月別アーカイブ: 12月 2012

感謝とともに

12月31日 月曜日 晴れ   どうやって年を越すのか、考え中。 1. 深夜に月の明かりだけで、ガシガシ走りながら、年を越す。 2. どこかのオールナイトのスキー場を探して滑る。 3. 酒を飲みながら、ワンピースを読み進める。  みなさん、今年もありがとう。よいお年を。

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それぞれの生活

12月30日 日曜日 雨   プロのミュージシャンになってから20数年の間に関わってきた人たち。殆どが何らかの形でモノを創る人たちでした。ミュージシャン、写真家、デザイナー、映像関係、作家、絵描き、役者、陶芸家、エトセトラ。そして、彼らよりも多くのインスピレーションを与えてくれたのは第一次産業に従事する人たちでした。たとえば林業。彼らの仕事のタームは100年。3代先のことを考えながら、今を生きています。仕事の殆どを山中で過ごす彼らは澄んだ鹿みたいな目をしています。ほんとだよ。  仲間とこのプロジェクトをやるようになって、市井に暮らす人々とたくさん出会いました。それはこれからの僕の音楽に少なからず影響を与えると思います。  住職はいつだってとつぜんの葬儀に呼び出される準備をしているし、公務員が書いた原稿はいつだって完璧に資料がついてるし、OLの喜怒哀楽なんて知らなかったし、教師や医療従事者の過酷な現状も知らなかったし、福祉の現場の矛盾も、原発労働の実態も、小さな街の「everybody knows everybody」ってことの意味も、中学生の日々も、少年の夢も、エトセトラ。あ、そうだ。この前のイベントに出てくれた役者の人たちはハリセンの奥深さを教えてくれました。たかがハリセン、されどハリセン。達人がお見舞いすると、いい音がして、そして痛くないのよ。コスプレって凄いんだよ、誰が誰だか分かりゃしない。ダンサーの身体のキレは別次元の生き物としか思えなかったとです。美しい。  何であれ、それらは僕にとっては gift なのです。ただ抗って生きるだけの主人公ではなく、これから描く風景の中にパイのように織り込まれていくのだと思います。人って面倒くさいけど、好きです。 追伸  やっと少し時間が出来たので、「ワンピース」読んでます。今、20巻くらいかな。3巻前くらいにチョッパーが登場して、心鷲掴みにされてます。

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未来を創ること、イベントを終えて#2

12月29日 土曜日 曇り (前回からの続き) 元より、僕という個人はあらゆる組織に適応できないタイプの人間です。僕が能動的にこの世で属していると云えるのは、4人組のバンドだけで、それさえうまくやれないのなら、ほんとうに社会不適格者だと自認しています。 僕のモットーは「人は一人だけれど、独りではない」。つまり独立した「個」どうしが連帯することは可能だと信じて今まで生きてきました。 だから、このプロジェクトは出入り自由。立場の上下はありません。それぞれが「自分の問題」として街の復興に取り組んでいます。 ちょうど一年くらい前、相馬出身のシンガー、堀下さゆりが1307人の相馬の子供たちと作り上げたアルバム「スマイル」のコンサートを実現したい、との街の希望を聞きました。僕らにサポートしているという意識はまったくありません。街の希望を実現することに、それぞれが自分の事として全力で取り組もう。その一点に於いて連帯しています。 ところが、「スマイル」に参加しているのは、生徒たちであるがゆえ、学校や教育委員会、役所と云った組織と関わらざるを得なくなる。組織とうまくやれない僕らが組織と関わる。ここに構造的矛盾が生じます。 でも、それは僕らが越えなければならないミッションだと受け取りました。そんな問題くらいクリアしなければ。 実現のためにはどのような難題も受け入れよう、と。事実、たくさんのリクエストがありました。移動のためにバスを出して欲しい、保険をかけて欲しい、途中で帰りたい子供は帰してやって欲しい、時間は守ってほしい、これを運んで欲しい、あれを運んで欲しい、添乗員をつけて欲しい、エトセトラ、エトセトラ。書けば、キリがありません。中途から、そのような折衝に長けた人物がかなりの部分で雑務を引き受けてくれました。その人物が居なければ、ここまでたどり着けなかったでしょう。また、学校という現場で、ひとつひとつの事象を伝達していたのは他でもない堀下です。 途中から僕の頭の中にはでっかい「?」が浮かぶようになりました。後に、僕が一番信頼している街の人物が「明確に」言葉にしてくれましたが、僕らに向いているのは「出入り自由」の一切の強制がない「盆踊り」みたいなものです。先祖が還ってくる。それを踊りで迎える。お囃子が鳴り響いて、人々がわらわらと集まってくる。露天が並び、それぞれに人々は時間を過ごす。大人が居て、子供も居る。そこでは酔客が喧嘩をするかもしれない。でも、それはそれで、誰かが止めるだろうし、そもそも人や街とはそんなものじゃないですか。亡き人を思いやり、我々の生はたくさんの死の上に成り立っていることを感謝する。 相馬と云う街にHWの音楽が鳴り響く。震災前には考えられなかったことです。第一義的には子供たちに「大人の本気」を観て欲しかった。でも、子供たちと同じくらい観て欲しかった街の人たちは遠慮して、来ることをためらった。つまり、僕らは僕らの手によって「閉鎖的」な状況を作ってしまったのです。猛省すべきです。僕らは何処を見つめて歩いていけばいいのか。それは「組織」や「ルール」ではなく、ほんとうの意味での「街の未来」であるはずなのです。 「音楽祭」という言葉の中に「祭」という言葉が入っているのに、その出入り自由な感じが失われていったのです。「音楽祭」実現のために、クリアしなければならない組織のルールの数々。それをひとつひとつクリアしていくうちに、僕らは自分たちの良さを失っていきました。たとえば、それは人を信じること。どんなに過酷な状況であれ、主催した僕らが「楽しい」と感じられるものがなければ、伝わるものは半減します。 一例です。「イベント中に地震が起きたら、誰が責任を取るのか?」。もちろん、逃げるための導線は考えておきます。でも僕はこう云いたい。この街に居る以上、地震が起きる可能性はじゅうぶんに考えられるわけで、それに対して出来る最大の備えはするけれど、地震そのものを僕らが防げるはずもなく、その責任を問われたら、何もできない。だいいち、使われた会場は震災後、避難所として使われていた建物です。ってことは街の中では安全な場所じゃないすか。それ以上に僕らに出来ることは何もない。 そこには、責任から逃れようとする体質があります。僕らは「やる」と云った以上、責任は取ります。組織とそうでない人間たちが垣根を超えて「一緒に」作っているという感覚は最後までなかった。それはほんとうに楽しくなかった。金だって、人員だって、何より大切な「愛」だって、絶対に何とかしてみせる。でも、それは最後まで感じられなかった。その「大人の事情」を敏感な子供たちが感じ取るのです。ほんとうに、哀しい。組織に居ようと、そうでなかろうと、同じ人間じゃないですか。 一言だけ云わせて欲しいのです。組織の皆さんの給料が何処から出て、何のために働いているのか。その原点だけは忘れないで欲しい、と。こんなくだらない垣根を越えられずに、いったいこの街の何処に未来を描けるのですか?むろん、僕らの至らない部分は猛省します。でも、ほんとうに心から、街のことを考えている人がどれだけ居るのか、胸に手を当てて、考えて欲しいのです。 マスコミの人たちは、報道には「主観」がつきものであるという危険性を今一度認識してください。あなたの「主観」が報道されることによって、多くの視聴者には「事実」として伝わるのです。もっと全体を観てください。限られた時間やスペースの中で、「全体」をどう切り取って伝えるのか、自身の仕事に「責任」と「誇り」と「勇気」を持って取り組んでください。お願いします。 最後に一番僕がショックを受けたことを書きます。 プロジェクトの連中が、イベント終了後に子供たちに感想を聞きました。その中に「あ・り・が・と・う」という文字がひとつも見当たらなかったのです。もちろん「感謝」の気持ちを還流させることができなかった僕らに問題があります。でも、その上で僕は云いたい。 自分の責任を逃れ、自分のことしか考えない大人たちを子供は見ているのです。そのつぶらな瞳で。感謝できない子供にしているのは、僕ら大人です。そんな街に未来がありますか?これでいいんですか?ほんとうに。 イベントが終わるまでに見ざるを得なかった、数々の大人たちの哀しい行動を、僕はここには書きません。ほんとうに、あまりに哀しくなるからです。でも、この文章を読んで、思い当たる人が居たら、そっと胸に手をあてて、明日から自分の行動について考えてくれませんか? 被災された人たちに、原発に苦しめられている人たちに、こんなことを書いて、ほんとうに心が苦しいです。でも、これは相馬だけの問題ではないと僕は思います。ひょっとすると、この国じゅうが手遅れなのかもしれません。 でも、僕らは諦めません。きっと「街の人間ではない連中が何を云ってるんだ」という反感を持つ方もいらっしゃるでしょう。でも、関わってくれている連中はほんとうに「自分の事」として考え、そして行動しています。あれだけの数の子供たちを見て、「何とかせんといかん」と思っています。未だ外で満足に遊べないこと。避難したいのにできない状況の人たちのことを忘れたことはありません。 プロジェクトのプロデューサーに声をかけてくれた少年が居たそうです。相馬でもいちばん線量が高い地区の子供です。彼は僕らの顔を覚えてくれていました。 「おじさんたち、思いっきりサッカーさせてやるからな、って云ったじゃん」と。 僕はこの子の言葉がいちばん刺さりました。むろん、僕らは嘘をつきません。いや、つけません。今回のイベントでもたらされたすべてのことを糧にして、この子との約束を必ず果たします。 読んでくださったことに感謝します。関わってくださったみなさん、来てくれたガキんちょたち。ほんとうに、ありがとう。 一緒に未来を作ろう。どうか、よいお年を。 HEATWAVE 山口洋(49)

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原点に戻ること – イベントを終えて#1

12月27日 木曜日 晴れ これから数日かけて、12/23に行われた相馬市でのイベントのことを書きます。表現はどうかと思いつつ、これを語ることは「ベント」に近い感触があります。吐き出さなければ、僕らが窒息するという意味ではなく、現地の心の闇や、どうにもならない現実は既に飽和状態に陥っているのに、全国的に云えば、もはや終わったことのように物事が進んでいく、そして闇はとんでもなく深い、という意味で。また放射能という怪物がこの状態を作りだした、あるいはあぶり出したと云う意味において。 知ってしまったことを、知らなかったと僕は云えません。 ただビューティフルにイベントが終わった訳ではないことを、応援してくれた人々に伝えなければならないのが残念です。もちろん言葉は選びます。そして、誰がを傷つけたくて、書いている訳ではないことだけは理解してくれると嬉しいです。 —————————————————————————— まずはビューティフルな眺めから。 北海道から九州まで、全国の気持ちがそこに還流していました。確かにそこに愛はあったのです。僕は今年の前半に数ヶ月かけて、全国を廻りました。そこから還流したものが街に届いていて、街の人々や子供たちが目につく形で掲示、あるいは食材であれば調理され、人々の心に伝達されました。 何と云っても、出演してくれた子供たちの表情が素晴らしかった。大人数の前で歌うことは彼らにとって冒険だったと思います。それでも堀下さゆりの並はずれた努力と情熱のもと、プレッシャーを乗り越えて、エネルギーを街に送ってくれました。 照明が暗転して、HWは容赦なくロックンロールの嵐を吹かせました。耳を塞いでいる子供も居ましたが、この音楽はどんな時も、僕らが信じてきたものなのです。5年後に「あれはいったい何だったんだろう?」。そう思ってくれる子が一人でもいれば、それでいいのです。 最後に出演してくれた「なりキり座」。アニメ、「ワンピース」に基づく劇を披露してくれました。僕はステージ脇でずっと観ていましたが、方法は違っても、ステージに賭ける気持ちは僕らとまったく同じです。本気と書いて、マジ。 恥ずかしながら、僕はその大人気アニメをまったく知りませんでした(なりキり座のメンバー、スタッフから全68巻プレゼントされたので、今読んでます)。でも、夢を忘れず、仲間を信じて、冒険の海へ繰り出していくストーリーだと知ったとき、堀下の持つ力、HWの持つ力、劇団(アニメ)の持つ力。要するに3種類の「大人の本気」を子供たちが観てくれて、そこに参加してくれることで、将来へのヒントを見いだしてくれるのではないか、と夢想したのです。簡単に書けば、どんな状況であれ、未来は自らの手で切り拓くものだということに気づいてくれるきっかけになれば、と。 美しかった光景は他にもたくさんあります。多くは80人まで増えたスタッフに関することです。でも、それは個別に伝えますから、ここには書きません。ひとことだけ。本当にありがとう。みなさんは無償の愛を見事に還流させてくれました。 ——————————————————————————– あの日から、何度もこの街でイベントをやってきました。対象はじじばばだったり、ハンディキャップを抱えた人たちだったり、音楽ファンだったり、子供たちだったり、いろいろです。 街が復興すればイベントも不要なのです。逆に云えば、何をやったとしても、街が復興しない限り「達成感」なんてある訳がありません。 ただし、これまではある種の「充実感」だけはあったのです。終わった直後だけは。もちろん今回、誰が手を抜いた訳じゃありません。構想約1年、実働7ヶ月、今までのイベントの中で、一番ややこしくて、面倒で、難題をたくさん抱えていました。人出も金も想いも努力も足りません。そのひとつひとつをみんなの情熱で乗り越えてきました。辞めたいと云った人間には「君じゃなくて誰がやれるんだ」と云いました。主要なメンバーを集めて「撤退するなら今しかない」と云ったこともあります。情熱だけではどうにもならないこともたくさんありました。ガッツで引っ張ることには何の意味もないのです。これは街の人たちが街のために催すイベントであると同時に、ようやく街の人々が全国に想いを還流させるイベントでもあるのです。ハードルは高かったのです。これまで以上にみんなが全力を尽くした「はず」なのに、、、。多かれ少なかれ、イベント終了後、関わった人たちのそれぞれの心の中に、ほぼ同じ想いがあることだけは分かりました。 僕は今まで街の不利益になるようなことは一切口外してきませんでした。でも、それ自体が不利益をもたらしている部分もあります。僕は今回、それを伝えることを選びます。でなければ、未来は更に遠くなります。もう一度書きます。誰かを傷つけることが目的ではありません。 僕は自分が分からなくなったとき、いつも原点に戻ります。僕にとってのプロジェクトの原点とは「福島で作られた電気を僕が使っていた」ってことです。それを作っていた原発が爆発して、人々が苦しんでいるってことは今も以前も「僕の問題」なのです。ただ、それだけです。ヒジョーに個人的で、かつ社会と嫌なくらい濃密に関わっている「僕の問題」なのです。そこから逃げることは、自分のLIFEを放棄するのと同じことなのです。あくまでも、僕にとっては。 ある脚本家がこのような話をしていました。 「富士山に登ったという人の殆どが5合目から登っている。でも、そこは標高2400メートルで、実は1000メートル弱くらいしか登ってない。ほんとうに登るってことは駿河湾に足をつけてから登るってことだと思う」と。 彼が云いたかったのはこういうことです。裾野は広大です。5合目からの円周はそれに比べて当然狭い。海抜ゼロから登ること(富士山は比喩で、LIFEのことっすよ、云うまでもなく)で、周囲の風景の変化を知り、成り立ちを知り、広大さ、巨大さ、困難さを知ることになる。それが登山(LIFE)の意味じゃないか、と。 今回のイベントをやるにあたって、僕は海抜0メートル(行動の原点)に何度も戻らなければなりませんでした。で、なければ分からなくなるのです。何もかもが。巨大な闇は僕のような一匹狼が手に負える相手ではないのです。だから、原点に戻り、もう一度自分の気持ちを確かめ、そして仲間と共にまた登るのです。自分の本能と直感を信じ、ワンピースのように仲間を信じて。 今日はここまで。(つづく)  

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49歳になる

12月26日 水曜日 晴れ てな訳で、49歳になりました。たくさんのメッセージ、プレゼント、ほんとうにありがとう。 親父が死んだ年に追いついてしまいましたが、そこまで生き延びるのがひとつの目標でもあったので、これからは人生のチャプター3を全力で駆け抜けようと思っています。 誕生日に何をしてたかって?クルマを洗って、油まみれの換気扇を意を決して洗って、海沿いをガシガシ走ってました。色気ねー。誰か飲みに行こうぜ。 追伸 僕のたいせつな友達が今日、子供を生みました。ってことは誕生日一緒じゃん。オレに誕生日おめでとうって、君がおめでとうだよ。

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福島県相馬市にて

12月25日 火曜日 曇り 音楽祭に関しては、もう少し咀嚼する時間をください。意味があったと思えることも、自分たちの至らなさも、あまりにも哀しいことも、きちんと伝えたいのです。 同行してくれた写真家の松本康男さんが撮影した、今の相馬の姿を観てください。もちろんこれが街の「すべて」ではありませんが、まぎれもない現実でもあります。  

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感謝

12月24日 月曜日 晴れ   新日本製薬presents 福島っ子音楽祭「SMILE TOGETHER」。無事終了しました。たくさんの声援、ありがとう。反省すべきことは多々ありますが、今はまだ言葉になりません。何にせよ、欲や得ではなく、人間にとっていちばん大切な「愛」が還流していて、それが子供たちに伝わっていたことを嬉しく思っています。  もう一日、相馬市に滞在して、明日戻ります。詳細はまた追って。  世にたくさん存在するクリスマス・ソング。僕はこれが一番好き。

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相馬にて

12月21日 金曜日 曇り   相馬市に入って、イベントの準備に走り回っております。思い返せば、たった3人で始めたプロジェクトも、弁当の数を聞いてびっくり。出演者、スタッフを合わせると80人も居るそうです。嘘だろーーっ。ネット中継は13時からになった模様です。僕は準備に忙殺されていて、blogを更新する時間がないので、各twitterなどで、正確な情報をお伝えしたいと思います。 どうぞ、よろしゅうに。  ネットで観戦してくれたみなさんの意見を更に還流できるように、アドレスを新設しました。是非、どうぞ。 新日本製薬Presents 福島っ子音楽祭~SMILE TOGETHER~ 2012年12月23日(日) 【場所】相馬市総合福祉センター「はまなす館」 【開演】13:30(15:30終演予定) 【出演】相馬市立中村第一、中村第二、飯豊、玉野、八幡、日立木、山上、大野小学校の子供達、堀下さゆり、HEATWAVE、集英社・スペシャルプレゼンター「謎の海賊一味」 【NTT東日本によるネット生中継】 NTT東日本-福島公式ホームページ『福島の空』 音楽祭の特集コンテンツが下記サイト内にて掲載されます。 2012年12月23日(日)13:00~ストリーミング開始(ライブ中継を配信) ⇒ http://www.ntt-fukushima.com/ 公演のご感想や、相馬の子供達・福島の方々へのメッセージをコチラまでお寄せ下さい。⇒ mlimm0311@gmail.com

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リハーサル

12月19日 水曜日 曇り 12/23のイベントのために、9月のツアー以来、久しぶりにバンド全員が集まってリハーサルしました。いい感じっす。 ところで、先月訪れた熊本県菊池郡大津北中学校から、相馬の人々へメッセージを預かっています。(泣)このような気持ちの集積を現地に届けるのも僕らの重要な役目です。ほんとうにありがとう。熊本の中学生たちが描いてくれた相馬野馬追の巨大壁画もステージに飾られます。おっさん本気威嚇軍団HWの演奏の際には、相馬に来ることが出来ない中学生パワーと「とある方法」で一緒に演奏したいと考えています。お楽しみに。って技術的にうまく行かなかったらごめんね。 —————————————————— 「福島県相馬市のみなさんへのメッセージ」 by 熊本県大津町立大津北中学校 3年生 福島のみなさん、元気にしていますか。震災が起こって1年以上が経ちました。あの日はとても辛かったと思います。でも、これからも頑張って下さい。いつでも皆さんの事を応援しています。 3年生 いつか交流しましょう。 3年生 北中生は福島県のみなさんの事は知らないけれど、同じ中学生として少しでも役に立ちたいし、何か力になれればと思っています。これからも北中生は、福島県相馬市のみなさんを応援しています。 3年生 震災で原発の問題や津波に寄る被害など沢山の事が起こったけど、これは決して東北だけの問題ではなく、みんなで考えていかなければならないと思います。だからこそ、今私たちに出来る節電、節水などを心掛けて、みんなで頑張りたいです。 3年生 私は福島の人は凄いと思いました。みんな頑張っているから。もし私たちに出来る事があるなら、是非頼って下さい。少しでも力になれれば嬉しいです。どうか夢を諦めないで下さい。 3年生 私は震災があった時、津波の大きさが凄くて、ビックリしながらテレビを見ていました。その後はあまり震災の事を考えずに過ごして来たけど、このプロジェクトが始まって、私にも何か出来る事はないかなと思いました。福島は今は大変だろうけど頑張って下さい。 3年生 私はステージ画制作の際、相馬の伝統行事である野馬追の貼り絵で頑張りました。なので、野馬追の祭りの様に元気を取り戻して下さい。 3年生 熊本に、北中に来て下さい! 3年生 津波が来て凄く大変だったんだろうと思うけど、洋さんの歌を聴いて元気になって下さい。辛い事も沢山あると思いますけど、くじけずに頑張って下さい。オレは祈る事しか出来ないけれど、皆さんが元の生活に戻れる事を祈っています。 3年生 私は頑張った先に喜びがあるのだと思います。だから今年よりは来年はもっと嬉しい年になると思います。そして、私自身もそれを望んでいます。明日はもっと素晴らしくなりますように、私は皆さんの喜びは幸せを祈っています。 2年生 被災していない僕が何を言っても少しの励ましにしかならないかもしれないけど、生きていれば良い事は沢山あるし、その助かった命で、震災で亡くなった方達の分まで生き抜く事が大事だと思いました。 2年生 震災があっても負けずに戦って来た事は凄いと思いました。そして僕自身、当たり前の生活が凄く有り難い事だと、テレビを見て思いました。これからも負けずに戦って下さい。 2年生 私からすると、被災された方々の気持ちは想像出来ない位に辛いのだと思います。でも少しでも力になれるように、熊本は遠いですけど応援して行きたいです。 2年生 原発の問題は、これからも続く問題だと思います。これは福島だけの問題ではなく、私たちの問題でもあると思います。これからも、反対運動などを続けて行くべきだと思います。私たちも精一杯頑張ります。 2年生 大切なのは近い、遠いではなく、心の距離だと思います。僕たちはいつでも東日本を想っています。だから元気を出して、前を向いて頑張れ! 2年生 私たちは色々な理由から、直接被災地に行って復興のお手伝いは出来ません。なので、ここで出来る事を頑張って行きます。確かに微力でしかないと思います。しかしその小さな努力も、いつか大きな力になる事を信じています。みなさんも「もうだめだ」と諦めたりせずに、頑張って下さい。私たちもここでずっと、町並みが元通りになるまで、被災地の事を応援しています。 2年生 被災されて大変だと思います。みんな大変だと思うけど、日本の皆が頑張っているので、頑張って下さい。 … 続きを読む

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猫まっしぐら

12月18日 火曜日 晴れ   いよいよ福島県相馬市で開催される、僕らのプロジェクト今年最大のイベント「新日本製薬Presents福島っ子音楽祭 〜 SMILE TOGETHER 〜」が近づいてきました。12月23日(日曜日)っす。  そんな訳で、最後の追い込み、猫まっしぐらな日々が続いています。子供たちと共演する堀下さゆりは現在、相馬じゅうの学校を飛び回っています。  今までお伝えしてきたように、このイベントは相馬の子供たちに楽しんでもらい、未来に希望を持ってもらうためのものです。そして、もうひとつ大切なこと。僕らのプロジェクトはこれまで日本全国からたくさんのエネルギーを頂いてきました。そのことに感謝を込めて、相馬発で全国にエネルギーをお返しし、更にエネルギーが還流することを目指しています。  今回もスポンサーはもちろんのこと、北海道から九州まで、たくさんの応援を受けて開催されます。なにぶん、不慣れなことが多く、不手際もたくさんあるとは思いますが、NTT福島の全面協力によるネット中継をご覧になって、是非エネルギーを送ってください。中継は12月23日(日)午後13時半から。URLは以下っす。 http://www.ntt-fukushima.com/  まずは堀下さゆりと相馬の子供たち(多数)が共演し、ほっこりした空気を作った後、HWのおっさんたちが本気(マジ)で演奏し(威嚇かも – でも僕らが初めて生のロックバンドを観たときの衝撃は超えたい)、最後に集英社・スペシャルプレゼンター「謎の海賊一味」によるクリスマス・お楽しみショー(ここまでしか云えないのが心苦しい)が開催され、全国から寄せられたたくさんのプレゼントが子供たちに手渡されます。  内容だけ書くと、「ロックバンドが何やってんの?」とお思いでしょうが、ケンケンガクガク、大人が悩みながら知恵を絞り、難問を解決しまくり、ようやくたどり着いた場所なのです。  てな訳で、どうぞよろしく。

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