BOWLに行く

2月26日 木曜日 曇り

ボウルは僕の夢。ほぼ4000メートルです。頂上にある巨大なすり鉢のようなものがボウル。スキーでは何度も行ったことがあるけれど、スノーボードでは初めて。今日だろ! お前ならできる。といつもの直感がね。おっしゃるのです。スノーボードはまだ2年目。骨折して、無理かと思ったけれど、どうしても行きたかった。ボウルは今年の目標だったから。我ながら、諦めない。しつこい。笑。そのために修練を積んできました。人に云ったら止められるから、云わない。笑。

ボウルへは強風が吹きつけてくる峰の稜線を自分の足で登らねばなりません。空気は薄いし、稜線の幅は狭いところでは1メートルありません。落ちたら、って考えたことないけど、落ちたら、、、、、終わりです、たぶん。ランニングで鍛えた僕の心肺をもってしても、まじ、しんどい。頂上まで登ったなら、自然のままの急斜面を滑り降りてきます。これがまた、どえりゃー凄い風景。言葉にすると陳腐だなぁ。

危険をおかして、体力と金と時間使って、一体何がやりたいんだろう?って正直、自分でも分からないっす。でもね、何ものにも代え難い。精神力、体力、滑る技術、判断力、エトセトラ。自分の持っているものすべてを動員して、不可能を可能な方へと引き寄せていく。それがたまらないのかなぁ。生きてるぜーーーーーーーーーーーー、生きてるって素晴らしい。年齢?ぜんぜん、関係ないすね。一体何人に云われたことか?不可能だって、自分で決めたら、いつだって不可能す。それは自分で決めます。これは自分のLIFEですから。

朝の長距離バスに乗って、違う山へ。

朝の長距離バスに乗って、違う山へ。

この山の頂上部分がBOWL

この山の頂上部分がBOWL

アヴェレージのピッチ(平均斜度)は45度を超えます。初めて下を見ると垂直に感じるす。

アヴェレージのピッチ(平均斜度)は45度を超えます。初めて下を見ると垂直に感じるす。エクストリームの世界。

アホはオレだけじゃなかった。雪上車で運ばれていく世界からやってきた酔狂なドナドナたち。

アホはオレだけじゃなかった。雪上車で運ばれていく世界からやってきた酔狂なドナドナたち。

この峰の稜線を登るです。

この峰の稜線を登るです。

両サイド、崖。

両サイド、崖。

心臓が

心臓が

口から出そうす。

口から出そうす。

てか、こんな状態で写真撮ってるオレ、偉い。

てか、こんな状態で写真撮ってるオレ、偉い。

美しいって感じる余裕はまだある。

美しいって感じる余裕はまだある。

そして、また登る。

そして、また登る。

これはスノーボード?登山?自己鍛錬?いったい何?

これはスノーボード?登山?自己鍛錬?いったい何?

いつもの山が反対側から見える。

いつもの山が反対側から見える。

お約束。死んでも知らんぞ。

お約束。死んでも知らんぞ。

もうちょっとだ。

もうちょっとだ。

頂上です。3777メートル。私がタバコを止めたのはここです。

頂上です。3777メートル。私がタバコを止めたのはここです。

ガスってきたので早めに帰ります。

ガスってきたので早めに帰ります。

まだ雪面の情報は目からのものが殆どなのです。見えないのに崖を滑る勇気ないす。

まだ雪面の情報は目からのものが殆どなのです。見えないのに崖を滑る勇気ないす。

帰るぞ。

帰るぞ。

美しい。

美しい。

どりゃー。

どりゃー。

生きて帰るどー。

生きて帰るどー。

パウダーの至福。

パウダーの至福。

人生は

人生は

素晴らしい。

素晴らしい。

ありがとう。

ありがとう。

また来年。もっと上手くなって帰ってきます。

また来年。もっと上手くなって帰ってきます。

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BOWLに行く への9件のコメント

  1. mabotofu より:

    いぇー。かっこいー。

  2. やまちゃん より:

    やまちゃん、しっこい!命のスペアはありませんよ。その前にネツクを握る左手首のスペアもありませんよ!今回のoccasion は、your decision point の案内板を見るまでもなく、100%自己責任の行動だと思いますよ!もしかの時、まさかの場合、やまちゃんは、何も弁明できないし、言い訳するつもりもない覚悟での事でしょうが、常日頃、゛My Life is My Message ゛と言っている事を考えると、自分の人生だから、自分の勝手でしょうではないはずです。やまちゃんは、すでに、多くの人々と、繋がっているし、その繋がりの中で、生きているのです。それは、人間、等しく、同じです。生き続けていく以上、その関係性のなかで、弁明し、言い訳して、生きて行かねばならないのです。・・・私は、mission 達成、おめでとうなんて、絶対に、言いません!!!

  3. saw より:

    とうぜん、山口さんはギターが弾けなくなっても音楽ができなくなっても死んでしまっても、それはそれ、と覚悟の境地でのことと思っています。
    そのとき僕らがそういった境地でそれを受け入れられるかはわかりませんが。

  4. ミトン より:

    帰ってきてください

  5. MDTY より:

    山口さん、自由に!!

  6. まりぼう より:

    山口さんの人生は山口さんのものだと思います(*^_^*)もちろん、無事に帰って来てほしいとも思ってますけどね!

  7. 桃子 より:

    「胸が震える」ことが出来るって、そうないです。読んでいてドキドキしました。
    bowlで生き返りましたね!!

  8. こびど より:

    山口さんのライブだけは安心して楽しみたい。
    ただ、その一心なのです…。

  9. 山姥 より:

    山口さんは強いですね。ちゃんと山に拝んでね(^-^)v

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