月別アーカイブ: 3月 2025

#035、広島にて

3月31日 月曜日 晴れ ソロツアー再開。広島にて。 もう40年も前のことになるのか。福岡でくすぶっていたオレたちが初めて違う街で演奏したのが広島だった。 あの日、太田川のほとりに座って、原爆ドームを眺めながら、一瞬で曲を書いた。忘れられるわけがない。 会場に入る前に訪れてみる。日本各地を埋め尽くしているインバウンドとは少し趣が違う。目を泣き腫らしている人もいる。そりゃ、そうだよね。そりゃ、そうだよ。 ヲルガン座。もう18年になるのだと。店主ゴトウイズミの紆余曲折をそれなりに知っている。素晴らしい人物だよ。彼女は大学の後輩でもある。急に思い出したけど、オレの学籍番号は82AA-98。笑。82年に入学、芸術学部美術学科。イズミは90ADだって。90年に入学、芸術学部デザイン科。 みんなが望んでいる曲を演奏するって選択肢もあった。でも、わがままを貫いて、新しい曲ばかり歌わせてもらった。チャレンジする姿を伝えるのが、人々に元気になってもらえると勝手に思い上がっていたから。 なにか伝わっていたなら、嬉しい。 めでたくSOLD OUT。とても嬉しかった。相変わらず大阪公演は伸び悩んでるけど、遠慮せず、今のオレを体験しに来てね。 広島に来ると、やっぱり西に来たなぁ、と思う。オレの故郷に近い。匂うんだもん。てか、ほとんど故郷みたいなもんだよ。たくさんの再会。みんな元気でいてくれて、ほんとうに嬉しい。一生の仲間だよ。だからこそ、オレは険しい道を往くつもり。 みんなほんとうにありがとう。寒いけど、暖かい夜だった。また元気に再会しよう。

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Recording day #008、広島へ

3月30日 日曜日 曇り 夏に発売になる某アルバムのアナログ盤、テスト盤が届きました。このアルバムは複数のエンジニアが関わっていること、マスターテープの状態、その他もろもろ。日々レコーディングを抱えているわたすひとりではあまりに荷が重く、HWのエンジニアを長年に渡って務めてくれている森岡さんにもスーパーヴァイザーとして手伝ってもらいました。カッティングの日はライヴで立ちあえなかったりしたので。 とってもいい音でした。普段振り返らないぶんだけ、左右のスピーカーの間に、空白の時間が浮かび上がります。素晴らしい。 さて。自分の仕事場に復帰して、新作のレコーディング。この時代、スタジオにおいて必要とされるものが「瞬発力」だとするなら、仕上げに向かって必要なものは「構成力」と「折れない心」。笑。山登りに例えるなら、今はまだ「頂」を想像しない方がいいのです。心が折れる。中途に生きている高山植物や、野生動物、空を高く飛ぶ猛禽類。そんなものを眺めながら、山を登る歓びにフォーカスする時期っすね。 次のキャンプまで荷物を運び上げ、また降りる。そんなことの繰り返し。でも、今までとはぜんぜん違う方法でやっているので、やりがいはマックスです。さらに曲は書きたいし、いろんな案件は持ち込まれるし、大丈夫なのか2025年のオレ?笑。 でも、求められるってことは幸福なことだよね。 そんなところに、とあるライヴの奇蹟の布陣を思いついてしまい、オファーしたなら、即OK。ははは。これはすごいけど、いったいどうなることやら。でも、わかってることをやったって面白くもなんともないもんね。 てなわけで、数日の間レコーディングを中断して、ソロツアーに復帰。今日は広島。あと1席あるそうです。急ぎ問い合わせてね。大阪は「たっぷり」残席あります。これはエイプリルフールではありません。年度はじめにわたすの新しい歌を体験するのも乙だと思うんだけどな。 みんなと同じ時代を生きている。それがなによりもたいせつなことです。 それじゃぁ、広島で。   ついしん 自分の録音物でなにが好きかって聞かれたら、これだな。     当時、わたすは半分国内にいなくて、外で経験したきたことで頭がはち切れそうなくらいのインスピレーションに満ちていた。でもバンドのメンバーとのギャップが酷くて苦しんでいた。それでも、締切はやってくる。やむを得ず、わたすがドラムを叩いたり、ベースを弾いたり、鍵盤まで弾いてたけど、決して気持ちがいいものじゃなかった。 この曲は崩壊寸前のバンドで演奏できた最後のテイクで、魚ちゃんの力も借りて完成したときは嬉しかった。とにかく、耳に優しくて、エヴァーグリーンなものを創りたかった。弦のカルテットもホーンもスチールギターの駒沢さんも、すべてアナログで録られて、アナログマスターでトラックダウンした。贅沢だね。このyoutubeにあるやつはすごく音が良くないけど、できればいい環境で聴いてくれたら嬉しい。 アナログ盤では外周ではなく内周に近いところに収録されたので(外周の方が音がいいのです)ポテンシャルを100%発揮できてはいないんだけど、でもやっぱりいい音なんだよ。(ってなんのアルバムがわかっちゃうじゃんって。わかっていいじゃん!笑)  

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HW SESSIONS 2025 vol.3(京都)開催決定!

3月29日 土曜日 雨 Recording day #007。レコーディングは順調に進んでいます。黙々と独りで作業を重ねているところです。週末にライヴがあると、使う頭が違うので、その間だけはレコーディングのことは忘れてパフォーマンスに集中します。 明日は広島(残席僅か)、4/1エイプリルフールは大阪(残席たっぷり)。ぜひ、気軽に会いに来てください。   さて。これから一週間ほど告知が続きます。   まずはHW SESSIONSの関西での開催。これはほぼ全編に渡って新曲しか演奏しないという実験的なライヴです。とってもコアなHWファンに喜ばれております。関西でも!という熱い声にお応えして、愛する磔磔の協力のもと開催します。 前回、横浜でやってみて。とってもよかったんです。やっぱり新しい曲がぐんと締まります。みんなの前で演奏することによって。そのまま我々はレコーディングスタジオに入り、たくさんのテイクをモノにしました。なので、通常のツアーとはまったく違って、たとえばビートルズの「Let It Be」を生で見ているような感じと理解していただければ。バージョン違いのアイデアがある曲は2回演奏したりもします。 なわけで、音楽が生まれる瞬間を目撃にしに来てください。我々はこのセッションの後、最後のレコーディングスタジオに1日だけ入ります。 詳細は以下です。今日からオフィシャル先行開始です。ぜひ、かぶりつきでどうぞ。笑。   ——————————– HW SESSIONS 2025 vol.3(京都)開催決定! 最速先行スタート! ─────────────────── HW SESSIONS 2025 vol.3 新曲メインのチャレンジングでスリリングなライヴ。 第三弾は京都「磔磔」で開催。 オフィシャル先行(ボタン) 受付期間:03/29(土)正午〜04/06(日)23:59 https://eplus.jp/heatwave-of/ HEATWAVE SESSIONS 2025 vol.3 日時:06/28(土)17:30開場/18:30開演 会場:磔磔(京都市下京区富小路仏光寺下ル筋屋町136-9) チケット:前売り¥6,500 / … 続きを読む

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Recording day #006

3月28日 金曜日 晴れ 春って、もう少し爽やかな、こころが踊るような季節じゃなかったっけ? なんだか、空に花粉だけじゃないものが飛んでいて、どんよりして、濁っている、謎の春。スノーボードや車に付着するものがオレの目には花粉だけじゃないように見えるんよね。九州で育ったので、黄砂はよく知ってるんだけど、それとも違う。 うちから富士山が見えなくなった日から周囲に鼻、喉に不調を訴える人が続出。わたすは原始人ゆえ、にゃんともないのですが、敏感な人は気をつけてね。   ビートルズをデビューから追いかける旅。ついに解散を通り越して、それぞれのソロ作品群に突入しました。時間軸に沿って聴いてくると、いろんなことが見えてきます。表現っていろんなことが含まれるので、音楽を聴いているだけで、勝手に感じることが山のようにあります。   さて。レコーディングの合間に横浜の大好きなハコで撮影。写真嫌いなわたすですが、某セッション企画を始めるにはどーしても必要だったので。これから、怒涛の告知月間が始まります。中にはおそらく一瞬で売り切れてしまうものもあるので、なるだけblogは見逃さないでね。いちおう発表してから、発売までに少し時間を設けてあるので、よろしくっす。 今週末から広島、大阪です。広島は残席わずか。大阪は「たっぷり」残席あります。完成前の新曲、「たっぷり」聴ける貴重な機会です。ここで初体験して、次にバンドで、、、、あー言えないのがもどかしい。ぜひ、気軽に来てください。 ところで。 マーク・リボ新作。プロデュースはハル・ウィルナー。これは買いでしょう。某レコード会社社長氏からの情報です。素晴らしいものは即、お裾分け。感謝。      

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Recording day #005

3月27日 木曜日 晴れ 某ソフトバンクの続編を知りたい読者もいるかと思いますが、自粛します。推して知るべしってことで。みなさんの想像通りの結末でした。たっぷり時間を費やして、金輪際関わらないってところにようやく持っていけたってことで。この話は終わりにします。 ところで。 毎朝起きると植物たちに水をやるのが日課なのですが、いったいいくつの植物を管理してるんだろうと、数えてみたら39!笑。みなさんに差し上げるためにオリズルランやビワを培養している期間は軽く100を超えると思われ。すげーな、オレ。毎日、会話しながら水をやってるいるので、それぞれの体調(←日本語あってる?)を把握しています。彼らの体調は基本、日当たりと水の量で調整します。化学肥料的なものは使いません。植物って思ってるより強力にタフなので、枯れたりはしません。稀に家の中で疫病(ベタベタ虫病@命名わたす)が流行ることありますが、表に出して、葉を洗ってやるとたいてい治ります。植物の特徴なんかもあんまりネットで調べたりしません。つきあってるうちに、本性がわかってくるのが面白いからです。奴らはなかなかに狡猾です。笑。柑橘系はみかん農家のKくんに電話して直接尋ねます。やっぱりプロはいうことが違います。アドヴァイスが的確。 ってなんのblogだよ。 さて。これからたくさんの告知があります。今年はほんとうに全力で突っ走ってるので、いろいろあるんです。ソロツアー、HW SESSIONS(関東以外での開催!)、横浜ならではのセッション、夏には、、、、、、。おっと、これ以上口を滑らせるとスタッフに怒られるので、楽しみにしていてください。笑。   わたすは自分のスタジオにこもって、歌を歌っています。導入した1073で初めて歌を録ってみました。いいっすね。とてもいい。さんざん高級なマイクを試したあげく、自分にあってるのはどこにでもあるSM58にたどり着きました。ギターはSM57。安上がりなミュージシャン。でも58にもいろいろあってですね。昔の個体には驚くくらいいいやつがあります。僕もいくつか保有していて、某アーティストのマネージャーから譲り受けたやつがバツグンにいいっす。もし新品を買うなら、中古の出物の方がいいやつをゲットできる可能性は高いです。音を出してみないとわからないところが玉に瑕だけど。

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不誠実

3月26日 水曜日 晴れ 雪山を午前3時に出て8時前には帰ってきました。良い子は決して真似しないように。笑。 さて、ほんとうに時間をたいせつにして生きています。なのに、またこれかい!みたいな。 ええ、またソフトバンクです。 ことの顛末を知りたければ以下を。 http://no-regrets.jp/wordpress/?p=35962 http://no-regrets.jp/wordpress/?p=35970 家にある古いiPadが実は電話回線を持っていて、10年間に渡って合計156万円をソフトバンクに知らずに払っていたことに気づいて、解約するまでがどえらい面倒だったって話。それで電話したことなんて一度もないのに。月々¥13,000。 解約したのよ!たらい回しの末、店舗で。 あれ以来、カードの引き落としをさすがに見るようになった。笑。そしたら、まだ引き落とされてる。このソフトバンク!2月分ってなんだよ!店舗で解約したのは1/23だぞ。 さっすがにマジで頭に来た。この会社。もう許せん。 で、電話をする。いつものソフトバンク、延々待たされ繋がらない。30分は聞きたくもないクソみたいな音楽を聴いて待った。挙句、回線を切られた。ああ、いつものソフトバンクね。 今回はもう許さんよ。とことん突き詰める。 作戦を変える。解約した店舗に電話。ずっと通話中。いったいどんな会社なん?笑。電話の会社でしょ?志がどこを向いてるのかよくわかるよ、孫正義。 繋がった。経緯を説明。電話ではどうにもならないとの説明。笑。身分証明書を持って、店舗に来いと。あるいはコールセンターに電話してください、と。したっつーの。えー、申し訳ありませんそういう会社のルールになっております。 でたよ、死ぬほど嫌いなコンプライアンス。 てなわけで、ネットで対面で予約しましたよ。 まったくね。はい。冷静に行きます。 どうして、こんなことを書くかって。まぁ、似たりよったりだとは思うけど、携帯の会社を選ぶとき、参考にしてください。この会社はユーザーフレンドリーではないってことです。 たとえば某カード会社ですが。コールセンターに即繋がらなかったことはありません。なんなら、海外でスキニングされ不正使用された際、カード会社から即連絡がありました。被害額も返金してくれました。そこに会社の意図が透けて見えるのです。わたすはコールセンターで働いている人に怒っているのではありません。孫正義と一握りの会社を牛耳っている連中のスピリットに、です。 電気料金、水道料金だって、メーターの動きが不審なら連絡してくれます。iPadが電話で10年間1回も電話してないのに毎月¥13,000って不審極まりないでしょ。 この会社トラブルになると、たらい回しで、1日軽く潰れます。ほんとにくだらない時間を費やします。てか、そもそも繋がらないのです。オフィシャルページにはそもそも電話番号さえ書かれていないのです。 みんな限りある時間を有効に使ってほしい。そう願っています。 あまりにも不誠実。だからこそ、我らは誠実にいきましょう。   オフィシャルブートレッグ、売れ行きイマイチと書いたら、オーダーしてくれてありがとう。引き続きよろしくね!こころを込めて発送完了しています。4/1の大阪公演。まだまだ余裕で残席あります。

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NO REGRETS

3月25日 火曜日 晴れ   こうなることは分かってはいたことだけれど。  午前3時に家を出て、朝イチに雪山に着いた。でも、そこは当たり前だけれど、春のコンディションだった。朝イチは前日溶けた雪が凍ってカリカリ。それが陽射しによって緩んで、一瞬いい感じになるけれど、それからはべちゃべちゃな春の雪。  それはそれで訓練にはなるのだけれど、なにぶん怪我だけはできないからね。春の雪はとつぜんブレーキがかかったりするから、調子こいて飛ばしていたら危ない。今年、スタッフとたてた綿密な計画をアホなオレのせいで台無しにするわけにはいかないしね。  とはいえ。  足がもげそうになるまで、春の雪を滑った。「もう今年は終わりですよ!」って身体に言い聞かせた。なので、明日は滑らず夜明け前に帰ることにした。スノーボードはメンテして片付ける。冬タイヤも終了。  NO REGRETS。

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Recording day #004

3月24日 月曜日 晴れ 昨日バイクに乗って、その風が気持ち良いと感じたとき。 これは山に行かなければ、といつもの直感が。早朝に起きた読者がdiaryを読んでくれたとき、わたすは午前3時に家を出て、長野県あたりを爆走しているはずです。 往生際悪くてすいません。大好きな山に行っても、雪がべちょっとしたのを感じたとき、今年のシーズンは終わったのだと、自分に納得させるためです。苦笑。今年は短かったなぁ、、、、。都合1週間も行けなかったなぁ、、、。 てなわけで、ちょっくら雪山に。ええ、ギターは持っていきますよ。 ところで。キャットパワー、反応少なめですが、とっても飾らない素敵な人です。これは人となりに惚れるってやつです。シンガーなんて95%、自己顕示欲の塊ですからね。実物はすこしふくよかになられてましたけど、飾らず、無理せず、歳を取られた好例か、と。 彼女のコンサート、商売っ気もまったくなく。それもまたよかったなぁ。彼女のアルバムって手に入れるのも難しいんす。もちろん国内で発売されてるものもあるんだけど。それをまたわざわざ外国から買って、忘れた頃に届くのも「粋」だなぁ、と思うのです。 風のように生きる。って、そんな言葉が彼女の歌を聴いてから、頭の中に浮かんでは消えます。それもまた「自由」の確かなひとつの方法。                

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富士山

3月23日 日曜日 晴れ 我が家から富士山が見える。とっても綺麗な日はリビングの窓から「絵」みたいに見えることもある。ただ、電線さえなければね。富士山が与えてくれるバイブスが好きでここに住んでいます。イギリス在住のオーナーとも仲良くなって、彼らもこの風景を見たときに即決したそうで。オレと動機が同じ。ご主人とはビートルズのリボルバーとウイリアム・ブレイクの話をしました。年頃の娘ちゃんたちはこの風景を故郷だと思っているそうで、それはおじさんが守ってあげたいと。てか、いつでも歓迎するから、故郷に遊びにおいでよって。 フツー、あり得ないよね。でも、そんな素晴らしい関係を築けています。某不動産屋をすっ飛ばしたことによって。笑。 朝、富士山を見ただけで、だいたい1日の動向が読めます。このところ、霞んでいます。春霞と花粉が混じっている。家人には早く病院にいくように勧めます。花粉症のね。すると、庭でへたくそなウグイスが鳴きはじめる。オレは女々しくスノーボードをしまうかどうか、夏タイヤに戻すかどうか悩む。 コによる都内からの移住によって騒々しかった周囲もようやくひと段落しつつはあります。インバウンドは溜まっている場所がわかっているから、そこに行かなければいいだけの話。ランニングコースは海沿いにあるので、葛飾北斎が描いた風景に近いものを未だに体験することができます。 ただし、ランニングも考えないと身体に負担をかけすぎている感じがあり、このところ少しペースを落として様子を見ています。かように加齢と向き合って、この状況の中でクリエイトすることは難しいし、面白い。 やっぱり、かなりの自然の中で暮らすのがオレにとっては理想です。生きるための労働(薪割りとか家の補修とか草刈りとか)はまったく苦にならない。こうやって、新しいアルバムを創っていると、自然の中にいつでも音楽を創ることができる自分のスタジオが欲しいと切に思います。マジで考えています。そしたら、サブスクだろうがなんだろうが、コストをかけず作品をリリースできるしね。旅をしながら、そんな環境を探すことを始めています。 長野全域、千葉もあるなぁ、湘南のはずれ、三浦半島、東北全域、四国もあるなぁ、もちろん九州、離島ってのもあるなぁ。って北海道ももちろん。ひょっとして外国もね。 なんでこんなことを書くかというと。みんなもいろいろあるんだろうけど、いざ、その気になれば、どこに住んだって自由じゃんってことを実践してみようと思ってるからです。もちろん、保証人もいないし、ロッカーだし、スーパー自由業だから、世間的には大変なんだけどね。そこに縛られてたら、とてもじゃないけど自由になんて生きられない。 人生は一回。残りは短い。それをどうとらえるか。その角度の問題だけだよね。毎朝思うよ。今日も目が覚めたぞ、ラッキー、生きてるって。与えられた短い時間をくだらないことに費やしたくないだけ。 そしたら、自然と優先順位はわかる。たいせつなことから先にやればいいんだって。 ってことも「どーん」と構えてる富士山が教えてくれるよ。      

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Recording day #003、Cat Power Sings Dylan

3月22日 土曜日 晴れ 3日目。 いろんな機材が各地から届く。調整して設置。 90年代の終わり頃。自宅にスタジオを造った。すべてアナログだったので、コンプだけで20ch分あった。卓、レコーダー、アウトボード、エトセトラ。それぞれの放熱が凄まじく、真冬でもクーラーが追いつかなかった。レコーディング中は仕事場が狭くなるけど、それはしゃーない。大志だけは忘れずに。どんな時代であれ。 やるぞ、オレ。 録音されたすべてのバージョンを聞き終えた。どのテイクを採用し、どう組み合わせてアルバムを完成させるかはすべてオレの才能にかかっている。笑。すべてのテイクの特徴を書き留めたところに1073が北海道から届いた。いい音するといいな。これもまた賭けなんだけれど。   「Cat Power Sings Dylan」。いいアルバムだった。1966年、あのロイヤルアルバートホールでの伝説のディランのライヴをCat Powerが曲順通りに再現した「大丈夫ですか?」みたいなアルバム。 来日するのは知っていたけど、その会場が好きじゃなかった。一度行って、とってもヒドい音だったし、この手の音楽をスタンディングで聞かされたら拷問そのもの。なので、チケットを取っていなかった。そんなところに、音楽界の重鎮から「お祝いで差し上げます(なんのお祝いかっつーツッコミはなしで)」って。え!まじすか。 なわけで、男2匹で参戦と相なりました。 やっぱりライヴは素晴らしい。音源を聞く限り、弾き語り部分はキャットパワーが一人でやってるものだと。 違いました。ギタリストとホルダー付きのハープの人(本業は鍵盤奏者)と彼女の3人の合わせ技。まるでディランの二人羽織じゃなかった三人羽織。 音が小さいこと、照明がありえないくらい暗いこと、特殊効果が一切ないこと、演奏はかっちり決まっているけれど、進行はなぜかスタッフも含めてスポンテニアスであること。それらが謎のオルタナ感を十分に醸し出している。60年前ってこのくらい暗かったんだろうなぁ、と。それゆえ、一歩間違えると寝落ちの危険の中で、集中する素晴らしさってものがあるのです。 演出と演出でないところの境目がとっても素晴らしい。たいていわたすは演出過多のステージを見て、気持ちが引いていくタイプなので。 まぁ、とにかく楽曲の良さが際立つのです。60年前って、ぜんぜん古くないし。ツアーを重ねてキャットパワーのディラン化(なにを歌っているのかよくわからない状態)も進んでるから、ギリギリのところなんだけどね。ディランって、人間としてまったくリスペクトしていないけれど、ほんとうに楽曲は素晴らしいとあらためて。 とうぜん最後は「Like a Rolling Stone」で大団円を迎えるわけだけど、デジャブ?ん?今、オレはいったいどこにいるんだろう?66年?みたいな不思議な感覚があったなぁ。 キャットパワー。とっても才能と魅力に溢れた人です。バンドもね。とっても良かった。ダイナミクス、ちゃんと理解してるし。ほぼイントロしか聞こえないキュートなギタリスト。彼女はツインリバーブでメインのギタリストがプリンストン。笑。←この違和感、ギターを弾く人ならわかる。 帰りしな、バイクに乗って到達した境地は。「どう生きようと自由だ」ってこと。とっても励まされたよ。Kさん、誘ってくれてありがとう。 ライヴってやっぱり素晴らしい。 ただね。iPhoneで撮影するアホの多さに辟易とはする。あんたの行為で後ろの人間、気が散ってることがわからんのか。いい大人がいったい何してんだか。ハリセンでシバいてやろうかと思ったが、Kさんが隣にいらっしゃったので我慢した。個人で愉しむなら、まだなんとか許せるけど、んなもんSNSにアップする奴の気がしれん。 網膜とこころに刻めよ。頼むよ。 それがミュージシャンにとって、宣伝につながるのだとしても、オレは嫌だね。そういう観客を見つけた瞬間に集中力が切れる。見えてないと思ってるでしょ?オレみたいに目が悪くても、全神経集中してるから、見えてます。その瞬間に気持ちが音楽から一瞬でも離れるとしたら、結局お客さんが損してることもあるってことだよ。 あれだけの客がいて、ライヴ中に電話もメールのアラートも鳴らない。ってことは、そういうマナーはあるってことじゃん?だったら、あなたのそれと同じくらいの節度、持ってくんないかなぁ、、。 先日すみだの素晴らしいホールで見た、ジュリアン・ラージ、ブルーノートで見た、スティーヴ・ガッド。誰一人そんな輩がいなくてほんとうに音楽に没入できた。ライヴ後に楽器を撮影したりするのはいいと思うんだよ。 てか、こんなことを書かなきゃいけなくなる民度の低さが悲しい。 とはいえ、素晴らしいので紹介しておきます。気に入ったら、「買ってね!」。               … 続きを読む

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