3000キロを前に

7月25日 水曜日 曇り

明日未明から3000キロの旅にでる。いつまでこんなことできんのかな、と毎回思う。これで最後かもな、と。

だからライヴはもちろんのこと、ひとつひとつのことを丁寧にやりたい。いつものルーティーンがあって、まずは家を完璧に掃除する。旅先で死んだとして(ある意味本望)家が汚いのは耐えられない。クルマを完璧に整備して、ピカピカにする。だって自分の命預けてんだからね。ここまでくると道具じゃないんだ、僕にとっては。相棒だよ。

そして人間関係を美しくしておく。こじれたものはまっすぐに。できるだけ。そんなまま死にたくないからね。

死ぬ死ぬって、ぜんぜんネガティヴなことじゃないから。誰だって明日死ぬかもしれないってだけのこと。旅をするとその危険は高まる。だから、いつもより美しくしておきたい。

だいじなことだと僕は思うよ。じゃ、九州で会いましょう。

ついしん
さっき、「山口洋の頭の中のスープ」筋トレしながら聴いてみたんだけど、俺、好きだな。他人事のように。未完成なものの良さってのがあるね。

いくつになっても道に焦がれてる

 

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3000キロを前に への2件のコメント

  1. 路子 より:

    山口さん、3000キロの旅
    お気をつけて。

    私は明日、羽田から福岡まで、ひとっ飛びです。
    福岡でのライブ、とても楽しみにしています。

  2. saw より:

    無事の九州上陸を。

    特別ルールの〆切延長も過ぎたことですので、今回のリクエストではないですし、
    もし今回熊本で聴けると、「ルールー違反だ!」とどこかから怒られるかもしれないので、
    これからいつかどこかで、と思うのですけど。

    熊本育ち一時期神戸のいま熊本出戻りのおっさんです。いまも、熊本でのライヴと、福岡でのヒートウェイヴのバンドでのライヴは欠かさず聴かせていただいています。歳とって貧乏を拗らせているので今回、ほかのライヴなどでもないお金を減らしてしまったし、どうしようかと一瞬思ってみたのですけど、明日の熊本のライヴにもうかがわせていただきます。これからもそうさせてもらうと思います。

    17歳の山口少年の「Birthday」はアルバムを手にして聴くのをたのしみに、まだ聴かせてもらってませんが。
    90年に「柱」、そのなかの曲どれも感慨なのですが、なかでも情感の込もった「Happy Birthday To You」にふれたことを思い起こします。大学の溜まり場の誰かの持ち込んだアルバム「柱」から流れた、そのときどこのだれの音楽かもわからず耳にした演奏。「My Life」を手にしたのは「柱」を手に入れてあとのことなので、僕にとって「Happy Birthday To You」はまずは「柱」のものでした。
    初めてふれたその当時は、ただただ魅入られて思いが言葉に及ばなかったのですが、二十代が(あるいは「Birthday」をつくった十代後半が)愛しい恋人に送る歌が、若い凡百のただのラヴソングとちがうのは、若い人がおそらく同世代に捧げたには一見は背伸びしたような、父性といっても母性といってもここでは言葉はどちらでもいいのですが、たんに若い人が同世代を恋や性で(もちろんそれだってりっぱな恋や愛の要素です)愛おしく思うもの以上のものが込められているからではないかと、いまさら思い至っているのでした。

    僕にも山口さんにも血縁では娘も息子もいませんが、娘息子、我が子的な、若い世代の大切な人はいるのではないかと思います。
    17歳や二十代の若い人が歌ったのとは、また少しちがって、でも変わらない、いまの山口さんの「Birthday」「Happy Birthday To You」を聴きたいと思うのです。
    明日だけでなく、これからも山口さんやヒートウェイヴのライヴに行かせてもらうので。
    「HEY MY FRIEND/DON’T DIE YOUNG」というのは、いまの山口さんの死生のとらえかたとちっとも矛盾しないのだろうと思っています。五十に手が届いても、過ぎても、いくつでも、「DON’T DIE YOUNG」なのだと思っています。
    山口さんも事故などないようお気をつけられて。僕もとうぶん死ぬつもりはありません。そのうちどこかでいまの「Birthday」「Happy Birthday To You」を聴かせてください。
    長くなってコメント欄を手紙のようにすみません。明日もたのしみにしています。

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