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HW SESSIONS 2025 vol.25/23(金) 横浜 THUMBS UP
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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
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日別アーカイブ: 2025年4月8日
その境地、Recording day#012
4月8日 火曜日 晴れ ベースを弾いています。HWはベースレスなのだから、極力ダビングしないようにしているのですが、どうしても「少しだけ」必要なときは僕が弾くことになります。オケの最後に弾くベースって、なかなかに難しくてやりがいのある作業です。 いまどきのベーシストは(フリー以降特にそうだけど)どれだけ音符を刻めるか、に命を削ってる感がありますが、僕の中では逆です。ベースはいかに弾かないか。つまり音符の長さでノリを出せる人が素晴らしい。ジェイムズ・ジェマーソン、キャロル・ケイ、ドナルド・ダックダン、細野さん、もちろんチャーリー・ヘイデン、番外編でビル・ワイマン、なんと言ってもポール・マッカートニー。 ポールのベースは1番と2番がぜんぜん違う、なんてザラにあります。しかもジョージ・マーチンからストリングスやホーンのアレンジを学んでからは、ベースがそういう役割を果たしていたりします。例の「Get Back」で「Get Back」をベースを和音で弾いて作曲しているのを見て、わたすは倒れました。凄すぎる。笑。 ある事情で(バレバレか笑)うちには素晴らしいベースがたくさんありますが、僕が好んでるのは60年代のビザールものか、バイオリンベース。ヘンなベースが好きです。それにもちろんフラットワウンド(音が伸びない)が張ってあります。この前福山でお店のオーナー、ユウさんのベースを弾いたんだけど、ちょっとクセになりそうだったな。ベーシストとしてのオファーもお待ちしております。いちばん嬉しいのはドラムだけどね。笑。 ところで。M.Wardのチケット、おかげさまで随分動いたそうです。残り僅かだそうなので、急ぎどうぞ! 甚だ出来の悪い弟分のマサシからスティーヴ・クーニーの新作が届きました。マサシはいつも人生の迷子だけど、とっても音楽のセンスがいいんです。(たまには褒めておく) スティーヴはもう20年以上前だけれど、何度か一緒に演奏させてもらったことがあります。その頃の彼は「音楽の猛獣」みたいで、マルチプレイヤーでもあり、その力量に圧倒されることがほとんどでした。でも、オーストラリアからアイルランドに移住して、かの地の音楽をほんとうに血肉として自分の身体に刻もうとしている姿ははっきりと覚えています。全身で全力で生きる人。すべてを音楽と愛に捧げた人。ある種、自分と似通った何かも感じていました。 下衆なことを書きたくないけれど、彼が亡くなったシンニードの三番目の夫だったり、メンタルが不調だったり、いろんな噂は聞いていたけれど、彼ならきっと音楽に乗せて便りを届けてくれると思っていました。 そして約20年。マサシがどうしても僕に聞かせたいと。 感動しました。深い深い祈りの音楽だったからです。辿りついた73歳の境地。 1600〜1700年代のアイリッシュハープのために書かれた曲をギター1本で伝えてくれます。部屋になんともいえない空気が拡がっていきます。昨日1日、ずっと聴いていたけど、こころが洗われます。正直、泣きました。 このアルバム。マサシがどうやって手に入れたのか不明だけれど、簡単には買えません。でも、それがいい。僕はどうしても聞かせたい人が数人いるから、買います。そういうのもアンテナにひっかかったら、ぜひ自分で探してみてください。 そのアルバムとは違うけれど、近年の彼の演奏を紹介しておきます。美しい。ほんとに美しいです。 マサシ、ありがとう。そろそろ迷子は飽きなさいよ!