月別アーカイブ: 2月 2013

ラジオはいいなぁ – 追記も読んでね。

2月28日 木曜日 晴れ 文化放送の看板番組「くにまるジャパン」にて、来日するPAUL BRADYのことを生放送で僕が語るという企画。だいじょうぶか、オレ? 僕の喋りは置いといて、スピーカーから芳醇なPAULの音楽が流れてきたとき、何とも云えない幸福感がありました。ラジオって視覚で限定されない分だけ余白があっていいのです。たった今、この音楽をどこかで仕事をしているドライバーが聞いてるかもしれない。そう思うと、嬉しいのです。そして、文化の多様性。その意味をきちんと理解してくれている番組スタッフ、出演者のみなさん。素晴らしき愛とその仕事に感謝です。いや、まじで。 その模様はプロモーターのNさんのblogで。女性に向かって体脂肪のことでいぢめて、すいません。でも、お願いだから「山口さん」って呼ばないでください。 http://themusicplant.blogspot.jp/2013/02/blog-post_8329.html じゃ、最近のポールの映像を。自宅のスタジオに若いミュージシャンを集めてジャムっている模様。でも、ときどき目が怖いよう。オ、オレをこんな目で観ないでね。冗談はさておき、ポール・ブレイディーをこんな至近距離で観れるのチャンスはもうないかもよ。詳細はこのblogの右側、「lives」から飛んでちょ。       追伸 アイリッシュと仕事をするときはドニゴール・ツイードを着ることが多いのです。気持ちがアガるから。今日、着ていったのは、死んだうちのオカンが買ってくれたドニゴール・ツイード。でも、僕は痩せてサイズがガバガバだったのです。その旨、テイラーの友達に伝えたら、彼は何と、ほぼ一年をかけて僕の体形に合う新しいジャケットに仕立ててくれたのです。過日「できました」と。喜んで取りに行ったら「すいません。もう一度時間をください。ちょっと、気に入らないので」。何だかね、そういうところが好きなんす。職人として。愛着湧きますよ。  

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お知らせ

2月27日 水曜日 雨   とつぜんですが、明日(28日)、文化放送の「くにまるジャパン」なる番組に生出演して、PAUL BRADYについて語るそうです(そうですってお前だろ)。番組は8:30〜13:00まで。僕が出演するのはお昼の12時過ぎ。ネットでも聞けるってことは、世界中で聞けるってことっすね。 http://www.joqr.co.jp/japan/

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ネガティブ・ダイアリー

2月26日 火曜日 晴れ   何だか、「ネガティブ・ダイアリー」になって申し訳ないす。僕もまぁ、人間なので、そんなこともあります。でも、日本に帰ってきてから、ひどく息苦しいです。順応できずに困っています。どうしてこの国はこんなに嘘つきが多いんだ?  あるハコの経営者から電話が。「会社の株を買って欲しい」と。フツー、そんなこと、出演するミュージシャンに云わないよ。それだけ切羽詰まってるとも云える。でも、僕は嬉しかった。僕は金持ちじゃないし、金儲けにもまったく興味ない。でも、大嫌いな銀行に置いておく金があるくらいなら、このように地域の文化のために、身を賭けて努力している会社のために使いたい。そんな時代だと僕は思う。失敗したならそれは自分のリスク。うまく行ったなら、配当より、その情熱が伝播したことが嬉しいじゃん。  だから、大事にしたいのはアイデア。それがなきゃ、ビンボー・ミュージシャンからその場しのぎの金を集めてるだけ。情熱込めて、何をやっていくのか? 君はそこらへんの嘘つきと何が違うのか?期待してるよ。

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学べよ、自分

2月25日 月曜日 晴れ 近くの山に逃げて、どりゃーっと滑ったらいろんなことが好転するかと思いきや。富士山はさすがに近すぎた。どりゃーっと滑るにもコースはあまりに短く、斜度はフラットに等しく、修学旅行の学生たちで溢れ、スノーボーダーはトレイルのド真ん中で休憩し、とどめに音楽が鳴り響いていた。山にどうして音楽が必要なのか、オレには理解できない。あれじゃ、心の声も身体の声も、風の歌も、何も聞こえないよ。はい。行った私が悪いのです。  

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生きてるってことはよ

2月24日 日曜日 晴れ 世の中にはどれだけのポイントカードとか、会員証とか、割引券が存在するのだろう?誰が何と云おうとも、オレは無理。面倒くさい。唯一、オレが出来ること。カードで支払いすると、外国の航空会社のマイルが勝手に溜まる。それだけ。 近所のスーパーで買い物するたびに「T-ポイントカードは?」と聞かれるのが嫌。マニュアルだから仕方ないんだろうけど、嫌。電車に乗るのにカード持つのが嫌。滅多に乗らないけど、未だに俺は切符。お世話になっている美容院は気を効かして会員証を預かってくれてる。こういうのならオッケー。 そんなオレだって、いちおう国民なのだからして、申告しなきゃならんのである。ちょー憂鬱。一年でいちばん憂鬱。難しいことは税理士氏に丸投げなのだが、それでも段ボールに投げ込んであるこのレシートの山を、、、、、、、。嗚咽、、、、、、。せいり、、、、しました、とも。国民ですから、、、、。 明日あたり、耐えきれず、、、、、近くの、、、、、雪山に、、、、、、逃亡、、、、、、しそうな、、、、、いや、するとおもいます。

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近況もろもろ

2月23日 土曜日 晴れ 近況もろもろ。とあることにチャレンジしているので甚だ体調がよろしくありません。こうなることは折り込み済みだったので、ご心配なく。しかし、毒の力ってすごいな、とあらためて。 てな訳で近況もろもろ。 1. 新しい曲を書いています。山の中に比べると、インスピレーションが薄れ気味です。今僕が住んでいるところはそんなに都会でもないんだけれど、もっとエッジの効いたところの方が向いてるんだってことがよーく分かりました。ただし、食べ物だけは自分の好きなものを作れるので、それは良いか、と。 2. ともだちの松井ゆみ子が出版した料理本「家庭で作れるアイルランド料理」からギネスのシチューを作ってみました。もちろん僕はイケズなので、レシピの通りには作りませんが。これがね、びっくりするくらい美味かったっす。この本、大雑把で俺様なO型には素晴らしく向いてます。「今日の晩ご飯、何にしよっかなー?そうだ、気持ちだけでもアイルランド行ってみっか」。みたいな時にいいっすよ。是非。 3. スキーが修理から帰ってきました。部屋に置いてあるけど、目の毒です。身体がウズウズします。車のタイヤもスタッドレスです。すべて条件が揃っています。とつぜん消えそうで、ヤバいです。仕事しろよ、自分。 4. 先日、3人の死刑が執行されました。それをアナウンスする法務大臣、谷垣氏の目の中にあったものに猛烈に違和感を感じて、自分なりに調べています。 5. しかし、ほんとうに体調が悪いです。ニンゲンの身体ってすごいなぁ、ほんとうに。 6. 眠るときに、星空の下に居るのが好きで、ずっと自作のプラネタリウムを使っていたのですが、壊れたので、ちゃんとしたものを買いました。何せ、流れ星がランダムに流れるってところが気に入ったのですが、これがね、自分で作ったものの方がぜんぜん良かったっす。宇宙がちゃんとしてて、つまらない。宇宙はね、ちゃんとしてないから宇宙なんだってば。アーメン。 7. 坂田明さんの「私説ミジンコ大全」を読んでいます。この本には何とCDもついています。ヤバいです。ヤバすぎます。

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ものすごい男

2月22日 金曜日 晴れ また、あの「ものすごい男」に会ってしまった。今日は会っただけではなく、コミュニケートしてしまった。 知ってる人も多いだろうが、僕は海辺の道をほぼ毎日走っている。休むのは雨の日だけ。距離は12キロから21キロの間。目的は健康のためではなく、マラソンに出るためでもない。日課で、それが好きだから。 そのコースに現れるのは善人だけではない。スポーツマンでもロクでもない奴は居る。思い返すのもムカつくから詳細は書かない。で、その極めつけがこの「ものすごい男」だ。 年の頃は僕くらい、身長180センチ、75キロくらい、英語圏の外国人で、かなりへたくそな日本語を操り、常に自転車に乗る。問題は甚しい人種差別主義者で、容赦ない言葉を僕に浴びせてくることにある。ある意味、旬な人物。そんなに日本人が嫌いならば、自国に帰ればいいだけのことだと思うが、おそらく帰れない何がしかのの理由があり、それが日本人嫌いに拍車をかけている。推測だけどね。 この男とすれ違ったのは3度目。これまでは起きたことがあまりに信じ難く、あるいはこちらは走ることに夢中で、決定的な怒りまではたどりつかなかったのだが、本日、僕が聞き取れる間に、奴が浴びせた罵声の詳細は以下の通りである。 「このオカマの日本人が」→ 複数回。しつこい。 「オカマの日本人は早く死ね」 「日本人は気持ち悪いんだよ」 「梅干しみたいな口して走るなよ、日本人」 今となっては笑ってしまうが、決定的に奴にキレたのは最後の言葉である。理由は不明。とにかく許し難かった。その言い方にひどい憎しみがこもっていたのもある。僕はつい最近まで英語圏に滞在していたこともあって、まずは流暢に四文字言葉をお見舞いした。僕も立ち止まったし、奴も踵を返した。さーてと、インターナショナルに一触即発。おまえ、身体が細くて小さいからってナメない方が身のためだと思うよ。30代なら、かなりの部分で嬉々として闘うところである。でも、僕は37歳のとある日を最後に人を殴ることを止めたのだ。暴力に意味はない。でも、オカマの日本人の目はマジでキレてたとは思う。威圧なら、それで充分だ。 奴の目は薬物などにイカれた者の目ではなかった。ただし、発言はイカれ続けた。基本的に云ってることは前述の内容の延長。議論にも会話にもならず。だいたいからして、奴は日本語、僕は英語。もう書きたくもないが、奴は例の捨て台詞を吐き続けながら、呪いの言葉とともに去っていった。こういう時のために奴は自転車に乗る。卑怯極まりない。この男と闘う価値なんてどこにもなかった。僕の心に残されたのは哀しみと憐れみとかすかな吐き気だった。 この男がどうしてこうなってしまったのか、知りたいような、知りたくないような。でも、まだ憎悪が表に出てくるだけマシな気もする。まったく、生きてるってことはよ。

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KEVIN AYERS

2月21日 木曜日 晴れ 夜中に、KEVIN AYERSの訃報を聞いて、落ち込んだ。 どうして、そんなに彼の音楽が好きだったのか、今となっては良く思い出せないけれど、とにかく、高校生の時分から好きだった。ダルくて、やるせないところが特に。闘わず、すぐにエスケイプするところも特に。でもって、人生で最初で最後のサインをもらったのは彼で、初めて外国のミュージシャンと話したのも彼だ。 多分1986年くらい。僕はまだ大学生だったような。福岡で僕はラジオをやっていて、来日したKEVIN AYERSにダメ元でオファーを出したら、ほんとうに来てくれた。しかも、名ギタリストのオリー・ハルソールを伴って。 僕は今よりも英語が下手(それはほとんど会話できないってことだ)で、憧れてる外人のミュージシャンに会うのも初めてだった。きっと、つまらないことをたくさん聞いたと思う。KEVIN AYERSはダルそうに応えてくれたのを覚えてる。そして、サインをねだるという致命的なミスを犯し、その行為が僕と彼を一瞬にして隔てた。僕は何も知らない、田舎の、ただ尖っているだけの青年だったんだと思う。良く相手にしてくれたなぁ、と。恥ずかしい。 彼は南仏に独りで住んでいた。病気ではなかったが、亡くなっていたところを近所の人に発見された。枕元には「燃えていないと、輝くことはできない」という極めて「らしくない」メモがあった、と。 先日、福島の人々との交流会のようなことがあって、僕もでかけた。むろん、相変わらず難問は山積しているが、それでも人々は恋をし、引っ越し、新しい場所に可能性を探り、エトセトラ。まったく前進していない訳ではなかった。僕がガッツで引っ張るって時期は終わったのだ。そんな意味では、僕自身が同じ場所で足踏みしている現実に、びっくりした。いつも人のことばかり先に考えて、自分の足下なんて、まったく観ていなかった。孤独死なんてことも、現実としてあり得るのだ、僕の場合。でもまぁ、そんなことにビビって、生き方を変えたりはしないけどね。 KEVIN AYERSが「燃えていないと、輝くことはできない」というメモを遺して死んだことは僕にとってはひどく重い。でも、そのほんとうの意味が分からない以上、僕は生きながら、考えるしかないのだった。人は生きたようにしか死ねない。R.I.P。 追伸 コロラドのネコが僕の帰りをずっと待っているのだと。罪なこと、したかなぁ? 僕はこの曲が一番好き。

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出雲にて

2月17日 日曜日 曇り 島根県大社町にて、今年初めてのライヴ。この話がなければ、相変わらず僕はアメリカに居て、崖を滑っていただろう。 それにしても、何故にギターパンダと僕というキャストだったのか?出雲の連中との付き合いは長い。彼らは自身の仕事を通じて、街と密接に関わっている。僕はそこに日本の地方都市の現実と未来を観る。学ぶことは多いのだ。奴らがギターパンダと僕だと云うのなら、理由は行けば分かるさ。

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身体に起きる変化もろもろ

2月16日 土曜日 晴れ   あれだけのハードな運動をひと月続けると、49歳の身体はどうなるか?自分の身体が仮面ライダーみたいになっていくのを楽しめます。笑えます。  標高3500メートルでは階段を登っただけで、息が切れます。なので、走ることは出来ません。よって、今の僕は心肺能力とスキーに必要な筋肉だけは高地トレーニングされ、ランニングに必要な筋肉は素人並みに落ちているというヘンな状態です。  さっそく走ってみました。信じられないくらい身体が軽い。高地トレーニングのおかげっす。酸素はたっぷりあるし。あまりに身体が軽いのでハーフ(21キロ)を走ってみることにしました。  ところがどっこい、16キロくらいで足にきました。こんなヘタレなこと、普段あり得ない。でも、ひとつき走るための筋肉を使わないと、こうなるってことすね。ちゃんと戻しますよ。  明日は島根で今年初めてのライヴっす。是非。

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