カテゴリー別アーカイブ: blog上架空音楽番組 「地獄アワー」

「blog上地獄アワー、第十一回。北のまほろばを行く」特集

4月30日 水曜日 雨 ぱんぱかぱーん、ぱにゃにゃーん(ジングル)。本当は毎月1日にお届けするこの番組ですが、明日は九州の山中深くに潜伏するため、1日前倒しアワーです。 まずは1曲。これはね、先日CHABO先輩とラジオをやらせてもらった時に教えてもらいました。僕はアレックス・チルトンがオリジナルだと思ってましたが、実はそうじゃなくて、CHABOさんが中学生の時にRonny & The Daytonasがヒットさせたんだそうです。何と日本語のカヴァー・ヴァージョンまであって「オレのGTO、イカしてーるーぜ」みたいな歌詞だった、と。そうだったんだー。50になっても、近所の偉大な先輩から音楽教えてもらってる感じがうれしーです。なので、みんなにおすそわけ。オリジナルは番組でCHABOさんがかけてくれたんで、こっちはアレックス・チルトンのノリノリ・ヴァージョンでどうぞ。いい曲だよ。   じゃ、もう一1曲。 私事で、今月アイルランドに行ってきました。そこで音楽の師匠アンディー・アーヴァインにたいへんお世話になったんですが、彼の1977年の映像を。僕はここに映っている3人と個別に演奏したことがありますが、恐るべき探究心に改めて感銘を受けます。ごいすーにも程があるっつーか。ってか、アンディー、この楽器何?いちおう説明しておきますと、あとの2人はドーナル・ラニーとポール・ブレイディー。これね、旋律がパーフェクトに身体に入ってないと演奏できないんす。超変拍子。うーん、でもやってみたい。   ————————————————- さて。ここからは「勝手にARABAKIと連動企画、北のまほろばを行く」です。 数日前の自分のblogから引用します。 ————————————————- ARABAKIの情熱の主から「北のまほろばを行く」ステージを任されたとき、責任重大だと感じました。俺は九州人だし、ホスト向きじゃないし。でも、こうも思ったのです。今だからこそ「東北を想う」って漠然としたくくりだけで、浮かび上がってくるものがあるに違いない、とも。だから、出演を快諾してくれた皆さんにはその一点に於いて選曲してください、とお願いしたのです。それが僕の主な仕事でした。 タテタカコの声は天空に届きそうなまっすぐ鋭い祈りでした。高野寛くんは音楽でひかりを描いてくれました。畠山美由紀さんはシンガーである前に人として素晴らしかった。痺れました。ミチロウさんは天国の扉をこじ開けてくれ、CHABOさんはこの時代を生き抜くのに必要なアティテュードを身を削って伝えてくれました。音楽ってすごいなぁ。ミュージシャンって素敵な生き物だなぁ、音楽を聴いたオーディエンスの表情が変わっていくのを集中した意識の中で見つめているのは幸福以外のなにものでもなかったです。 ———————————————— 簡単に書くなら、ひどく心を動かされたのですね。ミュージシャンそれぞれの寡黙だけれど、深い想いに。それを実現させようと働くスタッフの姿に。それを受け取る人々の表情に。 欲とか得ではなく。ただ愛でした。美しかった。 ライヴはその場に居た人のものです。おまけにyoutubeはミュージシャンにとって決して本意ではない映像もあります。それゆえ、逡巡しました。でも、これらの想いを全国に伝えるのもダメホストの役目か、と。なので、今日は寡黙に行きます。彼らが紡いだ音楽の中から、何かを受け取ってくれると嬉しいです。で、もしもぐっと何かが伝わったなら、是非それぞれのライヴに足を運んでください。 ———————————————— 最初に登場してくれたのはタテタカコさん。この歌を歌ってくれました。   続いて高野くん。夕暮れにひかりがさしました。   畠山さん。言葉は不要か、と。   遠藤ミチロウさん。神の声。   CHABOさん。この曲を聴くたびに、「自由に生きる」ことについて考えます。   ——————————— ついしん = かなり私信 石垣島のラジオでオレの新譜が流れてるって、島のヨーコからメールが来た。ちょー嬉しかったぜー。波照間島、今期行けなくてごめんね。近いうちに必ず。

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「blog上地獄アワー、第十回、THE WATERBOYS来日記念プチ特集」

3月30日 日曜日 雨 ぱんぱかぱーん、ぱにゃにゃーん(ジングル)。blog上地獄アワー、十回目のオンエアです。放送2日前倒しアワーです。大半の原稿を某国からの帰国中、wifiが使える某空港で書いたので、内容が新鮮なうちにお届けしたく思ったのです。 —————————- 前回は標高3000メートルからディランの特集をお届けしましたが、愉しんでくれましたか?過去のアーカイヴスへはこのblogの右下からいつでも飛べるようになっています。 今回は某国からの帰りしな、飛行機が激しく遅れているので、空港のラウンジからお届けしております。帰れんのか、オレ? 自分が頑張ってもどうしようもないことは、なるようにしかならないしね。焦ってもしゃーないけど、僕が乗る飛行機が到着すらしていない状況です。でも、「お急ぎのところ、大変ご迷惑おかけしております」的なアナウンスは一切なく、「飛行機来ないのはオレのせいじゃないし」って感じが逆に気持ちいいです。はい。 ————————— まずは僕の曲を聴いてください。もうすぐ盤が完成するというのに、未だ正式なリリース日が決まっていない、スーパーなりゆきレーベル、NO REGRETSからリリースされる山口洋ソロ・アルバム「Songs of Exeperience」。1曲目に収録されている「Don’t Look Back」と2曲目の「愛と希望と忍耐」を。この3年間の想いを音楽に込めたとです。 「Songs of Experience」。経験が僕を音楽へと向かわせてくれます。人々が音楽によって、内包する宇宙に旅をするときのリポビタンDになれば、と願っています。一般発売は4月中旬を目指してます。来月頭からのソロ・ツアー各公演ではみなさんに手にして頂けると思います。 ————————— はてさて。空港に流れている音楽だけで、この待ち合い時間も何だか許せます。この国、好きじゃないことの方が多いんですが、音楽の土壌は芳醇です。たくさんの矛盾をはらんでますから。最高の音楽は良好な環境からだけ生まれてくるのではありません。僕がここで待っている間に流れた音楽を紹介してみようかな。こんなの日本じゃあり得ない。 まず、あまり好きではないタイプの音楽、スティーリー・ダン(すいません)。完璧すぎて好きじゃないんです。でも、さすがだ、と唸らざるを得ない曲も多々あります。じゃ、さっき流れてた「Reelin’ In the Years」。何というか、構築美です。ごいすー。   続いてジミヘン。不滅の人気を誇ります。つって、この曲が空港で流れてるのがシブイ。Jimi Hendrix Experience で「The Wind Cries Mary」。   スティーヴ・アールの「Galway Girl」。わお、今日はGALWAYにまつわる音楽を紹介しようと思ってところです。シンクロニシティー。じゃ、今日は彼のではないヴァージョンを。この曲がどれだけ浸透してるか、映像をご覧になれば分かるか、と。シャロン・シャノンは今日の特集にも関係してる人物ってことで。   —————————————– リクエストにTHE WATERBOYS、それにまつわるアーティストを、とありました。今年フジロックで来日するんです。あまりメディアに取り上げられないと思うんで、紹介しなきゃ。ただし、僕はあくまでも水先案内人。気に入ったら、ディープな道へ入っていくことはみなさんに任せたい。奥の細道への過程は人それぞれで、それこそ音楽の愉しみのひとつですから。なので、今日はプチ特集。彼らの音楽を聴いたことがない人たちに向けて、ちょー代表曲をお届けします。 この番組って、ほんとうに、何というか、営利目的ではないのです。育ててくれた音楽に感謝を込めて、みなさんに(特に若い世代に)紹介したいという気持ちなのです。でも、それがうまく伝わらず揶揄する輩も居ます。だったら、見なきゃいいじゃんって思うんですが、少しうんざりしているもの正直なところです。まぁそういう人たちはほんの一部だと思って、ネガティヴなところにはフォーカスせずにやっていくつもりではいますが。 youtubeというメディアは宣伝にはなりますが、ミュージシャンに実質的な報酬をもたらすことはありません。ですので、もし気に入ったなら、そのアーティストのCDを買ったり、正規に配信されたものを入手することによって、サポートしてくれると嬉しいです。今はネットで音楽が流通する黎明期ですが、できるだけいい環境を作る努力をしたいと思っています。 —————————————— … 続きを読む

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blog上地獄アワー第九回、「BOB DYLAN特集」

3月1日 土曜日 晴れ ぱんぱかぱーん、ぱにゃにゃーん(ジングル)。 blog上地獄アワー、第九回のオンエアです。DJは全力中年、山口洋が担当します。この番組始まって以来、今日は某国の標高3000メートルからネットを通じてお送りしています。原稿は国際線の飛行機の中で仕上げました。時差ボケ、アワー。笑。 まずは特集の前に1曲。 来日中のローリング・ストーンズ。 思うところあって、僕はもうストーンズのライヴには行きませんが、中学に入りたての頃、名盤「BLACK & BLUE」が僕の人生を変えたことは間違いないのです。とても感謝しています。この曲を聴いたのはシリア・ポールさんがDJだった「ポップス・ベストテン」という番組。1回のオンエアで心をすべて持っていかれ、たった2300円のLPを買うのに半年くらいかかったかなぁ。だから、すり切れるまで聴いて、僕の血肉になっていきました。僕が同時代性を意識するのは、いつも時代と共に音楽があったからだと思います。メロディーやグルーヴと共に記憶されていると云うか。イントロを聴いただけで、あの娘とデートした夕暮れとか、あの娘と歩いた海とか、あの娘の横顔とか、あの娘と(もういい!!),,,,,。じゃ、メモリー・モーテル。     —————————————————–   はい。では4月に来日するディランの特集です。 ちょっと前のblogに書きましたが、彼のエージェントなり、レコード会社はかなりの部分で、彼の権利を守っていて、僕がお伝えしたい曲の映像は殆どありませんでした。ある意味、これはマトモな状態だとも云えます。 だから、いつもと角度を変えてみます。僕というパーソナルな存在に、彼がどれだけ影響を及ぼしたか、みたいな。対象はディランのディープなファンと云うより、あまりに膨大なカタログの前でどれを聴いていいのか迷ってるような人に向けてって感じで。 最初に僕を撃ち抜いたのはこの曲。仕方がないのでブートレッグから。65年の演奏(オレ2歳 !)。ギターと歌とハーモニカが描き出す短編映画のような風景。目の前に風景が浮かぶのです。その可能性にむっちゃ高揚したのを覚えています。歌ってすげぇ、みたいな。   オリジナルはセカンドアルバムの「freewheelin」に収録されています。初期の傑作です。この曲にぐっと来たら、是非手に入れてね。ジャケットでディランと彼女のスーズは冬のNYを腕を組んで歩いてるのですが、もちろん、やりましたとも。福岡で。(笑)。     続いて「SHE BELONGS TO ME」。オフィシャル・サイトに歌詞が掲載されているのですが、ソング・ライティングにおいて、いったいオレはどれだけ影響受けたん?って自分で笑ってしまいました。詳細は教えません。感じる人だけ感じとって頂ければ。オリジナルはこれまた名盤「BRINGING IT ALL BACK HOME」に収録されています。 65年、マンチェスターのライヴからどうぞ。     と「BRINGING IT ALL BACK HOME」の収録曲を観ているだけで、ディラン特集という「くくり」がどれだけ無謀なものであるのか、思い知りつつあります。だって、このアルバム1枚だけで、紹介したいと思う曲が↓これだけあるんすよ。それ、無理。でも、せめて3曲だけでも紹介できれば。 Subterranean Homesick Blues … 続きを読む

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blog上地獄アワー第八回、「ドラマー特集」

2月1日 土曜日 晴れ ぱんぱかぱーん、ぱにゃにゃーん(ジングル)。 第八回の放送です。DJは50歳になったキレキレ中年、山口洋です。何故か横浜のフレッシュネス・バーガーでこの原稿を書いています。いとうせいこうさんの「想像ラジオ」みたい。 今回もたっくさんのリクエストをありがとう。何つったって、無報酬。スタッフ、オレだけだし、音楽の伝道師つったって、みんなの反応だけが励みだからね。嬉しいぜ。重ねてさんきゅー、グラシアス。 このところ、スタジオワークで頭を使いすぎているので、なーんも考えたくないのだよ。ロックンロールが素晴らしいのは「腰で考える」ってことなのだね。そんな訳で、今回はバンドのエンジン、そして魂の柱、ドラマーを特集。バンバン行くよー。考えないよー。おーっ。 ————————————————— まずね。特記すべきことなんだけど、HWはなんとメンバー全員がドラマーだったのです。「だった」って、もちろん池畑さんは現役だけど。みんなそれぞれにタイプが違っていて、実に笑えます。魚のドラムは70年代みたいに「イモい」。 サイモン・カークみたい。圭一のは妙にニューウェイヴっぽくてセンスいいけど、リズムが良くない(笑)。そして私のはキレキレだけど、ヘビメタっぽい。全員、残念(笑)。 バンドを観に行くと、僕はほとんどドラムを観てます。だって好きなんだもん。ドラムのつまならいバンドは耐えられません。そしてたいてい、いいシンガーはとってもドラムにうるさい。だって、ドラムがグズだと歌えないもん。踊れないもん。私がいいシンガーかどうかは別にして、ドラムにはうるさいです。だから、池畑さんのように何も云えないお方が叩いてくれてると、私は乗っかるだけなのです。彼がルールなのです。そして波動砲なんです。ほんとうにね、大船に乗ったように、宇宙に連れて行ってくれるとですたい。ドラムはね、是非生で体験してください。それに限るよ。 ————————————————— ヒロシ、話長すぎ。 さて。僕が初めてドラムと云う楽器を意識したのはリンゴ・スターと加藤茶。小学生の頃。叩きたくて、叩きたくて、地元の高校から漏れてくるドラムの音、指をくわえて聴いておりました。 で、リンゴです。この「涙の乗車券」のスネアとタムのタイミングの凄さ、分かりますか?音符化不能。昔のドラマーにはメソッドがないんですね。黎明期ですから。だから、発想がユニーク。みんなオリジナルなんです。今、聴いてもほんとうにすごい。これ、リンゴ以外誰もたたけなーい。       隼斗くんからのリクエスト =「ジョンの魂」のレコードで聞ける 「MOTHER」のリンゴのドラム、ハットの音が凄まじく好きです。= わかるー、わかるぜー。 忘れもしない小学校5年生のとき、福岡のフタタビルで「LET IT BE」を観たのです。痺れました。僕は親父に頼みこんで、LPを買ってもらったのです。とんでもなくすげーバンドだと思いました。そして、ポールとリンゴのリズムセクションって史上最強だと、今でも思うのです。まじめに、ごいすー、ゴイスー。       次。リクエストにも応えつつね。 誰と演奏したいかって、チャーリー・ワッツです。僕が世界で一番好きなフィル・イン、聞いてください。これ、僕が高校2年のときにリリースされた「エモーショナル・レスキュー」から「BOYS GO」。曲の頭のフィル。聞いてね。聞いてね。ぜったいだよ。これが叩きたくて、授業中、ずっと練習してたんです。このフィル、音楽的にもあり得ませんから。何分音符とかじゃないんです。チャーリーが神なのです。あと、サビのキックの連打。あえぎ苦しむチャーリー様の姿が脳裏に浮かんできます。素敵。ノー・グル、ノー・メソッド、ノー・ティーチャー。     僕はこの時代のチャーリーが一番好き。鼻血でるよ。キレキレだよ。チャーリーのことなら一晩中語ってられるよ。クラッシュ・シンバルが微妙にチャイナってところに心を持っていかれます。チャーリーのキックで人生に四分音符、刻まれたい。刻んで、ミー。余談ですけど、チャーリーが白いエナメルの尖った靴をはいてキックを踏んでる映像を観たことがあります。僕がドラマーだったら、ぜったいそうしよう。うん、そうしよう。       さて、続いて。リクエストに応えて、ボンゾ様です。何も云わずにこの8ビートを喰らってください。これ、多分ネブワースだな、これ。ドラム全体にかかったフェイザー。みんな真似して失敗しました。     これ、高校時代に出た彼らのラストアルバムに入ってる曲です。2分6秒あたりのバスドラ、好き。こういうのは全部、授業中に練習して習得しました。ドラムが素晴らしいのは授業中に練習できるってことです。好きなアルバムをはしょることなく全部、脳内で再生しつつドラムの練習をしていると、大嫌いな授業をやり過ごせます。   … 続きを読む

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謹賀新年、blog上地獄アワー第七回。

1月1日 水曜日 晴れ ぱんぱかぱーん。みなさん、あけましておめでとう。今年もどうぞ、よろしく。いい一年にしましょう。僕も50歳になったので、心機一転、暴走中年を目指します。元旦からやることたくさん。 この放送も第七回になりました。新年なので、特別なテーマでやろうとしたのですが、さして何も思い浮かばず。ならば、一年を通して、ふっとみんなが疲れたとき、メゲそうなとき、リクエストにもありましたけど、気持ちがまるくなりそうな曲をランダムに選んでみようかな、と思います。このblogの右下からいつでも過去の放送に飛べるようになっています。 といいつつ、みなさんのリクエストにも流れの中で応えたいと思ってます。 じゃ、新年1曲目はライアン・アダムスがウィスキー・タウン時代に書いた名曲「JACKSONVILLE SKYLINE」を。いい曲だよ。彼が弾くギターも素晴らしいです。頭じゃなくて、心で弾いてる。なかなか居ません。こういう人。   90年代の終わりに彗星のごとく現れ、あっという間に見なくなったNEW RADICALSってバンド、知ってますか?僕にとって、彼(ら)は90年代の星でした。何と云っても曲が素晴らしい。縁あって、ヴォーカルの彼のことを少しだけ知っているのですが、とってもナイーヴな人で、表舞台に立つ性格ではないと、その後プロデューサーに転身し、ロッド・スチュワートのプロデュースなどをやっていました。この曲、サビになるとぐっと気持ちが高まります。正直に告白すると、何度か泣きそうになったことがあります。彼の音楽には心の深いところに触れる力があります。一枚しか出ていないアルバムは名盤なので、気にいったら、手に入れてみてください。ちなみにこのPVはあまり好きじゃないけど。たぶん、彼のコントロールが及ばないところにあったんだね。   カール・ウォリンガー率いるWORLD PARTYのアルバム「Bang!」から「ALL I GAVE」を。彼がWATER BOYSを脱退して作ったのがWORLD PARTY。デビューアルバムの名は「PRIVATE REVOLUTION」。つまり「世界党」による「個人的な革命」。それだけでオッケーでしょ?しばらく体調を崩してたのですが、どうやら元気になったみたいで嬉しいです。一緒に音楽やる日まで元気で居てくれないと困ります。頼むよ、カール。   さ。JAZZ BUTCHERです。知ってますか? デヴィット・Jが在籍してたバンドです。80年代、僕らはかなり影響を受けました。イギリスのジョナサン・リッチマンっつーか、この人を喰ったヘナヘナさと、妙に硬派なところが絶妙な魅力っす。   マーク・ベノです。「僕らがやらなきゃいけないすべてのことは、心から話すことだ」と歌ってらっしゃいます。オール・シーズン染みます。この素晴らしいギターはエド・ジェシ・ディヴィス。名盤「雑魚」も合わせてどうぞ。   馬年なので、リクエストに応えて、強引にクレイジー・ホースを。アルバム「ZUMA」の1曲目。この曲大好きです。しかし、いつ観ても素晴らしいバンド。これがバンド。入りたい。   じゃ、ここからはリクエストに応えて、ランニングに適した曲をいくつか。LSD(ロング・スロー・ディスタンス = 長い距離、時間をかけてゆっくり走る)の出だしにこの曲はどうですか? クラウデッド・ハウスに在籍していたフィン・ブラザースの名曲、「WON’T GIVE IN」を。僕はティム・フィンその人に会ったことがあります。いろんな楽器をこなす職人肌の素晴らしいミュージシャンです。   気持ちよく走りたい日はこれでどうだー? 最近、再結成したTHE REPLACEMENTS の 「WHEN IT BEGAN」。   … 続きを読む

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blog上、地獄アワー第六回「OUTSIDERS」

12月1日 日曜日 晴れ ぱんぱかぱーん。blog上で復活した地獄アワー。今日は第6回。2013年、最後の放送です。音楽を愛するみなさんの心の提供で、不良中年、山口洋がお届けします。 この番組は毎月1日にお送りします。分かりやすくて、いーでしょ?つまり次の放送はなんと、元旦ってことです。この番組をやるには結構労力使う(何せ、ディレクターもリサーチャーも何もかも一人でやってますから)ので、反応少ないと、イジけてすぐに放送休止しますから、ヨロシクね。 もうひとつ。この番組で気に入った音楽を見つけたら、是非アルバムを買ってアーティストを支えてください。you tubeって宣伝にはなるけど、ミュージシャンには一文も還元されませんから。僕も心が痛いんです。よろしくね。 じゃ、今日もまずは1曲。大好きなんだ。カーティス・メイフィールドで Tripping Out。   久しぶりに聴いたら、きゅんきゅんして、もっと聴きたくなってしまったので、もう1曲。って、いつか特集しなきゃね、カーティス。じゃ、You Are You Are。     ——————————– はい。今日は本物のアウトサイダーたちをお届けします。この時代を生き抜くヒントをたっくさん持ってる人たちだからです。唯一無二、ワン・アンド・オンリー。我が道を往き、他の追随を許さない。逆風の中を自分の意志で生きてきた人たちです。 まずはクリス・レアから。 この国じゃ、AORの人みたいなカテゴライズされてますし、「あー、知ってる。クリスマスの歌、歌う人でしょ?」みたいな。ムキーーーーーーーーーーーーっ。ち・が・い・ま・す。彼は本物のミュージシャンで、アウトサイダーです。いつかぜったい、特集する。今日は1曲しか紹介できないけど、このスライドのこすり具合とか、ストラトの塗装のはげ具合とか、ダミ声具合とか、タイトルの凄さから、クリスの深みにはまってください。タイトルすごいよ。Road to HELL ! 年末地獄へれっつらごー。       次は、もう、何と云っていいか。僕に多大なる影響を与えてくれた故ウォーレン・ジヴォンです。 アウトサイドを歩くこと、音楽を続けること、群れないこと、その中で表現を続けること、エトセトラ。作家のハンター・S・トンプソン、ヘンリー・ミラーと並んで僕の恩人です。曲を聴いて、ぴーんときた人は彼のアンソロジー(2枚組のアルバム)をおすすめします。生きる姿勢が音楽に歌詞に、見事に反映されています。クリント・イーストウッドからハンター・トンプソンまで、アンソロジーのライナーで彼に言葉を寄せているんだけれど、どれだけの人間に影響を与えたかってことがよーく分かります。いつか特集しなきゃなぁ。   彼の死の直前、最後のアルバムのレコーディング。ブルース・スプリングティーンが飛行機で駆けつけ、火を吹くような(ちょっとダサい)ギター・ソロを弾くの図。ウォーレンはもう声を出すのも辛そうなんだけど、友情ってこういうことだろっ。涙。       さて。続いて、スティーヴ・アール。 僕が丁寧に紹介するのではなく、みなさんのアンテナに引っかかったら、みなさんが聞き進めていくのがいいと思うんです。だから、今日はカタログ的に進めていきます。 スティーヴ・アールの中でも今日は「ほんわか」した部分を。シャロン・シャノンと共演している「GALWAY GIRL」。ちなみにこの映像のスティーヴ・アール以外の人たち全員とわたくすは演奏したことあります。繋がってるんだに。       … 続きを読む

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復活blog上地獄アワー、第五回。

11月10日 日曜日 曇り ぱんぱかぱーん。みなさん、こんにちは。 blog上で復活した地獄アワー。音楽を愛するみなさんの心の提供で、山口洋がお届けします。 これからは月イチくらいのペースで続けていこうと思います。反応が少ないとイジけて、すぐに放送休止しますので、気をつけてくださいね。笑。 じゃ、1曲聴いてください。今日は良質なソングライター、そしてギタリスト、ジェームス・マクマトリーです。最近はアメリカのいいところを挙げる方が僕にとって難しいことなのですが、彼の曲がとつぜんラジオから流れてきたりすると、懐が深いなぁ、と思ったりもします。どうしてって、聴けば分かるぜベイビー。じゃ、曲は「Levelland」   おー。ひさしぶりに聴いたら、僕が盛り上がってしまいました。こういうときは流れに逆らわずもう1曲ジェームス・マクマトリー。昔スタジオから生放送でやっていたときも、たくさんのアルバムを持っていって、その日の流れで曲を選んでいました。しっかりとしたプロットがあるよりも、スポンテニアスな方が僕には向いています。 底辺にあえぐ人たちの現実と夢を描く。それはある種のソングライターの役割だと思います。彼とはデビュー年が一緒なんです。会ったことはないけど、ずっと同じ時代を生きる同業者として意識してきました。じゃ、もう1曲。これは90年のデビュー盤から。リズムトラックがいいと思ったあなたはいい耳してます。このアルバムはジョン・メレンキャンプのプロデュースで、ドラムはケニー・アーノフなのですよ。じゃ、ジェームス・マクマトリーで「Painting By Numbers」。この番組、いい曲かかるなー。自画自賛。 ———————————————– さて。 今日の特集はリクエストの中から選んだテーマ「ジャズ特集」です。まったくの門外漢です。詳しくないです。でもジャズ、好きなんです。家ではずーーーーーっつとジャズが流れてる。っていうか、ジャズしか聴いてないかも。もちろんマイルスもコルトレーンも大好きです。でも、語れるほどに何を知っている訳でもない。僕が紹介するとマイルス好きに「お前に何が分かるんじゃー」とボコボコにされそうなので、ほんとうに疲れているとき(音楽も聴きたくないようなとき)に聴いている(流れっぱなしになっていて僕を癒してくれる)曲をいくつか紹介したいと思います。ほんとうに音楽って薬かって思うときあるっすよ。 これらの曲を聴きながら、良く「寝落ち」してます。黄色いリクライニング・チェアーの上で、よだれとか涙とか、謎の液体と共に。シングル・モルトのウイスキーをあわせて飲むと、効果倍増。おすすめのウイスキーですか?「PADDY」です。たまーに日本でも見かけます。ぜんぜん高くないですよ。是非。土の味がします。 ところで、僕がジャズの中で一番好きな楽器って何だと思います? ベースです。部屋のスピーカーとアンプはフラットな状態でウッド・ベースの音がふくよかに、たおやかに聴こえるようセットアップされています。一番好きなベーシストはチャーリー・ヘイデン。僕が女だったら、彼に弾いて欲しいです(すいません)。彼のベースを聴いてるだけで眠れます。つーか、彼のベースは聴いたらすぐに分かります。自らを無駄に主張しないし、rootを出すというほんとうの役割と責任を彼は知っていると思います。それに、音楽への愛。溢れるほどの愛を感じるのです。 彼の音楽を聴いたことがないって人にはこのアルバムをお勧めします。ほぼ家族でルーツ・ミュージックを奏でてるのですが、もう何ちゅーか、その、うううっ。嗚咽。聴けば分かるさー(沖縄風に)。ん?待てよ、これはジャズなのか?まぁ、いっか。素晴らしい音楽なんだから。 じゃ、このアルバムの中からチャーリー・ヘイデンが歌う「Oh Shenandoah」を聴いてください。     ね。彼の歌がまた素晴らしいでしょ?悲恋の歌。この曲のギターはパット・メセニーなのですが、随分前にNYで彼のコンサートに行って、2曲目で睡魔に襲われて爆睡しました。以来、まったく興味がなかったのですが、このギターを聴いて考えを改めました。きっと彼も変わったし、僕も変わったんですね。 それではチャーリー・ヘイデン繋がりで、キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン、名盤「ジャスミン」 から「For all we know」を     このアルバムを含め、チャーリー関連のもの、キース・ジャレットのいくつかのアルバム。CDプレイヤーの近くにいつも置いてあって、いつでもかけられるようにしてあります。じゃ、ここでかの「Danny boy」を。こんな風にピアノが弾けたらな、と思うことあります。       ジャズ特集というより、キース・ジャレットとチャーリー・ヘイデン特集みたいになってきましたが、好きなので許してね。確かに家で癒されてるんだもん。次もキース・ジャレットの日本での演奏から。ガーシュインの「 I Loves You Porgy」。ほんとうにこの曲、好きなんです。唸りながら、演奏するのがキース・ジャレットの嫌いなところなんですけど、音楽に集中してるときはほんとうに素晴らしい。   … 続きを読む

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限定復活、地獄アワー最終回

11月1日 金曜日 晴れ みなさん、こんにちは。限定復活地獄アワー、山口洋がお届けするblog上の架空番組。今日は最終回です。ルー・リードの(敢えて書かせてください)現在までをお届けします。今回はこの放送、山形に向かう車の中でお届けしています。今回はスタッフが運転してくれているのです。移動地獄アワー、常に100キロオーバー。ちょっと酔って気持ち悪いぜ。みんみ、みん、みー。(意味不明) さぁ、1曲目は今日の気分に合わせてボビー・ウーマックを。この曲はイントロが二段ロケットみたいになっていて、二段目に点火したとき、今日と云う一日が確実に新しく見えてくるのじゃ。みんなの週末が愛に満ちたものでありますように。じゃ「Daylight」、点火っ。 この音源。どうやらアナログ盤を録音したみたいですね。アナログのノイズは心地よいものです。デジタルのは耐えられないけど。 さて。ルーです。1986年にリリースされた「MISTRIAL」。   賛否両論のアルバムですが、佳曲もあります。最後に収録されている「TELL IT TO YOUR HEART」。聴いていると、ほんとうに冬のNYの摩天楼と恋人たちが見えてきます。こういうリリカルな世界もまた彼の魅力のひとつです。僕の好きなマンハッタンは確かにこんな感じ。   行ったことがある人も、そうでない人も、あなたのマンハッタン見えたっしょ?押し売り禁止。それぞれのマンハッタンが見えたところで、1989年リリースの「NEW YORK」。     彼が生涯演奏し続けた名曲「DIRTY BLVD」を比較的近年の演奏で聴いてください。     「NEW YORK」には1989年のNY、そしてアメリカが確実にロックンロール・ファンタジーとして記録されています。時事ネタ以外は圧倒的な普遍性を保っています。「アウトサイダーを目指す若人のためのちょっと危険な地球の歩き方」としても有効です。いや、ほんとうに。 さて、続いては1996年リリースの「SET THE TWILIGHT REELING」。 「夕暮れに釣り竿を収める/(ちょー意訳) by オレ」という詩的なタイトルにまずはぐっときたのです。それってLIFEに対する彼なりのメタファーなんだろうな、と。そして「NYC MAN」。「お前は果たしてTOKYO CITY MANなのか」と云うメッセージをギンギラギンに受け取り、すぐに僕は「TOKYO CITY MAN」というアンサーソングを勝手に書き、同名のアルバムを創りました。某ソニーをクビになり、事務所は自分で辞めました。そのとき、僕はレコード会社とも音楽事務所とも契約をしておらず、いわば「ただの人」だったのです。そんな時にルーがもたらしてくれた表現へのモチベーションは多大でした。大事なのは契約ではなく、自分が何をやりたいのか、それだけなのです。それが強固で、なおかつ常軌を逸するくらい何かが傑出していれば、必ず道は拓けます。僕は独り、マルチトラックのテープを抱えてロンドンに渡り、ミックスを終え、横尾忠則さんがジャケットを描いてくれアルバムが完成したとき。ひとつの表現はここまで他人を突き動かすのだ、と驚きました。何というか、ほんとうに感謝しかありません。 蛇足ですが、このアルバムに収録されている「TRADE IN」と云う曲。訳すると「オレを下取りしてくれ」。なんてリリカル。今も昔もこれからも下取りしてくれ、オレのLIFE。   じゃ、「NYC MAN」を近年の演奏で。   … 続きを読む

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限定復活、地獄アワー第三回

10月31日 木曜日 晴れ みなさん、こんにちは。限定復活地獄アワー、山口洋がお届けするblog上の架空番組。今日は第三回。敬愛するルー・リードのソロキャリア中盤までをお届けします。番組、みんな愉しんでくれてるみたいで嬉しいです。 今日の1曲目は大病と共生しながら、最近新譜「CRIMSON /RED」をリリースしたばかりのPREFAB SPROUT。この曲からスタートです。日曜日の起きぬけに聴いたりすると、いい一日が始められるかもよ。じゃあ、「COWBOY DREAMS」。   さぁ、ルーです。1983年にリリースされた「LEGENDARY HEART」。僕はこのアルバムをリアルタイムで(大学2年)聴いていましたが、な、なんと、30年も前のことなんですね(遠い目)。   僕はこのアルバムが一番好きです。「明かりを消してくれ」とか「仕事の話は止めてくれ」とか、日常の他愛のない風景が描かれます。大作はなく、料理で云うなら気の利いた小鉢が10個並んでるような感じ。ルーが描く日常(フツーの人にとっては非日常かもしれないけど)の短編集。おそらく人生で一番再生したアルバムです。ロバート・クワイン、フェルナンド・サンダース、フレッド・マー。ルー・リードバンド史上、オレ的に最強。1992年に「陽はまた昇る」を創るにあたって、僕らはこのアルバムを目標にしました。目指したのは「日常の中にある永遠」。 じゃあ、1曲目に収録されている表題曲を。   ちなみにこの黄金期のメンバーでのライヴ「A NIGHT WITH LOU REED」は youtubeで全編に渡って観ることができます。1983年NYのボトムラインでの演奏です。客席にはウォーホールの姿もあります。僕らはこの映像を血肉にして、ほんとうに裏返るまで演奏しました。未だに曲順通りにすべての曲を演奏することができます。たぶん。このライヴの中には僕がロックンロールに求めてきた「すべて」があります。時間のあるときに、是非観てください。でもって、この作品はDVD化されているので、ぐっと来たなら、是非、一家に一枚「「A NIGHT WITH LOU REED」。   ここで寄り道です。ルーの課外活動。 「三文オペラ」のクルト・ワイルをカヴァーしています。これがね、素晴らしい。このギターソロはルーが弾いていますが、僕的には3本の指に入るソロです。 ———————————— オレ的三大ギターソロ 1. DOWN TOWN TRAIN / TOM WAITS におけるロバート・クワインのソロ 2. SWEET HEART LIKE YOU / BOB … 続きを読む

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限定復活、地獄アワー第二回

10月30日 水曜日 晴れ ハロー。限定復活地獄アワー、山口洋がお届けするblog上の架空番組。今日は第二回。敬愛するルー・リードのソロキャリア前半をお届けします。 まずは一曲、ロニー・レインの「Roll on babe」を聞いてください。この曲が車のipodからシャッフルで流れると空気が変わるんです。「おーい、何を急いでるんだい?」。ロニーは僕にとって、いつもそういう人です。スリムチャンス(彼のバンド)に入りたかったなぁ。世界中どこで流れてもロニーの空気に変わります。今、この世界に必要なものはロニーの空気感じゃないかなぁ。人を信じる力じゃないかなぁ。じゃ、この曲で日々や仕事の疲れやストレスを取ってくれるとうれしーです。     はい。ロニーでした。ゆるみましたか? まずはお願いから。 もしこの番組でルーを好きになったら、アルバムを買って聞いてください。そしたら、多分響いてくるものがyoutubeとは違うと思います。僕らもね、若い時分、LPを買えないので、ラジオで育ててもらいました。カセットテープに(DJの喋りをcutして)たくさん録音して、血肉になりました。でもね、気に入ったら、自分のお金で買いました。それってとても大切なことだと思うんです。 じゃ、ルーに戻ります。 1972年にリリースされた彼のソロ2作目「TRANSFORMER」。このジャケットに見覚えのある人も多いでしょう。 プロデューサーにDAVID BOWIEを迎え、並々ならぬ決意が音楽に込められています。一昨日、お届けした名曲「WALK ON THE WILD SIDE」はこのアルバムに収録されています。 20年くらい前。(僕が居候を繰り返していた)当時のNYには、毎夕方、この曲が流れるラジオ局がありました。まるでリトマス試験紙のように、この曲を聴くことで自分の一日を振り返るのです。「街と音楽」のあり方に深い感銘を受けました。この事にインスパイアされて、僕が書いたのが「TOKYO CITY HIERARCHY」です。この曲は「WALK ON THE WILD SIDE」の短編映画のような手法(登場人物5人)と、AL KOOPERの「NEW YORK CITY, YOU’RE A WOMAN」が転調を繰り返すことで摩天楼を表現した手法。このふたつのアイデアを織り込んでいます。 では、ルーと同じくらい見事にNYを描く、AL KOOPERの「NEW YORK CITY, YOU’RE A WOMAN」。   そして僕が1996年にリリースした「TOKYO … 続きを読む

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