月別アーカイブ: 11月 2013

フライングのお知らせ

11月30日 土曜日 晴れ   みなさん、わんばんこ。  ただいま、必死こいて「地獄アワー」を制作しております。と云うのも、今日はこれから名古屋へ行って、弾丸日帰り。そのまま羽田に行って沖縄というスケジュールのため、せっかくの「地獄アワー」をアップする暇がないことに気づいたのですね。  てな訳で、本日(11/30)の14時頃にフライングで「地獄アワー」をアップして、心おきなく名古屋に行ってきまっくす。楽しんでね。

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出勤 

11月29日 金曜日 晴れ このところ、少しでも時間ができれば自宅の仕事場にこもって、新しいアルバムへの道を一歩づづ、カメのように進んでおります。 自宅に仕事場があるってことはコスト・パフォーマンス的に素晴らしく、何より通勤に時間がかからないってところが優れてるんですが、弊害もあります。 1. どこまでも追求できるがゆえ、永遠にだらだらと作業してしまう。 2. 追求できるがゆえに無駄な迷宮に入ったりもする。 3. オンとオフの境目がはっきりしない。 それゆえ、わたくすの仕事場にはいくつかの掟が存在します。 1. 仕事場のコンピュータには音楽に関するもの以外、何もインストールされていない。 2. 仕事場に行くことは、「出勤」と呼ばれていて、あまりにもダラけた格好では入室しない。 3. 仕事場は電波も悪いので、「出勤中」は携帯を持ちこまない。 4. 「ちょっと疲れたから珈琲買ってくるわ」とわざわざ自分に云って、キッチンに上がり、珈琲を淹れる。 5. 思考がループし始めたら、即座にランニングに切り替える。 6. ランニングの後の2ラウンド目でもラチがあかない場合は、そのアイデアを即座に諦める。 7. 深夜にビールを飲んだら、仕事場には侵入しない。 お前は小学生か。って思わないでもないけどね。さ、走ってこよう。

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Still Life with my GTR

11月28日 木曜日 晴れ 仕事場で新しい音楽に向き合う日々。 ふと、これはガット・ギターだと、いつもの直感が云うので、ケースから出したらヒドいことになっていた。このギターは親父の形見。ごめんち。最後に弾いたのは、えーっと記憶が正しければ「銀の花」のレコーディング。六本木にあったソニーのスタジオ@1992年。 21年の眠りはさすがに長すぎだったようで、弦を換え、ピカピカに磨いてもご機嫌斜め。録音できるのは明日かな? ——————————– 地獄アワーにたっくさんのアイデアをありがとう。みんなのアイデアはキープしてあるよ。ビートルズも間違いなく面白いよね。ウォーター・ボーイズに至ってはオレに語らせろ、なんちゅー輩も出現。それぞれの楽器にスポットをあてるのも面白いだろうね。「洋のひとり飯」って、コラっ。 引っかかったのは「ワル」って言葉でした。なので、今回は希代のアウトサイダーをカタログ的に聴いてもらうことにしました。だって、この時代を生き抜くヒントをたくさん持ってる人たちだからね。唯一無二。他の追随を許さず。逆風の中を自分の意志で生きてきた人たちだもんね。お楽しみに。

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Lonesome day

11月27日 水曜日 晴れ 風の強い海沿いを砂まみれになって、逆風に抗いながら走ってた。21キロ。ほんとにね、何に抗ってんだろう ? Lonesome Day。 えん罪で勾留されていた村木厚子事務次官がどれだけ検察がヒドかったかって話を冷静にしてたんだけど、「特定秘密保護法」みたいなものが、まかり通るとするなら、こんなものを通過させるような政治家を選んだ我々が信じ難いくらいバカだってことだよ。それは僕のせいで、あなたのせいだよ。Lonesome Day。 どれだけ負荷をかけて走っても、怒りが収まらない日もある。でも、ダライ・ラマがこう云ってたんだ。言葉のニュアンスは忘れたけど、「豊か」で「意味のある」怒りもあるってことを。問題なのはそれが「コンパッション = 思いやり」に基づいているかどうかなんだけどね。 Lonesome Day。 なーんてときに、中川敬から電話が鳴ったので、同じことで怒ってんだろうなぁ、と思ったら「ギターのピックアップ」に関する質問だった。あはは。Lonesome Day。 ———————————————– さぁ、気分を換えよう。 「地獄アワー」に関するたくさんのアイデア、ありがとう。引き続きよろしくね。とっても参考になるよ。 「山口洋の作り方?」、こんなん世界に一匹でいいでしょー。昔、よく云われたよ、世界が山口洋だらけだったら終わってしまうって。残念ながら、オレも同意する。「怒りを鎮める」かぁ、走ってもダメなときはどうしたら、いいんだろね? 「HW特集」、それオレじゃない人がイニシアティヴ握ってやった方が面白いかもね。考えてみる。昨日も書いたけど、たぶんオレしか特集しないであろうミュージシャンのこと、紹介するのは意味があるよね。ロニー・レインとかジョン・ケールとか、ウォーター・ボーイズとかテレヴィジョンなんて、そうかもね。 クリスマスね。ぜんぜんいい思い出ないんだけどね。オレは翌日が誕生日なんで、ちっちゃい頃、誕生ケーキは安売りのクリスマスケーキをあからさまに改ざんした形跡があったよ。いつかも紹介したと思うけど、僕はクリス・レアが歌うこの曲が好きだよ。ヨーロッパに行くと、よく流れてる。     で、アイルランド人はほぼ全員がこの曲を歌えると思う。シェーンがなんでこんなにいい曲を書けるのか、良くわからないくらいの名曲。夢を抱えてNYに移民したアイリッシュの夫婦が現実に敗れて、夫婦喧嘩を繰り広げる。そんなときに、警官隊が演奏する(NYの警官はアイリッシュが多い)「Galway Bay」が聴こえてくるっちゅー、ううっ。嗚咽。     で、何となくこの曲を聴いてみたんだけど、先日のポールといい、まったくビートルズってどんなバンドだったんだよって思います。you tube観てて、泣いちゃったよ。ジョン、あなたは素晴らしい。 ————————————————– さ、今年のソロツアーは故郷、九州で締めます。 詳細はこちらに。 12月8日(日) 小倉・GALLERY SOAP 大好きなSOAP。音がいいんだよねー。響きが素晴らしい。ひっさしぶりだね小倉。資さんうどん、喰いにいくぜー。 12月10日(火) 佐賀・Restaurant&Cafe 浪漫座 これまた、ひっさしぶりだね浪漫座 。「佐賀に来てくれないんですね」と泣いてたアナタ。行きますよ。来なさいよ。 … 続きを読む

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days

11月26日 火曜日 晴れ 「特定秘密保護法」に関する公聴会が昨日福島で開かれたのだが、その翌日である今日、衆議院で採決って、それって、すごくね?あんまりじゃね? 福島で公聴した意味はいったい何処にあるわけ?だいたい、福島でそれをやった理由は何なわけ?どこまでコケにすれば気が済むわけ?うーーーー、ガルガルがるるーーー。オレは自分の現場でがんばるーーーーーーー。 ————————————— イラっとしたときは、母ちゃんが作ったものを観る。 「八味」絶賛、試食中。これはね、かつてない味です。ごいすー。まじでごいすー。ひとことで云えば、広い。味が広い。刺激する味ではなく、包みこむ甘さと刺激。愛媛のみかん効いてます。blogじゃ、あんまり盛り上がってないけど、個人的には反応多数。ブラジル在住の友人が帰国時にお土産に持ってかえるーーーとか、ね。八味に地球の裏側で反応してるのが面白かった。   僕のギターを作ってくれているヤイリギター。今回は僕のために、2001年に日本で初めて作られたブズーキを更に改良してくれました。これがね、また職人芸。感激。職人さん、ありがとう。アイリッシュ・ブズーキはもともと50年くらい前にアイリッシュがギリシャから持ち込んだものなのですが、現在の両巨匠、ドーナル・ラニーとアンディー・アーヴァイン、お二人がヤイリのブズーキを使っています。これってかなりゴイスーなことなんだよ。僕がダブリンでドーナルに「わたしをブズーキ屋に連れてって」とのたもうてから、早15年くらいが経過したけど、まさかこんなことになるなんてね。うれしーねー。 地獄アワーのテーマ。 「料理」おもしろいね ! 、「スライド・ギター」それもいいね ! 「他人だと思えない特集」すぐできそうだね ! 「ザ・バンド、ロビー、ウォーターボーイズ」ふむ、僕がやらなきゃ誰もやらなさそうなことはやらなきゃね ! 「博多特集?」それだけはない ! そしてHWのライヴ時のSEについて、何度質問されたことか ! はい。今日は久しぶりに応えるので、みんなでシェアしてちょうだい。 あれはスコティッシュのバンド、Capercaillie のSide Walkというアルバムに入っている「The Weasel」という曲を僕が編集したものです。Capercaillieにはドーナルの弟、マナスが在籍しています。彼もまた素晴らしいブズーキ奏者です。 で、今急に思い出したんだけど、アイルランドはドニゴールにイアン・スミスという素晴らしいミュージシャンが居て、ある日彼に「ヘイ,ヒロシ。オレはソロ・アルバムを作ってるんだけど、是非レコーディングに参加してくれ」と。「喜んで」と、イアンに連れていかれたのが、マナスのスタジオだったのです。やる気マックス。「さー、ぶんぶんギター弾くぜー」と張りきっていたら、イアンのリクエストはハーモニカ。「ハ、ハーモニカ?」。既にイアンにマナス、とどめにドロレス・キーンで一緒に演奏したテッド・ポンソンビーの素晴らしいドブロまで入っていたのでした。アーメン。てな訳で、マナスのプロデュースでハーモニカを吹いたイアンの曲を今日は特別に聴かせてあげよう。 Hometown てな訳で、引き続きテーマを募集中。4649ね。「ワルになる?」いいね ! なんか、鼻の奥がつーんとしたぜ。

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地獄アワー、テーマ募集

11月25日 月曜日 雨   blog上架空音楽番組「地獄アワー」。放送日は毎月1日にしました。コンサートが重なったりする場合は多少前後するかもです。  てな訳で、12月1日放送分のテーマを募集します。どしどし、どうぞ。 

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夢の八味

11月24日 日曜日 晴れ どの道も突き詰めれば、同じところに繋がっております。永年僕らの活動をサポートしてくれている函館の連中は、多くが第一次産業に携わっているのですが、彼らが生産するもののクオリティーはかなり半端ないレベルまで達しているのでごわす。いや、まじで。 その中で、僕と中年暴走族の契りを結んでいる(冗談よ)Y君は北海道産のありえないオーガニックな食材を、彼の独自の技術で乾燥させることによって、保存のきく、更にあり得ない食材の数々を多々創っています。 意外と食にうるさいわたくす。食卓には彼が作った様々な天然調味料(彼が焚いた塩からふりかけ、お茶から油に至るまで)がずらりと取り揃えられております。もうね、これナシでは生きられません。遊びにきたともだちからは、嫁いらずと揶揄されております。黙れ ! わたくす。勝手に布教活動にいそしんでいることがふたつあります。ダニエル・ラノアも使っていた赤い「マレッコ」のアナログ・ディレイ。そしてY君の製品群。わたくすと親しいミュージシャンの間にはこのふたつがじわじわと浸透しております。 はてさて。本題です。 函館チームはずっと「MY LIFE IS MY MESSSAGE」を応援してくれていました。ふりかけ、パン、食材、ライヴ時の飲食の売り上げ、エトセトラ。福島への関心が薄れる中、彼らは更なる支援の方法を考えてくれました。こりゃー、僕らもまっすぐに受け止めにゃいけんと、数回のミーティングを持ちました。 僕が一番気に入っている製品は北海道の七つの材料で作られた「七味」。フツー七味ってそのまま食べられませんよね?でもね、彼のは喰えるんですよ。驚くべきことに。赤唐辛子、青唐辛子、いなきび、マコンブ、フノリ、山わさび、青しそ。すべてオーガニックな北海道産です。 僕は日本中旅をします。そこで出会った本物をひとつドッキングしたらどうだろう?と。白羽の矢が立ったのは、愛媛県八幡浜市で本物のみかんを作り続けるSさん。だって美味しかったんだもん。なーんとY君のルーツも四国なのです。北海道の四国の愛のコラボレーション。夢の「八味」。商品名は、な、なーんと「WILD SIDE」。ラベル張りなどの作業は福島の福祉作業所に委託される予定です。材料費などを差し引いたすべての収益は「MY LIFE IS MY MESSAGE」に託され、福島の復興のために使われます。販売は12/26からを予定しています。 さきほど、函館から試食品が届きました。七味に増して、みかんの皮が絶妙に効いております。いけてるーーー。俺は何もしてないけど。鍋とかに使うとうまそーーーー。さっそく、今晩実験してみる。 みんな、どうぞよろしくね。 @今日の写真はすべて中年暴走族Yくんによるものdeath。

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誰も云わないけど

11月23日 土曜日 晴れ   一番偉いのはたぶん、歯間ブラシ。  彼女の役職の名、知らないけど、いつも励ましてくれて、感謝です。って、こんな記述じゃ分かんねーか。  いつか、気が向いたら書きます。彼女とあの歯科医師が居てくれなかったら、「ロックンロール」って叫んだ瞬間に入れ歯が飛んでたと思います。

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先達のことば、後編

11月22日 金曜日 晴れ 考えごとをしていて、電気でお湯を沸かすためのポットを、間違ってガスコンロにかけてしまった山口洋です。ポットがジミヘンのギターのようにぼーぼー燃えておりました。何ともシュールな眺めでした。 さて。チーフタンズのパディー・モローニさんへのインタビュー後編。ほぼ一年経っても心に残っている言葉がたくさん。 1. 道に迷ったことは一度もない。→ これはゲットーから這い上がってきた某シンガーが「日本人はどうして自殺するんだい?僕らは生きるのに忙しくて、死ぬ暇なんかないよ」と云った言葉とほぼ同義かな、と。 2. 音楽なくして世界はない。→ 僕がつべこべ云うよりインタビュー、読んでみてください。 チーフタンズの共演数多くあれど、インタビュー中にも触れられているライ・クーダーとの構想25年「San Patricio 」(2010年)のドキュメントをどうぞ。音楽、歴史、文化、エトセトラ。ここにはパディーさんの言葉すべてが体現されているぞよ。いくつになっても可能性は無限大だってことを教えられるのです。

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先達のことば

11月21日 木曜日 晴れ 去年の12月、松本にて。チーフタンズのパディー・モローニさんにお会いして、話を聞く機会に恵まれました。偉大な先達が語ってくれた言葉は、今もずっと胸の中に灯っています。 ずいぶん時間が経ってしまいましたが、今日と明日。前、後編に分けてweb上で公開されることになりました。愉しんでね。   チーフタンズを知らない人に紹介するにあたって。 彼らは世界じゅうの素晴らしいミュージシャンと共に(名だたる伝統音楽家からローリングストーンズまで)音楽を創ってきたのですが、今日はウエストポートにあるフルートのマット・モロイさんの店で愉しそうにセッションしている映像にします。 80年代の終わり。決定的に僕をアイルランドへと導いくれたのがチーフタンズがヴァン・モリスンと制作したアルバム「IRISH HEARTBEAT」でした。 それからわずか数年で、僕は前述のマットさんの店に居た訳ですが、物事を世界的な視野で考えることを教えてくれたのも、自分で不可能だと決めつけない限り不可能なんてないことも教えてくれたのも、こういう素晴らしい音楽のおかげなのです。パブにはステージがないのです。云いたいこと、分かるよね?

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