月別アーカイブ: 7月 2018

再建

7月31日 火曜日 雨 某高原にあるウルトラひなびた温泉宿で書いています。「夕食は7時までです。メニューは3種類しかありません。お布団はご自分で敷いてくださいね」みたいな寅さんフィーリング満載。悪くない。悪くないってば。 2年前の熊本地震で僕の山の家は派手に被災しました。家の中はぐちゃぐちゃ、基礎が15cm傾いて「半壊」の認定(ほんとうは全壊らしいけど)。MY LIFE IS MY MESSAGEの熊本応援ライヴの前に我が家を観たとき、もう取り壊そうかな、と思いました。でもって、常時住んでる訳ではないので、同じ税金を払っていても、何のサポートもなく。そういう状況になってくると、メラメラと燃えてくるのがわたくすの悪い癖。ええ、再建を決意しましたとも。歪んだ家を治すってのはかなり大変です。費用的にも。おまけに自慢の建具は全滅。すべてアルミサッシに交換せねばならず。行けない僕に代わって、いろんな人が協力してくれて、なんとか歪みとサッシの交換は完了。去年はアルバムを3枚作っていたので、訪れる時間なんてどこにもなかったのです。 このままじゃせっかく治したのに朽ち果てるだけ。最後に訪れたとき、家の中にデカい蛇が這っているのを観たのです。ずーーーーん。そのイメージがずっとこころの中に。 意を決するんだヒロシ。ええ、行きましたよ今日。久しぶりに観た我が家の惨状を前に、かなりこころが折れそうだったけれど、窓を開け、空気を入れ替えてるうち、なんとも云えない気持ちが湧いてきて、やっぱり捨てられんと思ったのです。どれくらいかかるか分からないけれど、できるだけ訪れて、片付けて、またみんなが遊びに来ることができる家。僕が音楽に没頭できる家にしようと決意した次第です。 さぁ、明日もがんばって働くぞ。肉体労働じゃーーーーー。    

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勝手に実家

7月30日 月曜日 曇り なんと久しぶりに九州某山中、勝手に実家に帰還。上げ膳据え膳。家族に囲まれて、絶品のご飯と愛とともに一日を過ごす。会えなかった時間に起きたことを聞いて、やっぱり年に数回は顔を出さなきゃなぁと痛感。でも、家族はいいなぁ。by 一匹狼。

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福岡にて

7月29日 日曜日 荒天 迷走した台風の直撃。開催さえ危ぶまれた天気の中。足を運んでくれてありがとう! 180729@福岡ROOMS 1. フリージア 2. TOKYO CITY HIERARCHY 3. I HAVE NO TIME(リクエスト) 4. WILD IN THE STREET(リクエスト) 5. SWEET REVOLUTION NO.2017(リクエスト) 6. BLIND PILOT 7. HEAVENLY(新曲) 8. 7時8分家に帰る(リクエスト) 9. 陽光(リクエスト) 10. さらば子守りの唄よ(リクエスト) 11. 不屈の星のハートビート(リクエスト) 12. HEY MY FRIEND /DON’T DIE YOUNG(リクエスト) 13. オリオンへの道 14. 新しい風 En 15. YOU’VE GOT A FRIENS(リクエスト)CHABOさん訳詞によるカヴァー 16. 満月の夕(リクエスト) 17. LOST … 続きを読む

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山口洋(HEATWAVE) solo tour『YOUR SONGS 2018』福岡公演について

本日7月29日(日)ROOMSにて開催予定の山口洋福岡公演ですが、予定通り開催致します。道中 気を付けてご来場下さい。当日券も4500円にて販売致します。お待ちしております!

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台風12号の接近に伴う公演の実施についてのお知らせ

現在、台風12号が九州北部に接近しており、本日の午後9時頃、 福岡市に最も接近する恐れがあります。 本日7月29日(日)福岡ROOMSにて開催予定の山口洋(HEATWAVE) solo tour 『YOUR SONGS 2018』福岡公演ですが、現在、開催に向けて準備を進めておりますが、 台風12号の今後の状況によっては、お客様の安全を確保できないと判断した場合、 直前で中止させて頂く可能性がございますので、何卒ご了承ください。 公演にご来場のお客様につきましては、今後の台風の進路状況や交通機関を 確認しながら、気をつけてお越しください。 ご迷惑をおかけ致しますが、宜しくお願い申し上げます。 山口洋(HEATWAVE) solo tour『YOUR SONGS 2018』 7月29日(日) 福岡ROOMS 開場17:30 開演18:00

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熊本にて

7月27日 金曜日 酷暑 酷暑の熊本にて。ほんとうに凄まじい暑さの中、足を運んでくれてありがとう。オレも突然音楽がすっ飛んだり、いろいろあったけど、愉しんでくれてたら、嬉しいな。 180727@熊本ぺいあのPLUS 1. フリージア 2. TOKYO CITY HIERARCHY 3. 灯り(リクエスト) 4. 風にハーモニカ(リクエスト) 5. OPEN(新曲) 6. BLIND PILOT 7. HEAVENLY(新曲) 8. NORTHERN LIGHTS(リクエスト) 9. 冬の朝(リクエスト) 10. パラノイア・ボヘミアン・ブルース(リクエスト) 11. 焦燥のブルー(リクエスト) 12. パンダマン・イン・ユァ・ソウル(リクエスト) 13. 新しい風 En 14. YOU’VE GOT A FRIENDS(リクエスト)CHABOさん訳詞によるカヴァー 15. 満月の夕(リクエスト) 15. 明日のために靴を磨こう 16. ボヘミアン・ブルー

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850キロの失念

7月26日 木曜日 晴れ   午前1時すぎに家を出て、一路850キロ。昼前には今日の目的地に辿り着いた。炎天下のロングドライヴよりも、夜中から明け方の方がずっと楽だった。  陽が昇って、iPhoneに6人の死刑執行のニュースが続々と。暗澹、アゲイン。こみ上げてくる想いは山のようにある。僕が直接的に死刑を題材に歌を書くことはないだろう。けれど国家がそうならば、一匹の人間として僕にも考えがある。人の命は政府の都合によって奪われていいものなのか?犯罪者だから、そもそも人権すらないとでも?執行を決断した人間たちが死刑台の床が抜けるボタンを押す勇気がほんとうにあるのか?全員抹殺してしまえば、それで事件は解決するとでも?たいせつなことは過ちを繰り返さないことじゃないのか?国家による殺人がいったい何を解決したのか、それを僕に教えて欲しい。簡単な言葉で。  僕の父親と同じ日に生まれた母上を持つ方からメール。今日が2人の誕生日だってこと。自分の忙しさと、朝のニュースと、日々の中で完全に忘れてた。なんだか、とっても情けなかった。ぜんぜんダメじゃん。その方がメールをくれなければ、完全に忘れていただろう。世界に憤る前に、親父の誕生日くらい覚えておいてやりたい。だって、それを覚えてられるのも、もはや地球上で俺だけなんだし。

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3000キロを前に

7月25日 水曜日 曇り 明日未明から3000キロの旅にでる。いつまでこんなことできんのかな、と毎回思う。これで最後かもな、と。 だからライヴはもちろんのこと、ひとつひとつのことを丁寧にやりたい。いつものルーティーンがあって、まずは家を完璧に掃除する。旅先で死んだとして(ある意味本望)家が汚いのは耐えられない。クルマを完璧に整備して、ピカピカにする。だって自分の命預けてんだからね。ここまでくると道具じゃないんだ、僕にとっては。相棒だよ。 そして人間関係を美しくしておく。こじれたものはまっすぐに。できるだけ。そんなまま死にたくないからね。 死ぬ死ぬって、ぜんぜんネガティヴなことじゃないから。誰だって明日死ぬかもしれないってだけのこと。旅をするとその危険は高まる。だから、いつもより美しくしておきたい。 だいじなことだと僕は思うよ。じゃ、九州で会いましょう。 ついしん さっき、「山口洋の頭の中のスープ」筋トレしながら聴いてみたんだけど、俺、好きだな。他人事のように。未完成なものの良さってのがあるね。  

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17歳

7月24日 火曜日 晴れ 「山口洋の頭の中のスープ」を聞いてくれた知人からのリコメンド。 いわく。「山口洋の17歳のあの演奏をblogにアップして、ファンに伝えてあげてほしい。変わるもの、変わらないもの、変わっていくもの、エトセトラ。人としての伸びしろ。アルバムを買った人には申し訳ないけれど、あのテイクをオープンにすることで、いろんな人が考え、そして励まされると思うから」。 そうかもしれんね。そういうこと伝わるといいなと思って、あのアルバムを作ったんだしね。 ライナーノーツより。 Birthday (1980年、17歳) 現存する最古の録音。おそらく80年頃、高校生時の演奏。カセットデッキ2台の間に小さなミキサーを挟んで、一人で音を重ねていった。ドラムとベースはともだちから借りて、自室に持ち込んだ。ギターはエピフォンのカジノ。演奏、ミックスはすべて僕。テイストがすでにヒートウェイヴであることに驚くが、いかんせん歌が、、、、、、(笑)。でも、ここからスタートしたのかと思うと、感慨深い。のちにアルバム「My Life」と「柱」で「Happy Birthday To You」として収録した。 Birthday (1980, 17years old)   このアルバムはライヴ会場、通販で手にしてもらえます。

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イメージ

7月23日 月曜日 晴れ 若い世代にいろんなことを請われるようになって。 果たして役に立つかどうかはともかく。自分が経験して、たどり着いたこと。いくつか伝えておこうと思う。 あくまでも俺の主観だから、これが正しいなんてことはない。そもそも正しさが俺にはよくわかんない。 いわゆるドン底、もっと言えば「あぁ、ここで俺も終わりだな」と思ったことは何度もある。右にも左にも上にも下にも、明日にも昨日にも。どこにも行きようがない。八方塞がり。自分が努力すればどうにかなることを悩みと呼ばないことをその時知った。自分にはもはやどうしようもない。吹雪に耐えるように、体力の消耗を抑えて、ただひたすらじっとしているしかない。 あ、それだと話が難しくなりすぎる、か。では、自分が努力すればどうにかなる「かも」しれないことに限定して。 どんなに最悪だと思える状況でも、頭の片隅にいつも「いいイメージ」があった。最悪ゆえに見えた夢かもしれないし、無意味な夢想なのかもしれないし、現実からの逃避だったのかもしれない。でも、何の根拠もなく、そこから抜け出すイメージはいつもあった。 考えてみてほしい。僕らが野球選手だったとして、打たなければいけない場面は打てばヒーロー、凡退すれば戦犯。ならば、打席に入るときは「いいイメージ」で入った方がいい。それは訓練すれば誰でも到達できると思う。 そう思えるためには何か人と違う圧倒的なものが必要だった。僕の場合、どんな状況でも逃げなかったという体を張っただけの甚だ頭の悪い根拠にすぎなかったけれど、逃げなかったことは、少なくとも少しだけ自分の自信にはなりかけていた。だから、それは人によるのだけれど、拠り所は何でもいいと思う。「いつも逃げてばかりいた」ってのも度を超したら、それは立派な個性で拠り所になりえると僕は思う。 そして大抵の場合、コンプレックスは力そのもので個性なのだった。 今は1%の可能性しかないと言われたなら、それは100%可能だと考えることができる。まぁ、今更オリンピック選手にはなれないけれど、自分で不可能だと決めつけてしまわない限り、どんな人にもその可能性はある。 「いいイメージ」、「根拠のない自信」、そして世界じゅうにいた先達、、、、。 デニス・ホッパー、チャールズ・ブコウスキー、LF・セリーヌ、ジェイムス・エルロイ、ヘンリー・ミラー、ウォーレン・ジヴォン、ショーン・ペン、、、、、エトセトラ。書き出したらキリがないけど、ああ、あと自分の父親。よくも悪くも。 そして、音楽があったこと。負の体験を脳みその中で、正のものにひっくり返す。それを肉体で表現して、誰かを元気にする。そう考えるなら、自分の負はすべて負ではないと思えたこと。机上ではなかったこと。それが生の体験で、自分で血を流したこと。自分の手を汚して生きたこと。 こうやって、なんとか頭をヤラれることなく(ヤラれてて、気づいてないだけかも)、今まで生き延びてきただけだと思う。人生をやり直したいなんてこれっぽっちも思わない。一回でじゅうぶん。苦笑。一回だったから、耐えられただけ。二回はいいよ、無理。 そう若い世代に伝えて。今日も今日のじぶんの「いいイメージ」を持って、一日を過ごす。 3000キロのツアーに出るまえに、クルマのホイールを洗ったよ。くっだらないことだけど、それは「いいイメージ」のひとつ。道中の音楽も買ったし、アイデアを車内で書き留める方法も考えた。行程もね。あの町まで頑張って走ったら、あのビール飲もうとか。笑。 ENJOY YOURSELF!

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