日別アーカイブ: 2025年3月20日

あらためてビートルズ

3月20日 木曜日 晴れ このひとつきあまり。 デビューから解散に至るまで、1962年のデビューから1970年の解散までのビートルズ、リリースされたオフィシャルな音源を年代順にすべて聞き返していました。真面目な話、24時間です。寝ている間も小さな音で。 なんでそんなことをしたかって。 僕が衝撃的に音楽に出会ったのは1973年のことで、福岡市天神にあった「フタタ」って洋服屋で映画「Let It Be」を見たからです。僕が10歳、小学校4年です。とんでもない衝撃を受けて、親父に頼みこんで新天町にあった印藤楽器店ってところで、そのLPを買ってもらいました。そのアルバムはほんとにどれだけ聴いたことか。前にも書いたと思うけれど、Let It BeはキーがCなんすね。それがラッキーだった。ひとつきくらいかけて、その曲を独学でピアノで弾けるようになりました。だって、ポールだって指は10本しかないわけだし。笑。それがギターを弾く前のもっとも古い音楽体験です。 でも、そのアルバムに出会ったとき、あのビートルズは解散から3年が経過していたのです。もちろん後追いですべてのアルバムは聴いてはいたけれど、自分の人生のタイムラインと重ならない不思議な、坐りの悪い感覚があったのです。 2025年、本格的に新しいアルバムに取り組むときに、なにか突飛な行動が必要だと感じていました。 そうだ。ビートルズだ!還暦を迎えたわたすが1962年から(わたすは1963年生まれです)1970年までのビートルズをすべて聴きかえすことで、失われた自分の人生の「音楽タイムライン」を補完してみよう、と。 アナログ盤だと24時間体験することが叶わないし、CDはすべて寄付してしまったので、手元にはありません。わたすはサブスクも利用しません。なので、すべてCDで買い直しました。 こうやって、家でも24時間、ランニングの際も、クルマの中もビートルズ漬けの日々が始まったのです。 驚いたことに、まったく飽きない。それはすごいことです。初期には初期の黎明期としての瑞々しさに溢れていて、中期から後期にかけての音楽的成熟のスピードの凄まじさには正直呆れました。そして最後に爆発してしまう。 ジョージ、ポール、ジョンのそれぞれの初めてのソロにはそれぞれがビートルズ時代に作った曲が収録されていて、彼らが空中分解しなければ、どんな音楽を世界に送り出してくれていたんだろうと、妄想は膨らみます。 自分の幼い頃の記憶を合わせて、たとえば、毎日のニュースはベトナム戦争がファーストトピックで、とても暗い時代でした。そしてウルトラマンや仮面ライダーに出会ったころ、ビートルズは解散したってわけです。 あの時代に創られたものの中に、ロックミュージックのほぼすべてがあります。録音技術なんて、ほぼ彼らのニーズによって開発されたと言っても過言じゃない。イギリスから世界中を制覇したのも初めてのことでした。 とにかく。このひとつきの体験は新鮮なものでした。ビートルズがわたすに与えてくれた推進力を2025年に自分が勝手に引き継ぐ。そんな気持ちでいます。 なわけで、ビートルズを詳しく聴いたことがない人のために「ヒロシの赤盤、青盤」のプレイリストを作りました。ビートルズにはいろんなミックスが存在するのですが、マニアはうるさいです。笑。でも、僕は音楽ファンであって、ビートルズおたくではありません。ましてやサブスクに自分の好きなミックスはないことも多い。なので、誰でも手にいれることができるものを選びました。合計3時間あるので、ふたつに分けました。ぜひ、1962年の初期から順番に聴いてください。とてつもない情報量で、とんでもないバンドだってことがよくわかります。 選曲はすべて、僕の好みです。当然有名な曲がほとんどです。年代順に並んでいます。 みんなの人生と照らし合わせて楽しんでくれたら、と思います。 赤盤、青盤ってなにって?そのくらいは自分で調べてね。   ヒロシの赤盤(1962〜1966あたりまで) ヒロシの青盤(1966〜1970まで)

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