月別アーカイブ: 10月 2014

「blog上地獄アワー、第十六回。冬の朝、出勤に似合う曲、特集」

11月1日 土曜日 晴れ 明日から世界は連休なんだってね。なので、ちょっとだけ前倒しアワーでお楽しみください。 わりかし最近のことです。 とある美しい町にある、ともだちの家に滞在していたときのこと。 その人は朝、出勤するのです。当たり前か。そして、細君は弁当箱にご飯をよそおう。その朝の風景がたまらなくプレシャスだったのですね。ご飯の湯気がとっても美しかった。 毎日、通勤している人には当たり前の風景なんだろうけど、僕は静かな感動を覚えながら、柱の影から、「巨人の星」の明子さんみたいにその光景を見つめていたのです。やがて、同僚が迎えにきて、彼らは出勤とあいなったのですが、ふーむ、こりゃ、オレ、経験ないけど、冬の朝、出勤のときに聴く音楽特集をやろう、と思ったのです。出勤したこともないくせに。笑。 でも、いつかそんな曲、書く。 ——————— では、行ってみるよ。 Dream Academy の 「Life In A Northern Town」。85年、大学3年くらいだったのかなぁ。冬、夜のバイト(ガードマンだったんだけど)に行くときに、良く聞いてたなぁ。きっと、冬の出勤にも似合うぞ。     Chris Rea の 「Winter Song」。きっとどんな街にも似合うよ。聴けば分かるさ。     She & Him の 「Thieves」。ジョナサン・リッチマンみたいにこの二人は一度ハマると癖になります。冬のジョギングにずっと聴いてたよ。色がないのが色。     George Harrison の 「All Things Must Pass」。云わずと知れた名曲だけど、冬の朝にはいいと思うなぁ。 … 続きを読む

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旅の目的

10月30日 木曜日 曇り うわっ、10月が終わる。まじかよー。ってくらいには全力で走ってきた2014年、じゃっかん息切れ気味ですが。これからアルバム発売、バンドのツアー、更にソロのツアー、そして12/26のイベント。更には延期になった沖縄、石垣公演。そこまで全力で走ります。 関東暮らしと九州育ち。未だに一年だけ九州時代の方が長いのです。きっと死ぬまで在日九州人だと思っていることでしょう。今年は山の家には三日くらいしか帰ることができず、山口家(僕だけだけど)のこともほぼ、何もできないままに時間が過ぎていきました。 せんじつ、とあるコンサートで衝撃的なことがありました。親父が初めて僕に買ってくれたレコードに入っている某曲がいきなり演奏されたのです。詳細はプレシャスなことなので、記しません。そして翌日、親父のお姉さん(つまり僕のおばさん)から電話がかかってきました。「あなたに伝えておきたいことがある」、と。どひゃー、まったく宇宙では何が起きてるんだか。 そんな訳で、たった三日ですが九州に帰ってきたって訳です。おばさんは僕の目の中に、若き日の弟を観ているのが分かりました。どうやって満州や大陸から引き揚げてきたのか。大切な話も聞きました。話の節々にミラクルが散りばめられていて、そのちょっとした運命のいたずらがなければ、僕はこの世に居なかったことになります。それゆえ、生まれてきたこと、今を生きていることを大切にしなきゃ、と思った次第です。50歳になっても、いろんなミラクルは起きています。まったく宇宙はよう、すごいなぁ。丁寧に生きなきゃね。 山中の勝手に実家に滞在し、山の家の冬支度をし、勝手にグレイブヤードに眠っている人々とウチの犬に近況報告を済ませ、お寺に行って親父と祖母の法事の打ち合わせをし、びゅーんと東京に戻ります。写真はあとでアップするでござる。 そろそろ、「夕陽へのファンファーレ」宣伝開始でござる。ジャケットから行くかーーー。デザイナーの某渡辺さんと話し合ったのは、聴き手のイメージを限定したくないってことです。聴く、観る、を繰り返すうちに、それぞれのファンファーレが皆さんのこころの中で鳴り響いてくれることを夢想しました。なので、なんとジャケットにはタイトルもバンドの名前も記されておりません。売る気あるのかって、大アリだよ。常識と云われていることも、一回疑ってみないとね。じゃ、行くぜー。渡辺さん渾身のジャケットはこれじゃー。タイトルはシールっす。題字は魚先生によるものっす。  

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MY LIFE IS MY MESSAGE 2014

10月28日 火曜日 晴れ   福岡に向かう飛行機の中でこれを書いています。機内にwifiが飛んでるって、すごい時代だなぁ。  今日はみなさんにずっと応援してもらっている「MY LIFE IS MY MESSAGE」についてです。  あれからもうすぐ4年になります。状況は良くも悪くもさまざまに変化しました。福島県相馬市を、街の人々と一緒に汗をかいてピンポイントでサポートするという役目(時期)は次の段階に入ったと感じています。これは街が復興を果たしたと云う意味ではまったくありませんし、現在行われているサポートを中止するってことでもありません。継続します。あくまでも(好きな言葉じゃないけど)スローガンとして掲げることではなくなったってことです。  個人的なことで云えば、このプロジェクトはとあるファッションブランドとその仲間から持ちかけられ、スタートしたものでした(責任転嫁じゃないっすからね)。ここに至るまで、まぁ、何というか、その。いろんなことがありました。臨機応変にとは云い難いけれど、状況に即して、メゲながらも、続けてきました。たいてい起きることは気持ちがいいことではありませんでしたが、それらがまた僕らを成長させてくれました。そして、稀にニンゲンの崇高な姿を見せてもらいました。「希望」という言葉を使ってもいいのかな、たまにはね。  もうダメだやってられるか。投げ出そうとすると、必ず誰かが力をくれるのです。ほんとうに不思議な4年弱でした。人間の繋がりってのはいつだってごいすーで、必然でした。「ミュージシャンである前にニンゲンじゃん」。そう思って、音楽とまったく関係のないこともやってきましたが(スーツ着て、スポンサーに会うとかね)、結局のところいちばんパワーを持っていたのは、やっぱり音楽なのでした。(最初から気づけよ)  仲間たちがいくつものフェスで「MY LIFE IS MY MESSAGE」のステージを作ってくれました。ミュージシャンはこころから参加してくれ、音楽で未来を描いてくれました。ミュージシャンではない第一次産業の友人たちは、食を通じて連帯してくれました。今年のライジングサンで彼らのフードが1000食近くを売れていたのは、ほんとうに嬉しかったです。福山市では相馬盆唄の盆踊り大会が催され、タイジが主宰するフェス、SOLAR BUDOUKANで「MY LIFE IS MY MESSAGE」のタオルを僕らに向かって掲げるオーディエンスを観たとき、こりゃ、続けないかん、と思いました。MY LIFE IS MY MESSAGEは次のステップに入ったことを実感したのです。そうそう。北海道と四国を繋ぐ愛でできた調味料「八味」も、ずーーーーーーっと売れ続けています。リピーターも育ってきました。そういうことが僕を禿げます、違った、励ますのです。  原発事故はまったく収束していません。未だに誰も責任を問われていません。今日も作業員のみなさんが命賭けて働いてくれてます。なのに原発は輸出するし、買う国居るし、戦争おっぱじめたいアベちゃんが首相だし。意外に支持されてるし。なんてアンビリーバボーな国なのか。そうそう、福島原発の横を走る6号線が開通したんだそうです。仲間が測定したら瞬間12マイクロシーベルトを記録するんだそうで。それって、犯罪だぜ、アベちゃん。  そんな日々の中で、「MY LIFE IS MY MESSAGE」という言葉はSTILL有効だと思っています。世界はあなた自身の延長なのです。つーか、あなたや僕そのものなのです。未来をもっと良いものにしたい。そう思っている人(それがミュージシャンであれ、誰であれ)の気持ちの受け皿として、活動は継続しなきゃと思います。諦めたら、負けだ。僕は最後の一匹になったとしてもアベちゃんみたいな考えに屈したくない。いつまでも笑ってたいし、愛すべきアホなミュージシャンとゴキゲンな音楽を届けたいし、あの娘と抱きあってたいし、音楽には力があるってことを証明したい。  それにあたって、組織(というほど大きなものじゃないけど)をもう一度見直し、みんなの気持ちの受け皿としてのメッセージを更新し、新しい船出をしなきゃと思っています。準備には年内、あるいは年をまたぐくらいはかかるかなぁ。気長に見守ってください。いろいろと面倒なこと、整理しなきゃ。  えっと、今年一年だけでもね。タテタカコちゃん、ミチロウさん、高野寛くん、云うまでもなく我らがCHABOせんぱい、ヤイコさん、畠山美由紀さん、CARAVANくん、田中和将くん、高田蓮くん、佐藤タイジ(呼び捨てごめん)、おおはた雄一くん、乱入してくれたLEYONAさん、うつみようこちゃん、高野哲くん、エトセトラ、エトセトラ。これだけのミュージシャンがステージに上がってくれたのです。東京ではなく、各地のフェスでね。  そんな素晴らしい循環を観れなかった人のために、12/26は東京で今年のMY LIFE IS MY MESSAGEの締めくくりになるライヴをやることにしました。出演は以下のメンバー。後日、更にメンバーが追加されまーす。音楽を通じて、みなさんがそれぞれの「MY LIFE IS MY … 続きを読む

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リクエスト受付、終了

10月27日 月曜日 晴れ はてさて。さきほどバンドのメンバーに、みなさんから送られてきたリクエストを転送しました。てな訳で、ちょっと早いですが、リクエストの受付を終了します。たっくさんのリクエスト、ありがとう。 来月頭から始まるリハーサルで音を出して、みんなが送ってくれたアイデアを試します。それから、今日、アルバムのほんとーーーに最後のチェックを終えました。あとは工場で何かが起きない限り、ツアーに足を運んでくれた皆さんは、ライヴ会場で新しいアルバムをいち早く手にすることができます。一般発売はスタッフがフントーしておりますが、12月頭になりそうなので、早く聴きたい人は是非ライヴに足を運んでおくんなまし。 11/12大阪、11/13福岡、11/17東京。チケットが売り切れたって話は残念ながら聞いてないぞ。詳細はこちら。 音を完成させた時点で、かなりエネルギーを使い果たしてるのですが、ここからは宣伝がんばりまーす。聴いてもらわなきゃ意味ないからね。苦手なんて云ってられません。NO REGRETSレーベルはガッツありますけど、スーパー弱小っすからね。 その前に、あまりにも溜まってしまったことをどうにかするべく、数日九州に戻ります。

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AFTER THE SOLAR BUDOKAN 2014

10月26日 日曜日 晴れ INTER FMの特別番組、「AFTER THE SOLAR BUDOKAN 2014」に呼んでもらいました。云うまでもなく愛のモジャモジャくん、シアターブルックの佐藤タイジが心血注いで主宰しているイベント、SOLAR BUDOUKANの今年の活動を振りかえる内容です。ほんとうにね、素晴らしいイベントでした。太陽光によるフェス、ほんとうに力をもらいました。政治家の人、聞いてる?未来はここにあるよ。 DJのDAVE FROMMさんとジョー・横溝さん。ときどき番組を聴いてるから、何だか不思議な感じです。お二人にタイジが加わって、番組は男の子チックに、部室チックに、進んでいきます。 SOLAR BUDOUKANと同じく、ヴァイブス最高。タイジはスタジオ・ライヴで潮吹いてました(爆笑)。もちろん僕もギター弾いたよ。 あ、そうだ。「夕陽へのファンファーレ」からあの曲も初めて電波に乗ったよ! こうやってバカ話をしながら、未来を作っていくのがタイジの凄いところです。リスペクト! INTER FM「AFTER THE SOLAR BUDOKAN 2014」。 11/1(土) 23:00〜24:00 オン・エアです。聴いてね。 出演、ジョー横溝、DAVE FROMM、佐藤タイジ、山口洋

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思慮、山形県某山中にて

10月25日 土曜日 晴れ 移動距離1100キロ、移動時間16時間。丸二日を費やして、僕はその場所に行った。山形県の事業として、福島と山形の子供たちが交流する。ついては音楽を森の中で奏でて欲しい、と。 誰のせいでもない。レコーディングで忙殺されていたとはいえ、僕の思慮が浅かっただけのこと。いろんな意味で、深く考えさせられた。まだまだオレは青かった。今日はこれ以上の記述は難しいなー。 ひとつ嬉しかったこと。昨年中学生だったH嬢がびっくりするくらい大人になっていて、僕の歌を歌ってくれたこと。ありがとう。 帰って、新しいアルバムの最後のチェックを終えた。地面が揺れてる。今日は寝ます。

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FUTURE

10月24日 金曜日 晴れ 人生は有限。明日生きてる保証なんて、どこにもないし、誰もがおぎゃーと生まれた瞬間から、死へのカウントダウンが始まる。明日があるのは当たり前じゃないって、3年間に思わなかった?そして、死はたった一度だけのプレシャスな体験。だからこそ、今を精一杯、ね。 山形への8時間。人には得手不得手ってものがあってね。さまざまな連絡。呆れるくらいの連絡。独立して、誰にも頼らず歩いていくために、いろんなスキルを身につけたけど、人生の残り時間から類推するに、きちんとマネージするシステムを作らなきゃ限界かも。このままだと危ない、つーか決定的に危ない、つまり死ぬかも。僕も老化していくわけで、根性だけでやり抜いてたら、限界だよ。 物事は途中で投げ出さない。って、あたりまえじゃん。そこに乗っかってくるモノはちゃんと整理していかないと。てな訳で、明日もわかい魂に向きあってみます。オレね、未来が見えてきたんです。だから、まだ死ねん。つーか、死なん。

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大沢夏海さん撮影、フォト・ドキュメント、長野県長野市、ネオンホールにて

10月23日 木曜日 曇り 相変わらずネコ・てんてこまい、ヒロシ・きりきりまいの日々を過ごしております。レコーディングで溜まっていたそれ以外の用事が雪崩のように押し寄せてきて、ちょ、ちょっとビビってます。約束していたものはやりますが、ど、どうか新規のものはちょ、ちょっと勘弁しておくんなさい、お代官様。もう、無理DEATH。 今日も大事な用件、完全にぶっとんでました。先方が確認のため連絡してくれたから良かったようなものの。あぶねー。 明日は山形県に行きます。往復1000キロ、泣。でも。福島や山形の子供たちのためにって云われたら、そ、それ断れないっすよ。大人って卑怯。笑。ちょっと反則ーーーーーーー。おじさんの本気を伝えてきます。 ————————————— さて、去る10/19に大好きなネオン・ホールで行われたライヴ。ジ・オーパーツとの共演です。僕はこのバンドのファンなので、志願の乱入を果たしましたが、写真はありません。楽屋にあったズラで変装し、ライアンという芸名をつけてもらってギターを弾きました。いいバンドのゴキゲンな音楽。愉しかったです。お客さんも良かったネ。 今日はネオン・ホールの大沢夏海さん(素敵な名前だね)の撮影によるフォト・ドキュメントをお楽しみあれ。 —————————————————————— ここから先は大沢夏海さん撮影。すべての写真のコピーライトは彼女に帰属します。無断使用しないでねー。よろしく。なっちゃん、ありがとー。感謝MAX!!!    

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フォト・ドキュメント、山梨県都留市高部座にて by 三浦麻旅子さん

10月22日 水曜日 雨 はてさて。去る10/18に山梨県都留市の山村にある高部座で行われた、僕と河口修二くんのライヴ。写真家の三浦麻旅子さんがドキュメントとして記録してくださいました。 写真から伝わってくるものが多々あるので、多くは語りません。人と自然と暮らしと音楽。素晴らしかったです。明日は長野ネオン・ホールの大沢夏海さん撮影の長野版です。お楽しみに。 写真のコピーライトはすべて三浦さんに帰属します。無断使用しないでねー。じゃ、楽しんでください。 ついしん 新しいアルバムでも冴えない中年ロッカーたちを撮影してくれたのは三浦姉だぜ。彼女の入魂の書籍はこちら。   リハーサル チビッコとの抗争 強奪!!!!! 圧勝。 本番   宴 歌う弁護士 翌朝 威嚇ふたたび。

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Message from HW35th

東京某所にある魚さんのスタジオに居ます。 さきほど、HWの新しいアルバム「夕陽へのファンファーレ」に関するすべての作業を終えました。 たくさんの声援に感謝します。 こころからありがとう。 失礼だとは思いつつ、魚さんの少し歳を重ねた背中をみながら、この人と22年やってきたんだなぁ、と思っていたら、流れている自分たちの音楽と相まって、何だか泣けてきました。あのことがあってから、僕らは能天気に音楽が創れなくなって苦しかったけれど、同じ時代に生きる人の暮らしで響くことを願って全力で、本気で、こころを込めて、音楽を創りました。受けとってください。 道中、どんなときもこの言葉がこころの中にありました。こう感じていれば、いつかきっと世界は良くなる。 それが僕を動かしたエネルギーの源でした。 世界はあなた自身の延長であり、世界は複製され、増幅されたあなた自身なのです。by クリシュナムルティー

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