月別アーカイブ: 9月 2023

素晴らしき旅、blog先行開始

9月30日 土曜日 晴れ 札幌のホテルを出て、一路函館を目指す。走ったことがある人はわかるだろうけど、札幌ー函館って、なかなかの距離。しかもオレは高速嫌い。 選んだルートは札幌ー小樽ー余市ー倶知安ー蘭越ー長万部ー森ー大沼ー函館。 でも、走り出してすぐ。不意に強風が吹き出して、あっという間に黒い雲に覆われ、ゲリラ豪雨。雨具を装着する暇もなくズブ濡れ。意気消沈。 これもまた旅。 これで随分体力を奪われたから、今日は移動はとってもしんどかった。 夕方。日が暮れるころ、ようやく函館へ。 ともだちの浜ちゃんのおかん81歳が素敵な家を建てたからお邪魔させてもらった。その居心地の良さたるや、、、、。調度品も家もご飯も絶品。 オレ、自分が暮らす空間に、ここまで気を配ってないなぁ。家を建てる気力ももはやないもんなぁ。思うこと多々。 この町が雪に閉ざされた頃、薪ストーブの火を見ながら、シングルモルトを飲んだら即死するな。 おかんはオレに毛糸の靴下編んでくれたんだよね。もったいなくて履けないって。笑。 屋根裏のハイジが寝てそうな部屋で爆死。昇天。ほんとうにありがとう!! ——— さて。このblogは函館から青森に向かう船の中に書いてるんだけど、本日正午からHWツアーのblog先行が始まります。ほんとは正午にblogを更新しなきゃなんだけど、その時間バイクで移動してるから無理なんす。リンク先は正午から機能します! どうぞ、よろしくね。 HEATWAVE TOUR 2023 “三大アニバーサリーツアー” BLOG先行 受付期間:9/30(土)正午〜10/9(月)23:59 ※福岡、京都、東京公演のみ 弘前・長野公演は一般発売中! 詳しくは http://no-regrets.jp それから。河北新報が先日の山形での模様を丁寧な記事にしてくれました。ぜひ、読んでください。https://kahoku.news/articles/20230929khn000055.html

カテゴリー: 未分類 | 2件のコメント

札幌市にて

9月29日 金曜日 晴れ 朝7時に旭川のトミーの家を出た。なぜなら、札幌は9時から雨予報だったから。こういうのがバイクで旅をする醍醐味だけど、とにかく雨には打たれないに越したことはない。 札幌に着いて、妹分のカズヨが開いたサロン「8 hachi」で髪を切ってもらい、エステも敢行。バイクで虫にアタックされ続けた顔が小顔になる。このサロンの看板はわたすが描かせてもらった。確かな腕なのでぜひ。 さて、ライヴ。 苦労して札幌にたどり着いただけあって、次々と北海道の道が脳裏に浮かんでは消える。オレはその風景を追いかけているだけ。ギター1本でその世界を描く。考えているのではなく、感じているだけ。空っぽ。 とてつもなく愉しかった。無茶な旅がもたしてくれる風景はあまりに大きい。 楽しんでくれたかな?木曜日、ど平日に来てくれて、ありがとう!! ついしん HEATWAVE TOUR 2023 “三大アニバーサリーツアー” 9/30(土)正午~ 福岡、京都、東京公演のBLOG先行と 弘前・長野公演の一般発売が始まるよ!

カテゴリー: 未分類 | 5件のコメント

バイク人生最良の日

9月28日 木曜日 雨   おかんの誕生日。息子ちゃんは相変わらずバイクで放蕩しているですだよ。  ところで、ライダーのトミーにこう質問した。  「アイヌの行者がいるような森に行きたい」と。  教えてくれた名も無い道が最高すぎて泣けてきた。さすが我が愚弟。オレの好みをよく知ってる。走ってるだけで泣けてくるってなかなかだよ。  道北の道は神そのものだった。オホーツク海を見て、帰ってきた。バイクでオホーツク。言うことなし。  さぁ、今日は札幌。ぜひ来てね! ついしん HEATWAVE TOUR 2023 “三大アニバーサリーツアー” 9/30(土)正午から 福岡、京都、東京公演のBLOG先行と 弘前・長野公演の一般発売が始まるよ!

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

旭川にて

9月27日 水曜日 曇り   下道で旭川にたどり着きました。北海道、最高です。  弟分のトミーの家にいます。久しぶりの再会です。今日はトミーに教えてもらった西興部に行ってみようと思うのです。

カテゴリー: 未分類 | 1件のコメント

伝えたかったこと

9月26日 火曜日 曇り   仙台港から苫小牧に向かう船に乗っています。自分でも呆れるくらい死んだように寝ていました。でも、もう大丈夫です。笑。  山形でライヴを終えて、みんなで飲んでいたとき、僕らの稲刈りがいかにガサツだったかってことを知り、志願して再度、田んぼに散らばっていたたくさんの稲穂を拾わせてもらいました。ミレーの絵みたいに。こうやって関わってみると、米粒のひとつたりとも無駄にしたくないって気持ちになります。  伝えたかったことは。  本来、お金をいただいてやっているライヴを無料でyoutubeで中継するってことは良くないと思っています。でも、どうしてそれをやったかというと。伝えたいことがあったからです。  福島から避難せざるをえなかった人たちも、酒蔵を津波で失くしてしまった人たちも、それを受け入れて支えた人たちも。とてつもない経験をされているわけです。想像を絶するくらい。  その上で、彼らは笑いを忘れることなく、前を向いて、支えあって生きている。そこにこの混迷の時代を生き抜くヒントが溢れていると思ったからです。岸田某が光のない目から放つ言葉にこころ動かされますか?少なくとも僕には1ミリも届かないです。  酒や音楽は第一義的に生きていくことには必要がないものかもしれない。でも、人生を豊かにするためには不可欠。それがどうやって作られているのか。酒を作る人が音楽を愉しみ、音楽を作る人が酒を飲むとき。  そこに豊かなスピリットと限りない情熱が溢れているのを感じます。  僕は町の人(山と自然のスペシャリスト)から稲穂の話、ツキノワグマの話。たくさん聞きました。もっともっと聞いていたかった。  山歩きをする人たちがスペシャリストにクマの話を聞くとき、二種類の人たちがいると。「クマ、出ますか?」と「クマ、いますか?」。これはまったく異なる文脈なのです。前者はあくまで自分中心。後者はクマがいるところにお邪魔させてもらっている、という考え。  わずかな時間でしたが、稲に教えてもらっているうちに、こころの中には「クマ、いますか?」という考えが広がっていきます。あたりまえです。ニンゲンがえらいなんて、勘違いにもほどがある。  報道を見てください。民家のエリアにクマが出たなら、一大事になる。その問題の本質はどこにあるのか?  そういうことをブレイクスルーしたいって気持ちもありました。だから、仲間たちで力を合わせて配信しました。配信を担当した4人の若者は学生で起業し、社長は21歳。スタッフにはティーンが2人いて、彼らとは酒を飲めませんでした。笑。  僕はマネージャーを連れていきません。むき身のエビみたいなもんです。でも、そうすることで仕事は増えるけど、余計なフィルターがひとつなくなるのです。「クマ、いますか?」に少しでも近づきたい。守られるとニンゲンは「クマ、出ますか?」って言うんだと思うのです。  感受性の問題です。感受性を年齢のせいにしてるのが嫌いです。人のこころはいくつになってもみずみずしくいることができる。  都合1700人の人が見てくれたそうです。正直、反応が少なくてがっかりはしています。でも、期待してはいけない。大事なのは結果ではなくプロセスなのだから。あの若者たちが緊張の中、ライヴを初めて体験したように、次に繋がるなにかが伝わっていたら嬉しいです。  町の人たちにも、僕にも。よかったら感想を聞かせてください。それが励みになるのです。  日々、全力。当たり前か。  これから北海道の旅は天気と相談しながら進むことになりそうです。旅程はなにも決めていません。決められないのです。でも、それが旅かな、と。ライヴをやることだけは決まっているので、そこには何があってもたどり着きます。

カテゴリー: 未分類 | 10件のコメント

山形県長井市で歌う

9月25日 月曜日 曇り   今日はライヴの日。  日々モーレツ。ほんとに身ひとつで乗り込んでいるゆえ、実のところ、仕事は通常のライヴの3倍はある。  開演前ににゃんとかすべてのことをやり終えた。そりゃそうだよね。みんな普段は違う仕事をしてるんだもん。でも、楽屋にコーヒーが用意されていたり、誰かが弁当を買いに行ってくれたり。ひとつひとつの気持ちが身に沁みるってやつ。いや、ほんとうに。  ひとことでyoutubeっていうけど。今日は20歳そこそこで起業した町の若者たちによって行われた。ライヴを中継するのはもちろん初めて。スタッフ4人のうち2人はにゃんと未成年。彼らはほんとうにボランティアで参戦してくれた。アーカイブスを残してくれって声があったのは知っている。でも、オレが彼らにこう言ったのだ。  これはライヴだ。それは残さなくていい。今、目の前にある一瞬を共有できる人たちのために全力を尽くそう。  ライヴの出来がどうだったのかなんて、オレにはわからない。でも、これ以上のことはオレたちにはできない。それだけは言える。  そして、昨日の稲刈りがぜーんぜんダメだったことがわかった。逆に仕事を増やしてるだけ。んなもん、ありえん。だから時間が許す限り、もう一回やり直しに参加することにした。  それが人生。悪くないってば。

カテゴリー: 未分類 | 5件のコメント

day#001 旅の始まり

9月24日 日曜日 晴れ 旅の始まり。 早朝に家を出てバイクで山形県長井市を目指す。今回はバイクがもたらしてくれた縁ゆえ、バイクで行く意味があるとオレは思う。 420キロ。書けばこれだけだけれど、ほんとは昨日のうちに到着したかったんだけれど、天候が悪くてそれは叶わず。今日も前半4時間はずっと雨。みるみるうちに削られる体力。寒いし、痛いし、怖い。苦笑。 都合8時間かけて、長井に到着。 着くやいなや、酒米「さわのはな」の稲刈りに参加。 60年近くも生きてきて、初めての稲刈り。こんなにプレシャスなことだとは知らなかった。普段食べている一膳がどのくらいの量だとか、稲にまつわる話を聞いているだけで素晴らしい時間。 結局、泥だらけになって頑張っても、プロフェッショナルに迷惑をかけただけなのだが、それでも参加した体験者にとっては忘れられない時間になったと思う。もちろんオレも。 あ!梅干し、届けましたよ。大好評!ありがとう。 循環する農業にはまったく無駄がないことを知った。 夜の宴はほどほどに。オレは明日やらなきゃいけないことがあるから、まずは寝ないと。 さて、本日の山形でのライヴの模様。現地のみなさんによって、youtubeライヴで中継されます。なにぶん音楽ものは初めてだそうで、でも一生懸命取り組んでくれると思うのであたたかく応援してくださいまし!午後2時にライン開通、開演前に紹介映像があります。(ぜひ見てね)ライブは午後2時半からです。ここのURLからどうぞ。    

カテゴリー: 未分類 | 2件のコメント

旅に出ます

9月23日 土曜日 晴れ というわけで、旅に出ます。 約10日間。バイクに乗ってブンブン。たぶん2000〜2500キロ。天気が読めないので、前日に天気予報と地図をガン見しながら、ルートを決めて進みます。山形、札幌、弘前と3本のライヴがあるので、どーしようもないときはどこかにバイクを置いて、進むなんてことがあるかもですが、こんなリスキーなツアーをできるのも幸福なことだと思っています。 旅ってプロセスのことだと思うんですよ。目的地に着くことより。だから、いろいろと準備もしました。でも、イニシアティヴは完全にお天道様が握ってるわけで。そこが面倒くさくて、大好きです。 だって、北海道、遠いんだってば。この旅程で行くと少なくとも4日はかかります。 今日は山形県長井市で「さわのはな」の稲刈りなんです。昨日のうちに行きたかったけれど、道中雨でどうしようもなく。今日の早朝、まだ太陽が昇らないうちに、雨を避けながら向かうことにしました。 なぜかオレに託された熱中症予防の梅干しを持って。荷物減らすの大変なんだから、あんまりオレに託さないように!笑 明日はMY LIFE IS MY MESSAGEと地元の人々の共催のライヴです。無料です。でも、これを無料で、youtubeライヴで中継する意味を汲んでくれると嬉しいです。震災後の理想的な人々の関わりがあるからです。すべて地元の有志たちで運営されています。 明日24日の午後2時にラインが開通している予定です。ライヴは午後2時30分からですが、その前に5分ほど映像が流れます。被災地とこの町の関わりを描いた映像です。ぜひ、見てください。こちらから。 応援はお酒「甦る」を買ってくれるとか、MY LIFE IS MY MESSAGEに寄付してくれるとか。当たり前ですがなにも強制的なことはありません。 じゃ、楽しんでね。 旅の模様はインスタのストーリーズで。旅の模様をアップするとフォロワーが減るのです(まったく)。ウザいと思う人は見なくて結構。みんなに旅気分を味わってほしいだけなのです。応援よろしゅう。

カテゴリー: 未分類 | 3件のコメント

Late Summer Night DJ

9月22日 金曜日 曇り 過日、チーム湘南でCHABOさんの「Late Summer Night DJ」ってイベントに行ってきました。 これが、すっばらしくて。 基本、CHABOさんが音楽について語り、ご自身のラジカセで爆音(もちろんいい音です)でラジオ番組よろしくオンエアするってイベントなんだけど。音楽愛に溢れていました。オーディエンスは美味しい食事をしながら、それぞれに楽しんでる感じです。 60年代から今に至るまで。彼の人生と音楽の変遷と、いろんな風景が中空に浮かんでは消えました。 映画を見ているような、ラジオを聴いているような、短編小説を誰かに読んでもらっているような、実在しているような、架空のようなとっても不思議な体験です。 音楽を通じて、体験を共有して、想像の中であちこちに時空を超えて旅をする。ファンにとっても素晴らしい企画ですね。 混迷で黎明の60年代から新たな混迷の現在までの旅。 たとえば、ジェファーソンエアプレイン、ママス&パパス。音の粒が荒い分だけ、イメージの訴求力が半端ないんです。あれは、トークとあの音量がないと気がつかない。 新しい発見でした。僕らはテクノロジーとともにいろんなものを失ってるんです。 ボブ・マーレーのグルーヴ。あの大音量で聞くと、今まで聞こえてなかったものが聞こえてきます。ハネてる人がいたり、スクエアな人がいたり、ノリが前後している人がいたり。いろんなニンゲンが混沌とともに存在していて、その上にあの強力なメッセージが乗っかっている!すごい、としか言いようがないっす。 September Song ハル・ウィルナーとルーの仕事でクルトワイル、三文オペラを知って敬愛していましたが、ジェフ・リンのあの素晴らしい仕事は知りませんでした。あの曲にジョージのスライドとリンゴのドラムとビートルズ愛が加わると、こんなサウンドになるんですね! 帰ってきて、すぐ。持っていなかったアルバム5枚を買いました 子供か!って。 ジョージ・ハリソンとローウェルジョージ、デビット・リンドレーとライ・クーダー。そのスライドのテイストの違い。深く考えたこと、なかったけど、それ、論文書けそう! エトセトラ、エトセトラ。 てなわけで。僕からも九月ってことで、ルーとジェフの「September Song」をお届け。素晴らしいもの知らずに死んでいくのって、もったいなさすぎる。CHABOさんのウィットに富んだ話をメモってる人、たくさんいましたよ。 これが20代のときに聞いたルー。ロックンロールの解釈が素晴らしい。     こっちがCHABOさんに教えてもらったジェフ。     また11月あたりにってCHABOさん言ってました。また行きたいっす。音楽好きのタダのクソガキになれるイベントです。 ぜひ! あ、みなさん。音楽好きになったら、サブスクで好きになったら、ぜひアルバムを「買って」アーティストをサポートしてくださいね!      

カテゴリー: 未分類 | 4件のコメント

福岡でのライヴイベント「継承」のお知らせ

9月21日 木曜日 雨 「継承」のお知らせ お待たせしました。福岡でのライヴイベント「継承」のお知らせです。 この街に生まれたことをうまく受け入れることができなかった時期もあったけれど、今になって思えば、偉大な先達がいてくれたおかげで、ティーンの時分にルーツミュージックに触れることができ、それが血肉になって、今日まで活動を続けることができたのだ、と。深い感謝の気持ちがあります。 特にビート。この街、固有のものが受け継がれてきました。それを未来に繋ぐべく、このイベントが企画されました。 サンハウスからショットガン、ザ・ルースターズ、、そしてHEATWAVEへ。時空を超えて、未来へ向けて受け継がれるもの。 ぜひ!      

カテゴリー: 未分類 | 1件のコメント