16分〜2時04分 だそうです。

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Powder Days

2月23日 月曜日 晴れ

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パウダーに訊け

2月22日 日曜日 雪 「FEARの理由なんか突き詰めなくても、分からないことは、今降ってるパウダーに訊くといいよ。ぜんぶ教えてくれるから」。そうだね、そうかもしれないね。 僕のスキーを決定的に鍛えてくれたコース。人の手が入らない自然のままの状態で8キロもあるんだよ。ありとあらゆる地形があってね。スキーで来たときも、最初はどうにもならなかったけれど、繰り返し遊んでもらってるうちに自然にスキルが身についていった。もう、行ってもいいかな。僕の短いスノーボード歴の中で、初めてのパウダーデーなのですよ。パウパウ。雲の上に居るみたいだよ。さんざん遊んでもらっているうちに、FEARは何処かに消えていた。「ask the powder」。確かにその通りだったよ。すごい。

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復帰、そしてFEAR

2月21日 土曜日 雪 山に復帰。この場合、医師公認ではなく「黙認 Connivance」。 ところで。もう自分にはFEARはないのだと思っていた。甘い。何も怖がっていないはずなのに、腰が完全に引けてる。こんな自分を初めて感じたので、戸惑った。むろん、体調が万全ではないとか、骨はくっついていないとか、いろいろあるけれど、それよりもこの10日のもろもろがトラウマとしてこころに刻まれていて、そのFEARそのものに身体がコントロールされている状態。びっくりした。ただし、向き合い甲斐がある。だから、そうする。このまま逃げたら、一生チキン。それは、ない、な。 ひょっとして、コケた山に行って、その現場を何度も滑れば乗り越えられるのかな、とか。

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超合金、そしてディランの言葉

2月20日 金曜日 雪 人間界復帰はそんなに簡単ではなかった。考えてみたら、ほぼ絶食していたのだから、お腹の壊しようがなかったのだ。苦笑。食べ物を体内に入れた途端、それはこわれた自動販売機よろしく狂ったように動きはじめた。もう大抵のことでは驚かないし、何でもエンジョイする肝は座っていたので、「そうだね、オレはフルコースの病原菌注文したのに、まだデザートの悪魔喰ってなかったもんね」的な感じで受け入れた。ごいすー。ここまで来ると、それでも栄養補給のために喰った方がいいのか、量はどうすればいいのか、ぜんぶ自分の身体が教えてくれる。 麓の大病院に診察に行った。そこはナショナルチームのウィンター・アスリートをサポートしていた。オレはそういう人に診てもらってたのね。骨折からの経過は順調。そして本日、超合金ギブスが装着された。何をやってもビクともしない逸品。ただ、スゴすぎて、慣れるまで肩が凝る。 ——————————————————– ここにディランの最新の言葉がある。寡黙な彼がこれだけ語るのは意味あってのことだと思うけど、興味のある人は是非。アーティストかくあるべし。 ——————————————————– 初めての吹雪。潮目が変わった、かな。テレビをまったく観ていないけれど、まったく必要ない。日本帰ったら、捨てるか。

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哀しいくらいに九州人

2月19日 木曜日 晴れ さぁ。ここからは一歩づつ、人間界復帰への道でござります。しんどかったけど、今となってはこの悪霊みたいなもの、振り払えて良かったと思います。(まだ途中) ほんとーにエクソシストかよ。笑。これ、身体の中に持ってたら、邪悪すぎ。つーか、無理。旧暦の正月なんだってね。うん、何だかそんなタイミングだったのかもしれないね。 タオルやシーツを全部換え、まずは食べ物だな。喰ったもので出来てるからな。何でも自分でやらなくちゃだけど、それも悪くない。僕の夢は麦味噌の味噌汁の風呂に入ることです。食欲ってのが、生きるための力だって、よく分かります。だって、これが喰・い・た・いって細胞がスーパーで訴えるんだもん。ほんとうに哀しいくらいに九州人。あと、腕はちょっと派手目に吊っておいた方が周囲が気をつけてくれて、事故も減るね。荷物は持てないからリュックいっぱいの買い出しおじさんだよ。笑。さぁ、味噌汁喰うぞー。 後日談。この味噌、クソ不味いにも程があった。てめー。

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病原体という行

2月18日 水曜日 晴れ   まったくこれは何かの行かよ?と問いたくなる日々でした。今週はほんとうに暗黒だったなぁ。まじ、辛かったっす。強力な頭痛、節々の痛み、悪寒に発熱。何度、バケツから水をかぶったように汗をかいても、熱は一向に下がらず、食欲はなく、自分から悪いヴァイブスがもくもくとわき出てるのだけは分かるけれど、どうしようもない。ひたすらおしんのように異国のベッドの上で苦しみに耐える。もたらされるのは訃報に次ぐ訃報。簡単にR.I.Pなんて書けないす。でも、自分が生存してるだけで精一杯。けっこう、心折れます。元気になったら、自分のやり方で山に問いかけてみます。  望むと望まざるとに関わらず、現在の自分が強力な病原体であることは分かりきってる訳で、苦しい中でも人との接し方には気を使っているつもりなんだけど、何だかなぁ、と思うことはままあります。そんな時、自分が逆の立場だったらどうするか、それが問題だよね。最低限のガードをしていることを相手に伝えた上で、愛で接したいとオレは思うけど。何であれ、俺は好きで病原体になってるんじゃないし、誰かに移したいなんて、これっぽちも思ってないんだから。  とにもかくにも。まったく気は抜けないけど、病原体という行はもうすぐ終わりそうです。人間の身体ってすごいよね。これに負けないんだもん。でも、もう嫌。ほんとうに嫌。さっき、固形物を3日振りに食しました。味、まったくしなかったけど、もうすぐ人間に戻れるかな。甲斐あって、肌すべすべです。そうとうな解毒だったんだろうなぁ。こちらに来てから、ギターが壊れ、骨を折り、高熱をだして、自分が望んだのとはまったく違う形のデトックスが進行しているんだと思います。  ほんとうにね。いちいち、こんなにオーバーな経験しなくてもいいじゃん、とたまに自分で思うけど、だから歌を書いてるんだろうなぁ、とは思うのです。病原体だけはまったく愉しめなかった。愉しむポイントが見つからなかった。明日は美味しいもの喰うぞー。(生存本能)

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ドラゴン

2月17日 火曜日 晴れ   もともと、あまり熱を出したりしないタチなので、こうなるとヒドいです。まずは身体の節々が痛みだして、最後は身体の中のでっかいドラゴンを外に出してるような。いやー、しんどかったです。ってまだ終わってないけど。3日間、ベッドから動けず、今日食べさせてもらったパインとブルーベリーの美味しさに涙ちょちょぎれました。もうちょっとかなぁ。  年末から浴び続けたネガティヴなエネルギーにようやくケリがつけられたんだと思います。この山のおかげで。そして骨折のニュースを聞いたチャボせんぱいからメール。「お前、引退!」。笑。こういう状況のとき、看護婦さんが天使に見えるのは世界共通だって返信しました。

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