月別アーカイブ: 7月 2016

製造責任、個展、三多摩地区

7月30日 土曜日 晴れ まずは2000年初頭にリリースされた5枚組ボックス作品「NO REGRETS」のCDトレイ部分、スポンジの経時劣化について。ほんとにね、スポンジが砂みたいになって、それがCDにこびりつくんです。衝撃を吸収するどころか、聴けなくなってしまう。哀しい。 ほんとうに申し訳なく思ってます。たとえ当時、それが予見できなかったとしても。原盤権は当時の事務所にあるんですけど、その事務所自体が消滅してるのです。でも製造責任ってあると思うんすよ。ちょっと考えさせてください。 ——————————— 今日は息子みたいな陶工が東京にやって来てて。そりゃぁ、行きますとも。酒を抱えて。立派な職人になって、東京にもこんなにファンが増えて。 急激な三多摩地区ブーム。関東には長いこと住んでるけど、まったく未知のエリア。急に近づいてきたのです。詳細は内緒だけど、オレは何故か国立に居て、アンビリーバブルな食べ物を頂いてたりして。この文化圏は初体験。てか、興味津々。近いうちに、このエリアでライヴをやれるといいな。 ——————————— blog上ラジオ、本日深夜更新だよ。

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迷宮の扉

7月29日 金曜日 晴れ 家の裏は小さな森になっていて、毎日うぐいすの声で目覚めるんだけど、最近、蝉に負けてる。蝉、圧倒的。ところで梅雨、明けたのかな?雲はまるで、真夏のそれだよ。 これから凄く忙しくなるから、少しだけ音楽から離れてみる。屋上で風に吹かれながら、プルーストを読み進める。パンドラの箱、あるいは迷宮の扉を開けてしまったような。これはどえらい本だなぁ。きっと、今の自分に必要だったんだろうね。もう一度、自分の宇宙を巡る冒険を促されてるような。 ————————- ところで、このような意見を頂きました。 「いつも拝見させて頂いています。 早速なんですが、私の宝物5枚組の「NOREGRETS」を久しぶりに聴こうと出してきたところ、CDが収まっているところのスポンジみたいな部分がボロボロになって一部が溶けたようになってCDに付いてベトベトになっていました。幸いまだ聴くことはできましたし、私だけの事例かも知れませんがAmazonでの再購入を探したらかなり高額でしたので、ケースへの移し替えを推奨するのはおせっかいでしょうか。 僕も引っ越しのとき、スポンジがボロボロになっていることに気づきました。僕の記憶が正しければ、デザイナーとスタッフを含めた協議の末あのような特殊仕様にしたと思うのですが、15年の時と共に、このような状態になるとは誰も想像できず、申し訳なく思っています。みなさんも是非、状態を確認してみてください。    

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困難

7月28日 木曜日 晴れ 困難を目の前にすると逃げてしまう人。たくさん居る。責めたりはしないけど、どうしてそうなるのか、僕は理解できない。困難には意味がある。意味のない困難なんかない。そして、ほんとうの困難は、自分が力を尽くすと悪化しかしないこと。何もできないことの辛さ。逃げることさえできない。これはしんどい。 それでも困難には意味があると思う。僕はそこから逃げたくない。ありったけの誠意をもって、そこに向き合いたい。たとえ誰ひとり理解してくれなかったとしても。最後の一匹だったとしても。いつか分かってくれる日がくると思う。どんなことでも。誤解ってね、理解の一種だと思うんだよ。オマエの云ってることは理想だって、よく云われる。でもね、夢のない人間が50歳すぎて、歌なんか人前で歌えるかってんだよ。覚悟いるよ。教えないけど、オレにはでっかい夢があるのさ。 昨夜、僕とはまた違ったベクトルで逃げなかった人たちに会った。それは音楽が結びつけてくれたんだけど、とっても励まされたよ。欲とか得じゃなくて、世界を良くするために生きる。その気持ちがとっても嬉しかった。第一弾として、美味しい食べ物を手みやげにね。だから、僕がしょっちゅう居る店にお連れしたら、大将が張り切って料理を作ってくれた。世界を良くする力は伝染するんだね。失礼、伝馬するんだね。笑。 その二人はね、好きじゃない表現だけど、まぁ、世界で名の知られた企業に新卒で採用された人たちだった。で、その二人は会社を辞めることになるわけだけど、「どういう気持ちで辞めたんすか?」って僕の愚問に「ほんとうに、何というか、晴れやかな気持ちで辞めました」ってさ。素敵。 てな感じで、いい感じで飲み過ぎて帰宅したら、また地獄行きのメールが届いてた。苦笑。だから、云ったじゃん?どんな困難でもオレは諦めないって。さすがにレコーディングは中止!まずは走って自分を整える。がはは。まったく何と云う日々ーーー !

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Recording day #042

7月27日 水曜日 曇り ほんとうにね。 何度も書いてきたけど、同時に二つのことができない。スーパー単細胞。でも、やらなきゃいけない。種類の異なるたくさんのライヴの内容を考えつつ、曲を身体に入れつつ、レコーディングも黙々と進めつつ、全体像を考えつつ、来月頭のバンドのレコーディングで何を録音すべきか考えつつ、新しい曲も書いている。みたいな。どうりで脳味噌が熱を持つはずだよ。食事とランニング以外は音楽浸け、みたいな。ある意味、幸福。 この時代、音楽家として生き抜くのはたいへんではあるけど、やりがいあるよ。人と同じことをしてたんじゃ結果は同じだから、リスクをしょって前に進むのは悪くない。 海辺でもスマホ片手に何かを探してる人、たくさん見るよ。海に注視して、ちっともランナーを見てないサーファーのチャリンコの次に危ない。オレ、詳しく知らないんだけど、ヴァーチャルなゲームがアウトドア仕様になったってこと?すごい時代だなぁ、もう。 オレはパチンコもゲームもまったく才能なし。てか、燃えない。だって、人生の方がよっぽどリアルなギャンブルじゃん。ある意味、命がけ。90年代の初頭にゲームの才覚がないオレをみかねたエンジニアがスタジオでスーパーマリオを一生懸命教えてくれたんだけど、1面をクリアできなかったよ。匙を投げられた。パチンコに至っては勝ったことがない。 ん、競馬にも一度だけ連れていかれたことがあるな。当時の事務所の社長に。競馬より普段冷静な彼が「刺せーーーー!」とかコーフンしてるのが面白かった。 何の話だっけ?ただいま、スタジオから出てきてblogに逃亡中。そうそう、あまりにも携帯の会社がムカつくので、ともだちに助けてもらって、小さな会社に変えられないか検討中。だって、オレ、カモなんだもん。そりゃ、カモが悪いけどさ、やり方がフェアじゃない。そういうのほんとに嫌いだから、小市民は抵抗したくなる。猫パンチだけど、電力会社も変えたよ。値段じゃないのよ、スピリットの問題だよ。 んー、そんなことを考えてたら、もう7月、終わっちゃうよ。ひー。    

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Recording day #041

7月26日 火曜日 曇り ともだちというか、知り合い、いや違うな、なんだろう? こころが通じる人、うん、それだ。連絡があって、母上が83歳になられた、と。てか、今日オヤジの誕生日で、調べてみたらさ、生きてたら83歳じゃん。てことは、同じ日に生まれたんじゃん。うおーっ、昭和8年7月26日。なんか、時空を超えてカンドー。 奇遇って言葉だけじゃないものを感じるね。オヤジの愛したロング・ピースと酒を買いに行って夜は乾杯しよう。母上もどうかお元気で。今日のレコーディングにも妙に元気が出るってもんだよ。笑。 ヤツがやり残した続きをやってる感じがあるし、それを喜んでくれてる感じもあるよ。Blood Brothers。さぁ、今日も歌うぜー。    

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Recording day #040

7月25日 月曜日 晴れ 激しく翻弄する輩。する輩も輩なら、される自分も自分。まったく。当の本人に翻弄なんて自覚があろうはずもなく。人間としての僕の基本ルールは「自分がされたら嫌なことは人にしない」ってこと。それは個人間のことだけじゃなく、国家だって同じだよね。とはいえ、無意識のうちに加害者になってることあるんだろうなぁ。ふぅ。 しゃあない。気分を換えよう、どうにかして。やることは山のようにあるからね。レコーディングの次の曲のテイクを選び、可能性を考え、ちょいとムシャクシャしたところで、ベス美で海へ。さぁ、戻って仕事再開。これでダメなら夕方キツめに走ることにしよう。

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day off

7月24日 日曜日 晴れ 晴れたね! これから激しく忙しくなるから、耳を休めるって意味でも、今日は休んでみようかなって。働きすぎだもんね。家を掃除して、カレーを作ろ。時間をかけて。 昨日、遠くで働いているともだちが帰ってきたから、みんなで飲んだ。タイジの番組、いつもの店でみんなで聴いた。悪くなかった。つくづく、ヴァイブスなんだなって思ったよ。何を伝えるにしても。 ラジオで演奏した「Let’s Dance」。タイジの事務所からオレのマネージャーを通して連絡が来たのね。だから、曲をさらっておいた。へー、こうやって成り立ってる曲なんだって、こんな機会でもなきゃ、やらないじゃん? で、収録スタジオに行ったら、タイジ、ぜんぜん練習してない。笑。タイジがやろうって云ったのに。オレ、彼のこういうとこ好きなんだよ。ちょー天然。で、そこからの二人の集中力。タイジ、オレの譜面、見る見る。笑。でも、生ギター2本でちゃんと成り立ってた。それをね、聴いてみたかったんだ。 飲み屋のラジオから流れてくるヴァイブス。スタジオのそれ、そのままだった。店に伝染していったよ。ひとつ学んだ気がするなぁ。タイジとジョーさんとスタッフ、ありがとね。また、無茶な曲、やろうね。

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Recording day #039

7月23日 土曜日 曇り MARTIN D-28とGUILD D-35をLRで弾いて、一人で延々コーラスを歌って、グレッチを爆音で弾いて、サルみたいにモンキータンバリンを叩いて。あとは美央ちゃんの素晴らしいヴァイオリンが入れば、多分完成。 そうそう、今夜は22時からINTER FMで佐藤タイジの番組に出演してます。演奏愉しかったから、オレも聴いてみたい。是非。  

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Recording day #038

7月22日 金曜日 雨 また雨かぁ。この家はひかりがたくさん入るから、雨の日はとっても雨な気分になる。ラジオからJason Isbell。雨に合うなぁ。今度ラジオで紹介しよう。生きづらい世の中だけど、やっぱり音楽はいいなぁ、とか。テレビを観なくなってずいぶん経つけど、精神衛生ほんとにいいよ。そもそも繋いでないし。梅雨明けしない気分の人たちに聴いてもらおう。この曲だよ。Jason Isbell で “Cover Me Up”。     ベスパに乗るのは相当な気分転換。近所のスーパーに買い物に行ったり、海を観に行ったりするだけなんだけど、あの乗り物にはかなり癒されてる。だって、遅いんだもん。40キロ以上出す気になれないし。その世界って、気分転換にちょうどいいみたいだよ。だから、雨が続くと乗れないのが辛い。 昨夜ともだちがごちそうしてくれてね。このトシになると、ごちそうすることが殆どだから、思いがけずそうされると嬉しい。おまけに大将が僕のためにひじきを作ってくれたんだわ。ランナーには鉄分が必須だから、いつも食べてるけど、自分で作るの面倒だから、買ってくるんだけど、あんまり美味しくない。プロが愛情込めて作るひじきは美味しいよ。嬉しい。 窓の外の雨を観ていたら、とつぜん思い出したことがあってね。小学生だったけど、オレ。今日みたいに雨が降ってて、ラジオからこの曲が流れてきて、とつぜんSさんって女の子が好きになった。若すぎて、何も叶わなかったけどね。あの子、どうしてるかなぁ?もう40年も会ってないことになるけど。音楽ってすごいね。驚異の喚起力。まだレコードを買うお金も持っていなかった頃。ラジオで刷り込まれたたくさんのメロディーに未だに影響を受けてることが良く分かるよ。だから、送り手になった今、音楽に敬意を持って、伝えていかなきゃ。youtubeの使い方、とかね。 たぶん、オレがゼロから作ってるなんてことはなくて、自分のアンテナがキャッチしてきたいろんなこと、言葉だったり、時代の趨勢だったり、風景だったり、ひとのこころだったり、メロディーだったり、グルーヴだったり、エトセトラ。それを頭の中でエディットしてるんだと思う。だから、同じ時代に生きてるってことが何よりもたいせつなことなんだと思うよ。為替や株が上がったり下がったり。それもまた時代を表してるんだろうけど、興味は湧かない。 さ、オレはレコーディングに戻る。今日はコーラスとギターをダビングするんだ。じゃ、その曲、聴いてみてね。てかさ、70年代の音楽は芳醇だよ。こんな曲がポップスとしてフツーにラジオで流れてたけど、豊かだもん。Eric Carmen で All By Myself。      

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Recording day #037

7月21日 木曜日 雨 未だ梅雨も明けず、雨がしとしと降る日。ランニングもままならず。そういう日は歌う。ひたすら歌う。 SING SING SING。 ようやく歌うことに自覚的になったなぁ、と思う。遅きに失した感があるけど。それでも向き合う価値はあるさ。歌うってことは、ほぼ手放すって感覚に近い。 こころのひだみたいなものまで全部見えるから、ほんとにしんどい作業だったけど、それも愉しめるようになってきたよ。

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