3月31日 木曜日 晴れ
ミレニアムという言葉がさかんに使われていた頃だったと思う。
記憶が正しければ、浜松のお寺でのライヴに彼は現れた。聞けば、ヤイリ・ギターの職人で、僕のブズーキを作らせてくれ、と。当時、日本でその楽器を使っている者はほぼ居なかったし、僕のブズーキも師匠ドーナル・ラニーの紹介で、アイルランドで購入し、持ち帰ったものだった。彼は痩身で無口なのに、意志だけはやたら強かった。九州人にありがちな無駄に頑固なキャラクターにも好感を持った。僕は酔っ払って、たしか彼に演奏を強要したけど、楽器はあまり上手くなかった。どうでもいいか。笑。
彼は長崎で生まれ育ち、音楽に興味を持ってから、僕がやっていたラジオ番組(超深夜だったのだが)を電波が届くところまで出かけて行って聴いていたらしい。昔からやたら意志だけは強い。笑。
話はブズーキに戻る。日本に持ち帰った僕のブズーキを参考にして、日本で初めてのブズーキがヤイリ・ギターで作られた。何度も改良を重ね、メイド・バイ・ヤイリのブズーキは今やドーナル・ラニーとアンディー・アーヴァインという2人の巨匠が使っている。よく考えたらすごい話でしょ?彼の情熱、それを許した先代の社長矢入さん、そして職人たちのスピリット。情熱は円環を描くんだよ。いつか、伝わるんだ。愛と感謝を忘れなければね。てか、それが分からない奴のギターは嫌いだ。聴けば分かるよ。
僕がライヴで使っているギターは2002年に彼が相談に乗ってくれて創られたものだ。今まで何度も書いてきたけれど、ヤイリは永久保証だからね。これだけ過酷に使ってきたけれど(世界で一番過酷な使われ方をしたヤイリ・ギターかも)、ネックが反ったことなんて、一度もない。何よりも、何度も工場に行かせてもらって、あの職人さんたちの仕事を弾かせてもらってるって想いがある。誰よりも独創的な音を、世界レベルで出したいと思ってる。昔も今も、これからも。
その男、小川浩司。独立しました。ブランドの名前はVINCENT。第1号のカスタム・ギターが僕のために創られました。たぶん、生涯最後のメイン・ギターになる気がします。イノセントで真っ白なギター。生娘。こんな極悪な男に抱かれて可愛そう。笑。名前をつけたけど、それは秘密。
独立したと云っても、ヤイリとのリレーションはしっかり残っています。そして、ロゴと明日開通するウェブ・サイトが少しダサい(ごめん)。デザイナー紹介しようか、と言いかけて、言葉を飲みこみました。だって、この方が小川くんらしいからね。
小川くん、独立おめでとう!これからも極悪なオレのギターをよろしくたのんます。君が居てくれて、オレが居るんだよ。恋人か!いつも、ありがとう。
ウェブサイトは4月1日、オープンです。じゃ、オレの新しいギター。VINCENT。キャプションなしで見てね。4/4のライヴから使うぜ。聞きにきてね。
吉祥寺、楽しみです〜!
ワクワクしています。
浜松?お寺!?ライヴ!!
洋さんは、浜松には縁もゆかりもないものだと思ってました。職人さんとのご縁。今に繋がっていて、そして、世界にも。そのお寺は、パワースポットかなぁ。(笑)
無垢な彼女のギター音。どんな感じなのかなぁ? 優しい音から、少し荒々しく・・・。ライヴ益々楽しみです。
ニューギターでのライブ楽しみですね。
トップは厚めの直ぐには鳴らない、育てがいのあるギターなんでしょうね。どんな音がするのかな。豊橋のライブ行きたいのですが仕事しだいです。なんとか行きたいすっ。
おお、ニューギター!楽しみ。
PUはL.R.Baggs Anthemなんですね。アンダーサドルピエゾと特殊なコンデンサーマイクのデュアルのいいPUですな。プリアンプとコンデンサーマイクに給電するんで電池寿命はやや短めのようですので、ライブで使い倒すヒロシさんはお気をつけを。
吉祥寺スタパでのリクエストです。
今年に入り、仕事がかなりヘビィな状況です。
日々、頭の中で鳴り響いています。
魂を燃やし続ける為の一曲。
明日のために靴を磨こうを
ニューギターでお願いします!
うおーーーっとーー!!
こんなカワイコちゃんに、やさしくて甘ーーーいメロディ
奏でてもらいたい!
「きっといつの日にか 鳥になって生まれ変わり
この世界を駆けぬけてみたい…」
日々の暮らしの中で、ときどきこの曲に元気と勇気をもらってます。
【Sweet Revolution(No.95)】 ♪大阪で聴きたいっす。