3月11日 水曜日 曇り
湯治二日目。北陸の小さな町に滞在しています。
身体も喉も焼き切れたような状態が続いているので、東北への移動、少しでも負荷を減らそうと、ゆっくり移動しています。
断れないオファーが重なり、そこに不測の事態が発生すると、この時代に好きな音楽を続けることはとてつもない負荷がかかることになります。てか、単純にいつもギリギリすぎるんだね。いろんなことが。もう少し余裕をみておかないと、なにかが勃発したときに、もう身体がついていかないということなのか、と。
大人にならなきゃな。。。
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15年目の、という書き出しはあまり好きではないのです。
それは日々の積み重ねであったはずなのだし。旅に出ているのと湯治中ゆえにテレビを見る機会が増え、「15年」という文字をよく見かけます。振り返らないよりいいのかもしれないけど、一抹の違和感が確実に身体の中に残ります。
「明日があるのは当たり前じゃなかった」と気づかされたあの日から、世界はどう変わったのか。ニンゲンたちはなにを学んだのか。
僕の行動原理は1ミリも変わっていません。滞在中のアメリカで原発が爆発したことを知り、なぜ関東に住んでいる我々が使った「たかが電気」のせいで、福島の人たちは故郷を追われなきゃいけないのか。それは100%、自分が加担している「自分の問題」だったのです。今もね。だから、以来「自分の問題」としてできることを全力でやりました。たくさんの失敗も積み重ねながら。
同時に人が住めなくなってしまった福島を毎年定点で、近年はバイクで訪ねて記録し続けています。積み重ねると見えてくるものが確実にあります。
忘れることは人が癒えていくプロセスで必要なことです。でも、忘れてはいけないことは確かにあるのです。戦争の記憶が受け継がれないから、アホなニンゲンは今日も戦争に精を出すのです。そのくらいにニンゲンはどうしようもない生き物なのです。
Emptyって曲にその気持ちも込めたんで、ぜひ爆音で聴いてください。
とびきりアホな防衛大臣(あいつはちょっと前までコメ大臣だったはずで、コメ問題はどうしたんだよ?と)がブルーインパルスに乗って原発の上を飛行して、たなびく煙で廃炉に向けて働いてる人を励ました、と。
信じられる?こんなやつが防衛大臣なんだよ。おまえ、小学生か。ほんとにこんなことに税金払いたくない。隣国を攻撃するためのミサイルに税金払いたくない。
こんなやつらに未来を描く覚悟も能力もあるわけがない。てか、おまえ、よくコメ問題きっぱりと忘れられるな?と。呆れるのです。
じゃ、お前はどうする?って
そんな時にジョー・ストラマーはいつだって有効。「やるしかないのに、それがわからないやつが多すぎる」。
でもね。もう観光のような道筋を作ることはやめます。意味がないとは言わないけど、徒労が多すぎる。オレに残された時間も長くない。オレは自分の道を行くので、その姿を見て考えてください。できれば行動してください。
MY LIFE IS MY MESSAGE。偉大なガンジーの言葉、読んで字の如し。教えてくれたのは敬愛する作家の宮内勝典さんです。
「あなたの人生があなたのメッセージ」。僕は一人の人間として続けることを決めました。15年目に際して気持ちを記したので、よかったらサイトに飛んで読んでください。(現在午前1時ですが、まだ更新されていません。でも本日中には更新されるかと)
カール・ウォリンガーのデビューアルバム、World Party (世界党)によるPrivate Revolution (個人的革命)。これが2026年に必要とされている独立した人間の態度だと思います。
たった一回きりの人生。
怖がらずに本気で自分の道を往けばいいんだと、オレは思います。