11月24日 日曜日 晴れ
どの道も突き詰めれば、同じところに繋がっております。永年僕らの活動をサポートしてくれている函館の連中は、多くが第一次産業に携わっているのですが、彼らが生産するもののクオリティーはかなり半端ないレベルまで達しているのでごわす。いや、まじで。
その中で、僕と中年暴走族の契りを結んでいる(冗談よ)Y君は北海道産のありえないオーガニックな食材を、彼の独自の技術で乾燥させることによって、保存のきく、更にあり得ない食材の数々を多々創っています。
意外と食にうるさいわたくす。食卓には彼が作った様々な天然調味料(彼が焚いた塩からふりかけ、お茶から油に至るまで)がずらりと取り揃えられております。もうね、これナシでは生きられません。遊びにきたともだちからは、嫁いらずと揶揄されております。黙れ !
わたくす。勝手に布教活動にいそしんでいることがふたつあります。ダニエル・ラノアも使っていた赤い「マレッコ」のアナログ・ディレイ。そしてY君の製品群。わたくすと親しいミュージシャンの間にはこのふたつがじわじわと浸透しております。
はてさて。本題です。
函館チームはずっと「MY LIFE IS MY MESSSAGE」を応援してくれていました。ふりかけ、パン、食材、ライヴ時の飲食の売り上げ、エトセトラ。福島への関心が薄れる中、彼らは更なる支援の方法を考えてくれました。こりゃー、僕らもまっすぐに受け止めにゃいけんと、数回のミーティングを持ちました。
僕が一番気に入っている製品は北海道の七つの材料で作られた「七味」。フツー七味ってそのまま食べられませんよね?でもね、彼のは喰えるんですよ。驚くべきことに。赤唐辛子、青唐辛子、いなきび、マコンブ、フノリ、山わさび、青しそ。すべてオーガニックな北海道産です。
僕は日本中旅をします。そこで出会った本物をひとつドッキングしたらどうだろう?と。白羽の矢が立ったのは、愛媛県八幡浜市で本物のみかんを作り続けるSさん。だって美味しかったんだもん。なーんとY君のルーツも四国なのです。北海道の四国の愛のコラボレーション。夢の「八味」。商品名は、な、なーんと「WILD SIDE」。ラベル張りなどの作業は福島の福祉作業所に委託される予定です。材料費などを差し引いたすべての収益は「MY LIFE IS MY MESSAGE」に託され、福島の復興のために使われます。販売は12/26からを予定しています。
さきほど、函館から試食品が届きました。七味に増して、みかんの皮が絶妙に効いております。いけてるーーー。俺は何もしてないけど。鍋とかに使うとうまそーーーー。さっそく、今晩実験してみる。
みんな、どうぞよろしくね。
@今日の写真はすべて中年暴走族Yくんによるものdeath。
昆布が育ちお塩がとれる海岸、綺麗ですね~。お散歩してみたいです!
生産者の方々、そしてラベルを貼って下さる皆さんの愛がいっぱい詰まっていてとっても美味しそうですね!
『WILD SIDE八味』いただける日が楽しみです!
風味も良さそう♪何に使おうかな・・・。
辛い物が好きな私は何でもふりかけてしまうかも・・・です(^^*)
産地も素材の色も鮮やか!こういうお話を伺うと「日本は本来、豊かな国なんだよなあ」と嬉しくなります。八味の「八」。古代日本が「大八島國」「大八州」「八島」と表現されたように、日本人にとって「八」という数は特別な聖数なんですね。「八百万の神」とか。なので八つの味は宇宙的でとってもパワフルな感じがします。食べたいー
美しい。色、形、込められた気持ち、すべて。
ほんに、うまそー。