日別アーカイブ: 2014年7月29日

レコーディング航海日誌#015

7月29日  火曜日 晴れ アドレナリンを調節するために、夜な夜な繰り返し読んでいる本の中から、イーノの発言を抜粋。 ———————————————- ウォークマンは音楽を持ち運ぶことができるが、孤独をもたらした。もちろん独立した個人であることは素晴らしい。しかしこの耳栓は「邪魔しないでくれ」というメッセージを発している。25年経過して、全ての顔はコンピュータの中に埋もれている。(同意。全ての顔はスマートフォンの中に埋もれている – 筆者加筆) 全ての耳はイヤフォンで栓をされている。挨拶の習慣が失われつつある。仕事で企画書を仕上げているのでもない限り、そんなことはやめるべきだ。明るく楽しそうな感じで誰かの目を見つめることは、決して時代遅れになってはいけない。 ——————————————— 今日はマネージャー様と打ち合わせ。いくつかの重要な決断。そして渡辺圭一からメール。「何かやることある?」。ありがとう。音を聞かせられる状態になったら、送るからヴィジュアルのイメージを考えておいて欲しい、と。それでこそ、バンドだね。ふぅ。 ——————————————– 私たちに起こる最悪なことは、死ななければならないということだけだという。そして、それは私たちの避けられない運命だからこそ、私たちは自由なのだという。すべてをなくした者は、恐れるものなど何もないのだ。(若い頃のバイブル – 筆者注) by カルロス・カスタネダ – – 意識への回帰 ——————————————— アナスタシアが空へと旅だって5年。とっても暑い日だったね。某徹子さんがたったひとりでやってきて、こころから祈っていた姿が忘れられない。あんな魂に僕はなりたい。ひょっとして、僕の人生でいちばん美しい瞬間だったかもしれぬ。 ——————————————– 若さという無反省はとんでもなくタチが悪い。隠しても君の目にはぜんぶ書いてある。狡猾さと打算が目の奥で光っている。それは輝きではなく、若さという腐敗だよ。テキトーなことを僕に云うんじゃない、下心で生きるんじゃない。こころで汗をかいてみるといい。 僕は63歳の少年に会ったことがある。君は20歳そこそこの老人のようだ。気高くあれ。たくさんの辛い経験を乗り越え、それでも気高くあろうとしたものだけが獲得できる若さがある。その魂は多くの魂を結果的に救うことになるんだよ。 と書いたところで、ラジオから「悪魔を憐れむ歌/ミック・テイラー加入直後のライヴヴァージョン」が流れてきた。タイムリーすぎる。

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