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個の時代

1月25日 土曜日 晴れ 取材day。 旧知の人物との空白の時間を埋めるのは、言葉よりその表情だったりもする。顔って、おそろしいくらいにいろんな情報が刻まれているから。 ネットや風評や世界の潮流やFEARに左右されず、不確かな時代を生きていくこと。 確かな「個」の確立でしかないよね、と。 コロナ以降、一度も外国に行っていないから「体感」はしていないけれど、この国が国家として衰退していることは間違いない。政治家はほぼ総じてどうしようもなく、彼らを選んでいるのが我々自身という、自分の首を絞めているアホな構図は相変わらずだしね。 でも、その「衰退」は果たして悪いことだけなのだろうか?「成長」ってなに?経済ってマストで成長しなきゃいけないもんなの?国民全員ホリエモン?「慎ましさ」って生き方もあるし、こんな状況だからこそ、たいせつにしなきゃいけないものは見えやすいと思うよ。 ガソリンが高いって。確かに高い。でも、そこにいくつもの税金がかけられていることを知るいい機会だと思う。簡単に書けば、政治的な決定さえあれば値段を下げることは物理的には可能。なぜ、そうならないのかは考えてみればすぐにわかる。賭博であるはずのパチンコ屋が成り立っている奇妙な構図とほぼ同じ。 組織に問題が起きると、急激に労働組合の加入者が増えるって。「個」の権利と「集団」の力。両立することなんて、ほぼない。 旅をするのが仕事の我々にとって、インバウンドの激増はなかなかに堪える。いろんな意味に於いて。では、果たして彼らは幸福なのだろうか?その昔、バブルの時代にパリのブランドに並んでいた間抜けな日本人と同じで、民度の低い人間はどこにだっているだけのことで、それは人種の問題じゃない。 気軽に外国に行ける時代ではない。では、どう生きるのか考えてみればいいじゃん。かくいうオレだって、ウォールデンの「森の生活」みたいなコペルニクス的転回を深く考えてはいる。これは自分固有の人生だから。宇宙は外と中にふたつあるんだよ。そしてそこに境はない。外がダメなときには内なる広大さを深堀すればいい。それは同じことなんだから。 視点を変えてみたら、たいせつなものは見えやすい。プライドを持って、シンプルに個で生きること。八方塞がりだからこそ、やりがいはあるし、他人と比べなければ道は切り拓ける。そう思って生きてきたし、これからもそう生きていくだろう。 誰かに話すってことは、自分の頭の中を整理することでもある。 さぁ、歌を書こう。   何度目かのロリー・ギャラガーブーム到来中。素晴らしい。                  

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