HW SESSIONS

5月4日 土曜日 晴れ

横浜、サムズアップの26周年をバンドで祝う。

なにが祝いになるかって、チャレンジだとオレは思った。いや、マジで。

16歳の頃からバンドに憧れてた。ミュージシャンになりたいんじゃなくて、バンドマンになりたかった。だから、そうなろうと努力した。そんなガキは山のようにいたはずで、この歳まで続けられることが、どれだけ幸福なのか身に染みて知っている。

だから、もう夢は手に入れてる。

でもね。やってもやっても、どこにもたどりつかない。たぶん一生たどりつけない。だから、ミックとキースはステージに立つんだと思う。ブルースを背負って。じゃなきゃ、そのモチベーションが理解できない。笑。

世界がオレにバンドをやってくれと頼んだわけじゃない。だから、燃えたぎる、マグマのように込み上げてくるものが必要。オレたちにはまだそれがぜんぜんある、というか。減りはしない。込み上げてこなくなったら、即引退。

ビンボー、鳴かず飛ばず、孤独、野垂れ死の不安。ぜんぶ上等。そもそも、バンドマンなんてそんなもんだよ。

でも、好きなんだよ。だったらやるか、やらないか、だけ。

やるからには誰も到達できない領域を目指す。オレたちは決めたことはやらない。特にセッションはね。誰かの音に反応して、中空に風景を描く。音楽家は魔法使い。サリーちゃんじゃなくて、パパの方ね。笑。

昨日はコアなファンがほとんどだろうと踏んだので、思いっきり好きなことをやらせてもらった。それが礼儀だと思ったから。どんだけ伝わったか不明だけど、音楽って、バンドってすげーーーーっ!って感じてくれて、日々の暮らしに役立ててくれたら、嬉しい。

無じゃなくて空。空っぽだから、湧き出てくる。それが音楽。

来てくれて、ありがとう。

サムズアップ!最高のハコだよ。オレは彼らの理念もスタッフたちも絶品のハンバーガーを焼いてくれるシャチョーも大好き。かけがえのない仲間たち。26周年おめでとう、そしてありがとう!!

 

ついしん

イチイチ言わないけど、オレたちのライヴ(オレのソロも含む)は撮影禁止だから。今度見つけたら、払い戻した上で退場してもらいます。音楽は君のこころのハードディスクに刻むこと。君の行為が周囲の音楽ファンを不快にさせていることを忘れないように。外タレがどうであろうと、オレたちは自分たちのルールを作る。「スマホの電源をお切りください」みたいなアナウンスはしないから。大人でしょ?

 

このところ、自分で焙煎してるって人からコーヒーをいただく機会が増えた。このコーヒー、飲んでくださいってのも。オレ、コーヒー大好きなんで、ほんとに嬉しいです。それぞれこだわりがあって、感激しながらいただいてます。

ありがとう!!

 

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HW SESSIONS への10件のコメント

  1. Tomo より:

    久しぶりのサムズアップでした。
    HW、やっぱり凄い。頭の中に蓄積していた石が砕け散りました。ありがとう、ありがとう、って何度も叫んでいました。

  2. fujiiku より:

    昨日気迫の溢れる演奏楽しめました。ありがとうございます。やり直しの曲も両ヴァージョン甲乙つけがたいものでした。SESSIONSならではですね。

    良い席に座れ ギターテックの方々の素晴らしい仕事ぶりも見る事ができました。素晴らしい仕事ぶりでした!

    サムズアップの皆様26周年おめでとうございます。そしてありがとうございます。
    これからも良い音楽を楽しませてください。

    遅れましたがポール・オースターの死去本当に残念です。全ての作品を読んではいませんが大好きな作家でした。ポール・オースターも洋さん経由でたどり着いたのかな?ありがとうございます。

  3. 放射線1号 より:

    山口さんは興味ないかもしれませんが、今日はSTAR WARSの日でして、May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)のMay the Force とMay the 4th (5月4日)をかけた語呂合わせから来ています。

    今日の日記の「だったらやるか、やらないか、だけ。」という一文に、「Do. Or do not. There is no try.」というヨーダの名言を思い出し、妙に嬉しかったです。
    くだらなくてすみません。

  4. 福山ひかる より:

    素晴らしいLIVEの翌日。
    横浜から地元に帰ってきたら
    日常、が別の色に変わって見えました。
    生きる糧をありがとうございます。

  5. アキラ より:

    何と言ったらいいか分からないけど、今日のブログに心からありがとうございます。

  6. Masako より:

    マグマが噴火するような、池畑さんのドラム凄かったです。タンバリンも初試み。楽しかったなぁ。年末のHEATWAVEでの新譜の発売を楽しみにしてます。魚さんのアルバムもGETしなくっちゃ。磔磔も楽しみです。山口さんの歌声が進化するか、楽しみです。
    撮影は、お店の方から禁止って貼り紙とかしてもらってください。地方は、みんな撮ってますよ。撮ってもいいミュージシャンもいますから、そのへんは穏便に。

  7. 風にハモ太郎 より:

    HEATWAVE SESSIONS。横浜Thums Upの26周年記念のライブは最高という言葉しかみつかりません。新曲は”1粒で2度美味しく”(→某お菓子メーカーのロングセラー商品から拝借)、代表曲のあの曲には、いつもより上へ下への操縦飛行にスリリングと安心感という相反する乗り心地を体験。SESSIONSは「試運転」ではないのはわかっていますが、このまんま公道(リリース、ですね)へでていただきたい!おっと、その前に京都磔磔がありますね。ワゴン車(VANでしたか?どんとさんのハイエースを思い出します)からの中継も楽しみにしておりますが、ソロツアーで持ち帰ったお土産は再びSESSIONSという形でお披露目して欲しいです。

  8. カズソウル より:

    私も、山口さんのこのブログに、すこぶる力をいただきました!「でも、好きなんだよ。だったらやるか、やらないか、だけ」。ありがとうございます!!!

  9. のり より:

    個人的には撮影禁止のアナウンスはした方が良いんじゃないかなぁ?って思います。
    いま某ジャズ漫画を読んでいるんだけど、ライブのシーンで客が演奏に衝撃を受けると当たり前のようにスマホを取り出して撮影し始めるってのがありました。
    それを見た時「あれ?今ではこうするのが普通なの?」って思いました。
    まあその漫画は名を売らないといけないって事でSNSは格好のアイテムではあるから状況は違うとは思うけど。。
    今回撮影をした人の年齢は分かりませんが、もしかしたら今時の感覚の人なのかもしれませんよ?
    僕らオジサンの世代はコンサート(ライブ)は録音撮影禁止と必ず言われてた世代だからそういう行動には多少のストッパーが働くような気がするし、撮影という行動に嫌悪感が出るのかなとも思います。
    いつもこのブログを読んでいるファンにはヒロシさんが嫌っている事が伝わっているけど、初めてライブにくる人やこのブログを読んでない人には言わないと伝わらないかもしれません。
    演者やコアなファンが嫌な思いをする前に一言アナウンスした方がベターなような気がします。
    「自分たちのルール」は全く問題ないと思います。

  10. トムトム より:

    Thumbs up。
    いつものように、いつもの席でチーズバーガーを頬張りながら、HWに浸れる幸せ。新曲テイク2、最高でしたよ!

    周年記念Tシャツも購入したし、さりげなくサムズさんも応援させて頂きます。

    26周年、おめでとうございます!

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