月別アーカイブ: 3月 2023

睡眠の質

3月31日 金曜日 晴れ    数ヶ月に渡って、家の中で民族大移動を試行していました。部屋の模様替えというよりもっと大掛かりな、各部屋の目的そのものを変更しました。書けばこれだけだけれど、一人でやるのはなかなか至難の技で、引越しの方が楽だったかもしれないっすね。笑。  とあるプロフェッショナルが来てこういったのです。すべての部屋でマルチタスクが可能になっているけれど、見方を変えればメリハリがない、と。そうかも、と思ったのです。各部屋にコンピュータか、それに代わるものがあって、いつでも即座に返信可能なんだけれど、そういうことはもう止めよう、と。  寝る部屋は寝るためだけに(一切のデジタルもの、持ち込み禁止)、音楽を創る部屋は目的はそれだけ、食事を摂る部屋は食事と音楽を聴くためだけに、筋トレ部屋は運動のためだけに、みたいな。  結果的にとってもよかったっす。今までは天井が高く、一番明るい部屋で寝ていました。なにがいいってヴァイブスが最高だったのです。目覚めた瞬間にその日の天気がわかる。それが好きでした。起き抜けから明るい気持ちで居られる。その気持ちのまま、今日の富士山と海を見に行く。それがルーティン。  でも、考え方を変えてみたのです。寝るのが目的なら、いちばん静かで光が入らない部屋がいいのかも、と。ほんとうに寝るためだけに特化しました。照明とか雰囲気とか。1日全力を尽くして、いい感じでご褒美に酔っ払って、好きなアロマの香りとともにぐっすり寝る。睡眠の質が向上したと思います。深く眠れる。  加齢するってことは、残存する自分のエネルギーを効率よく使い切ることが必要になります。アンチエイジングとかそういうことじゃなくて。自分のポテンシャルをうまく使い切ること。  かつて一回だけフルマラソンに出たとき。日々一人で練習する中で、これは持久力というより、有限な自分のエネルギーをいかに距離に合わせて等分に使い切るか、ひじょーに頭を使うスポーツだと思ったのです。結果、30キロ過ぎから一体何人抜いたんだろう(たぶん1000人超)って感じになって、3時間40分ちょっとでゴール。まぁまぁ速い方です。これって人生も同じじゃん、と。  眠りにトラブルを抱えてるご同輩になにか伝わればと思い、書いてみました。  さてさて。4月からいよいよライヴに復帰します。みんなに会えるのを楽しみにしてるよ!

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hero

3月30日 木曜日 晴れ これはほんとうの話だよ。 近頃、リメイクされた仮面ライダー。子供の頃、僕も夢中になってました。ブリヂストン・バンビ号をダンボールでサイクロンに改造してたし、本郷猛がショッカーに捕まって次週を待て!みたいな日は気が気じゃなかった。笑。あ、回るタイフーン・ベルト。親には買ってもらえなかったから、これも段ボールで作ってたな。 時はビューンとワープして。 六本木で行われていたとあるライヴにゲスト出演した時のこと。隣にいた出演者が僕の袖を本番中につつくのです。「ヒロシ、仮面ライダー、かめんらいだー!!!!!!」。見ると、前から3列目くらいに藤岡弘さん、いや本郷猛が!!本郷猛がオレを見てる!!!!! ショック死するかと思いましたね。演奏に身が入るわけもなく。笑。終演後「とってもよかったよ!」と本郷猛に言われてヒロシ少年は昇天したのでした。音楽続けてると、まれにこんなことあります。 ちゃんちゃん。   本日、18時からFM長崎のColorsに電話で出演しています。ぜひ、聴いてね。

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定年

3月29日 水曜日 晴れ わたくす、今年の12月でにゃんと60歳になるわけです。自分でもびっくりです。ガキの頃、60歳なんてじいさんだと思ってましたが、こんな重みのなさでいいのだろうか?と自問自答するわけです。中身は中学生、いや小学生のままだし。 で、国からこんな連絡がきました。年金を早めに受給できますよ、と。これまたビビりました。ね、年金?そんなもの1ミリもあてにしていなかったし、システムを支えるためにこの国で暮らす以上、支払う義務があると思っていたので、払っていただけです。自分に支払われる頃にはこのシステムは完全に崩壊してるだろうなと思いながら。で、早期から受給するといくらもらえるんだって、ちょっと気になったから調べたわけです。その額2万とちょっと。苦笑。なもん、都会じゃ駐車場も借りれんわい。笑。もちろんもらわないけど。 んで、はたと気づいた。会社勤めをしている人や同級生たちは「定年」を迎えるってことに。わたしゃ、ちょっと怖くて震えました。て、定年?まじすか。 ここに至って、自分がどれだけレールから外れた生き方をしてるかってことを思い知らされたわけです。 ロックミュージシャンに定年はありません。自分で限界を決めない限り、鮎川さんのように生涯ステージに立ち続けることも不可能ではない。僕もそうありたいと思うわけです。ただ、魔法がかけられなくなったら引退します。それは音楽の神様に失礼だから。 精神は肉体に宿ります。なので、まずは肉体を健康に保つ必要がある。な、わけでアホみたいに運動してるわけです。加齢を隠すつもりもありません。その人が生きてきた道は顔に刻まれます。だから、それを隠す必要はない。あくどい道を歩いてきたなら見事にあくどい顔になるものなのです。恐ろしいことに。政治家見ればわかるでしょ? 日本人は極端にハゲを気にします。ハゲのどこが悪いんだか。わたすは両方の祖父がスキンヘッド、親父も頭頂部が見事にハゲてたので、恐れてましたとも。まぁ、ハゲてはいませんが、薄くはなります。でも、それはそれで仕方ないじゃん。なにも恥ずかしくない。 で、僕に何が起きているのか?スピリットそのものは前述の通り、中学生、いや小学生のまま。老化していないというよりは加齢とともに若くなっている感覚があります。やりたいことはたくさんあって、とうてい生きている間にすべてやることはできない。 時間は万人に等しく与えられている。有限。だから、時間は大切。惜しい。1秒も無駄にしたくない。それゆえ、飲むときでさえ全力で飲んでるフシがある。楽しくないと嫌なんす。このblogも3時に起きて書いてます。頭がクリアだから。それは老化かもしれんけど。人を待たせることはありません。時間は大切なんです。人の時間を奪ってはいけない。 付き合いも無理にはしません。合わない人とは合わないんだから仕方ない。残念だけど、仕方ない。人は変えることなんて不遜です。ニンゲンに疲れたら自然の中に身を置いてみる。走る。バイクに乗る。このくらい方法をもっていればだいたいなんとかなります。あ、スノーボードは最高。こころの贅肉が落ちます。みごとにシャープになる。体もね。 不可能を可能にしていくこと。運命を創ること。可能性は無限大だと以前より、もっと強く思っています。突破力も過去最高にあると思う。世間や国やSNSに脅されても、なんともないす。どうしてって、自分のLIFEは自分固有のものだから。何度でも書くけれど、自分で決めてしまわない限り不可能なんてない。   てなわけで、来月からライヴに復帰します。スピリットはむっちゃ元気になりました。会いにきてください。明日30日は18時からFM長崎のColorsに電話で出演しています。ひっさしぶりの長崎、楽しみにしています。ぜひ、聴いてくださいまし!ライヴは4/11です。4/9の福岡のライヴには故郷の大先輩がきてくれる(かも)しれません。詳細はこちらを。 それから来週から4/16横浜のリクエストを募集します。考えておいてね!

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惨敗

3月28日 火曜日 雨   勇んで向かった春の山。ところが春の雪は手強くて、どーにもなんない。苦笑。それでもメゲずに滑ってたけど、スイッチ(逆向きのことね)で滑ってて、春の雪に引っかかってひさしぶりの逆エッジ(これがいちばん危ない)を食らって、これは危険だと撤退を決意。怪我してる場合ではないのでね。  てなわけで夕方には温泉宿に戻り、早朝にそこを出てびゅーんと帰って参りました。  でもなんつーか、いちばんコンディションの良い2月にあんまり行けなかったけれど、今シーズン全力を尽くしたので後悔は1ミリもありましぇん。さぁ、音楽やるぞー。

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爆走400キロ

3月27日 月曜日 晴れ もうすぐ春。今年はもう雪山も終わりか、と。でも、毎日、天気予報をガン見してたら、たぶん昨夜数センチ降ったに違いない。 そうすると、もう身体が黙っていられなくなる。 たぶん、アホなんだと思う。 昨日、仕上げたばかりのライヴ盤の音源を積んで、午前3時に家を出た。今、300数10キロ走って、麓にある最後のセブンイレブンで新鮮な空気を吸いながら、これを書いているところ。 トシを重ねたせいもあると思う。これまでも後悔しない人生を送ってきたと思うけれど、近頃とみにまたそれが加速してる。誰がなんと言おうとも、今これをやりたい、やらなきゃと思ったら、すぐに行動しなきゃ気が済まない。でも、たぶんなにも間違ってはいない。 ところでライヴ盤。とっても素晴らしかった。昨年はコが少しマシになって、ツアーが出来たからバンドの演奏がうまく絡み合ってる。 オレがライヴ盤で伝えたいのは正確無比な演奏じゃなくて、ライヴならではの「荒さ」も含めてのライヴ感。そういう意味ではこれまでのOFFICIAL BOOTLEGシリーズでは最高のものができたと思う。クルマの中、台所、ランニング中、エトセトラ。どこでもライヴ会場になる。笑。 いくつか修正点が見つかったので、帰ったらそこを直して作業終了。 にしても。HWを聞いてると、早朝から空を飛べそうだった。これこそ、ロックンロールの醍醐味だよね。 では、山に行って参ります。くれぐれも怪我をしないように気をつけます。

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プレゼント

3月26日 日曜日 雨 てなわけで、わたくすは音の制作を、映像チームは映像の制作を進めております。音チーム担当のわたくす、本日CDを完成させました。ライヴから実に三ヶ月もかかっとる。苦笑。でも、オフィシャルブートレッグ史上最高のクオリティーのものができたと自負しております。CDに安全に音を入れるには74分が限界なのですが、今回73分04秒 !! みんなが自宅や車の中でまるでライヴを体験してるように楽しんでいただけると思います。 はてさて。完成まで随分とお待たせしておるので、今日は小さなプレゼントです。例のヴォーカルやギターを抜いたヴァージョン。京都磔磔の「雨の後、路は輝く」のヴォーカルを抜いておきました。とは言っても他のマイクにもかぶっているので、うっすらと聞こえるのですが、その方がガイド代わりにもいいかと。明日、月曜日の出勤中、クルマの中で多いに歌ってストレス解消してください。子供が学校に行ったあとのお母さんがキッチンで歌っていただけたりしたら本望です。笑。 なんどもお伝えしていますがこのblogのファイルはダウンロード可能です。個人で愉しむ範囲でどうぞよろしく! 雨の後_Vox_less

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進捗状況

3月25日 土曜日 雨   作品というか、昨年末のツアーをまとめたものの進捗状況でござります。読者のみなさんの意見を参考にケンケンガクガク議論の結果、ここはダウンロードはやめて、極力モノとして残してみようという結論に至りました。  なので、磔磔のライヴDVD(オフショットつき)と渋谷duoでのライブCDをコンパイルしたものに、先日募集した(HWをバックに歌ってみよう、ギター弾いてみよう)アイデアをまとめたものになりそうです。現在、鋭意製作中でござります。  バンドはこれをリリースしたら、いよいよ新しいアルバムに向けて走り出す予定でござります。今年は池畑さん加入20周年、魚ちゃんとわたすの還暦、3大アニヴァーサリー・イヤーでござります。引き続き応援よろしゅう!  てなわけで、わたすはスタジオに戻りますー。しゅるしゅるしゅるー。

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厚顔無恥

3月24日 金曜日 晴れ 議員宿舎の家賃値下げっちゅーニュース見た?あたしゃ、脳の血管3本くらい切れたよ。 国民は給料上がらないのに物価だけが上がって苦しんでるっつーのに、いろんな特権持つ議員がなぜゆえに家賃値下げ。家賃だって、ワンルームアパート並みの家賃だぜ?恥知らずにも程がある。誰かひとりくらい「私は国民のために働く公僕ですので、これ以上の特権は必要としておりません」くらいのこと言えないのかね。 んなもん、金の出所は100%税金なわけで、我ら自由人からもインボイスなんとかで、なんとかしてむしり取ろうとするわけだからね。こっちにできる反撃は選挙であいつらを失職させることだけなんだけどさ。

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まさかの

3月23日 木曜日 雨   わたくす、ほぼ原始人なので、現代的な病気とは無縁でございます。でもこのところ、網膜剥離で手術した方の目がすこぶる調子が悪い。あのような手術は二度としたくないので、定期的に病院に通ってるんだけど、数値的にもなんの問題もなし。  で本日朝イチで、ドクターが僕にこう言ったのですね。「花粉症、かも」。  まじかー!!!!!!!  ひっどい花粉症だったともだちがオレにこう言ってた。花粉症の治し方。「オレはぜったい花粉症じゃない、花粉症なわけがない」って呪いをかけるんだってさ。それで治ったって。ほんとかよ?笑。  あとね。わたくす極度のドライアイなんです。モニターとかスマホを見るのはすこぶるよくない。ご同輩も気をつけてね。ドライアイは基本的には治らないんだってさ。

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永遠の野球少年

3月22日 水曜日 晴れ   27個目のアウトを取るために、トラウトと大谷が向き合っている。もはや出来すぎた漫画みたいだった。  思い返してみると、子供の頃、メジャーリーガー相手に勝つなんて、おおよそ信じられないことなわけで。それが画面とはいえ、目の前で起きていることに隔世の感。  人と人が本気で闘うのはスポーツだけでいい。敬意があって、素晴らしいじゃんね。中国が攻めてくるから離島にミサイルを配置しようなんて輩はたぶん本気で闘ったことがないんだよ。本気で闘ったなら、敬意しか湧いてこないよ。  話を戻すね。  ごたぶんに漏れず、九州の田舎じゃやることは野球しかなかった。今となっては誰も信じてくれないけれど、小学校に上がるまでは身体が弱く、運動を禁じられていたので、家で本ばかり読んでいた。  これじゃいかんと、小学生になったときに、親父がグローブとボールを買ってきて、庭にマウンドを作り、野球の英才教育が始まった。彼は学者だったけれど、教えてくれたのはキャッチボールだけ。今となって思うに、その教育がよかった。真ん中ではなく、いつも内角低めに構える。いわく、ここに全力で直球を投げて、打たれたのなら仕方ない。  6歳でそれを人生の格言にして、野球だけは真剣に取り組んだ。万年最下位のライオンズを稲尾の代わりにオレが救う予定になっていた。中学に上がって、野球部に入部。身長が伸びず身体が小さかったオレは、後に甲子園に行った先輩に打たれた打球を見て、本格的に挫折。何か他の夢中になれるものを探すしかなかった。  でも、みんな野球少年なんだよね。野球小僧。笑。学校から帰ると玄関にランドセル投げ込んで、グローブとバット持って出かけていくあの感じ。  どれだけの子どもたちが憧れのまなざしを持って、今日画面を見つめたんだろうね。それはほんとうに素晴らしいことだと思う。

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