先達のことば、後編

11月22日 金曜日 晴れ

考えごとをしていて、電気でお湯を沸かすためのポットを、間違ってガスコンロにかけてしまった山口洋です。ポットがジミヘンのギターのようにぼーぼー燃えておりました。何ともシュールな眺めでした。

さて。チーフタンズのパディー・モローニさんへのインタビュー後編。ほぼ一年経っても心に残っている言葉がたくさん。

1. 道に迷ったことは一度もない。→ これはゲットーから這い上がってきた某シンガーが「日本人はどうして自殺するんだい?僕らは生きるのに忙しくて、死ぬ暇なんかないよ」と云った言葉とほぼ同義かな、と。

2. 音楽なくして世界はない。→ 僕がつべこべ云うよりインタビュー、読んでみてください。

チーフタンズの共演数多くあれど、インタビュー中にも触れられているライ・クーダーとの構想25年「San Patricio 」(2010年)のドキュメントをどうぞ。音楽、歴史、文化、エトセトラ。ここにはパディーさんの言葉すべてが体現されているぞよ。いくつになっても可能性は無限大だってことを教えられるのです。

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先達のことば、後編 への2件のコメント

  1. もりばん より:

    インタビュー前後編、かみしめて読まさせていただきました。50年のキャリアから滲み出る言葉は、彼の演奏同様深く優しく、そしてプロフェッショナルそのものでした。素晴らしいインタビューをありがとうございました。
    自分も「Irish Heartbeat」を入り口にアイリッシュトラッドの深みにはまったクチですが、どんなスタイルであれ「音楽」を奏でているのは「人」そのものなのだなあ、と。改めて実感。
    僕も「我が道」を行きます。

  2. kumiko より:

    アイリッシュとパブの結びつき。
    人々はフレンドリーであり音楽、
    ダンスも心地よいリズムを奏でています。
    その反面背景にある歴史の重み…結束とも言える深いものを感じました。
    アイリッシュ音楽は普段の暮らしの中に流れている。人々を繋ぐ伝統文化の伝承がある事を知りました。洋さんの音楽スタイルと繋ぐものがありますね。アイリッシュ音楽を知らない私ですが興味深く拝見致しました。また一つ引出しが増えそうです。有難う御座いました。
    そして日本にも伝承すべき新相馬盆歌が生まれて嬉しく感じます!

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