月別アーカイブ: 2月 2022

感覚

2月28日 月曜日 晴れ 深夜12時に山を出て還って参りました。えぇ、むっちゃ早かったっす。自分でもびっくり。ビールを飲んで仮眠して、朝から1日有意義に過ごせてます。 スノーボードはね。なんというか、人生に欠くことのできないものになりました。できれば、一生やっていたい。手間かかるし、道具多いし、山は遠いし、と書くとマイナス要素ばっかりみたいだけど、そんなことはない。 うまく伝えられないけど、趣味だけど、もはや趣味ではないというか。 自然は偉大なんですよ。抗えない。こちらはまったくの無力。でもパウダーに一度乗ったらもう忘れられない。最高の雪を求めて、ジャンキーのように山を目指すことになる。あの感覚はなんなんだろうなぁ。惑星と重力と力学と体感と体幹。 全方位的な状況判断を思考ではなく感じることで執り行うこと。その感覚が好きなんだと思います。考えていたら間に合わない。そのあたりが音楽と同じで、とってもクリエイティヴ。 ときどきスイッチして(利き足ではない方)で滑ると、また素人からやり直しなんだけど、これまでの道程がスイッチにも反映されていて、これがまた面白い。 動いているものを操舵することはバイクにも共通していて、セルフステア的なものもあるし、リーンインとかリーンアウトみたいな感覚もあるし、なにせ視線の方向に進んでいくのはバイクとまったく同じ。できるだけ遠くを見るのもね。 デトックス完了と嘯いたところで、今シーズン、なんとかもう一回行けないか、とスケジュールと天気予報を眺めているアホ一匹でございます。 アーメン。もう山に戻りたい。      

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命の洗濯、完了

2月27日 日曜日 雪   山は一度として同じ表情を見せなかった。  全感覚を研ぎ澄ませて、最終的には思考を捨てて、身体の限界まで遊んでもらった。調子に乗ったら、ちゃんと痛い目には遭わせてくれた。主は偉大だよ。  麓の温泉街のテレビで見るプーチンの表情と自分が山で感じたことのギャップと違和感。帰りしな、それを反芻してみようと思う。  にしても。前倒しというか、なんというか。  来るときも午前2時出発。山には7時には着いている。宿に帰ってくるのもオレが一番早い。もちろん温泉も。そして明日も午前2時にここを出る。  なんというか、楽なのだ。その方が。時間が無駄にならない。  一人の時間。いいよ。頭が冴えてくる。

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温泉街

2月26日 土曜日 晴れ   すっかりこの温泉街が好きになってしまいました。  朝4時くらいに温泉に入って、山に行きます。ヘロヘロになるまで滑って、帰ってきて寝る。ただ、それだけの生活。  随分、こころは澄んできたかな。  リズム塾、売り切れだそうです。ありがとう!

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こころの声

2月25日 金曜日 晴れ 厳しい自然の中でひとり、こころの声を聴いてみる。 生きてるんじゃなくて、生かされてることに気づく。 どんな事情であれ、誰かの頭の上に爆弾落とすなんて、ありえないことがわかる。 ——————— えっと。ミュージシャンは音楽をやるだけじゃなくて、その素晴らしさを複合的に伝えるのも仕事じゃないか、って最近思うんです。 今回は実験的に「リズム」にフォーカスして、ミュージシャンにもそうじゃない人にも、音楽の奥深さを体験してもらえたら、と思っています。 リズムはね。深いんです。そこの歩道を歩くのもリズム、包丁だってリズムです。 「塾」。そんな堅苦しいものじゃないんで、気軽にどうぞ。 ——————— 山口洋「リズム塾」開催! 4/28(木) 仙台 VORZ BAR 19:00/19:30 ¥5,500(2ドリンク付) *限定12名様 予約 2/26(土) 9:30〜 groovecouncil@gmail.com 「リズム塾」係 名前、人数を添えてメールにてお申込み下さい。追って詳細を返信します。 なお予約が定員に達し次第、受付は終了させていただきます。 HEATWAVEのフロントマン山口洋が、仙台のミュージシャン及び音楽ファンに送るワークショップ。 ドラムやパーカッションは言うに及ばず、他楽器やボーカルにも非常に重要で音楽のキモともいうべきリズムについて実演解説。 レジェンド池畑潤二をバンドのドラマーに据える山口洋が感じている【グルーヴ】とは何なのか。 一緒に体感しながら音楽を深く掘り下げてみませんか? いちリスナーとしても楽しめる企画です! ミュージシャンは楽器持参。リスナーは鳴り物小道具をこちらで用意します。

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インスピレーション

2月24日 木曜日 晴れ   午前2時過ぎに家を出た。一路400キロ。カキンコキンに凍結した道を登って、誰よりも早く本州で一番いい雪が残っている山奥にたどり着いた。  左様。アホなのだよ。でもね、もうすぐパウダーは消えてなくなる。あのインスピレーションはなにものにも変え難い。  寝てないとか、そういうことはあんまり関係ない。後で眠ればいいんだから。体力が続く限りわずかに残ったパウダーに遊んでもらった。なーーーーーーーーーーーーーんも考えずに遊んでもらった。  最高だよ。  この無駄なプロセスも含めて、好きなんだと思う。簡単に手に入らない。自分がコントロールなんてできない。それがいいんだと思う。一期一会な感じがね。さっきよかったからって、次にはもう「それ」は消えてなくなるから。音楽にとっても似てる。だから一瞬を求めにいくんだね。  さぁ、遊んでもらったぞ。怪我する前に帰ろう。  お猿さんが入ってる温泉町も大変だ。応援したい。微力だとはいいたくない。できることをやろう。家族経営の古い温泉宿を選んだ。寅さんが熱燗もってふらっとやってきそうな宿だよ。  宿のおじさんが「うちの風呂より地元の共同浴場に行ったらどうですか?」と。コロナだから気を使うけど、興味津々だったから行ってみた。その風呂、なんと東の横綱だった。西の横綱は道後温泉本館。連れていってもらったよ。うん。確かに風格はぜんぜん負けてない。こっちは小林一茶が詠んでるしね。笑。  すげー地球のパワーだよ。元気になるよ。  地元のおじいさん。密にならないように話した。すごいよ。面白すぎるよ。この小さな温泉町でほぼ1世紀近く生きてんだから。含蓄が違う。  客は来てほしいけど、コロナは怖い。オレは思うよ。レギュレーションより個々人のモラルだって。  ひなびてるにもほどがあるけど。オレはこういうJapanが大好きだよ。忘れかけてたおじいちゃんとかおばあちゃんとか居る。泣けてくるよ。昭和なんだよ。最高。ほんとに癒された。  戦争反対!尊くない命なんかない。

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ありがとう!

2月23日 水曜日 晴れ ソロツアーの追加分、今日から発売だったんですが、仙台売り切れと。ありがとね。 仲間たちと長年こつこつと積み上げてきた結果だと思います。感謝アゲイン。 頭の中からっぽにして、新しい歌を書いてみたいと思ってます。オレになにかできるなら、それしかないってところにやっと還ってこれた、かな。   山口洋 (HEATWAVE) solo tour “Still Life with my GTR 2022” 詳細はこちらを。 4/5(火)名古屋 TOKUZO 4/7(木)大阪 南堀江 knave 4/9(土)静岡 UHU 4/22(金)札幌 円山夜想 4/24(日)弘前 Robbin’s Nest 4/29(金)仙台 アジアン・トライブ ギターアルバムはこちらから。   思いたってひっさしぶりに本気でパスタを作りましたよ。ひさしぶりに作って100点出せるほどパスタ道も甘くないっす。笑。でも、愉しかった。      

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前言撤回

2月22日 火曜日 晴れ 前言撤回ってわけじゃないんだけど。舌の根が乾かぬうちに。 小さなピアノを買いました。戯れてます。長い間、ピアノで作曲していない(CARRY ONって曲が最後。灯りもピアノで書いた)から、それにも取り組んでみたくてね。 この前、ライヴで急に思いたって弾いたんだけど、ギターとは違う世界が拡がってたのです。オレ、我流(これからもね)で、アカデミックな知識はなにもないけど、ずっと放置したままだったピアノって扉をもっと突き詰めてみたいって直感的に思ったのですよ。一人でね。ええ、誰にも習いません。 命には限りがあって、やりたいことをすべてやりきれないことはもうわかってしまった。だったら、自分を成長させてくれるであろうことを後回しにしたくない。 昨日はずっと好きだった曲に取り組んでみたんす。あ、これはギターの話。和音がむっちゃムズい。オレ楽譜読めないから耳でどうにかするしかない。でもね、諦めなければできる。二日がかりでなんとかなりそう、かな。そういうのがものすごく嬉しいし、愉しい。それが今のオレのエンターテイメント。与えられることより、チャレンジしてるのが愉しい。 いっぱいあるんだよなぁ、投げ出してること。いちばん才能ないと自覚してるのが英語。そりゃね、一人で外国に行くわけだから自分の意思くらいは伝えられるけど、ほんとうに伝えたいことが伝えられなくて実にもどかしい。でも、駅前留学はしたくない。そのあたりが無駄に頑固だけど、これは乗り越えたい。いや乗り越えるぞ。近いうちに。 そういえばね。バイク沼。さんざんカスタムに取り組んで、だんだんやることがなくなってくる。新しいことやってみても、以前に戻したりする。その頃、ノーマルという完成された良さにようやく気づくようにもなる。そのド素人からの塩梅がとっても面白かったりしてね。 なんであれ、人生は生き方次第で奇蹟の連続。今週は今シーズン最後のパウダーかもなぁ、とか。 すべてはインスピレーション。さっき、アメリカからこんなメールが来たよ。 いわく ”Snowboarding sometimes needs be radical in your head while you respect the mountain souls. Not to think too much.Let your body move as they want to.” うーんと、訳しとこうか? ”君が山の主をリスペクトしている間、スノーボーディングは時に君の頭の中でラジカルである必要がある。考えすぎるな!彼らが望むように身体を動かしてみな!” オレ?” … 続きを読む

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整理

2月21日 月曜日 晴れ 20代の半ば、プロのミュージシャンになるために九州から「トラック(女工哀史か!)」に乗って上京したとき、楽器以外にわずかな衣類しか持っていなかった。たいせつにしていたレコードですら、ほとんどを売って上京するための費用に充てたから。 収集癖もない。酔ったらなんでも人にあげてしまうし。乗りもしないクルマを集めるとか、そんな趣味もないし。 なのに、なんだろう。このモノの多さ。人から見たらすっきり生きてる方だとは思う。でも、なんだか贅肉だらけみたいで嫌なのよ。清貧がいい。理想としては。コロナで帰ることもできない山の家には家財道具がもうワンセットあるわけじゃん?こんなんじゃ、死んだら誰かに迷惑かける。耐えられない。 たとえばギター。収集癖はまったくなし。陳列なんかもしない。家じゃアコギとエレキが一本づつ出てるだけ。でもまぁ、レコーディングでどうしても必要な音ってもんがあって、そういう時に買ったりするじゃん。てな感じのプロのミュージシャン歴31年。 それでもオレは持っていない方だと自負していた。で、引っ越しの時に大事なものは自分で運ぶじゃないすか。オレの場合、まずはギターから。10数本だと思ってたんだよね、、、。数えてみたら30本を超えてた。ショック、、、、。 バイク乗って1年半でヘルメット8個だよ。ありえないよ。追求してんのはわかるけど。やりすぎだよ。 というわけで、このところモノの粛清が始まっております。言葉悪いな。持つべき人に持っていただいてる、かな。 ほんとうにシンプルに生きたい。ほんとうにいいものだけ持っていたい。死んだら、ともだちが引き継いでくれて、あとはなんにも残らない。そんなのがいい。 断捨離って言葉は好きじゃないから使わないけど、これ相当気持ちいい。散髪したあとの気持ちに似てるかな。今日はキッチン、明日は寝室って感じでゆっくり取り組んでます。 はい。そんなわけでギターアルバム。オーダーお待ちしておりますよ! ようやく自分の新曲に取り組み気持ちになってきたっすよー。

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ソロツアー追加 !

2月20日 日曜日 雨 何年ぶりなんだか!(二年ぶりだって) ソロツアー、追加公演のお知らせです。札幌(泣)、弘前、仙台。感無量。 無理のないところで、会いにきてね。発売は2/23の14時からです。 先週、東北でライヴをやってみて思ったのですよ。ウイルスは脅威。それは間違いない。でも、長い間、音楽を体験できないことによって、メンタルをやられてることだってある。その人物が家族の状況などによって、音楽を体験できる状況にあるのなら、こちらは万全を期した上で、ギターを持って出かけていくのが自分の役目じゃないか、と。簡単に言えば、ある意味、ここまで追い込まれたら音楽の出番かもしれん、と思っています。 ツアーの日程にかなり余裕があるのは、各地でライヴ以外の音楽啓蒙活動をしようと思っております。音楽をもっと愉しむ方法を伝えるとか、バンドにグルーヴを伝授するとか、いろいろです。詳細決まったらアナウンスします。 山口洋 (HEATWAVE) solo tour “Still Life with my GTR 2022” 詳細はこちらを。 4/5(火)名古屋 TOKUZO 4/7(木)大阪 南堀江 knave 4/9(土)静岡 UHU 4/22(金)札幌 円山夜想 4/24(日)弘前 Robbin’s Nest 4/29(金)仙台 アジアン・トライブ  

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一年で一番ブルーな日

2月18日 金曜日 晴れ 20年以上blogを書いてきましたが、この「一年で一番ブルーな日」について触れたことはないと思うのですね。 ここにはあんまりネガティヴなことは記したくないので、触れなかったのです。 でもねぇ。この国に暮らしていて、国民の義務だけはきっちりやらされる。んー、オレと同じ気持ちの人もたくさんいるだろう、と。書いてみますかね。 勤めている人はたぶん会社がやってくれるのかな、天引き、みたいな形で。 でも、我々のようなニンゲンは「申告」ってのをやんなきゃいけないんですよ。この時期に。どうして、その作業が嫌か、というと。自由を求めて、あらゆる組織から離脱して生きようとしてきたのに、所詮自分が一匹のアリでしかないことに気づかされるからです。 社会のあまりの不正義を年中目の当たりにしていても、否応なしに「税金」ってやつだけはどんな形を使ってでも取りにきますからね。ええ、まっとうだと思うなら払いますよ。でもね、そうじゃないことが多すぎる。たとえば、なぜゆえにPCR検査は迅速に希望者にタダでできないのか?なんで、オリンピックだけは夏も冬もまかり通るのか。言いたいことは山のようにある。 オレはまったくケチではないと思います。節約もしないし、母の教えで、信じがたいくらい貧しかった頃も「貧乏はいいのよ。でも貧乏くさいのはダメ!」っつー至言を胸に生きてきました。 なので、お金をせき止めることはしません。ビーバーみたいにダムにして貯めることもしません。要するに目の前を川のようにお金が流れていればいいわけで、それが止まると生きていけなくなるって考えです。これはね、以外と正しいんです。意味のあることにはきちんと対価をなるはやで払うこと。そうすると社会がちゃんと動くんです。まっとうに。 社会の一員であるってことは、意味のあることにお金を使うってことで、素晴らしい野菜には当然の対価ってものがある。楽器だって、なんだって一緒です。モノは一生使えるものしか買いません。安いってことは大抵の場合、どこかが歪んでる。どこかで誰かが搾取されてるんです。 CDが一律同じ値段ってのもほんとうにヘンな話なのです。これに関しては長くなるから割愛。 いつかも書いたけど、数字は美しいのです。コロナの影響もあるし、自分がどう生きたかってことが如実に数字に出てくる。よくもまぁ、こんなんで生き延びたなぁって感じではあるけど。それはオレに家族がいないからで、子供が大学生とかだったら100%バイトしてるな、とか。 とはいえ、こんなことに二日以上の時間を取られるのは嫌なので、その道のプロが最終的にはやってくれて、僕はあらかたの長れを報告するだけなんだけどね。 それでも、なんだか、どっと疲れます。 生き延びよう! ついしん そんな作業をしながら、昨年の12/26のライヴをミックスしたものをプレス工場に送る前にチェックしていました。音、いいよ。素晴らしい。そして、G.Yokoの白盤も最高です。このライヴ盤、今までにない形の作品です。来月中旬にはアナウンスできるか、と。ライヴをどこでも(家でも車でも散歩中でも)楽しめるように仕掛けを施しました。楽しみにしといてください!

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