ネコの日

2月23日 金曜日 雨

ネコの日だったんだってね。

犬もネコも大好きです。インスタのおすすめに上がってくる写真はネコかバイク。笑。決して楽器じゃない。僕らの仕事は飼えないからね、、。旅に出たら、ネコが可哀想じゃん。

ブラフマンのコーキんとこのネコたちと、最近ともだちになった山田くんとのネコたちはもはや他人(他ネコ?)とは思えないというか。毎日見てるから。実際にあったら、ドキドキすると思うよ。

うちは離散家族だったので、大学生の頃から実家にほぼ一人で住んでたんだけど、飼ってたネコの世話はそのままわたすがやっていたので、ネコ2匹と暮らしてました。

2匹とも野良ネコの成り上がりで、どーしても家に入れてくれって感じでぐいぐい来たので、気づいたら飼ってた、みたいな。昔は野良ネコもたくさんいて、2匹以外に外でも餌だけを食べにくるネコが3匹くらい入れ替わり立ち替わりいたな。

高校生のある日、近所の空き家の物置に段ボールに入った子猫が5匹捨てられててね。にゃーにゃー鳴いてて、素通りできなくて。おかんに頼み込んだけど、うちに2匹いるからぜったいダメだと。仕方ないから、学校の行き帰りに牛乳持っていって飲ませてたんだけど、毎日1匹づつ死んでいく。たまらなくて、それを親友に相談したら、「お前が殺してるんだ」って言われて、頭に血が昇って、奴を追いかけて、お寺の境内でボコボコにして1年くらい口きかなかった。子猫に牛乳やっちゃダメだって知らなかったオレが悪いんだけどね。

でも、あれはどうしたらよかったんだろう。って、今でも思う。自分の手に余ること、確かにやっちゃいけないけど、あのままじゃ死を待つしかないもんね、、、。「子猫もらってください」って張り紙して、あちこちもらってくれる人探したんだけど、間に合わなかった。

なこともあって、オレのところにはネコが現れないのかもね。てか、あんな存在を捨てられるやつの気持ちがわからん。

今でも動物は向こうからやってくるだろうと思って暮らしてる。っていうか、ペットショップでお金を払ってってことは性格上できないんで、いつかやってくるだろって、思ってるうちに、今飼ったらオレの方が先に死ぬんじゃねーか、みたいな年齢になってしまったというか。うちはペット禁止なんだけど、そんな事態になったら、大家さんに泣きつく覚悟だけはとっくにできてんだけどね。

前述の2匹とも、オレの腕の中で死にました。2匹とも20年生きたから立派なネコ。もう他人の手に渡ってしまった実家の庭に埋めました。その事実を知ってるのはオレだけだけど。キャットフードなんて充実してない時代だから、毎日魚屋で安い魚を買って食べさせてたのがよかったのかも。でもやつらにチュールは舐めさせてやりたかったな。

 

名前は「にん」。

こいつは「うに」。

さて。

年始から全力で走ってきて、ようやく曲を書く時間を持てるところまで辿り着きました。ほんとうは一番最初にやりたいことなんだけど、それが最後になってしまうのは、現代を生きるミュージシャンとしては仕方がないことなんだよね、、。

親父が遺してくれたガットギターでずっと避けてきた難しい和音に取り組んでます。今更だけど、ガットギターでいい音出すのがいちばん難しいっす。まだまだある伸びしろ。はて、どこまで行けるかな。

山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」
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よろしくね!!

 

 

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ネコの日 への5件のコメント

  1. のり より:

    長いこと飼い猫の写真を身近に置いているのは素敵ですね。
    僕も老後に猫を飼いたいと思っているのだけど、ペットショップでは買わないと決めております。僕もそういうのダメなタイプ。
    子猫が箱に入っている状況は好ましい状況ではないけど、野良との出会いがあれば一番かなぁって思ってます。最近ノラも少なくなった気がしますが。。
    あとは老後縛りだから7〜8歳くらいの保護猫ってのもアリかなとか思ってます。
    ホント自分の方が早く死んじゃう可能性ありますから!
    ガットギターの新曲楽しみにしてます。

  2. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんにちは。

    うちも夫婦でした猫大好きです。夫は犬は苦手ですが、私はチワワが好きです。猫みたいなところ、ありませんか。

    もう30年も前、実家に集まっていた野良猫たちを思い出しました。その中にやはり一匹、異常に人懐っこい子がいて、親に内緒で部屋に上げ、一緒に寝ていました。

    気ままな子でしたが、膝の上に乗ったら、降ろしても降ろしても乗ってきて
    喉を鳴らす、本当に可愛い子でした。

    私の帰る足音を聞き分け、どこからか迎えに出て来てくれる(←それは私の都合の良い解釈で、本人は餌が欲しかったのかもしれませんね)子でもありました。

    ある日忽然と姿を消し、それっきりになってしまったのですが、当時、姿を探しに歩いても見つからずに、私は塞ぎ込みました。

    あんよちゃん(←名付けました)のことを忘れたことはなく、今も逢いたいです。

    地域猫っていますよね。今は彼らの通り道に水を張ったトレイを出しておきます。今日も寒空のもと、お外で頑張って生きている子たち。せめてお水くらいは、と思います。

  3. ながのしのしろし。 より:

    私も最近ガットギターです。腱鞘炎のせいもあるのですが。
    16でエレキから始めたのですが40歳くらいの時¥3,000のガットに出逢ったのがその魅力に気付かされたキッカケです。70年代の日本製のシダートップ(SHINANO GUITAR製の廉価品)で、どう考えてもタメシビキしても価格と釣り合わない。店主に尋ねたらなんでも本器の所有者のお子さん(と言っても恐らく私より年上)から持ち込まれた委託品。他界された親父様が大切にしていたであろうこの楽器、お子さんギターに初チャレンジしたが全く駄目。ただウチで眠らせておくのは忍びない。儲けになどならなくて良いからどなたか弾ける方の手に、と持ち込まれたものでした。音とそのストーリーに感動しその日に連れて帰りました。財布カラッポ。フレット浮きしていたのですがリフレットまでする価値無いとそこの主。アロンアルファで応急処置して使ってましたが数年前他店でリフレットその他リペアしました。状態良くしておけば私が旅立つ時はかつての安物も価値が出てまた誰かの手に旅立つ事が出来るだろうと。

    我が家にもネコが六名様おり、もう御一方外ネコがいましたが最近旅立ったようです。彼らさえ眠っている時間に仕事に出掛け、掃除機をかけ、身の回りの御世話をさせていただいてる日々。その合間に音楽を。昭和60年に御一方あらわれ私がうちの中に上げたのを皮切りにいったい何人見送ったか。近所にチクられ保健所が来ましたが避妊去勢おトイレその他完備でむしろ感謝されました。私のようなボンクラがいまだに喰いッぱくれなく生きてられてるのは彼らのおかげ。実はイヌ派なんですが。
    長文駄文失礼致しました。

  4. のえりあむ(奈良) より:

    ずっとガットギターが気になっているのですが、山口さんおすすめのメーカーとかブランドってありますか??

  5. fujiiku より:

    猫の思い出は沢山ありすぎて書けません。実家にはまだ7匹いますが私の事を覚えているのは一匹だけになりました。旅立っていった猫たちは私がギターを弾くのが嫌いだったようでギターを弾くとすぐに逃げてしまいました。洋さんの猫たちは大丈夫でしたか?

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