Search
-
LIVE
-
山口洋 - TAP the POP初ライブイベント『#音楽愛』2/28(金) 横浜ReNYβ
-
ソロツアー『Highway 60~61 Revisited』-SEASON 3-3/6(木) 名古屋:TOKUZO3/8(土) 福山:Cafe POLEPOLE3/30(日) 広島:音楽喫茶 ヲルガン座4/1(火) 大阪:南堀江 knave4/18(金) 豊橋:HOUSE of CRAZY4/20(日) 静岡:LIVEHOUSE UHU4/26(土) 長野:NEONHALL4/27(日) 金沢:メロメロポッチ5/5(月祝) 千葉:ANGA5/10(土) 高松:RUFFHOUSE5/11(日) 高知:喫茶 spoon
-
HEATWAVE SESSIONS 2025 vol.13/12(水) 横浜 THUMBS UP
-
下北沢CLUB Que & 宮田和弥 presents「弾けば弾けるVol.12」
~宮田和弥|花田裕之|山口洋(HEATWAVE)3/18(火) 東京 下北沢 Que
-
-
WORKS
HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
特設ページ »
月別アーカイブ: 1月 2025
as tears go by
1月31日 金曜日 晴れ マリアンヌ・フェイスフルの訃報。 87年にハル・ウィルナーのプロデュースによる名盤「strange weather」を買った。峰不二子のモデルになったといわれる女性は41歳にして妖艶に枯れていた。いったいどんな人生を送ったら、これだけ深みのある「as tears go by」を歌えるんだろう。かつて恋人に歌われた歌を返歌のように歌うのって、どんな気分なんだろう。 FM福岡でやらせてもらっていた番組のエンディングテーマに使っていたから、身体の一部みたいに染み込んでいる。そういえばギターは若きビル・フリーゼルだった。ベースはフェルナンド・ソーンダース。 それからダブリンでひとり暮らしているって話を聞いた。あの通りに行けば会えるぜって、聞いてたけど。もちろんそんな無粋なことはしない。 若かった頃より、その後の人生でたくさんのインスピレーションを与えたくれた。稀有な人だった。 合唱。 故郷でDJクリゼンが仲間たちとフントーしていた名番組「アーバンダスク」が終了。ほんとうにお世話になったね、おつかれさま。ありがとう。最後に「出発の歌」をかけてくれたって。 これからだよ!でも、まずはおつかれさま。父上の「まずはラジオでおつかれさん」から聴いていたオレとしてはとっても感慨深い。
inputの日
1月30日 木曜日 たぶん晴れ ずいぶんoutputを続けてきた。当たり前だけどinputしないと枯渇する。 そうだ、太郎さんに会いに行こう。行こうと思えば、いつだって行ける距離にあるのに行ったことがなかった場所。川崎にある美術館とは別に、青山に岡本太郎さんが暮らした家が遺されている。思えば、南青山に暮らしていたこともあるし、散歩で行ける距離なのに、どうして行かなかったんだろう。 アトリエを見ただけで、来た意味が満たされていく。そこにはポジティヴなエネルギーしかなかった。気が未だに満ちている。主はいないはずなのに、居る。作品の数は少ないんだけれど、クリエイティヴであることの意味をじゅうぶんに教えられる。 売店があって、いろんなグッズが売られてるんだけど、これまた素晴らしよ。太陽の塔のフィギアや、マグカップやTシャツや、茶碗やステッカーやエトセトラ。みんながグッズを買ってくれる気持ちがよーくわかった。これは散財とは言わないね。この家が未来永劫残ってくれるようお布施のような気持ちにもなる。 ぜひ、行ってみてください。超ド級のエネルギーがそこにはあるよ。 太朗さんの家から歩いて2分。ブルーノートでスティーヴ・ガッドを体験。 前回はアコースティックな彼を堪能。それはそれで凄まじく素晴らしかったんだけど、今回はエレクトリック・セット。 こういうの、裏技とかコネでなく、一般客として行くのが大事。もちろん、自分でチケットを(ともだち全員の分も)取る。最前列、生きるグルーヴの伝説まで3メートル。 とんでもなく素晴らしかった。ドラムを叩くってこういうことか、と。しばしボーっとしてしまうくらいに。そのタッチは唯一無二。80歳だよ。信じられない。 たぶん、太朗さんのときと同じくらい、ただのファンになっていたのだと思うけど、ステージに上がるときと降りるとき、オレの肩をぽんぽんって叩いてくれた。「お前、いいノリしてるな」ってメッセージだと受け取っておく。 グルーヴってこういうことなのね、、、、。 前回、一緒にやらせてくれと直談判するつもりだったけれど、正直オレがそのレベルにはないと気づかされた。うちひしがれはしないけれど、彼が生きてドラムを叩いている間と自分の切磋琢磨との競争。かつて、本物のアイリッシュに揉まれたときほどの絶望感はない。前回は鍵盤の塩谷さん、今回はマイケル・ランドゥがLAの火事の影響で来日が中止になり、トシ・ヤナギさんという方がトラでギターを弾いていたんだけど、いやはや素晴らしい演奏でした。 日々のもろもろの憂鬱なんて、ぜんぶ吹っ飛んでいきましたとさ。 そんなことより、もっと高いレベルで情熱を燃やして生きていかなきゃ。 今のスティーヴ・ガッド、とんでもない領域にいらっしゃるので、ぜひ体験してください。日々、クサクサしてる場合じゃないよ。
打ち合わせday@都内
1月29日 水曜日 晴れ 打ち合わせday@都内。 かつて住んでいたエリアを通って電車で都内へ。 でもね、ほんとうに浦島太郎。代々木上原も表参道も下北沢も。あまりの変容っぷりに気持ちが引いてしまった。ついていけねぇと思いつつ、ついていく必要はないとも思う。正直、ちょっと怖かった。日本は経済が、、と言われるけど、いやいや過度に開発されとるがな。 たいせつにしなきゃいけないものはなんなんだろうね。 打ち合わせはね。 30年前と今を擦り合わせること。 人生にはいろんな交差点があって、あそこの瞬間で人生と人生が交差して、今があるんだってことを証言のもとつなぎ合わせて、とっても面白く、素晴らしかった。ひとつだけ言えるのは「続ける」ことがなにかを生み出すってこと。そして人生は思ったより短く儚いってこと。 そんなことを今年はみんなに思いっきりフィードできると思う。真ん中に音楽があって、みんなも自身の30年を重ね合わせて、これからに役立ててくれればって思う。これは計画を立ててちゃんとやるから、アナウンスを待っていてくださいまし。 最後は下北沢に移動して、某下北沢人にお店を予約してもらって昔から知ってる店へ。注文がタッチパネルになっとるがな。笑。でも、いい時間。感謝。 東京で飲むときは泊まるんだけど、宿を検索して、泊まる気もなくす。NYとかロンドンみたいに、もはや異常な値段になっていくんだろうね。てか、サラリーマンの出張とかどうすんの?と思う。なんてことないシティーホテルが3万とかだよ。どう見ても7800円級のものがだよ。そういう茶番にも関わりたくないのです。だから帰る! 電車に乗らないオレのために、駅まで送ってもらって(かなりおじいちゃん化してる)、乗り込んだ電車の殺伐と言ったら。ほぼ全員スマホを見てるだけ。辛かった。 でも、詩を書く人間としてはいい経験だったかな。 オレね。真剣に英語を学んでるんです。もちろん自分でね。いちばん苦手なものを苦手だと思ったまま死ぬのが嫌になったから。 あらゆることを試してます。夏目漱石を英語で読む、とか。ニュースを英語で聞く、とか。そうそう。News in Levelsってサイト、レベルに合わせて聞きながら読むことができます。もちろんオレはLevel 1。笑。でもLevel 1なら聞き取れるのも嬉しいもんだよ。日本のニュースサイトはひどいので、ここで世界のいろんなこと、英語の勉強に合わせて知るってわけです。悪くない。 中学生のとき使ってた辞書、捨てなくてよかった。わからない単語はネットで調べるより、辞書を引いた方が体に入る気がする。ちなみにうちのおかん、英語のティーチャーでもあったんで、奴は超えたい。笑。超えるぞ。 なんだかね。ひどくできないってことは素晴らしいことだと思う。だって、伸び代しかないんだもん。 そうそう。昨日のコメント。 最近、発売された友部正人さんのシングルコレクションALBUMで初めて聴いた名曲『夜よ、明けるな』。 友部さんの大好きな個人的最高傑作ALBUM「奇跡の果実」(決定版は映像作品「ブルースを発車させよう」)収録ヴァージョンのバックはボ・ガンボス(秀逸!今日はどんとさんの命日)でしたが、このシングルヴァージョンのギターはローザ・ルクセンブルグの玉城宏志さんとなんと山口洋さんではありませんか!? 恐らくギターソロは玉城さん、アウトロは山口さんでしょうか。 素晴らしいテイクで歓喜しました。 みなさま、オススメです♪ 御名答!その通りだよ。プロデューサーがkyOnさんで、ギターは玉ちゃんとオレ。てか、いい曲なんだよー。ぜひ。あれはシングルバージョンでしか聴けないんだよ。
駆け抜けた一月
1月28日 火曜日 たぶん晴れ にしても。 ありえないスピードで駆け抜けた一月でした。終わってないけど。 処理能力はあるので、やってやれないことはないのだけれど、日々モーレツ。こんなこと続けてたら、どこかで破綻するな、とかポカするな、とか。ヒヤヒヤしながら完走しましたが、人生は続くし、ペースはちょっと考えないと、とか、どこかで休みは入れないととは思います。てか、雪山行きたい。ほんとに行きたい。 その前にまだ夏タイヤのままで、スノーボードのチューンもまったくできてないんです。涙。 そんな中、昨年12/26のライヴ。2枚組にして、昨日プレス工場に送りました。過去、最速。笑。プレスにひとつきくらいかかるけど、3月のソロツアーには間に合うでしょう。ジャケットも素晴らしいんだけど、今見せるのはさすがに早すぎるので、ぐっと堪えておきます。 ここから3日くらいは打ち合わせ三昧。終わったらシャチョーは「カモネギセール」の発送にとりかかります。準備万端にてグッズ類が大量に届くのを待ちかまえているところです。 同級生のマブダチ。その道で日本一に数度輝いた男です。携帯すら持っていなかった原始人みたいな人物ですが、先日東京に出てきた際に、もはや電話がないとどこにも行けないことに気づき、昨日61歳にしてiPhoneデビュー。家族に支えられ、人生で初めてのメール。笑。いやいや、今さら大変だと思うけど、メル友になろうと思います。会ったときに「らくらくフォン」にしなよって、随分言ったんだけど、頑張ったな、あいつ。笑。 な、感じで同級生は定年だらけ。オレは過去イチバタバタしてるけど、そんな日々を送らせてもらってることにとっても感謝しています。 今日はロリーのこと、もっと書こうと思ってたんだけど、時間切れ。 かの有名な61年製のストラトは育ったコークの町で63年に100ポンドで買ったそうです。オレが生まれた年!まだ少年だった彼に100ポンドはなかなかな金額で、分割払いにしてもらって、親戚からお年玉みたいな形でお金を集めたんだとか。アイルランドに初めて渡ったストラトなんだそうで。 かの70年代製のグレッチは福岡で81年に60回払いで、ベスト電気!で買ったんです。オレ18歳。今、フェラーリF40を買うような気持ちでした。たぶん九州に入ってきた2本目のグレッチだったんだそうで。 似てるな。笑。 かのストラト。彼の汗にはカリウムが含まれるので、あのように塗装が剥げるんだそうです。(一説には盗まれたときに剥げたって話もある)。最近オークションに出され、売ったコークの楽器屋さんの娘がクラファンを立ち上げたそうですが、アイルランドの副大統領がこれは国の宝だからと購入を検討中だそうです。いい話。現在の価格、2億円。 ブライアン・メイが彼のギターと人格のこと語っているインタビュー貼っておきます。地方のライヴで片付けてるときに話しかけられること、よくあるんだけど、なにかを忘れると次のライヴに影響するんで、「終わるまで待ってね」って対応をすることが多いんす。これ読んで反省しました。 ギターに関しては「My guitar heroes」ってプレイリストが作ってあるので、本「Seize the Day」と合わせて楽しんでください。
生き方の問題
1月27日 月曜日 曇り ロリー・ギャラガー、盛り上がってきたなぁ。嬉しい。ギャラガーって典型的なアイリッシュの苗字だけど、オレの耳には「ギャラガー」って発音には聞こえないです。「ギャラハー」の方がまだ近い感じがする。 説明しなかったのは先入観で音楽を聴いて欲しくなかったからです。 最初に貼った動画のリンク、”Irish Tour 74”。当時、IRAの爆弾テロが凄まじく、誰もコンサートを開催できるような状況ではなかった。ベルファストは特に。イギリスメディアが開催を危険視する中、ロリーは元旦にベスファストのアルスターホールでコンサートを決行。その1曲目がこの演奏です。 ロリーはベルファストを見捨てなかった、と。彼はドニゴール生まれなんだけど、このアルバムは北アイルランドだけではなく、共和国であるダブリンと育ったコークでの音源も加えられています。そこに深いメッセージが込められていると感じます。U2のエッジはこのツアーを見て、ギタリストになることを強く決意。ブライアン・メイは「どうやったらこんな音がでるのか?」と質問。「ダラスのトレブルブースターをVOXのAC30にぶっ込んで、魂込めて鳴らすだけだ!」って。最高 !。ファンにもミュージシャンにも等しくフラットに接したことで、そのスピリットは後進のバンドにも大きな影響を与えたのです。もちろんオレにも。 これは政治的な話じゃなくて、いつだって生き方の問題。 話は変わるけど、ANAの飛行機降りるときに流れる音楽って、イラっとしませんか?むろん「素敵な旅を!」ってよかれと思って流れてるんだけど。でも、「旅」の感覚が決定的に違うな、と。あの音楽によって、余計なバイアスがかかるんです。 それもまた生き方の問題。 うちのweb担当Yくんは某音楽事務所にいたときからのたいせつな仲間。ひょっとすると30年以上HWのサイトに携わってくれています。世代も同じだし、夢もくだらないことも共有できるんす。このblogのフォーマットである「wordpress」も広告が入らず、ユーザーたちがアイデアを出して作り上げていく、かつてのマッキントッシュのユーザーがやっていたようなところが素晴らしくて、Yくんが導入してくれたんです。他のblogのフォーマットなんて広告だらけでしょ?あるいは課金式の囲い込み。そんな意味ではほんとうに素晴らしい。 で、Yくん。「イーロン・マスクはどう考えてもないよね」、と。もちろん同意。そんなこと言ったらザッカーバーグもないけど。まずはイーロンから。 もともとXには関わってなかったけれど、マネージメントとYくんが情報を流すためだけに利用してくれてたんです。でも、そういうとこも生き方の問題として、自分たちが発信していかないとね、と。たとえば、我々がXを離れることで、「どうしてだろう?」って思ってくれる人が一人でもいてくれたらいいんです。多少不便になったとしても、それはそれでやれることをやっていこう、と。 それもまた生き方の問題。 最後に。 近所の洋食屋さん。なんだか、入り口の敷居が高くて入りづらかったんだけど、昨日、勇気を出してドアを開けました。50年を超える歴史。おとうさんが厨房、おかあさんが配膳。豊富なメニューとその値段。なによりも味!痺れましたね。 おそらく、賃貸物件ではないから、地域の人々のためにその価格を維持してるんだと思います。中には4代通ってる家族もいるそうで。ナポリタンがね、パスタじゃないんすよ。洋麺、スパゲッティー。涙でました。 これから足繁く通って、地域の生き字引きであるおかあさんからいろんな話を聞きたいと思います。まずはカウンターに座る勇気からだな。笑。 それもまた生き方の問題。アーメン。
おじいちゃんタイム
1月26日 日曜日 たぶん晴れ おじいちゃんタイムで暮らしています。総じて悪くないです。 ロッカーと呼ばれる人が真っ暗な早朝に起き出して、ストーブに火をつけ、コーヒーを淹れて、メールに返事を書き、このblogを更新し、頭の体操とストレッチをしてから作曲に向かいます。 1日が長い。作曲に向かっている時間のことを「ラウンド」として換算しているのですが、これまで2ラウンドだったのが3から4ラウンドに増えました。何人(なんぴと)にも平等に与えられた24時間だけれど、工夫次第ではまだやりようがあるんだなぁ、と。 前倒しで生きることは時間の貯金を作ってる感じっすかね。エキストラで発生した事態にも「時間の貯金」をやりくりして対応したら、自分のルーティンを大幅に崩すことなく対応できます。泊まりがけのお客さんがいらした日も早朝から自分のやるべきことはやってるので、罪悪感なくその時間を楽しめるというか。 そのかわり、人前で寝たことのないわたすが夜の12時くらいに「みなさんも積もる話があるでしょうし、わたしはお先に失礼します」という言い訳にもなっていないセリフを吐いて寝たそうです。笑。覚えてないけど。 朝に書かれた曲が入った初めてのアルバムになりそうです。 ランニングも続けていますが、この時期極度の寒さに触れないようにしていて、その時間帯の選択肢が多いのもいいっすね。ランニングで浮かんできたアイデアはたいていイケてます。考えてないからです。 唯一、バイクがないのが寂しいです。長期カスタマイズ中なんです。帰ってきたら嬉しいだろうなぁ。晴れた日にわけもなくバイクに乗るっての相当な気分転換になっていたのがよーくわかります。 もうすぐ「新春セール」のグッズたちが続々と届き始めるので、もうちょっとだけ待っていてくださいまし。発送準備は万端に整っております。 昨日のロリー・ギャラガーにはリアクションありませんでしたが、敢えて説明せずにのっけてみたんす。説明したら熱心に聞いてくれるのわかってたんだけどね。音楽が持つ力に賭けてみた、というか。 たとえば。走るってこと、それを続けることって、なかなかなことなんです。誰だって楽したい。サボりたい。とんでもなく風が吹いてる日とか、とっても億劫になる。そんなときにブルース・スプリングスティーンの「The Rising」ってアルバム、特に「Lonesome Day」はむっちゃ自分を鼓舞してくれます。自分に負けない勇気をくれます。 そんな意味で、ロリー・ギャラガーって人は自分の中にある「熱さ」を呼び覚ましてくれるのです。いちいちガッツが込められたギターと歌がね。だって、もうこんな人いないもん。ドニゴールで生まれ、ブルースに基づいて、名声に興味を示すことなく、いつも人民のサイドで熱狂のライヴを繰り広げ、飲みすぎて死んだ。ぱっと聴くとものすごくオールドファッションだけれど、その奥に秘められた、現代人のほとんどが失っているほんものの「情熱」がそこに宿っているのです。 わたくす。走りながら、恥ずかしながら、泣きましたよ。 彼の国のとある場所に、銅像が建っています。その理由がよくわかります。
個の時代
1月25日 土曜日 晴れ 取材day。 旧知の人物との空白の時間を埋めるのは、言葉よりその表情だったりもする。顔って、おそろしいくらいにいろんな情報が刻まれているから。 ネットや風評や世界の潮流やFEARに左右されず、不確かな時代を生きていくこと。 確かな「個」の確立でしかないよね、と。 コロナ以降、一度も外国に行っていないから「体感」はしていないけれど、この国が国家として衰退していることは間違いない。政治家はほぼ総じてどうしようもなく、彼らを選んでいるのが我々自身という、自分の首を絞めているアホな構図は相変わらずだしね。 でも、その「衰退」は果たして悪いことだけなのだろうか?「成長」ってなに?経済ってマストで成長しなきゃいけないもんなの?国民全員ホリエモン?「慎ましさ」って生き方もあるし、こんな状況だからこそ、たいせつにしなきゃいけないものは見えやすいと思うよ。 ガソリンが高いって。確かに高い。でも、そこにいくつもの税金がかけられていることを知るいい機会だと思う。簡単に書けば、政治的な決定さえあれば値段を下げることは物理的には可能。なぜ、そうならないのかは考えてみればすぐにわかる。賭博であるはずのパチンコ屋が成り立っている奇妙な構図とほぼ同じ。 組織に問題が起きると、急激に労働組合の加入者が増えるって。「個」の権利と「集団」の力。両立することなんて、ほぼない。 旅をするのが仕事の我々にとって、インバウンドの激増はなかなかに堪える。いろんな意味に於いて。では、果たして彼らは幸福なのだろうか?その昔、バブルの時代にパリのブランドに並んでいた間抜けな日本人と同じで、民度の低い人間はどこにだっているだけのことで、それは人種の問題じゃない。 気軽に外国に行ける時代ではない。では、どう生きるのか考えてみればいいじゃん。かくいうオレだって、ウォールデンの「森の生活」みたいなコペルニクス的転回を深く考えてはいる。これは自分固有の人生だから。宇宙は外と中にふたつあるんだよ。そしてそこに境はない。外がダメなときには内なる広大さを深堀すればいい。それは同じことなんだから。 視点を変えてみたら、たいせつなものは見えやすい。プライドを持って、シンプルに個で生きること。八方塞がりだからこそ、やりがいはあるし、他人と比べなければ道は切り拓ける。そう思って生きてきたし、これからもそう生きていくだろう。 誰かに話すってことは、自分の頭の中を整理することでもある。 さぁ、歌を書こう。 何度目かのロリー・ギャラガーブーム到来中。素晴らしい。
days
1月24日 金曜日 晴れ 朝は仕事がはかどる。 町が眠っている間に思考の深みに落ちていくのがいいんだと思う。とっても深いところまで到達できるし、邪魔も入らない。弱点があるとするなら、夜眠いのと、ギターをジャカジャカ弾けないとこかな。笑。でも、しばらく続けてみようと思う。 陽が昇る。 ソフトバンクの窓口に行く。担当の青年はとてもナイスな人物。いつだってそうだけど、オレは会社のイズムが嫌いなんであって、人間そのものが嫌いなわけじゃない。国家だって同じ。 状況を説明したら、彼はこう言ったよ。「ひどいですね、すいません」と。いやいや、あなたが悪いんじゃない。でも会社のレギュレーションでは解約した今月分までまた13,000円をオレから取らなければならない。彼は申し訳なさそうにその旨オレに伝えた。 さようならソフトバンク。金輪際、孫正義とは関わらない。 でも、これを機会にいろんなことを見直すことにした。いろんな契約をシンプルにしよう。そう思いながら音楽を聴きつつ歩いていたら、トム・ヨークがこんな風に歌っていた。近頃、英語の努力をしているから、歌詞がそのまま入ってくる。オレの耳にはこう聴こえたよ。 まるでゴミ処理場のようさ この仕事が君を殺していく 果たして、それが正解かどうかは不明だけれど、誤解も理解の範疇にある。だから、歩きながら自分のクソiPhoneに 仕事に殺される君を見たくないんだ って一節を書き留めた。ありがとう、ソフトバンク。おかげで一行書けたよ。 帰って、走ってリセットした。今日は素敵フレンズが泊まりがけでやってくるから。たくさん料理を作って、テーブルをきれいにして、ガース・ハドソンをアナログでかけて、いい時間を過ごすんだ。 TOSHI-LOWが海の近くでPVの撮影をしてるらしい。だから、インスタのストーリーズに「君も来なさい」って。もう帰ってたけど。 毎年CHABOさんと奥さんがワインを一本くださるのです。んなもん、もったいなくて飲めるわけないじゃん。だから、ワインセラーを買って、なにかたいせつなときに飲もうって。その話をCHABOさんにしたら、「ヒロシ、返して!」って。(もちろん冗談) でも、今日はその日だと思ったから、勇気を出して開けましたよ。ガース・ハドソン聴きながら。なんだか、素敵すぎて泣けました。いい夜だったな。 善きことが循環していくこと。それが人生の意味だとこの頃思うのです。 どうして武器を持って、殺し合わなければならないのか。一人殺せば殺人で、大量に殺せばなぜ英雄になるのか。どんなに大人になってもわからない。 ときどき、広島と長崎にある資料館に行くのです。忘れてしまいそうになるから。一瞬にして思い出すのです。たいせつにしなきゃならない「なにか」をね。 福島の6号線を毎年バイクで走るのも、「甦る」の酒米「さわのはな」の草刈りにいくのも、すべてオレにとっては同じことなのです。 善きことを循環させていくこと。それが人生の意味だと思うからです。 金を溜め込む時間があったら、時空を超えて、メッセージを宇宙に放ちたい。そう思って生きています。 ついしん 若い世代に勧められて。Youtubeの使い道について、アイデアを聞きました。アリかも、と思いました。もう少し練って現実的なことが見えてきたら、お伝えします。オレがYoutuberになる?な、わけないじゃん。笑。 12/26のライヴ盤、ジャケット案送られてきましたよ。最高です。早くみんなに見せたい。
How stupid !
1月23日 木曜日 晴れ 昨日は若い世代から私利私欲ではないアイデアを聞かされてとても嬉しかった。そのことを書きたい。そして敬愛するガース・ハドソンが亡くなった。彼がどれだけ素晴らしい鍵盤奏者だったか、そのことも書きたい。髪の毛も真っ赤になって帰ってきた。それはどうでもいいけど。笑。 その前にオレと同じ失敗をしないように伝えておかねばならないことが起きた。 How stupid ! 敢えて、英語で。 —————————— 前提として。 最近描いたと思うが、オレは超絶一本気で、マッキントッシュを初めて買った30年以上前から、メールアドレスは同じ。そんな人はもういないと思うし、プロバイダーに金を払ってアドレスを保持する人間も今やいないと思う。でも、もはや換えられないのだ。世界中の人間とこれでやり取りしてきたから。 いや。もうそういうことを粛清すべきなのかもしれん。 携帯電話も母親が病気にならなければ、未だに持っていない可能性は75%くらいはある。20歳の頃乗っていたVWビートルも友達が事故って廃車にしなければ、未だに乗っている可能性が90%くらいある。41年前の話だよ。でも、オレはそんなタイプの人間なんだよ。 母親が不治の病に罹患したとき、やむを得ず携帯会社と契約した。j-phoneって会社だったな。マイナーだから応援した。理由はそれだけ。でも、群雄割拠の携帯業界。勝手にvodafoneになって、しまいにはソフトバンクになった。携帯会社のメタモルフォセス。むっちゃ気持ち悪かった。 言っておきたいのはオレがソフトバンク(以下SB)と契約したのではないってこと。でも、キャリアを変えるのが面倒くさかった。何度か店舗でチャレンジしたけれど、1分で吐きそうになって断念。 やつらの思うツボ。苦笑。 でも、去年許しがたいことがあって、光回線も含め、SBからすべて引き上げて違うキャリアに変えた。それも吐きそうに面倒くさくて、ひどい経験だった。違約金もしっかり払わされて、ますますSBが嫌いになった。正確に書けば、その前に電話のみy-mobileという廉価バージョンの系列会社に変えていた。電話なんてほぼしないのに、電話代が恐ろしく高かったから。(理由は後述) つまり、現在において、孫正義帝国、SB関連の会社とは一切なんの契約もない(はず)だった。 性格的に金は天下の回りものだと思っているので、深く気にしてはいない。まったくもって守銭奴ではないし、カードの明細もチラッと見るだけで、紙ではなくwebでチェックが必要になってからはほぼ見ていない(←これは良くない)。 なぜかある古いカードだけ未だに明細を封書で送ってくるものがあって、今日たまたま見たなら「ソフトバンクM」という項目で13000円くらいの金額が記されている。いくらオレがズボラでもこれはおかしい。だって、なんの契約もないんだもん。 他の月のものを見てみても、毎月同額くらい引き落とされてる。これは決定的におかしい。 なわけで、ここからが暗黒の始まり。 まずは「my softbank」ってサイトで調べようにも解約してるわけだから、面倒なことこの上ない。ちなみにSBを解約するときにも3回くらいマジ切れしそうになったが、それは解約するモチベーションに切り替えた。ぜったい辞めてやるってね。 なんとか、面倒な手続きを踏んで「my softbank」で光回線は確実に解約していることが判明。あー、あのときも意味不明な「違約金」取られたなぁ、と怒りが再燃。これだけ金払ってきて「違約金」ってなんだよって。苦笑。 もうひとつ言っておくなら。ネットの光回線もSBと契約した覚えはない。NTTだったのだ。ずっとそうだった。で、この家に引っ越したときにNTTに連絡したならやってきたのはSBだったのだ。これは本当の話だからね。なんでだ!って思ったけど、面倒くさくてオレが折れた。 次、y-mobile。たらい回しに次ぐたらい回し。中には日本語も怪しい人もいたりしたけど、まぁ、テレフォンオペレーターも大変な仕事だろうから、ぐっと我慢。2時間くらいかけて、ここにもなんの契約もないことがようやく明らかに。 再びSB。今度は電話。ここでもたらい回しは続く。そしてたらい回しの度に、話はほぼ引き継がれず、説明を繰り返すことに耐えられなくなってきたけど、ここは頑張る。もうこの会社とは金輪際関わりたくない。これ、孫正義、読んでくんないかな。あんたの帝国はこういう犠牲の上にあるんだよ。 約1時間半後。ようやく話がわかりそうな女性と繋がった。どの部署に回されても当然契約なんてなかった。でも、彼女はこう言ったのだ。「以前の住所でなにか契約は?」。ない、と思った。 でも、前の住所をソラで覚えていたので、伝えた。そしたらあったのだ、契約が。 iPad mini。2015年。 思い出してきた。なんかのキャンペーンで思いっきり勧められたこと。どんな契約だったかなんてまるで思い出せないけど、iPad自体はほとんどタダみたいな感じの勧誘だった。 で、そのiPad。まったく肌に合わないから、使わなかった。で、うちでは24時間、某国のラジオが流れてるんだけど、その受信機としてアプリを入れて使ってた。でも10年前のものだからね。遅い。さすがに換えなきゃなと思ってた。 電話口でその女性がオレに説明した。そのiPadが電話番号を持っていたことを初めて知ったのだ。驚愕かつ巧妙。オレはそのiPadの意味不明な契約を毎月13000円弱、10年間払い続けていたのだった。合計約156万円。 ははは。マジか。 無論オレに落ち度がある。どーでもいいことはすぐに忘れる。明細を見ない。 でもね。おかしいと思って、調べ始めて3時間もかかる。SBも関連会社も契約はないと言い続ける。んなもん、忘れてるのはぜったいオレだけじゃない。どう考えても10年前のiPadに毎月13000円払い続けてたらおかしいでしょうよ。カモになってる高齢者とかぜったいいるよ。オレか。笑。 敢えてわかりにくくしてるとしか思えないんだよね。 それから解約の方法を教えてもらって。今日、SBに行って、朝イチで解約する。これでほんとうにおさらばだ。 … 続きを読む
早朝の思考
1月22日 水曜日 たぶん晴れ 時間は何人(なんぴと)たりにも有限。それはとってもフェアなことだと思う。でも、それをどう使うか、ってかなりクリエイティヴなこと。 とかく、この世は雑音が多い。大都会から離れて住んではいるものの、まぁ、都会であることに変わりはなく。歌を書くには自分のこころの深いところに降りていく必要があり、それに静寂は不可欠。宅急便が届いただけで、LINEが来ただけで、思考が台無しになることもある。 ならば、早朝しかない。その初日。 もともと、朝が好きだから、なんともない。凜とした空気がいい。家にふたつあるアラジンのストーブに灯油を入れて火をつける。厳寒の地域に住んでる方は信じられないと思うけれど、湘南はほぼ、これで事足りる。いろいろ試したし、ガスストーブも床暖房もあるのだけれど、アラジンがいい。目まで暖かい。もっと言うなら、山の家にある薪ストーブがベストだけど。 美味しいコーヒーを淹れて、ストレッチをして、仕事部屋で思考を開始。 みんなわたすを「言葉の人」と思ってるけど、そんなことはぜんぜんない。文章と詩ってまるで違う生き物だから。選ばれたひとつの言葉の背後にどれだけの「言葉の尸」が潜んでいることか。いつも雑巾の最後の一滴を絞りだすように詩を描いている。 ベスト盤を出したりするときに、初めて過去を振り返り、唖然とする。「この人、たったひとつのことしか言ってないじゃん」って。その浅さにのけぞって、それを受け入れる。「ある意味、すごいことかもしれん」と。 「たったひとつのこと」しか言ってないのだとしたら、その深さは「時代とどう向き合ったか」でしか違いが出ないってことである。 ほんとうに。僕らは何を得て、何を失ったんだろう。 テレビの凋落がひどい。今度、ともだちのテレビマンと根津で会うから、いったいどうなってるのか聞いてみようと思う。 タレントがなにかをやらかした。でも、そんなこと知らなくたって生きていける。行為そのものはもちろん、その真偽もだけど、知りたくなくても入ってくる情報も、その流れも、スケープゴードも、なにもかもが気持ち悪い。ひたすら気持ち悪い。 野生の動物に例えるまでもなく、このエリアに数少なく生息してる野良猫でもいい。たぶん、生きることに必死。今日の餌を探すことに、寒さに震えながら、今夜の寝床を見つけることに。 ほんとうは人間もそうあるべきなんじゃないのかな。もっと必死にやらなきゃいけないことがあるんじゃないのかな。そしたら、こんなことにならないんじゃないのかな? 株が上がった下がった。老後、安定して暮らすにはこれだけの金が必要です。いつだって恐怖を垂れ流してコントロールしようとする。 ごめんだね。そんな生き方は。 あと3日の命ですと言われたなら、溜め込んだその金にいったいなんの意味があるのか? いつだって、目の前にあるこの瞬間を全力で生き切ることでしかない、と思う。 今日は都会に行って、髪の毛をもっとデーハーにしてもらおうと思う。なんでか知らんけど、そんな気分なんよね。 スノーボードに向かう、あの早朝の雪山が好き。もうすぐ行けるかなぁ、その前にタイヤを換えなきゃ。