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HW SESSIONS 2025 vol.25/23(金) 横浜 THUMBS UP
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山口洋(HEATWAVE) - Bayside Music Jamboree 20255/31(土) ベイサイドプレイス博多
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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
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2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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日別アーカイブ: 2025年3月22日
Recording day #003、Cat Power Sings Dylan
3月22日 土曜日 晴れ 3日目。 いろんな機材が各地から届く。調整して設置。 90年代の終わり頃。自宅にスタジオを造った。すべてアナログだったので、コンプだけで20ch分あった。卓、レコーダー、アウトボード、エトセトラ。それぞれの放熱が凄まじく、真冬でもクーラーが追いつかなかった。レコーディング中は仕事場が狭くなるけど、それはしゃーない。大志だけは忘れずに。どんな時代であれ。 やるぞ、オレ。 録音されたすべてのバージョンを聞き終えた。どのテイクを採用し、どう組み合わせてアルバムを完成させるかはすべてオレの才能にかかっている。笑。すべてのテイクの特徴を書き留めたところに1073が北海道から届いた。いい音するといいな。これもまた賭けなんだけれど。 「Cat Power Sings Dylan」。いいアルバムだった。1966年、あのロイヤルアルバートホールでの伝説のディランのライヴをCat Powerが曲順通りに再現した「大丈夫ですか?」みたいなアルバム。 来日するのは知っていたけど、その会場が好きじゃなかった。一度行って、とってもヒドい音だったし、この手の音楽をスタンディングで聞かされたら拷問そのもの。なので、チケットを取っていなかった。そんなところに、音楽界の重鎮から「お祝いで差し上げます(なんのお祝いかっつーツッコミはなしで)」って。え!まじすか。 なわけで、男2匹で参戦と相なりました。 やっぱりライヴは素晴らしい。音源を聞く限り、弾き語り部分はキャットパワーが一人でやってるものだと。 違いました。ギタリストとホルダー付きのハープの人(本業は鍵盤奏者)と彼女の3人の合わせ技。まるでディランの二人羽織じゃなかった三人羽織。 音が小さいこと、照明がありえないくらい暗いこと、特殊効果が一切ないこと、演奏はかっちり決まっているけれど、進行はなぜかスタッフも含めてスポンテニアスであること。それらが謎のオルタナ感を十分に醸し出している。60年前ってこのくらい暗かったんだろうなぁ、と。それゆえ、一歩間違えると寝落ちの危険の中で、集中する素晴らしさってものがあるのです。 演出と演出でないところの境目がとっても素晴らしい。たいていわたすは演出過多のステージを見て、気持ちが引いていくタイプなので。 まぁ、とにかく楽曲の良さが際立つのです。60年前って、ぜんぜん古くないし。ツアーを重ねてキャットパワーのディラン化(なにを歌っているのかよくわからない状態)も進んでるから、ギリギリのところなんだけどね。ディランって、人間としてまったくリスペクトしていないけれど、ほんとうに楽曲は素晴らしいとあらためて。 とうぜん最後は「Like a Rolling Stone」で大団円を迎えるわけだけど、デジャブ?ん?今、オレはいったいどこにいるんだろう?66年?みたいな不思議な感覚があったなぁ。 キャットパワー。とっても才能と魅力に溢れた人です。バンドもね。とっても良かった。ダイナミクス、ちゃんと理解してるし。ほぼイントロしか聞こえないキュートなギタリスト。彼女はツインリバーブでメインのギタリストがプリンストン。笑。←この違和感、ギターを弾く人ならわかる。 帰りしな、バイクに乗って到達した境地は。「どう生きようと自由だ」ってこと。とっても励まされたよ。Kさん、誘ってくれてありがとう。 ライヴってやっぱり素晴らしい。 ただね。iPhoneで撮影するアホの多さに辟易とはする。あんたの行為で後ろの人間、気が散ってることがわからんのか。いい大人がいったい何してんだか。ハリセンでシバいてやろうかと思ったが、Kさんが隣にいらっしゃったので我慢した。個人で愉しむなら、まだなんとか許せるけど、んなもんSNSにアップする奴の気がしれん。 網膜とこころに刻めよ。頼むよ。 それがミュージシャンにとって、宣伝につながるのだとしても、オレは嫌だね。そういう観客を見つけた瞬間に集中力が切れる。見えてないと思ってるでしょ?オレみたいに目が悪くても、全神経集中してるから、見えてます。その瞬間に気持ちが音楽から一瞬でも離れるとしたら、結局お客さんが損してることもあるってことだよ。 あれだけの客がいて、ライヴ中に電話もメールのアラートも鳴らない。ってことは、そういうマナーはあるってことじゃん?だったら、あなたのそれと同じくらいの節度、持ってくんないかなぁ、、。 先日すみだの素晴らしいホールで見た、ジュリアン・ラージ、ブルーノートで見た、スティーヴ・ガッド。誰一人そんな輩がいなくてほんとうに音楽に没入できた。ライヴ後に楽器を撮影したりするのはいいと思うんだよ。 てか、こんなことを書かなきゃいけなくなる民度の低さが悲しい。 とはいえ、素晴らしいので紹介しておきます。気に入ったら、「買ってね!」。 … 続きを読む