日別アーカイブ: 2015年2月3日

命と憎しみ

2月3日 火曜日 晴れ 胸にくさびを打ち込まれたような感覚があって、この気持ち悪さは何なのか、ずっと考えている。 命の重さと軽さ。世界にあるたくさんの命の重さは決して均等ではない。それが現実。そして、その事実を伝えようと、命を賭けて行動した人が捕らえられたとき。自己責任という言葉が中空を飛び交う。その言葉はたとえば、こたつからネットを通して発信されたりもする。 首相の涙は何の涙なのだろう?こみ上げてくる、この気持ち悪さは何なのだろう? 随分前だけれど、僕はテロの現場に遭遇したことがある。北アイルランドでのIRAの爆弾テロ。人間の憎しみの力の凄まじさに言葉も出なかった。憎しみに支配されちゃダメだ。それは人間としての敗北だと、そのとき僕は思った。僕に出来ることは何なんだろう?だから、僕は憎しみに負けない訓練をしてきた。 今日、ある人からメールをもらったんだ。「山口さん、ニンゲンって生き物のどこかいいと思いますか?」。即答した。「夢を見るところだよ」。若大将がドリーマーって曲、歌ってるの知ってる?彼は本物のドリーマーだよ。そして、僕もね。僕の夢はとてつもなくデカいんだ。だからこそ、一日一日が大事なんだよ。 後藤さんと僕は似てるところがある。昨日もある人に云われた。でも、彼の夢が消えてなくなった訳じゃないんだ。それはなくならないんだよ。それが人間のいいところさ。 さぁ。誰がを悼む気持ちがあるのなら、前を向こう。僕はそうする。        

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