Search
-
LIVE
-
ソロツアー『Highway 60~61 Revisited』-SEASON 3-5/5(月祝) 千葉:ANGA5/10(土) 高松:RUFFHOUSE5/11(日) 高知:喫茶 spoon6/7(土) 浜松:Merry You6/9(月) 南江堀:knave7/12(土) 小樽:裏小樽モンパルナス7/13(日) 札幌:Beggars Harlem7/16(水) 弘前:Robbin`s Nest7/19(土) いわき:Burrows7/20(日) 水戸:PAPER MOON
-
HW SESSIONS 2025 vol.25/23(金) 横浜 THUMBS UP
-
山口洋(HEATWAVE) - Bayside Music Jamboree 20255/31(土) ベイサイドプレイス博多
-
The Yokohama Sessions / TOKIE ✖︎ Yamaguchi ✖︎ Shiino6/5(木) 横浜 THUMBS UP SOLDOUT
-
HW SESSIONS 2025 vol.36/28(土) 京都 磔磔
-
佐々木亮介弾き語り興行 “雷よ静かに轟け” 第十夜7/4(金) 東京 浅草フランス座演芸場東洋館
-
HEATWAVE LIVE 1995-2025Day-1 - 8/21(木) 東京 duo MUSIC EXCHANGEDay-2 - 8/22(金) 東京 duo MUSIC EXCHANGE
-
-
WORKS
HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
特設ページ »
日別アーカイブ: 2025年3月2日
負け戦に挑むこと = Last POLARSTAR
3月2日 日曜日 晴れ 2025年。なんでこんなに慌ただしいのかというと。負け戦に挑んでいるからである。笑。どの道、勝ち目はない。でも、忙しいとは書きたくない。こちらにも意地があるから。 新しいアルバムを制作するってことは、時代が変わってそんなことになってしまった。考えてもみてほしい。プレイヤーはPCにとって代わり、今やPCにCDのスロットはない。サブスクの時代になって、音楽はほぼタダで聴けると思われている。おまけに動画までプロモーションと称して無料で見ることができるとな。 アホなのか。 制作費はどんなにがんばっても全盛期の20分の1くらいしかかけられない。でもクオリティーは上げなければならない。んなもん最初からどう考えても無理なのだ。 いつだって、一握りのニンゲンの思う壺。儲かってるのは誰かって?トランプににじり寄ってるような連中だよ。でもね。こちらもただ殴られ続けているわけにはいかない。おととい、とあるレーベルの長にあったなら、若いミュージシャンが「アルバムなんて出したって誰も聞かないじゃないですか」とのたもうところを、なだめてすかして、「プロモーションのために」と説得してだしていただくのだ、と。ははは。 ままよ。時代が変わるのはよかろう。それは否定しない。でもね、いつだってそう思うんだけど、右向け右の世の中が怖い。世界はいろんな考えに満ちているべきで、多様性こそが文化なのに。 だから、ロートルと言われようが、それに屈したりはしない。最後の一匹になっても、あいつらの言うことはきかない。 ツアーもライヴもいつもそう思ってステージに立っているけれど、バンドでの新しいアルバムの制作もたぶんこれが最後になると思う。気づいていないかもしれないが、あなたが応援しているあのバンドも、もう新譜を出すのは難しいと思う。それでも出しているならば、相当の覚悟を持ってリリースしていることを知ってもらいたい。それは「アルバム」という概念に育てられた我々の世代の音楽に対する恩義で、意地でもあるということを。 あの老舗の名店がひっそりと時代に押されて消えていくのを、あなたもたくさん目にしてきたと思う。失ったなら二度と戻らないことも。今や、「バンド」もそういう存在なのだ。 むろん、新しい曲を書くことはできる。でも、リリースの形態はオレの弾き語り作品になるかもしれないし、新譜はライヴ盤のみって形に変化せざるを得ない。スタジオは次々とつぶれ、世界はコンピュータで作られた人口的な音で埋め尽くされる。でも、それを選んだのはニンゲンだから、仕方ないのだ。 たとえば我ら零細NO REGRETS社、DIY、インディー精神でやれることをマキシマムにやる。正月にアホみたいなセールをやるのも、年末のツアーのライヴ盤を最速でリリースするのも、ウルトラ自転車操業の資金を確保し、循環させてアルバムを創るため。それが回っているうちはなんとかなるから、最後まで諦めはしない。 2004年だったか。クラウドファウンディングという言葉がない頃から、やがてこうなるのはわかっていたから、「ニューアルバム・プロジェクト」というやつを立ち上げて、クラファンのようなことをやってみた。実際それは割とうまく行ったのだが、やってみた結果、自己資金がないのであればアルバムは創るべきではないという結論に達した。だから、クラファンのようなものをオレは好まない。他力すぎる。 風前の灯。だからといって悲壮感が漂っているか、と聞かれたら、そんなこともない。 どうしてって、HWのバンド人生はいつだってそうだったから。常に崖っぷちの45年。よくやったと自分でも思う。「死して尸」とうに覚悟はできているから、こんなことでビビりはしない。ただ、バンドの新譜をレコーディング作品としてリリースするのは限界に近いのではなく、限界だ。 いつだったか、アマゾンの素人レビューで我らの新譜が高すぎるって匿名のものを見た。高いと思うなら、買わなきゃいいだろって、マジで頭に血が昇った。お前になにがわかる?でも、こういう無責任な発言も力に換えるのだ。 名曲を書こうなんて思ってもいない。たくさんいい曲を書いてきたよ。死ぬまでそれを順繰りに演奏したって、別にそれでいいじゃん。でも、この混迷の時代をともに生きる人が元気になってほしいとこころから思うから。新しい曲を送り出したい。最後のアルバムはシンプルなやつがいいと思ってる。それは音楽を愛したオレたちからの応えだよ。 負け戦に挑むこと = Last POLARSTAR 希望をもって、そこに進め。 今月は遂にソロツアー、リハーサル、HW SESSIONS、レコーディングと動きだす。あなたの声援は風になって背中を押してくれる。いけるところまで行くから、よろしくね。 まずは昨日アナウンスされた HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #012 / 20241226 “Looking for the POLARSTAR” をゲットしてくれたら嬉しい。ほんとにこころを込めて創ったよ。 … 続きを読む